「グゥ、晩飯何が良い?」  
 いつものように、ハレがグゥにリクエストを聞くと  
「コンドーム」  
「はぁ?」  
 ハレは、鳩が豆鉄砲喰らったような顔をした。  
「いやいや、誠一が欲しいらしくてな。」  
「え?なんで誠一さんが・・・まさか・・・」  
「察しが良いな。さすがハレ。」  
 ―確か、母さんのが枕の下に堂々とおいてあったけど・・・  
「ほう、枕の下か。」  
 ハレはグゥが思考を読めることを思い出した。  
「ちょっとまて!」  
「問題ない。二人は激しく愛し合っている。さすがに何ヶ月も二人きりでいるとそうならない方が不思議だ。」  
「そう言う問題じゃないんだけど・・・」  
 ―でも、あの二人がかぁ。ちょっと興味あるかも。って、ヤベッ!  
「ハレも興味を持っているではないか。決まりだ。さっさともってこい。」  
 下手なことは考えない方が良いと、改めて思った(グゥが何故思考を読めるかはあえて気にしない)  
「ったく、でもあの二人は確か18才だし、問題ないよな。」  
 面倒事は嫌だったので、あっさり妥協してしまった。  
 
 

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