君は兄さんの恋人。
真っ白な肌に青い瞳の少女
僕はずっと憧れていたんだ。
──たとえ誰かを傷つけることになっても
「ウィンリィ、どうして抵抗しないの?」
僕に組み敷かれて、瞳は明らかに拒んでいるのに何もしない。
「アル、落ち着い……っ」
胸を揉みしだきながら、唇を塞ぎ、舌を入れる。
腕は自由にしてあるのに、なぜ抵抗しないのだろう?
「っは…や、だ…アル」
やっと弱々しく僕の腕を止めようとする。
けど女の子の力じゃ抑えられるはずもなく、
僕はそのまま体の線に沿って手を下に下げてゆく。
「このままじゃ指入れちゃうよ?嫌だったらもっと強くやらなきゃ。
それとも兄さんじゃなくても、誰でもいいの?」
「どうしてそんな風に言うの…?」
涙の浮かんだ瞳で僕を見返す。
やばい、こっちが耐えられないかもしれない。
「君が兄さんと寝ているのを初めて見てから、ずっと欲しかったんだ」
「…確かにエドと…ったことはある、けどっ…そのために付き合っ…んじゃっ」
秘所に指を入れる。
すごく熱くなっていて、予想したよりも濡れている。
「…へぇ、これくらいで感じるような体になってるのに?」
そう言っただけでさらに濡れて、締め付けてくる。
「だからっ…ぁ…くっ…一緒にいるだけで楽しいっ…はぁっ…」
乳首を軽く口に含み、吸う。
それだけで尖ってくるのがわかる。
体の反応と言っていることがあまりにも違うので、
つい…いじわるしたくなっちゃったよ。
「じゃ、愛情をもらうのは兄さんで足りてるんだ?
それなら僕は自分のためだけに君の体を要求してもいいんだね?」
目に見えて彼女は動揺していた。
その反応を楽しみながら、僕は自分を取り出す。
彼女の瞳を手のひらで塞いで、一気に奥まで入れる。
「ウィンリィの体はウソつきだねぇ、感じてないくせに感じた風に装ってるよ」
僕の手をどかそうと腕を掴むけど、ぜんぜん力が入っていない。
「…ぁっ、んやぁ…お願いっ」
「嫌なの?それとも何?もっとして欲しいの?」
彼女がどうして欲しいのか、ホントにわからないよ。
体には求められているのに、心には拒まれている。
やれやれ…兄さんも良く手懐けたもんだ。
どうやったのか聞いてみたいよ…。
ぐちゅぐちゅと自分の中でアルが動いているのがわかる。
手で塞がれているせいで見えないけど、
たぶんすごく濡れているんだろう。
どうして…どうして…?
私は何をしているの?
なにがしたいの?
「…お願い、アル。あなたが全部欲しいの」
ウィンリィがいきなりはっきりした声で言った。
「全部欲しい」と
そっちがその気なら構わないさ。
動きを速くする。
僕の方も限界が近いんだよね、散々焦らしてくれたせいで。
もう二人とも言葉が出ない。
あるのは喘ぎ声と、体のぶつかる音と、粘液の絡まる音だけ。
「「…っはぁ!!」」
二人同時に果てた。
その後一瞬目の前が暗くなって、次には僕とつながったまま苦しそうに上下する
ウィンリィの体が見えた。
「アルぅ…エドには言わないでね?お願いだから」
「…だったら時々させて。等価交換だよ」