口を閉じても甘い声が勝手に漏れ出てくる。
桜咲学園に転入してからは、男と偽るために低く声色を変えてきた。
それすら今はできない。
脚ががくがくと震えて立っていられない。
体が火照ってくる、とかそんな生やさしいものじゃなくて、熱い。
お腹の下、体の奥の奥のものがきゅっ、と縮むと切なくて、自分の体が愛おしくなって、
また『女の子』の声が出る。
たぶん面白がっているんだろう、吉岡がリモコンで振動を強められて、
それに合わせるみたいに、お尻が勝手に跳ねちゃう…
慌てて口を閉じるけど、自分でもびっくりする…こんな声、私出すんだ…
やだ…やだ…こんなのもう嫌だよ…
『瑞希ちゃん、気持ちいいのぉ?おっぱいの先っちょも、随分固くなって、
触って欲しそうだねぇ?』
目の前の男がまた嬉しそうに何か言ってる…そこ…見てるんだ…
無視…したいけど、目をそらしたらダメだって言われて、それもできない。
目の前の男の人は…また私の顔を見て…
胸に、お腹に、手の触れているところに視線を感じるたび、
そこを撫でられているみたいにぞわっ、と鳥肌が立ってくる。
気持ち悪い…最低…見るなよ…見ないでよ…あっち行って!
閉じたいけど、コートは開いたまま…
また言えって合図だ…言えば…言えば良いんだろ…
『見て…見てください…み…瑞希のオナニーも…はずかしいとこも…いっぱい見て…』
いつも生徒指導室では、瑞希ではなく、吉岡がローターを持って瑞希の体を弄んでいた。
吉岡が言う通り「見てほしくて見てもらっている」そのものの格好で、
今は瑞希がローターで自分を慰める行為をし、それを見ず知らずの男に見せている。
しろと言われたことを、言えと言われたことを、
目の前の美少女は泣きながらもしてくれる。
時折、カメラを構える吉岡にきつく、恨めしそうに睨む視線を送ってくることも、
吉岡をさらに喜ばせていた。
目の前の男もいつ、瑞希に手を伸ばしてもおかしくないほど興奮しているようだ。
そうすれば瑞希が余計に恥ずかしがるのはわかっている。
吉岡は逃げようとする瑞希の視界に割って入り、
目を合わせてニヤつき、視線をコートの下に走らせてそれを瑞希に意識させ、
また目を合わせて声をかけていた。
『芦屋ぁ、どうした?立ってられないか?いつも教えてやってる通り、割れ目に沿わせるだけだぞ?
いつもは俺が弄ってやってるから、自分でそれ使うのは初めてだったか?入れちゃだめだからな〜?』
『…ぅ…るさい…』
小さな、消え入るような声で吉岡に悪態をつこうとするが、それすら覚束ない。
潤んだ目で、熱い吐息が漏れ出てくるピンクの可愛らしい唇で、何を言ってもイヤラシいだけだ。
瑞希の呼吸は明らかに荒くなり、くねらせるようにしていた体の動きも徐々に小刻みになってきている。
もうちょっとだ…タイミングを見計らって吉岡は言う。
『じゃあ、いつものようにしてやるからな?とは言っても…
俺はカメラで手が塞がってるから…その人に頼めよ。できるよなぁ?』
吉岡はもう一方の手で、ケータイの画像を見せてやることも忘れていなかった。
瑞希の顔が更に屈辱で歪む。悔しそうに唇を合わせて口を閉じ、俯いてしまう。
それでも彼女は逃げ出すことも、拒否することもできず、目の前の「かぶりつき」、特等席にいる
男に向かって媚を売らなければならなかった。
『あ…くっ…ぅ…あの…あの…て…手を…』
瑞希の前の中年男は、そう言われて一瞬、黙ったまま瑞希を見るが、横でカメラを構える吉岡に促され、
またニヤニヤと瑞希に聞き返す。
『手を?どうして欲しいのかな?瑞希ちゃん。カメラに撮ってもらってるんだろ?
