今日もジャングルに雨が降る。  
ハレは雨が嫌いだった。学校に行くだけでずぶぬれになるし、放課後の楽しみの外遊びができなくなる。  
中でも一番嫌な事が機嫌の悪いウェダと一緒に過ごす事だった。  
普段ウェダは狩りに行ったり村の集まりに顔を出したりするのだが、雨だとそれもままならない。  
なのでハレはいきなりゲームの電源を消されたりポクテを投げつけられたりいい事がない。  
ハレは授業中も家に帰った後の事を考えてため息をついた。  
今日最後の授業が終わり帰り支度を始めたハレにトポステとグプタが話しかけてきた。  
「ハレ〜、グプタが新しいゲーム買ったやて〜」「うそっ!」  
「家で集合やけどハレも行かへん?」  
「う〜ん、実は母さんにバナナの皮むき頼まれてるんだよね」  
「ウェダはどうしたん?」  
「多分家で寝てるんじゃないかな…」  
「うぁ…」  
あの女…三人とも軽くヘコむ。  
「また今度誘ってよ」「ほんなら〜」  
かなり損した気分だけど家の用事だししょうがないと思うことにし雨に濡れながらハレは急いで家に帰った。  
 
家に着くと予想に反して誰もいないのか、音がしない。  
ウェダはどこにいったのかとハレは視線を巡らせる。家にはいないようなのでシャワーを浴びることにする。ずぶぬれのままでは風邪をひくし、何よりこのままで気持ち悪い。  
風呂場に行き服を脱ぐ。カゴに投げ入れるが濡れたシャツが横にそれてしまい、床に落ちる。  
拾う時にハレはカゴの中に黒い布を見つけた。ふと気になって引っ張るとウェダの下着が出てきたのである。  
ハレは驚きあわて、それを隠そうとしたがそれと同時にある種の興味が湧いてきた。  
『落ち着けオレ!大体、下着なんか放っておく母さんの方が悪い。そうに決まってる!』  
何とも自分に都合の良い解釈ではあるが、ともかくハレはそれを調べてみることにした。  
『こんな小さい布だけで母さんのお尻を包み込むんだ…』  
するとハレは最も奥の所に目が行った。興味とスリルが交ざり合い頭がゆだってくる。  
ハレはふと匂いをかいでみたい衝動にかられた。おそるおそる鼻を近づけてみる。  
甘い果実の匂い、それがハレの脳に届く頃にはまたも頭がゆだってしまった。  
イケナイ薬のようにハレの心を誘い、ハレは鼻を下着に押し付けて匂いを堪能していた。  
その時、風呂場のドアが急に開いた。  
ハレの時が、身体が、全てが凍りついた。  
 
マリィはハレの家に向かっていた。よく焼けたパイと一緒に。  
『お兄ちゃんはぐっすり寝てるし、起こしちゃうのもね♪』  
ハレと一緒に食べる光景を思い浮かべていい気分のまま傘をさしながら歩きだした。  
 
「ハレハレ〜パイ作ったの〜!一緒に食べない〜?」  
どうやら返事は無いようなのでどこか出かけたのかも知れない。  
『そう言えばハレハレはトポステに誘われてたな…』  
放課後の事を思い出して一旦家に帰ろうとした時、微かにシャワーの音が聞こえた。  
「ハレハレ〜お風呂はいってるの〜」  
反応がない。マリィはおどけて  
「一緒にはいってあげようか〜背中もあらってあげるから〜」  
またもや反応がなくマリィは心配になって風呂場のドアを開けた。  
 
ハレは入ってきた人物がマリィだということに少しホッとしていた『母さんはもちろんだけどグゥなんかに見られるよりはマシかも…』  
ちなみにグゥはお腹が痛いということで学校も行かずにベッドで寝ている。  
とりあえずマリィをこの場に置いておけないと思いすばやく  
「あっ、マリィ〜よく来たね!冷蔵庫からジュース取ってくるから椅子にでも座っ…」  
声が上擦ってしまうがかまわずマリィをそこから外に出そうとする。さりげなくウェダのパンティをポケットにしまいながら。  
だがそれは意外なほどの力で拒まれた。  
「ハレは…ハレはウェダに…恋してるの?」  
「マ、マリィ!何わけの分からない事を…うむっ!」  
それ以上ハレはしゃべることが出来なかった。マリィの唇がハレのそれをふさいだからだ。  
軽く触れるくらいにしか思えなかったがハレには重い衝撃が走った。いつものウェダにしてもらうお出かけのキスなど比べ物にならない程の。  
ハレはマリィの唇の感触に震えていた。柔らかさが自分の唇を通して伝わってくる。  
二人はややあって唇を離した。  
ハレはマリィの目尻に大きな雫を見つけた。それを自分の指先でぬぐってやる。  
ハレはマリィの様子がおかしいと思った、普段はこんな行動に走る訳がない。  
すぐにハレはただ一つの元凶に思い立った。  
こんな悪趣味な事を思いつくのは一人しかいない。  
『グゥ!』  
ハレは心の底からグゥを恨んだ。  
 
