食事の後眠ってしまったエドを抱えて、アルはウィンリィに続いて2階へと上がった。
患者用ベッドを並べただけの部屋に入り、アルがエドをそのベッドのひとつに寝かしつけると、ウィンリィがワークパンツを脱いで、別のベッドに乗り上げた。
「ウィンリィ」
「しよ?アル。どうせ明日には旅立っちゃうんでしょ?」
幼馴染の少女は明るく笑ってアルを誘う。スラリと伸びた足をわずかに広げた彼女の小さなショーツに包まれたままの部分をしばし見つめて、アルは「うん」と頷いた。
アルもベッドに乗り上げ、堅い鎧の指を下着に差し入れる。そのままクルリと裏返すようにして足から引き抜くと、ウィンリィは脱がせやすいように自分で足を上げてクスクス笑った。
「何がおかしいのさ、ウィンリィ」
「だってアル、ちょっとためらったでしょ。子供の頃はもっと強引だったくせに」
「そりゃためらうよ。ウィンリィ、ほんとはあまり寝てないんだろ?」
「平気。それに今度はいつ会えるか分かんないんだし」
少し寂しげに呟く少女の片足を自分の肩に乗せるようにして圧し掛かりると、アルは夜気に晒された彼女の秘裂に二本の指を宛がい、それを左右に押し広げた。
剥き出しになった薄桃色の花弁がわずかに露を帯びているのを見て、アルはそこをかるく指でなぞる。
ビクンと感度の良い体が跳ねるのを見て、アルは嬉しくなった。
「期待してくれてたんだ、ウィンリィ」
「だって…久しぶりだもん」
そう言う彼女の胸をチューブトップの上から掴んで、アルは柔らかく揉み解した。
「又大きくなったね、ウィンリィ」
「んっ…よく、分かんない」
「分かるよ。子供の時から触ってるんだから」
アルは揉みながら、徐々に堅く尖る乳首が布を押し上げ、形をクッキリと露にしていくのを楽しげに見つめた。
布の上からクニクニと弄ればより一層堅くなる。
「あん…っ!あん、アル…っ」
胸への責めだけで腰を捩るウィンリィが愛しい。チューブトップを捲り上げると、窮屈そうにしていた形のよい大きな乳房がプルンとこぼれた。
その薄紅色の乳首を直接指で摘んでこねる。コリコリとした感触を味わえないのは残念だったが、アルはそのかわりにジワリと濡れ出すウィンリィの秘裂をあますところなく観察した。
「やだ、やだアル、あんまり見ないでぇ」
「だって嬉しいんだよ。僕はウィンリィの感触を味わえないけど、ウィンリィが僕に触れられて感じてくれるのを見るとすごく嬉しい。気持ちいいんだね?ウィンリィ」
「いい。すごく気持ちいい。アルに見られてされるのすごく気持ちいい」
アルに秘裂を拡げられながら胸を揉まれるウィンリィはもう片方の乳房を自らの手で揉み出した。
自分の指で乳首を摘み、押しつぶすようにして捏ね始める。たちまち堅く尖るそれに、別の手が触れた。アルじゃない。生身の手。
ウィンリィが閉じていた目を開くと、寝ていたはずのエドが起きて自分の胸に触れていた。
「兄さん、寝てたんじゃなかったの?」
「あんな声聞かされて寝てられるかよ。アル、ウィンリィを起こせ。おれが後ろから支えるから」
エドの言葉に、ウィンリィはアルに手を引かれながらベッドの上に体を起こした。それを背中から支えるようにしてエドがベッドに入り込む。
エドは左手をウィンリィの秘裂にもぞもぞと差し入れた。
「やっ!やん、エドぉ」
「なんだよベトベトじゃねーか。クリまでこんな膨らませやがって。これならイケるかな」
ウィンリィの胸を揉んでいた右手でエドはアルを手招きした。アルが近づくと、エドは悪戯っぽく笑って両手を合わせ、その手をアルの股間に押し当てた。
眩しい錬成の光にウィンリィが一瞬目を逸らす。光が消えてウィンリィが視線を戻すと、アルのつるりとした股間には、ふんどしを持ち上げてそびえる禍々しい姿の張り型が錬成されていた。
「我ながらいい出来」
一人悦に入るエドに、悪い予感のしたアルとウィンリィはそっとふんどしをめくって小さな悲鳴を上げた。
そこに存在していたのはその大きさもさることながら、えらの張り具合といい、幹一面の突起といい、とても少年のセンスとは思えない代物だった。
