こんにちは、宇崎さんの元・同僚の三浦です。  
今は晴れて旦那さんになり、温かい家庭を築いていこうと、宇崎さ…あ、愛子と…  
「子供は〜二年と半年以降から〜」  
宇崎さ…愛子のお父さんの声です。相変わらず娘思いの人。僕もいつかあんな風に…  
「ちょっ、何でお父さんがいるの!入って来ないでー」  
「歌をすぐそばで聞かせてあげようと思ってな、  
いいだろ、三浦誠二君!」  
「はい!」  
「やめてよもう〜」  
愛子はあんな風に言うけど、僕はお義父さんの歌が好きだったりする。  
本当は愛子も好きなんじゃないかな?  
ひとしきり歌うと、満足したのか「おやすみ」と歌いながら去って行った。  
 
「やっと静かになりましたね、お父さんの歌のおかげで遅くなりましたね!!では、明日に響くんで寝ましょうか」  
「エッ?」・・・!!ちょっと宇崎さん、寝るの!? 3・6・9のつく日は俺の中では、メイク ラブDAYだよ!!  
・・・宇崎さんにはなかなか浸透してないみたいだけど・・・;  
 
 
そうこう考えているうちに宇崎さんは既に床についていた。  
俺も後に続いてベッドへ入る。  
「三浦さん、おやすみなさ〜い、チュッ」  
勝手に俺の口唇を掠め取るようにキスをし、満足げに眼を閉じた。  
・・・本当に寝るつもりだ・・・。  
・・・・・・俺はまだ物足りない!!  
 
横から肩を抱き、脚を宇崎さんの柔らかな腿やふくらはぎに絡ませる。  
俺の熱を帯び始めた股間が宇崎さんの腰に密着する。勿論、密着したのはワザとだ。  
・・・そろそろ敬称略。  
 
「愛子、今日は3が付く日だよ?」  
「はい?3がどうかしたんですか?・・・それより、腰に、アノ、、、明日も仕事ですヨ、、、  
そ・それに、お父さんもさっき、『子供は2年と半年以降』って、言ったばかりじゃないですか!!」  
「愛子は何を言ってるの?赤ちゃんはコウノトリさんが運んでくれるんだよ?  
俺がしたいのは愛の確認で、子供とは一切無関係。  
こんなに体を切なくさせてる俺が可哀想だと思わない?俺はもっと愛子に触りたいよ?」  
言いながら腰を少しうごめかせる。  
 
・・・少し意地悪だったかな?これじゃ断りたくても断れないよね。  
我ながらよくもこんな卑怯な言い方が出来ると感心してしまう。  
 
「・・・三浦さん、言ってる事がちょっとメチャクチャです。でも、もっと触りたいって言うのは、、、  
嬉しいです。・・・私ももっともっと三浦さんを知りたいですし、触りたいです・・・」  
恥かしそうに少し俯く表情が余りにも愛くるしく、愛しさが込み上げ今度はこちらから口唇を奪う。  
壊れ物を扱うような啄ばむキスを繰り返してから、耳元でもう一つお願いをしてみる。  
「そろそろ『三浦さん』は止めない?、、、俺の名前は、、、知ってるよね?」  
愛子の肩が少し振るえ、二の腕が粟立つ。嗜虐心に火が点き、耳朶を甘噛みしてみる。  
「ァアッ!!・・・・・・誠二さん、、、です、、、」  
頬を少し紅潮させ、自身の声に恥じらいながら、俺の願いを聞き入れる。  
普段の愛子では発する事の無い声音に、俺は完全に火を点けられ愛子のふっくらとした口唇めがけ、  
獣のようにむしゃぶりついた。  
 
愛子の口唇を己の口唇と舌で舐り転がし、感触を存分に味わう。  
歯列をなぞり、顎を開かせようと試みるが慣れないせいか時折、鼻からくぐもった声が漏れるのみで  
口内への侵入を許さない。  
少々手荒かと思ったが、鼻をつまむとハッという声とともに顎が開き、すかさず舌を捻じ込む。  
愛子は吃驚したせいか舌が口内で引っ込み、瞳が開く。  
愛子の表情をも楽しむ俺の瞳と目が合った。  
愛子は身じろぎ、「キスの時って、、、目は、閉じるものですよね?」おずおずと尋ねるのに対し、  
「そうかな。でも愛子のこんな顔はお父さんも知らないでしょ?  
それとも愛子はそんなに恥かしい顔をしているって自覚があるのかな?」  
「~~~~っ///なんか今日の誠二さんはちょっと意地悪です!!!」  
 