『ほぅ、何だ?色男』  
『助けてくれ!この状況わかるだろ?』  
『何をいう、グゥは今日頭が痛いんだ』  
『腹が痛いんじゃなかったのかよ!』  
『あぁ…間違えた』  
『仮病なのかよ…それはどうでもいいから!助けてくれよ!』  
『ならイイコトを教えてやろう、ハレ。実はウェダは今日帰ってこないのだ。レベッカの家で村の集まりとな』  
『なんだって!』  
『幸運を祈る、ハレ』  
いつもの笑いが聞こえてから、グゥの声が消えた。  
まさに絶体絶命。  
 
「今度はハレから…ね?」  
マリィが唇を近づけてくる。  
ハレの中で葛藤が続く。  
「ハレ…お願い」  
最後にはマリィへの想いが倫理心を退けた。  
今度は自分からマリィの頭を手で支え、自分の眼前に持っていき、自分から唇をマリィの唇に押しつけた。  
もう痺れや衝撃は感じなかった。  
マリィの吐息が頬にかかる。マリィも同じように感じてるのかも知れない、ハレはそう思いマリィの唇を貪っていた。  
ふとどちらともなく唇を離した。お互いのそれから唾液が糸を引いていたが、それに気付かず息も荒く見つめあっていた。  
「ハレ―」  
「ん?」  
「あたしのムネ、触ってくれる?」  
「えっ、え?」  
ハレの心臓が一段と跳ねた。  
 
ゆらめくハレの瞳はマリィのそれを捕えた。それは快感を意識している頭とは違いゆるぎない意思を感じさせた。「マリィ…」  
ハレが何か言おうとした時、マリィはハレの手を自分の胸に押し当てている。「いい…の?」  
「うん、ハレだったら…いいよ」その一言がハレに覚悟を決めさせた。  
ハレは右の手で優しく服の上からマリィのふくらみを触った。  
小さいとはいえ形のいいふくらみが姿を見せる。  
マリィが少し顔を反らす。  
「マリィ?」「いいの…続けて」「キモチいい…だけだから」  
どうやら感度もいいようだ。  
続けて左手も参加して柔らかい感触を楽しむ。  
ふとマリィがハレの手を止めた。「今度は、直接…触ってほしい」  
ハレはそれに応え、マリィのワンピースをずりあげていく。  
そして双丘が目に入る。  
ハレの高鳴りはもう収められられなくなっていた。  
双丘は服の上から触ったときと同じで、そしてその上に小さい苺の様な乳首が乗っていた。  
 
ハレは堪えきれずマリィの乳首を口に含んだ。  
軽く舌で踊らせてみる。  
マリィの荒い息遣いが身体を通して伝わってくる。  
「うぁっ…あっ…はぁっ」  
マリィは顔を軽く歪めながらも快感に耐えている。  
その表情にハレの心が刺激され、ハレは少しイタズラをしてみたくなる。  
「マリィ――」「え?」  
「ここ、触って、いい?」  
「え、ちょ―ひゃうん!」  
返事を聞く前にハレはパンツの上からから女の子の"大事なトコロ"をなぞっていた。  
とは言ってもハレはそんな知識経験があるはずもなく尿道口の辺りをいじくりだしてみる。  
「だぁめ…ハレ…そこはぁ…ちが…んふっ」  
ハレが口を止める。  
するとマリィがハレの手をとって出っ張りの方にすりよせてきた。  
「マリィ!?」  
「あたしぃ、見たんだ…お兄ちゃんの持ってる本に、載ってて…」  
「ここのぉ、出っ張りと真ん中の穴が触るとぉ、キモチいいって…」  
「うん、分かった」  
ハレは再び指と口の動きを開始した。  
舌、指の全てがマリィを導いていく。  
マリィの高なりが手に取るようにわかる。  
ついにその時が訪れ、  
「はぁっ…あぁっ…ふぁ…ふぁぁぁつっ!!」  
マリィは大きく身体を反らせた。軽く痙攣しているのが見える。  
 
