グゥと呼ぶ声がして振り返ると
ハレに押し倒された。
いつものように
「どうした?グゥの体に欲情したのか?」
とニヤニヤしながらからかってみると
ハレはうつ向いて
「そうだよ」
と小さく呟いた。
そして、グゥの服をたくしあげ、胸を乱暴なまでに強く揉む。
「やめろ!痛い!どうしたんだハレ?!」
ハレの突然の行動に呆然としていたグゥだったが、胸の痛みから抵抗を始めた。
「ハレはマリィが好きなんじゃなかたのか?」
何故グゥを...?
その間に胸を揉む力が柔らかくなる。
息が上がってくる。
こんなハレは知らない優しくてお人好しで
グゥの狙いどうりに動く、お気に入りのハレじゃない
そのうちに胸の中心をしたでペロペロと舐め、下腹部へと手が延びてくる
ぺちゃりという音が響く
「なんだ?グゥ、もう濡れてるけどそんなに感じたの?」
ハレの声なのにハレじゃない
こんなこと、ハレはする筈ないのに
息が上がって言葉が出ない。体に力が入らない。口を開くときっといやらしい声を出してしまう
唇を噛み締めて涙をこらえる。
泣いたら負けてしまう
ハレじゃないハレの手は、グゥの中に入ってかきまわす。
「...そろそろ良いかな?」
そう言ってグゥの体から離れる
これから何をされるのかわかる。わかるけれど体に力が入らない。
噛み締めた唇からつぅっと液体が垂れた。
紅い血液の味が口の中にひろがる。
ハレじゃないハレは、ニヤニヤとグゥを見下ろして
「立場逆転だな」
と言って、足元の方に回った
「いつまで耐えれるか楽しみだな。早く声を聞かせろよ」
と言ってグゥの足を持ち上げた。
何かが、入ってくる。グゥはそう思った。
知識としては理解しているが、頭が拒否している
大きい熱い何かが入ってきた
「っ..」
唇を噛む、噛んで耐える
ハレじゃないハレは腰を使っている。
すこしづつ甘い感覚が広がっていく。
ずっちゃずっちゃと水分を含んだ音が辺りを支配していた。
「...はっ...ぁっ..」
声が押さえきれずに小さく出てしまう
嫌だ嫌だ嫌だなんで気持良いんだ
嫌なのに気持良いんだ?
だんだん頭の中が白くなって、何も考えられなくなってきた。
グゥは自分から腰を使い快楽を求めた。
何も考えられずに、ただ白く白く
頭に、靄がかかったような感覚で声を押さえることもしなくなった。
本能に欲望に快楽に忠実に腰を振り声をあらげた。
ずっちゃずっちゃ
「はっ...ぁあっ...ぅンっ...」
光が、近付いてくる。
「はっ...グゥもぅ」
ハレの声がする
光が、光が近付いてくる
ずっちゃずっちゃ
うっっというハレの声と共に熱いものが注がれる
それと同時に光が目の前をつつむ
「ひっ...あぁぁーーーー」
金成声をあげてグゥは意識を失った。