くそう、そんないいヒップライン見てたら考えがまとまらんではないか。
まったく、軍服着て禁欲的な格好でうろちょろする君が私を
ムラムラさせてんだぞ。
わかってんの?
だからさ、
「スカートからガーターベルトが見えるようめくりあげて、足を机の上にのっけてくれ」
って言いたいんだよ。やってほしいんだ。
いや、やってください。なんでもしますから。
君の飼ってる犬の真似でもなんでも命令して躾けてちょうだいっての。
しかし、いつもホークアイ中尉はスカートなんて履いてここには来ない。
なら、皆ではくか?
黒レースガーターの載ったカタログが引き出しにあったな。
おっと、これだこれ。
ふむふむ、なんだこれ「スカートからチラリ特集」?
レッグバンドを望むなら、えぐいスリットはいったミニで完璧。
おお、すばらしい。しかし、皆はいてくれるだろうか。
っとまてよ、いっそのこと国家錬金術師全員着用とすればどうだろう。
銀時計やめてこれから銀スカ携帯だな。
錬金術師全員ですごめば、きっと軍の他の奴らも観念して従うさ。
似合う似合わないはともかく、職場の周りの男どもがスカート
はいてきたらさすがに中尉もはくだろうな。
そして私が中尉専用ガーターを支給。
戦場でも皆でスカート。男も女も関係ない。皆でガーター着用しながら戦え。
よし、はかなきゃクビだ、リストラだって風潮を根回ししよう。
・・・でも、ギリギリすぎないか。
・・・男のスカート姿ねえ・・・
一般人が誤解しないかな?
何のプレイだって驚かれる程度にならない気がする。
もっとも、アームストロング少佐のを想像するだけで眩暈がおきそうだ。
悪寒がする・・・畜生。
そもそも私が、そんなものはけるか。
だが、中尉のガーターとレッグバンドチラリのためなら超えなければならない壁だ。
やるしかないか。いいさ、まわりの男どもが異様になっても、
中尉がはくだけで卑猥に見えるんだから差し引きゼロだ。
これこそ等価交換。やはり私は偉大なる錬金術師だ。
「よし、まずは私の部下から広めるぞ」
「大佐、もう昼です。いかがわしい本をしまって、ちゃんと仕事してください」
「はーい・・・」