「あ…雪…」  
 
息の荒い僕を余所にザクロは窓の外をみた  
興味が無くなったとばかりに、シュルリとマフラーを僕の下腹部から抜き取る  
その擦れる感覚にまだ敏感だったため思わず「うっ」とうめき声をあげてしまった  
先程までの余韻を楽しんでいた僕は、下半身に流れる急な寒気に現実に引き戻される  
窓から視線を戻すとザクロは僕に「きもぃ」と一瞥  
さっきまでの小悪魔的な表情から一変し、見下すような、そして圧倒的な立場の差を思い知らされる  
 
「気持ち良かったぁ?」  
にこりと小悪魔的な笑み、今の自分の格好を忘れて思わず可愛いと思ってしまった  
 
 
僕は上は「ハーレム」と描かれたトレーナー、下半身は裸だった、そしてだらしなくうなだれる自身  
 
笑みを浮かべるザクロの視線と直接的な物言いに、微かに残っていた羞恥心が僕の顔を逸らす  
少し驚いた表情を浮かべて  
「へぇ〜恥ずかしいんだぁ〜?こーゆーのが好きだったと思ったんだけどなぁ」  
とややがっかりした様子  
 
 
わずかな静寂、ザクロの視線を痛いほど感じる  
 
と、先程までうなだれていた僕自身がまた…  
「あはっ!またた勃ってるぅ」  
それを見て嬉しそうに屈みこむザクロ  
ふわっと香る、ザクロの匂いにさらに強く反応する僕自身はさらにキリキリと鎌首をもたげる  
と急にザクロが耳元で  
「また…してほしい…んでしょ…?」  
耳に掛かる吐息と首筋の匂いに思わず手を下に持っていきたくなるが、それはザクロに禁止されている  
はぁはぁと息を荒げているとザクロは急に立ち上がり、クルリと後ろを向いた  
すぐ目の前に、目線の先にミニスカートと健康的なやや細目の脚がある  
スカートに手をいれ腰をもぞもぞさせた  
スカートがめくれて形の良いお尻を包み、張りつく薄い紫の下着が僅かに見え、さらにぴっちりと閉じた脚の隙間から向こう側が見えた  
そして下着にかけた手を一気に膝までおろし、右脚から抜き取る  
左膝に丸まっているパンツがいやらしくみえる  
左足を挙げするりと履いていたパンツを手にする  
ギリギリ脚の付け根とオシリのふくらみがみえた、頭を屈めればよかったと少し後悔した  
 
 
パンツを伸ばしながら前を向くと  
「続きは自分でしてね」  
と笑顔でまだ暖かい下着を僕ね顔に投げ付けた  
 
鼻の奥、脳の底を痺れさせるような、本能を揺さ振る匂い  
それを身体いっぱいに吸い込む僕に満足気な笑みを浮かべる、髪を掻き上げながら  
「今日は部活で汗かいちゃった…替えの下着も忘れちゃったから…ごめんね」  
微かに悪りびれる様子を見せるが、きっとそうは思っていないだろう  
しかし僕自身はそれどころではなく、とりあえずはぁはぁと呼吸いや、酸素よりも匂いを肺に入れる  
と、我慢汁どころかまたすぐ射精しそうになる  
そして顔から剥がしマジマジとザクロのパンツを眺めた  
先程まで嗅いでいたクロッチの部分をみると僅かに光る粘液を見つけた  
「…ぬ、濡れてる…?」  
思わずそう呟いてしまった  
にやにやと余裕の笑みを浮かべて見下ろしていたザクロは顔を真っ赤にし、  
「か、返しなさいよッ!」と僕の手から引ったくる  
 
「な、何考えてるの!ほっんとに最低!忘れなさい!」  
と怒った表情も素敵だと思ってしまった  
 
「…もうこんな時間…帰るわ…いーい?いつもの忘れないのよ?何でこんな奴のためなんかに…くっ、勘違いしないでよね!」  
 
バーンとドアを開けいつものように去っていく…残念なことをした…俺のバカ  
 
しかしなぜ怒ったのかどこで地雷を踏んだか相変わらず解らない、いやどうでもいいか  
今日はさっきの匂いを忘れないうちしよう…  
そしていつもよりヤラシイ匂いがしたのを思い出す  
 
僕がザクロに触ることは許されていない、いや特に決まっている訳ではないが  
わざわざ要らぬ好奇心で今の関係を壊したくはない  
なぜ、何時、どういうフラグが立ったのかわからないが、こうやって僕は毎日ザクロに射精とオナニーを強要されている…  
 
そしてしばらくして僕は床を拭きながらいつもこう思う…  
 
 
 
ふぅ…もういつどうなってもいいや…と  
 
 
 
 
 
 
パイタソ(*´Д`*)シコシコシコシコシコ  
 

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