どうやらマリィはイったようで、浴室の床に息も荒く伏せている。  
これでマリィも満足しただろうとハレも思いマリィを起こそうと近づくと、マリィに腕を掴まれ、逆に床に寝かされるカタチになる。  
「今度はハレの番ね」  
ハレのズボンを下ろし、ペニスの先に軽く口をつけた。  
興奮で元々固さを帯びていたそれが一段と大きくなる。  
マリィの小さい口にすっぽりと傘の部分までおさまった。  
エラの根元を刺激し、同時に尿道を舌でえぐる。  
棹の部分をくわえたかと思えば裏の筋を舐める。  
ハレはマリィのテクニックに驚いた。  
「マリィ…?そんなのどこで…」「これも、お兄ちゃんの本にね」  
「いっぱいバナナで練習したんだから…ハレのために」  
マリィはやっぱり可愛いと思う、世界中の誰より。  
キモチよくなって身体が震えてきた。  
「マリィ…なんか出そう」  
ハレはマリィに告げた。  
すると何故かマリィは口をペニスから離した。  
「何するのさ、マリィ」  
するとマリィは慌てて  
「ハレ、そこから出てくるのは赤ちゃんの素なんだよ」  
「そうなの?」  
 
「飲んだら赤ちゃんできちゃう」  
「だからね…」  
マリィはワンピースのスカートの部分をまくり、パンツをおろした。さっき自分が触っていたところがあらわになる。  
「ココに…入れるの」  
マリィは腰を落とし、ハレのペニスに狙いを定めた。  
ハレの先端で入り口をこする。  
たまらずハレも声が漏れる。  
「いく…よ…かはっ!」  
そして一気にマリィを貫いた。  
結合部からは血が流れてくる。  
マリィは大粒の涙を目にためていた。  
ハレは上体を起こしてマリィにキスをした。  
マリィはハレの背に腕を回し、ハレもそれに応え二人は固く抱き合った。  
「そろそろ、動くね」  
「うん…いいの?」  
「なんとか…痛みも鈍くなってきたし」  
マリィは少しづつ腰を動かし始めた。  
ハレは自分のモノが吸い上げられる感覚にとらわれ、思わず矯声をあげる。  
マリィは少し笑みを浮かべ、  
「ハレ…女の子みたい」  
ハレには聞こえなかったが。  
結合部からどろりとしたものがながれだし、血と交ざり合った。  
ハレは自分の限界が近いことを知った。  
マリィから唇を離し、叫んだ。  
「マリィ!もう出る、出ちゃう、出ちゃうよぉっ!」  
ハレは自分のモノを引き抜き、それと同時に精液が弾けた。  
 
ハレの精液がマリィの胸を、顔を汚していく。  
ハレは内心しまったと思った。  
マリィの顔がどんどん曇る。  
「あの、マ、マリィ…」  
「何してるの?」  
今度は顔がどんどんふくれていく。  
「ど〜して中に出してくれなかったの!」  
「ええっ?」  
「こうなったらもう一回ね」  
ハレにとってもそれは願ったり叶ったりだったりする。  
そこでハレはある体形を試したくなった。  
誕生日に保健医からもらったエロ本に載ってたやつを。  
「マリィ、じゃあ立って壁に手をついてくれる?」  
「うん、いいよ」  
マリィはハレに背を向ける格好となった。  
「じゃあ、いくよ」  
「うん…んんっ!」  
スカートをまくり後ろから差し入れる形になり、ハレは腰を動かし始めた。  
「痛くない?」  
「うん、だいじょぶ」  
ハレは後ろから手を伸ばして胸を揉み始めた。  
腰を振ってハレはピストンの速度を上げる。  
段々とマリィの上体がずり下がってきた。  
「マリィ…どうしたの?」  
「キモチよくて…立ってられないよぅ…はぁっ!」  
ついにマリィの胸は床についてしまい、ハレが支える形になる。  
ハレもマリィも限界が近づいていた。  
 
お互いに達するのがわかるのか、ハレのそれもマリィの胎内で大きくなり、マリィも一段と締め付けをキツくする。  
「マリィ…もう…オレ出そうだ!」  
「ハレ…ハレはあたしと一緒にイくの!」  
「んぁっ!」  
「はぁっ!」  
ハレのペニスが脈動し、マリィの胎内に精液を送り込む。  
マリィもからみついて一滴もこぼすまいとハレのペニスを締め付ける。  
しばらくして、ハレは自分のペニスを引き抜いた。  
中から精液が流れ出してくる。  
「マリィ…」  
「ハレ…」  
二人とも何も言わず唇を重ねた。  
マリィが立ち上がりワンピースを脱ぎ、  
「汚れちゃったしシャワーでも浴びよ!」  
「うん!」  
「その後で…またしようね」  
「…うん」  
 
結局この日は合わせて5回も身体を重ねた。  
次の日からグゥにネタにされ続けたのは言うまでもない。  
 
END  
 
 

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