・・・そうだよ。自分にサドっ気がある事に驚く位、もっと可愛い愛子がみたくなるんだ。  
 
「続けていい?出来れば、舌を引っ込めないでほしいな・・・」  
返事を待たず右手で愛子の両頬を掴み、口唇を口唇で塞ぎ再び舌を捻じ込む。  
上顎から下顎をなぞり、舌を絡めようと彷徨わせるが、戸惑っているためかなかなかうまくいかない。  
焦れて吸い上げてやり、ようやく捕まえる。  
歯磨き粉のほのかな香りに混じり、愛子の唾液が甘く俺の口内に広がる。  
愛子も同じように味わっていると思うと腰から背筋にかけて、ゾクゾクと快感がせり上がる。  
口内を蹂躙するたびに愛子の鼻にかかった声が抜け出て、俺の聴覚を刺激する。  
 
「・・・ウッ、ゴホッ、ゴホッッ」  
飽きる事なく愛子の口唇を貪り続けていると突然、愛子がむせ出した。  
「・・・ウン、、、誠二さん、これじゃ息が出来ない・・・。」  
苦しげに眉根を寄せる愛子に苦笑しつつ背中をさすってあげる。  
「フフフ、ごめんね。でも、鼻で息をすればいいんじゃない?  
あっ、あとバンザイしよう。」  
「へ?今ですか?」  
「うん。結婚の喜びを分かち合おうよ。はい、バンザ〜イ!!」  
愛子は怪訝な表情を浮かべつつ俺に倣い、手を上げる。  
それを確認するや否や、俺は愛子のパジャマに手をかけ、いとも簡単に脱がしてしまう。  
「!!や、やだッ!!」  
突然の奇襲に驚きと恥かしさで、愛子は胸を両腕で隠す。  
俺も続いて、パジャマの上を脱ぐ。  
「ほら、俺も脱いだから。恥かしくないでしょ?」  
「・・・部屋が明るくて、丸見えです。」  
 
・・・ちっ、バレたか。  
 
これから寝ようという時だったので、部屋は煌々と明るかったのだ。本当は鮮明に愛子の姿が見たかったので、  
キスを中断したいい機会についでに脱がせたが、作戦失敗だ。  
これ以上変なところで羞恥心を煽り、ヘソを曲げられても困るので、ここは少し譲歩する。  
「真っ暗なのもなんだから、豆電球だけ点けとくね。」  
「・・・」  
本当は真っ暗が良かったのだろうが、それには気付かない振りをした。  
今まで数える程度しかないが、体を重ねる時はいつも照明を全ておとしていた。  
愛子が初めてというのもあり、腫れ物に触るように、なるべく負担をかけないようにと気遣っていたため、  
『貪り、堪能する』事をした事がなかった。  
繋がりあう事の喜びは十分感じていたが、愛子を隅々まで蹂躙し、知らないところは無いまでに征服するという欲求は  
抑え難いものになっていた。  
 
恥かしさが少し薄れた様子の愛子を抱き締め、再びベッドに横たえる。口唇から首筋へキスを降らせる。  
「あン・・・」  
耳の後ろや首筋にキスをする度に可愛い声が上がる。  
常夜灯に照らされオレンジ色に染まる乳房を掬い上げると豊満とは言い難いが、形が綺麗だという事を初めて目の当たりにする。  
「あ、、あまり見ないで下さい、、、出来れば電球を、・・・アァ!!、アン・・・、ヤダ・・・」  
薄く色付く乳首を口に含み舌を這わせて軽く吸い上げる。部屋の明かりの事はもう言わせない。  
「『ヤダ』って嫌な時に使う否定の言葉だけど、乳首が気持ち良さそうに硬くなったよ?本当に嫌なの?」  
「〜〜〜ッ////!!もうヤダ!!・・・」  
抗議の声を無視し舌で乳首を舐めたり突付いたり、両手で緩急をつけながら乳房を揉み転がす。それに合わせ愛子が喘ぐ。  
俺も愛子の体や痴態を目の当たりにするのは初めてで、興奮のあまりに無我夢中で体中を撫で回し愛撫に耽った。  
「ィ、やァァ!!!・・・・・・ぅ、うぅ、、、」  
あまりに夢中になり過ぎ、口に含んだ乳首を甘噛みすると愛子は一際大きく声を上げ、しまいに泣き出してしまった。  
 
「うわっっ! ゴ、ゴ、っゴメンッ!!痛かった?・・・よね、本当にごめんなさい!!怪我をさせるつもりは・・・」  
「うっ、グズッ、、、違うんです、、、なんか私、だんだん体がおかしくなってきて・・・ゾクゾクしたり、熱くなったり、  
今までこんなふうになった事ないから、・・・変になり過ぎて、ゥウ、、、怖くなって・・・」  
「そう、・・・念の為に確認だけど、嫌じゃないし気持ちいいんだね?」  
愛子は恥かしそうに目を逸らし、少し間をおくと小さく頷いた。  
常夜灯の明かりで分かりにくいが、きっと顔から耳まで真っ赤に紅潮しているだろうとうかがえる。  
「愛子は変じゃないよ。今度はどんなに泣いても中断しないからね・・・。」  
 
なるべく怖がらせないように笑いかけたつもりだが、これから更に淫らに変化していく愛子を妄想し、  
厭らしい笑みを浮かべている事だろうと心の中で自嘲した。  
 
 

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