【三年前某月某日の通話記録より】
11:00 ヒューズ少佐からマスタング中佐へ内線。
マスタング中佐「なんだ、用件があるなら手短に頼む」
以下、ヒューズ少佐
「そんな事よりロイ、ちょいと聞いてくれよ。仕事とあんま関係ないけどさ。
このあいだ、家に帰ったんだよ。家に。
そしたらなんか、手料理がめちゃくちゃいっぱいで並べてあって、食べ切れなくってさ。
で、よく見たらなんかブラウス脱いだグレイシアのおっぱいにチョコレートで「マース、お誕生日おめでとう」、
とか書いてあるんだよ。
もうね、愛かと。LOVEかと。
グレイシアってば、俺の誕生日如きで普段やらないようなエロい事やってくれちゃって、可愛いだろ?
しかも、「残さず食べてね」だよ、「残さず食べてね」。
なんか太股に愛液とか垂れてるし。真っ赤な顔して誕生日プレゼントはわ・た・し・てか。たまんねーな。
おっぱいに生クリームつけて恥じらいながら「舐めて」、とか言ってるの。もう見てらんない。
生クリーム舐めてやるからそのテーブルの上に寝ろと。
新婚夫婦のHってのはな、ラブラブなシュチュエーションを満載してるべきなんだよ。
テーブルの上に裸で寝そべった新妻と、いつセックスが始まってもおかしくない、
やるかやられるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。独身男は、すっこんでろ。
で、やっと生クリームを舐めとったかと思ったら、グレイシアの奴が「あなたのも舐めていい?」、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、フェラなんて今更どうでもいいんだよ。子猫ちゃんが。
物欲しげな顔して何が「舐めていい?」、だ。
お前はフェラだけで満足なのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、「舐めていい?」って言いたいだけちゃうんかと。
愛妻家の俺から言わせてもらえば今、愛妻通の間での最新流行はやっぱり、いきなり挿入、これだね。
いきなり挿入。これが通の愛し合い方。
いきなり挿入ってのは、始まってすぐ入れる。そん代わり愛撫が少なめ。これ。
で、それでも彼女のアソコは俺が欲しくてぬるぬるグチョグチョですんなり受け入れる。これ最強。
しかしこれをやっちまうと終わった後、ムードがないって、グレイシアに口聞いてもらえないという危険も
伴う、諸刃の剣。独り者にはお薦め出来ない。
まあお前、ロイも、さっさと嫁さんもらえってこった。」
11:01 通話終了