「ちょっと兄さん!なんてもの造ってくれるのさ」
「おれのセンスに文句あんのか!」
「大ありよ!なんなのこの突起!こんなのちっとも嬉しくない!」
喚いたウィンリィの花弁にエドは指をグッと差し込んだ。そのまま彼女の充血した肉芽を摘む。
「あうっ!あん、あ…っ、エド!」
過敏なそこを弄られて、ウィンリィはだらしなく口を開いた。そんな彼女にエドは囁く。
「まあ、試してみろって」
「うっ、う…ん」
「アルも見たいだろ?自分のそれ、ウィンリィが咥え込むとこ」
アルは一瞬迷ったが、エドにクリトリスを弄られ、拡げられた肉襞をひくひく収縮させるウィンリィの姿に意を決した。
邪魔なふんどしを取り払い、グロテスクなそれを濡れそぼった膣口に宛がう。
「行くよ、ウィンリイ。力を抜いて」
アルを見上げてウィンリィが頷くと、エドに背後から両足を広げられた姿の彼女にアルは再び圧し掛かった。
手を添えたそれがグイと挿入された途端、ウィンリィは高く声を上げて足をバタつかせた。
「だめ、だめっ!ああっ!壊れちゃう!」
ウィンリィの悲鳴にアルは慌ててそれを引き抜こうとしたが、ウィンリィの秘肉がきゅうっと締まってそれを放さない。
唖然とするアルの前で、エドはウィンリィの大きく膨らんだクリトリスを尚も弄っていた。
「な?お兄ちゃんを信用しなさいって。ウィンリィ、今軽くイキかけたぜ。焦らさず、ちゃんとそれ全部咥えさせてやれよ」
うん、と頷いて、アルはもう躊躇しなかった。一気に奥まで突くと、ウィンリィが仰け反り、白い喉元を晒す。
大きすぎるそれに、形のよい花弁が醜くひしゃげていたが、溢れた淫汁にてらてらと光り、ビクビク痙攣するそれにウィンリィの悦びを実感して、アルは興奮した。
入れるとき以上の抵抗を示すそこから張り型をギリギリまで引き抜き、再び奥まで貫く。
カリの部分やごつごつとした突起が膣肉をゴリゴリと擦り、ウィンリイは断続的に悲鳴のような喘ぎ声を上げた。
「ああん!あっ、あっ、嫌。嫌。いいっ!」
どっちなんだよ、と苦笑して、エドはビショビショに溢れたウィンリィの愛液を後ろの窄まりに塗りつけた。エドが指を差し入れると、きつい締め付けを感じる。
「久々だし、辛いかもしれないけど、ちゃんとよくするから」
エドの言葉にウィンリィはこくこく頷いたが、ちゃんと聞こえていたかはあやしかった。
グチュ、ズチュという抽送の音がひっきりなしにしてそのたびウィンリィの白い乳房もブルンブルンと揺れる。
エドの意図を察したアルがウィンリィの腰を持ち上げると、エドは下着の中で爆発寸前だった怒張を取り出した。
それを後ろの小さな窄まりに二、三度擦り付けるとエドはそのきつい孔を抉じ開けるようにして挿入した。途端にウィンリィの悲鳴が上がる。
「あああーっ!あっ、痛っ!痛い、エドっ!」
「まだ入れただけだぜ。ガキの頃何度もしたろ?ゆっくりやってやるから」
そう言ってエドは宥めるようにウィンリィの胸を揉んだ。
前も後ろも塞がれて、両の穴をジンと痺れさせながらウィンリィは子供の頃を思い出していた。
幼い頃から好奇心ばかり旺盛な幼馴染の錬金術師たちは、修理のお礼として村の大人達からよからぬ本を手に入れ、それを自分で試したがった。
嫌がったのは最初だけで、さしたる疑問も持たぬまま二人とそういう関係になったが、受け入れた自分と違って兄弟はいつもどちらが先にするかで揉めていた。
しかし結果は見えていて、力の強いアルがいつも兄を制して自分に先に乗ってきた。
連日それが終わるのを待つのに焦れたエドはある日ウィンリィの後ろの穴を使うことを思いついた。
膣とは違うその締め付けを気に入ったエドは、以来彼女のお尻ばかり使うようになり、アルとも揉めることはなくなった。
「はあっ、はあ…ああ、エドぉ」
「少しは馴染んだか?どうだ?」
「いっぱい…。あたしの中いっぱいなのぉ…」
「動いて、いいか?」
