「見よ! この国家錬金術師のすばらしさ!! ふぬっ」  
「あはははーいいぞ少佐ーっ」  
「つうか国家錬金術師どころか錬金術も関係ないじゃん……」  
「ふんっ!」  
 宴もたけなわの中、次々とポージングを決めていくアームストロング少佐。  
「はっはっはっは愉快愉快」  
 ひとしきりポージングしたところで満足してふと周りを見回した。  
「むぅ? キャスリンのやつがいないな? はてどこに行ったのやら」  
 花見に連れて来たキャスリンが近くにいなくなった事を知って探し始める。  
「キャスリーン! どこにいったのだろう?」  
 探していくうちに花見の席から大分離れ、薄暗いところまでやってきてしまう。  
「さすがにこんなところにはおらんか……トイレにでもいって  
もどってきてるかもしれんな」  
 そうひとりごちて踵を返す。  
「………兄様」  
「ん?」  
「兄様ーっ!」  
 茂みからキャスリンが飛び出して抱きついてくる。  
「ぬぅキャスリン! こんなところで一体何を?」  
「兄様をまってたのです……」  
「キャスリン、飲んでおるな?」  
「兄様やっぱり探しに来てくださったのですね……うれしい……」  
 話を聞いてくれない妹に途方に暮れてしまう。  
「兄様私、なんだか……からだが火照って……」  
「酒のせいだな……しばし涼んで酔いをさますがいいだろ……」  
「兄様……」  
「ぬ。こらキャスリンやめんか……」  
「兄様は私が…お嫌いですか?」  
 
 涙ぐむキャスリン。  
「そんなことあるものか!我が最愛の妹よ!」  
「兄様嬉しいです……嬉しいので……私、この嬉しい気持ちお返ししたいの……」  
「キャ、キャスリン……」  
 キャスリンが豊満な体を上半身裸の少佐に押しつけてくる。薄い布地越しから  
酒のせいかことのほか熱いキャスリンの体温が伝わってきた。  
「む……」  
「ふぁ……兄様、たくましくてステキ……」  
 ごつごつとした筋肉をなぞるように優しくなでる。その触り方は妙に繊細で淫靡で  
あった。そのまま抱きついて少佐のむなもとにキスをしてくる。  
唇で肌を擦るように噛むように吸うように。  
「くぅ……」  
 そして腹筋をなぞっていた手がもっと下にたどり着く。  
「キャスリンそこは……」  
「兄様の……もうたくましくなってる……」  
「う……すまん……」  
「いえ嬉しいですわ……兄様の苦しそうです……今だしますね……」  
 そういうともどかしげに軍服のファスナーをおろし既に屹立してる少佐の物を取り出  
す。外気に触れた刺激でビクンと脈打つそれをやさしく撫でまわす。  
「兄様の大きい……私うまく出来るかわかりませんけど……気持ちよくしてさしあげますね……」  
 そういうと少佐の前に跪き、少佐の物を捧げ持つように両手を沿え、先をちろちろと舐め始める。  
「くぅっ! いかん……こんな事をしては……キャスリンやめるんだ……」  
「やめません……私、兄様に……もっと気持ちよくなって欲しい……」  
「キャスリン……」  
「殿方はここが……気持ちいいと聞きました……れろ……」  
 鈴口の部分をなぞるようになめさすり裏筋に舌をのばしていく。  
「兄様の……大きすぎてくわえられません……ごめんなさい……」  
「そんなことは……よい……が……」  
 
「先から……出てきました……気持ちいいんですね……兄様……」  
「う……うむ……」  
「もっとよくしてさしあげますわ……」  
 そういうとキャミソールの前をハズし始める。そして露わになる形よく張りのある大き  
な乳房。それで兄のを挟み込むように谷間にいざなう。固くいきりたったものがやわら  
かいしっとりとした肌に包まれる感触。  
「ぬぅ……」  
「どうですか……?……兄様……」  
「ぐぅ……」  
「あ……また大きくなりましたわ……気持ちいいのですね?……  
キャスリンうれしい……」  
 本当に嬉しそうに微笑みながら自分の胸の狭間にある兄の剛直をやさしくしごき始め  
る。先の方から滲む液が胸の谷間に垂れ落ちにちゅにちゅと淫猥な音を立てる。  
亀頭が口元にくると舌をつきだして出迎え、そのつどキャスリンの唾液と少佐のカウ  
パーがからまり糸を引き垂れる。むしろその淫らな後ろめたい光景と背徳感が強い  
刺激となって少佐の射精感をあおりたてる。  
「く……このままでは……」  
 
「出そうなんですね……このまま出してください……兄様……」  
「う……すまぬ……っ」  
「あ……んぷっ」  
 びゅくびゅくんびゅくん……  
 勢いよく放たれた精液の初撃ががキャスリンの口元を汚し、つづいて顔を髪を  
汚してていく。ねっとりとした重量をもった精液がゆっくりぽたぽたと、  
胸元に垂れ落ちる。  
「はぁはぁ……兄様の……精液……」  
 胸元を流れる精液を恍惚とした表情で眺める。  
「キャスリン……すまぬ……」  
 ハンケチをとりだして自分がだしてしまった精液をふき取っていく。  
「いいえ……兄様、キャスリンは兄様に感じて頂いて……とても……嬉しいです……」  
「キャスリン……」  
「兄様……お願いです……キャスリンも……感じさせて頂けませんか……?」  
 熱い潤みきった瞳で少佐を見上げるキャスリン。  
最愛の妹のその淫靡な願いにどうしたものかと困り切る少佐であった。  
 
 

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