14歳になったハレが、ジャングルに戻っていた時のある日のこと、
またグゥのせいで、保険医と体を入れ替えられてしまう。
結局、翌朝には前と同じように元に戻れたハレだったが、
学校へ行くと、女たちが集まりってなにやら話をしている。
「全く、ハレがあそこまでやるとは思わなかったわよ…」
「今度と言う今度は…」
以前の記憶が甦り、いやな予感がするハレ。
なんとかその場をそっと去ろうとしたが、
「アーー、ハレ!」
やはり逃げられなかった。
「あ、あの、皆さん…ど、どうしたんすか。こんな朝早く」
睨みつけるレベッカ、ラヴェンナ、アディを始めとした、
村の女の人たちに引きつった愛想笑いをするしかないハレ。
「とぼけてんじゃないの! 昨日みんなにワイセツ行為したでしょ!」
レベッカは、また前と同じことを言っている。
いや、違う! スカートめくったんじゃなく?…ワイセツ行為っっっっ!?
それに睨み付けてる顔は、前よりはるかにきつい。
怒りの強さは、この前とは比べ物にならない。
「何度もいやらしく尻なでられた!」 これはラヴェンナ。
「ブラに手を突っ込まれ胸揉まれたぁ」 これはアディ。
「……………………………」 これは今回初参加のラーヤ。
「えええええええええ!」
保険医ぃぃぃい! あいつぅぅ! 一度ならず二度までも!
怒りが込み上げるハレ。だが、今はとにかくこの場を何とかする方が先決だ。
「いや、あの、ソレ、オレじゃないんですよ。話せば長くなるけど…」
「フフン! ハレ」
言葉を途中で遮るレベッカ。彼女の声は優しく口元には笑みがあるが、
目は笑っていない。
「どうやら、相当溜まってるようね。だったらもう二度と勃たなくなるぐらい、
出させてあげましょうか! 女を舐めるとどうなるか教えてあげるわ!
覚悟、できてんでしょうね!」
前よりは大きくなっているハレだが、
ジャングルで育った女達の力も並ではないし、集団でこれらてはたまらない。
人気の無い裏の方へ連れて行かれ、濡れ衣ではあるが、
気持ちよくも苦しい女達の復讐が、ハレを待っていた。