「グ・リ・コっと。はい、私の勝ちね景子」  
 そう言って私は少し下にいる可愛い娘に微笑みかける。  
「むぅ〜。お母さん強すぎるよぅ」  
 頬を可愛く膨らませる娘に私は近づいて抱き上げ、  
「ほら、そんな顔しないの。お母さんが良いこと教えてあげるから、ね?」  
「え?なになに?」  
 もう好奇心一杯の顔になった娘の顔に思わずつられて笑いながら  
「あのね、これにはコツがあってね……」  
 
 あれは何時の頃だったかしら……?  
 あの時……私の腕の中にいた笑顔と同じ笑顔をした娘の腕の中に今私は……  
 
 
 
《塩基という名の媚薬》  
                            『トリコロ』より  
 
 
「じゃ……ね」  
 私はそう景子に言い残し駐車場へと向かった。  
 景子は今夜も手料理を用意して待っていてくれるかしら?昨夜は景子が私のために料理を作ってくれた。  
 最近上達した腕前はもう私以上だろう。……私と比較したら誰だってそうか。  
 それはともかく味もさることながら景子が私のために作ってくれる。それが何より嬉しい。あの娘が。  
 ……景子。ふと昨日お風呂場で……その思い出して顔が熱くなる。やだ……もう…。  
「こんなこと考えてちゃお薬の分量また間違えちゃうわ」  
 そうなったら大変……。臨床実験もまだ一桁なのに。  
 
『トゥルルル…トゥルルル…』  
 携帯が鳴ったので車を道路わきに停め画面を確認する。職場からね……。何かあったのかしら?  
 あの尻尾が二本になったマウスの身に何かあったのかしらなんて考えながら通話ボタンを押す。  
「はい和弥です。…はい…ええ…午後に?…分かりました。二時ですね。はい…失礼します」  
 ……どうしようかしら? そうだ景子と一緒にお昼でも……まだマンションにいるかしら?  
 
『ガチャ…』  
 玄関の鍵は開いたままだった。いくらセキュリティは万全だからって…まぁいっか。万全だし。  
 景子は部屋かしら……。景子の部屋の前に立つと中から微かに物音が聞こえる。  
 私が帰宅したことには気付いてないようね……そうだわ。  
 驚かせようとノックをしないでこっそりドアを開けて……意識がホワイトアウトした。  
 ガタッと音を立てて尻餅をつき、その衝撃で少し意識を取り戻し……目に映る信じられない光景の中心にいる私の娘に話しかけた……  
「…け、景子?」  
「母さん?……どうして?」  
 景子とこの時どんな会話をしたかは正直あまり覚えてない。  
 ただ娘からの追求に力無く答えるだけの私は……  
 景子が私のあの時のビデオを見ていたこと、つまり私の想い……秘密を最悪の形で知られたことを  
 意識が受け止めきれずに、何故?私を?どうして?景子が?ああ……これから……  
 と言った断片的な思考だけが頭を駆け巡るだけだった。  
 そして景子は……私の顔を手に取り……段々顔が近づいて……って、え?  
「…んむ」  
 難なく唇を奪われていた私が思ったことは……柔らかくてとても熱くて…甘いということだった。。  
 
「あ…」  
 景子が唇を離した瞬間思わず名残惜しそうな声をあげてしまい頬が熱くなる。  
「フフ……どうしたの?観念したの?」  
「……」  
 何も言い返すことが出来ない……だって景子が私を…  
「そんなに娘とのキスが良かったんだ?もっとして欲しい?」  
「!?ちっ違…ん!」  
 思わず反論するため口を開いた瞬間に再び唇を奪われ……  
「ん…んむ…」  
 クチュ…チュ…  
 今度は舌を差し入れられる。両手で頭と身体を固定されているため逃げることもできず  
 歯を舌を頬の内側を舐め続けられる。……ダメ…そんなにされたら…  
 銀の細い糸を引きながら景子の唇が私から離れていく。  
「ボーっとしちゃって…もう抵抗しないんだ?」  
 面白そうに笑いながら景子は私を覗き込む。  
 少しキツめの瞳に見つめられ……ダメよ…そんな目で……見ないで…  
 空想の中では見慣れた娘の表情に私は……。考えることを放棄した。  
 