しっかり聞き取れるくらいの大きな声で言ってみなよ。手伝えることなら、おじさん手伝ってあげるからさ。」
その間もローターは止まらない。瑞希はぶるぶると震え、脚は内股に閉じていく。
もう限界なのだろう。幼い顔とはアンバランスな淫らな声を抑えながら、
瑞希は言った。言わされた。
生徒指導室で、このオモチャで弄ばれるときに、必ず言わされてきた台詞を。
『手で…瑞希のオマンコに…オモチャ…ぁ…っくぅ…を押し付けて…くださいっ…
もぉ我慢…できないっ…ですっ』
瑞希は潤んだ瞳で男を、その伸ばされて自分の股間に近づいてくる手を見てしまう。
男の手は瑞希から手渡されたローターが摘んでいる。
『随分楽しんでたもんねぇ。瑞希ちゃんのエッチな涎でベトベトだよ。』
瑞希と目を合わせ、嬉しそうに男が言う。
ゆっくりと近づいていたローターが瑞希の幼い割れ目にあてられる。
『っぅっ…』
敏感な場所に触れられ、瑞希が小さく、しかし淫らな声をあげる。
その表情を楽しみ、男は指で摘んでいたローターを手のひらにのせると、手全体を使って
瑞希の股間を包み込むようにして揉み始める。
ローターは割れ目にそって圧しあてられたまま、小陰唇が1/3ほどそれをくわえさせられている。
瑞希は言われたように、両手でコートを広げたまま、
唇をきゅっと閉じて声を出さないように必死だ。
刺激から逃れたいのか、太ももを閉じてしまい、
それが結果として男の手を挟み込む形になってしまう。
『ぃ…くっ…ぁ…ぁ…っ…あっ』
割れ目に振動するローターを圧しあて、
股間全体をマッサージするようにして優しくそれを揺すってやると、
目の前の淫らな美少女は、慣れない動作で腰をくねらせて反応してくれる。
手はもう、この子の愛液でヌルヌルだ。
親指を折り曲げてクリのあたりを擦ってやると、今度は腰を引いて逃げようとする。
カメラで撮っている男が、開いている方の手をつかんで誘導してくれた。
コートの中に手を入れ、お尻をつかんで前に連れ戻してやる。これで逃げられない。
『おじさんの手でオナニーする気分はどう?イっちゃう?いいよ?おじさん見ててあげるからね。
淫乱マゾの瑞希ちゃん。』
最初は戸惑っていた男も大胆になってきた。芦屋が逃げそうになってたから、
コートに手を入れさせてやったら、ニヤニヤ笑って俺の顔を見てきやがった。こいつも変態だね。
わかってるんだろうけど、マゾ呼ばわりしてるし。
芦屋は…
あぁ、泣いてる泣いてる。嫌なんだよね?こんなことしたくなんだよね?
でも逃げられないんだろ?最高だ。
いつもならここらでイクんだろうけど…くくっ…こうすればどう反応するかな〜?
くくく…こっち見てる見てる。
『どうしたぁ、芦屋ぁ。スイッチ切られたのがそんなに嫌か?』
そうだよなぁ、いつもは俺が許可して、俺の手でイカせてやってるんだから。
自分でイクこともさせてやらない。お前は俺のオモチャなんだからな。
普段なら絶対近づかないような、こんないかがわしい場所で、
イヤラシい格好をさせられ、知らない男にそれを見せつけて…
悔しくて、恥ずかしくて、涙を止められない。
ゴツゴツした手が、指が、直にあそこに触れる。
小刻みなローターの振動で体の奥からエッチなのが溢れてくる。
いちばん敏感な場所を撫でてくる指…
大きな手のひらで揺すられると、子供扱いされてあやされてるみたいで
甘えたいような、切ない気分になって、そんな自分が嫌なのに止められなくて
余計に涙があふれてくる。
いつも晒されていた。口で…させられること以上に、このオモチャで
苛められるときはさっきみたいに『オネダリ』させられた挙げ句に
最後は必ず吉岡の手でされる、その屈辱感に。
でもだめ…我慢できない…イキそ……………え…なんで…とめちゃうの?
吉岡が…目の前の男の人と目を見合わせてる…
男の人がお尻を撫でてた手と、あそこを苛めてた手に力を…え?
『ひぅっっ……んぅうっっ!!!!』
吉岡が振動を一気に強め、それに合わせて瑞希の目の前にいた男が
ローターを少しだけ中に押し入れると
瑞希は体を強張らせ前屈み気味になり、男の手をぎゅっと、
太ももではさみこんで可愛らしい淫らな声をあげた。
小刻みに体を痙攣させながら、瑞希は手をコートからはなし、
男の太い腕をつかむ。しばらくして吉岡がローターのスイッチを再び切る。
しばらく押しあてていた手を男が緩めてやると、それに合わせて瑞希が大きく息を吐き出す。
体と同じように震えた声。
『ん…ふぅ…はっ…ぁ…あ…ぁ』
敏感な少女の体はまだ余韻に浸っているのだろう。
男の方に今にも倒れ込みそうになりながらも、
男の腕を挟み込んでいる瑞希の太ももが痙攣し、さらに締め付けてくる。
『机の角でオナニーするのとどっちが気持ちよかった?
見られながらするのは、露出狂の変態にはたまんないだろ?ん〜?芦屋ぁ』
吉岡の言葉は合図だった。男がまた瑞希のお尻を揉みしだき、
もう一方の手でローターを押し付け直す。
同時に吉岡が、さっきよりも強い振動を始めさせた。
もちろん、ビデオはまわったまま、再び絶頂に達しようとする瑞希の痴態を収めている。
『ほらほら、みんな見てるぞ〜?カメラの方見ながら、俺が良いって言うまで、
その人の手使わせてもらって、オナニーしろよ?いいな、芦屋ぁ』