後ろの異物感に慣れ出したウィンリィが頷くと、エドは腰を使い出した。エドが聞いたら怒るだろうが、後ろを使うのがエドでよかったとウィンリィは思う。
生身の時でも、アルではとても受け入れられない。
エドが動くのに合わせてアルも抽送を再開した。薄い肉壁一枚隔てて、二人の怒張と張り型が擦り合わされる感覚に、ウィンリィの肉襞がビクビク動いた。
弄られて変色した肉芽はこれ以上ないくらいに膨らみ、秘裂からはみ出している。
「あん、あん、いい。気持ちいいよお、アルぅ…エドぉ。中で、中で二人の擦れてるう」
「んっ、ウィンリィお前ってやっぱサイコー」
後ろからウィンリィを抱き、彼女のサラサラの髪に鼻先を埋めたエドがウィンリィの匂いをいっぱいに吸い込みながら感極まって呟く。
「ほんと。どこもかしこも綺麗だよ、ウィンリィ」
抱えた足を持ち上げ、彼女が自分と兄のものを深く咥え込む様を眺めながら、アルが囁く。
きつい締め付けに長くは持たず、達しそうになったエドは慌てて怒張をウィンリィの中から引き抜いた。
その感触に声を上げるウィンリィの膣壁を、アルの張り型が一層深く突き入れられた瞬間、ウィンリィの拡げられた花弁の奥は潮を吹いた。
「ああっ!来る!ああ、あーっ!」
ウィンリィの体が一瞬硬直し、ガクリと力を失った。断続的に痙攣しながらピュピュッと淫液を噴出す膣壷から、アルはグロテスクな張り型を抜き取った。
ぱっくりと口を開いたままの秘裂が溢れる露はそのままにゆっくりと閉じていく。
この顕著な少女があそこにこの禍々しい造りものの怒張を今の今まで咥えてよがっていたのだと思うと、深い征服感を覚えてアルは満たされていった。
エドはエドでウィンリィの中から抜いた瞬間達してしまったが、幹を扱いて残っていた白濁を吐き出すと、それをウィンリィの太腿に擦り付けた。
「すっげえ量」
ハアハアとまだ息も荒いウィンリィの股間を覗き込むと、エドは愛液滴るそこにためらいなく口を付けた。
花弁ごとちゅうっと吸い上げると、ウィンリィがビクンと反応する。けれどエドはそれ以上ウィンリィの官能を煽ることはしなかった。心地よい疲労感が二人を包んでいた。
濡れたままの鼻先をウィンリィの項に押し付け、幸せそうにエドがウィンリィを抱き締める。アルもエドごと包むようにウィンリィの体に手を回した。
「…大丈夫?ウィンリィ。僕も兄さんもちょっと無茶しちゃったね」
「あんたたちの無茶は今に始まったことじゃないでしょう」
余韻でトロンとした目をしながらも、いつものウィンリィが戻ってきていた。
「それにしたかったのは私も同じだし。…ん、エドの奴、人にしがみついたままもう寝てる。ムードないんだから」
気付くとエドはウィンリィにしがみついたまますうすうと寝息を立て始めていた。もともと眠りを中断していたのだ。
射精後の心地よさも手伝って、再び眠りに落ちるエドを、アルは笑ってウィンリィから引き剥がした。
「明日起きたらこの股間、元に戻してもらわなきゃ」
「でもそれ、エドのセンスは疑うけど、アルのだって思ったらすごくよかった」
心なしか頬を染めて言うウィンリィにアルは嬉しくなって彼女の柔らかな体を抱き締めた。
自分が鎧の体になった後も、ウィンリィは決して態度を変えなかった。そのことに兄も自分もどれだけ救われたか分からない。
「ウィンリィ、ずっと聞きたかったことがあるんだけど」
「なあに?」
「昔、兄さんと僕がプロポーズした時どうして二人とも振ったの?僕らこんなに相性がいいのに」
アルが尋ねると、ウィンリィは微笑んで、「内緒」とアルに背を向けた。
それに戸惑いながらも、アルはそんな彼女に「おやすみ。ウィンリィ」と毛布を掛けた。寝台を降りたアルが裸のままで眠るエドを再び抱えて別のベッドに移す。
(振ったのはね)
そんなアルの背を見ながらウィンリィは心の中で呟いた。
(どちらかじゃなくて、二人のお嫁さんになりたかったからよ)
いつかそれを、そう二人が元に戻ったら明かしてやろうと思いながら、ウィンリィも又幸せな眠りにつくべく瞳を閉じた。