「さ、こっち来て」  
 キスをしただけで堕ちた母さんに多少拍子抜けしながらもベッドに移動する。  
「母さんと同じベッドなんて何年ぶりかな?」  
「そ…そんなこと…」  
 顔を背け恥らう姿に言い知れぬ感情が心の奥から沸いてくる。  
「懐かしいな……。母さんと一緒だと良く眠れたっけ」  
「……?」  
「暖かくて……柔らかくて……気持ちよくて……」  
「け、景子?」  
 場違いな昔話を語りだした私を不思議に思ったのか母さんが私の名前を呼ぶ。  
 が、私は返事をせずにベッドの上に座り込んでいた母さんをそのまま一気に押し倒した。  
「きゃっ!」  
「フフフ……そんな母さんを私が自由に出来る日がくるなんてねぇ」  
 私の言葉に脅えの色を滲ませながらそれでも私を説得しようとする。  
 そんな顔されたら止められる訳ないのにね。  
「これ以上は駄目よ景子。私達…女同士なのよ?」  
「……普通こういう時って親子なのよ?とかじゃない?」  
「……」  
 また顔を逸らして黙り込んでしまうが私には分かってしまった。  
「……そう。母さんの中では私はもう娘じゃなくて一人の女なのね?」  
「――!!」  
 ビクッと震えた体が私の想像を肯定する。  
「やっぱり。……なら母さんって呼んじゃ駄目か」  
「え?」  
 そのまま耳元に唇を近づけて  
「……さあ覚悟してね?な・ご・や」  
 私は母さんの名前をそっと囁いた。  
 
 そのまま耳に舌を這わせる。上から下に、下から上に丁寧に。  
 我慢しているせいかピクピク震えてきたので今度は耳の中に舌を差し込んだ。  
「ひっ……んんぅ」  
 母さんの声って思ってたより可愛いわねなんて考えながらウリウリっと唾液をなすりつける。  
 ん?……中耳炎になっても困るわね。妙なことを考えてしまったので舌を離してとりあえず指で拭いておく。  
「ほら和弥、脱ぎ脱ぎしましょうねぇ〜」  
「け、景子それじゃ私が子供みたい……」  
 まるで説得力の無い抗議を聞き流しながらスーツのボタンを外しネクタイを……  
「ねぇ和弥?」  
「?」  
「ネクタイはつけたままってなんか燃えそうじゃない?」  
「せめて普通にして……」  
 
 そう言って気だるそうに上半身を起こして服を脱ぎはじめ……ブラに包まれた未だ形の良い胸を私の視線に晒した。  
「普通って……この状況が普通だとでも思ってるの?」  
「そ、それは……ひぁっ」  
 最後まで聞かずにブラを上にずらして胸を外気に晒す。形が崩れる気配すらない胸の先には少し霞んだ桜色の突起が見て取れる。  
「和弥って今何歳だっけ?この胸はちょっとありえないわよね〜。ちゃんと私にも遺伝してるかしら?」  
 そう言ってから母さんの後ろに回り込み抱きつくようにして両方のおっぱいを鷲掴みにする。  
「あぁんあぁぁ」  
 母さんの甘い声を聞きながら柔らかい感触を楽しむ。  
「流石にハリは少しないけど……凄く柔らかくてしっとりしてる。手に吸い付いてくるみたい」  
 手は休ませずに耳元で囁いてやる。すると母さんは肩越しにこちらを向いて  
「ん……け、景子も成長…し、したわね……」  
「は?」  
「……背中に……その当たってる」  
 思わず下を見たあとバッと母さんから離れる。  
「ちょ、ちょっと!娘に胸を揉まれながら何考えてたのよ!?」  
「だ、だって……」  
 
