大佐は熱を出していた。昨日から身動きが取れず物も食べられない。  
さすがにヤバイと思った彼はホークアイに電話をした。  
「では誰か差し向けます」  
と言うことで彼はある物を用意した。こう言う時は動けるのだ。  
(ミニスカも良いが、男にはまた別の夢がある)  
取り出したのは何種類かのエプロンだった。  
(リザが来たらこの片側だけに肩紐があるものだな。  
時々小林カツ代がつけているようなヤツだ。少しワイルドな感じだ。  
脇からちょっと見えるはみ乳がいい。おっと言い忘れたが当然裸の上につけるのだ。  
その脇から手を入れて固くなった乳首を…。  
ところで小林カツ代って誰だ?熱で頭がいかれたか?オレ…)  
 
(で、もしロス少尉が来たらこの水森亜土ちゃんの絵が書かれている  
ポップな柄のエプロンだな。  
ざっくりしたキャンバス地でキュートだ。  
ああいうタイプは意外と可愛いのが好きなのだ。  
で後からお尻を撫でてみるのだ。  
引き締まった、だが柔らかいお尻を両手で揉んだりして、  
くっ、堪らんな。そして深まった部分に指を…。  
もうこんなになってるよ、なんて言ってみたりしてな。はっはっは。  
ところで水森亜土ちゃんって誰だ?ヲイ…)  
 
(それでもしシェスカが来たらこの白いレースのエプロンだ。  
本当は喪服の上につけるのが通なのだ。白と黒のコントラストが  
背徳的で大変良い。だが今日は素肌に直接つけるのだ。ああ、堪らん。  
大きく足を開いたそこに私は深く入り込んでいるが  
前掛けの部分でそこは隠されていて見えはしないのだ。  
衣擦れの音と無垢なレースの向うの激しい水音、シェスカの声、  
乳首がつんと立って胸当てをしていてもそれが分る…)  
大佐は3枚のエプロンを目の前に赤い顔をしている。  
その時だ、扉がノックされた。  
「おお、大佐、お加減はいかがですかな?」  
巨体を揺らせてアームストロング少佐が入って来た。  
「なんとご用意がいい事だ。ではこの白いレースのエプロンをお借りしますぞ」  
エプロンの後に回された紐は奇跡のように蝶結びにされている。  
大佐はそんな少佐の後姿を見ながら涙を流していた。  

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