「ああっエ、エドォ…もうやめてぇ〜」
上気した顔で喘ぐウィンリィの手には、エドワードが錬成したスポンジ手錠。
彼女は今、ベットのパイプによって拘束されているのだ。
パイプに背中を付けてもたれ掛かり、下着すら着けていない体は、射し込む日の光によって
部屋の中でも隅々まで目視できる。
与えられた刺激によって胸の突起は、濡れてぷっくりと存在を誇っている。
そしてエドワードの体がウィンリィの足の間に入り込んでいるせいで、露わになっている箇所には…
「もう入らないよ…お願い…止めて…」
蜜に濡れた白い固まりが、ギュウギュウに押し込められて詰まっている。
服を着たままのエドワードは、それを一つ摘み上げると自分の口元に運び
ニヤリと顔を歪め、ワザと彼女の羞恥心を煽る。
顔を背けるウィンリィの顎を取り、自分の方へ向けると白い物体を口に含んだ。
「やっ止めっ」
言葉が言い終わらないうちに彼女の唇は奪われ、同時に先程のモノが舌に乗ってやって来る。
運ぶだけでは物足らず、縦横無尽に這い回って口内を犯した後、舌は出ていった。
残った小さな固まりは、甘いのか苦いのか味などわからない。
あっという間にドロドロの食べ物は消え失せた。
「なぁウィンリィ、このマシュマロ美味いだろ。俺、バレンタインの時にお前と一緒に食ったチョコが
今までで一番美味かったからお返し!」
「味なんてわかんないわよ!しかもあれはあんたが勝手にやったことでしょ、馬鹿ぁ!」
本来ならここでスパナを投げつけるのだが、残念ながら動けない。
「だから今回も勝手にやらせて貰うってことでよろしく!」
こうなったエドワードは人の話など聞かない。
好きな女に愛されている自覚がある男は最強だ。
ベット脇には未開封のマシュマロが待機、そしてベット下にはいくつもの空箱が転がっていた。
エドワードが我慢できずに服を脱ぎ出すまで後少し…
その頃、廊下では…
「う〜ん、零時を過ぎた瞬間からやってるよね…僕、今日中にこのクッキーを
ウィンリィに渡せるのかなぁ(いや、渡せないだろう)」
アルフォンスは体操座りをして、来ることがないとわかりきっている順番待ちをしていた。
(おわり)