 おもわず溜息を吐いてから母さんの正面に回り  
「お仕置きね」  
 そう言って片方に乳首を軽く捻ってやった。  
「い、痛いよ景子」  
「ジンジンしてきたでしょ?そこをね……」  
 少し赤みが増した乳首をペロっと舐めたあと軽く唇で咥えた。  
「っく。ふぁあ」  
「優しくされるとたまらないでしょ?」  
 そのままコリコリに固くなった乳首を舌と歯で弄りまわす。  
「んく……うぁあ」  
 そして少し強めに吸い付いた。  
「くっぁあ……だ、駄目よ…けい…こぉ」  
「駄目?なんで?……娘が母親のおっぱいに吸い付くのは自然でしょ?」  
「それと話が……くあ!?」  
 素早くスカートの中に腕を潜り込ませ母さんのあそこをショーツごと押さえつけた。  
 押さえつけられたことにより染み出した液体の生暖かい感触が私を更に狂わしていく。  
「でも……娘におっぱいをしゃぶられて濡らすのは……異常よね?」  
「い、いやぁ……」  
 顔を両手で覆ってイヤイヤするように横に振る。  
 私は指をグニグニと無遠慮に動かしながら更に母さんを追い詰める。  
「もしかして私が赤ちゃんの頃も吸われて感じてたんじゃないの?」  
「い、言わないでよぅ……」  
「……」  
 図星かよ?図星なのかよ?思わず母さんのあそこから手を離して全身を見入ってしまう。  
 あー私の中にもこの人の血が半分流れているのよね……。大丈夫なんだろうか私の人生?  
 と思ったところで今の状況と私の想い人のことを思い出す。うん、もう手遅れだ。  
 
「ほら……今度はこっちを可愛がってあげるからね」  
 そう言って母さんを含んで重くなったショーツに指を掛けて引き摺り下ろす。  
「はぁ〜なにこれ?もう開ききってるじゃないの……」  
 思わず演技ではなく本気で呆れた声が漏れ出た。かあさんのあそこはもう完全に開いていて  
 ヌメヌメとした愛液を湛えた中身を完全に晒していた。  
「み、見ないで……景子ぉ」  
「ハイハイそんなに見て欲しいのね」  
 既に零れ落ちた雫がベッドのシーツに小さな染みを作り始めている。  
「まったく……物欲しそうにヒクヒクしてるわよ、ここ」  
「え?……っつぁ」  
 人差し指を中程まで母さんの中に差し込んでみる。  
「もうドロドロじゃないの……熱くて狭くて……絡み付いてきて……もっと深くても大丈夫よね」  
「んうぅ……ひゃうぅ……くぅあう」  
 根元まで差し込んだ指を中で折り曲げて上のほうのヒダを一つ一つ伸ばすように動かす。  
「……凄いわね。指一本なのにキツキツ。絡みつくってより喰い付いてきてる。痛いくらい」  
「ふひゃあぁ……そこ引っ掻いちゃぁああ」  
 聞こえてるのかしら?……それにしても  
「よく出てきたわね……」  
「……ふぁ?」  
 私の言葉が何とか意識まで届いたのか疑問の声をあげる母さん。  
 てか言葉使いも怪しくなってきてるわね。  
「ん?……よく私が出てきたなぁと思って。ここ……こんなに狭いのに」  
 瞬間ビクッと体を震わし同時に指を痛いくらいに締め上げられた。  
「っ痛!?もう締め付けすぎだって……」  
 まったく……男の人のだったら秒殺なんてレベルじゃないのかしら。  
 もし私が男で此処に入れることができたのなら……そして思いっきりここの奥に私のを……。  
 ……ってそれは流石に洒落になってないわね。  
 
