執務室の机上でリザは大きく足を広げられていた。
大佐の手ががっしりと足首を掴み閉じる事は出来ない。
「どうだね、見ているだけでも君が潤ってくるのが分るよ」
と彼はにんまりと笑う。
「止めてください。人が来ます」
とリザは冷たく言い放った。だが男の力とは言え、
軍人として鍛えている彼女だ。足で跳ね除ける事は容易い。
それに彼女の手は戒められていない。
「とぼけても無駄だよ」
と彼は既に熱く猛っている自身を彼女の泉にゆっくりと沈めていった。
「ぁ」
彼女の眉間に皺が寄る。それは嫌悪のしるしなのだろうか。
だがそれに構わず大佐は奥まで入っていった。
「すごいね、君は」
根元まで押し進めて、そしてまた入り口まで戻る。
彼自身が彼女の水にまみれててらてらと光っている。
ぬめった水音とリザのため息が交じり合う。
「声を出しなさい」
そう言うと大佐は激しく彼女を揺さぶりだした。
「ああっ!や、止めてっ!」
突然の動きがリザの奥の感覚をいきなり高めた。
彼女の中が別の生き物のように彼を締め付ける。
熱くてぬめった感覚が彼の背筋を駆け上がる。
「リザ、自分で触ってごらん」
彼女はまるで魔法にかかかっているかのように両手を自分の肉芽に添えた。
次の快感を貪るように見下ろす男の目を感じながら
リザは指先で小さな自分をいじる。
大佐はそれに合わせるように中をかき回す。
「やぁっ、大佐、大佐ッ!」
潤んだ瞳でリザは彼を見た。
眉も動かさずいつもと変わらない目で彼は彼女を見る。
…憎らしい男。
だが彼女には一番必要な男だ。全てにおいて。
彼女の中が強く捻れて彼を包み込む。もうすぐ彼女の限界なのだ。
それを感じて大佐は奥まで届くように激しく打ち込んだ。
「ああっ!」
叫ぶような声でリザは昇りつめる。
それに合わせるように彼も彼女の中に欲望を全て吐き出した。
「で、どうだった?」
身支度を整えて大佐がリザに聞いた。
「どうって…結局はあなたの家でしょ?執務室と同じ部屋を自宅に作って、
机まで…、だから私に制服で来いと言ったのですね」
「こう言うシュチュエーションもいいかなと」
「こんな事にお給料を使って」
「じゃあ今度は本当に執務室でしよう」
彼女は目を輝かせている大佐を見て溜息をついた。
この人はすると言ったら本当にする…。
そしてこの調子で大総統の地位も狙っているに違いない。
だから放っておけないのよ…。リザは密かに苦笑いした。