リザはゆっくりと上着を脱いだ。じらすように体に纏わせながら。
密やかな衣擦れの音がして服は脱ぎ捨てられる。
そしてその下には彼女は何も付けていなかった。
つんと乳首がそそり立ち、その存在を主張する。
彼女はそれを指でつまむと、擦り上げて敏感にさせる。
すると近くに置いてあった金色の液体を指ですくい上げて乳首にとろりとつけた。
甘い香りが漂う。それは蜂蜜だった。
蜂蜜をつけられた乳首を乳房ごと両手で寄せて自分でそれを舐める。
丹念に綺麗に。
湿った音が聞こえる。
すると今度は近くのテーブルに座り、両足を広げた。既にそこはぬめっている。
指先をそこに添えて固い高まりをしばらく指で嬲った。
溢れそうなほどそこは濡れそぼっていた。
そして両手の指でそれをはさみ込み、上下に動かすと簡単に彼女は昇りつめた。
自分の良いように指を動かしているのだ。
だがそれでは物足りなかったのか、再び指で肉芽を捏ねだした。
そして空いている手で蜂蜜をその部分に流すと金色の蜜が下に滴った。
「ああ…」
リザは思わず声を上げた。少しひんやりとした蜂蜜の感触でぞくりとする。
「もういいわよ、頭の黒い犬さん…」
リザは指を動かしながら挑発するような目をする。
彼女が見つめる頭の黒い犬はずっと目の前にいたのだ。
「お預けはおしまいかい」
「よく我慢したわね、ロイ」
大佐はたまりかねたように彼女の甘い泉に舌を差し入れた。
彼女の足の指がぴんと伸びる。
そして甘い蜜が全て無くなっても、その泉は枯れる事は無かった。