「……景子?」  
 頭をブンブンと振って妄想を追い出していた私を不審に思ったのか声をかける母さん。  
 まったく誰のせいだと……って我ながら理不尽ね。  
「……あに?」  
「あ、あのね……私…そろそろ……」  
 そういってモジモジと体を動かす母さん。  
 う〜ん本当はまだ色々と母さんで試したいことあたんだけど……今度でいっか。  
「あによ?ちゃんと言ってくれないと分かんないわよ?」  
「……いかせて欲しいの」  
「ふーん。それが娘の私に言う言葉?恥ずかしくないの?」  
「……お願い……だから」  
 下を向いて虚ろな声と表情でただ懇願してくる。まずい……ちょっと苛めすぎたかしら。  
 少し反省した私は母さんを優しく抱きしめた。  
「あ……景子?」  
「ごめんね?和弥があんまり可愛いからちょっと意地悪しすぎちゃった」  
 耳元で優しく囁く。母さんの心を暖めるように。蕩かすように。  
「お詫びに選ばせてあげる。私の……指と舌どっちでいかせて欲しい?」  
 
 言う私も私だけど選ぶ母さんも母さんよね……。  
 母さんの太腿と太腿の間に顔を埋めながらそんなことを思う。あっ太腿の感触も好いわね。  
「間近で見ると……生々しいわね」  
「う〜……」  
 恥ずかしさからか抗議なのか分からない呻き声を無視してそこに口付けをする。  
 クチュ……チュプチュル……チュプチュ……  
 母さんのトロトロした少ししょっぱいオツユを啜り飲みながら敏感な粘膜にキスの雨を降らせる。  
 そして絶え間なくオツユを吐き出すオクチに口付けをして奥の方からも吸い出すように思いっきり強く吸い付いた。  
 ジュジュジュルジュゥゥウっと湿っぽい音が部屋中に響き渡る。  
「くっぁぁああぁぁぁ……け、景子ぉおぉぉぉ」  
 私の顔を挟む太腿の力の強さと頭に置かれた手の強さからそろそろ近いと判断した私は……  
 今まで意識して手を付けてなかったクリを……軽く甘噛みした。  
「――――!!」  
 一際強い力を感じた後……母さんはそのまま崩れ落ちた。  
 
「……当分起きそうにないわね」  
 私の目には心地よさそうな寝息を立てている母さんがいる。  
 ……どうしたものかしらね?  
 しばし考えた後私は服を脱いで下着姿になり母さんの隣に横になった。  
 母さんのぬくもりを感じながらお昼ねをするために。  
「おやすみなさい……母さん」  
 今日何度目か分からないキスをして心地よい眠気に身を委ねた。  
 
 
「……ん?あら?」  
 ふと目覚めると景子の寝顔が目の前にあった。  
「あらあら……フフフ」  
 寝顔は子供の頃とあんまり変わらないわね。ところでどうして私……  
 なんとなく自分の体を見ると肌蹴た服に脱がされた……――!  
 一気に思い出した私は思わず頭を抱えてしまう。  
 あああああああああああああ……  
 脳裏を駆け巡る記憶に顔が熱くなるのが分かる。  
 どうしましょう……  
「……んぅ?あっ母さん、おはよう」  
「おはようってそうじゃなくて!」  
 何故か下着姿の娘に目を奪われながらってそうじゃないでしょ私!  
「ん?ああ……ああいう時以外はちゃんと母さんって呼ぶわよ?」  
 何かを勘違いしてる娘に眩暈を覚える。ってまたする気なの?  
「いい景子?ちゃんと聞いて」  
「……分かった。おはようのキスして欲しいんでしょ?しょうがないなぁ」  
 そう言うが早いが唇を娘に奪われる。軽く触れる程度のキスだ。  
 ……少し物足りなさを感じてしまっている私にも眩暈を覚えながら  
「そうじゃなくて……きょ、今日のことなんだけど」  
 お互いのためにも無かったことにしたほうが……  
「うん……また甘えさせてね?母さん」  
「……え?」  
   
 そう言って抱きついてきた景子の笑顔は……あの頃のままだった。  
 
 
「ところでどうして帰ってきたの?」  
「うん?ああ会議が午後からになったから景子とお昼でもと思って」  
「もう夕方も過ぎてるけど?」  
 

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