「ん……」  
真夜中にウインリィが尿意で目を覚ました。  
エリシアの誕生パーティーでヒューズに少しとはいえお酒を飲まされたからだろう。  
ベッドから出てトイレに行く。トイレまではすんなり来れたが、  
自分が寝ていた部屋が暗さも手伝ってわからなかった。  
「う……しまったなぁ。ちゃんと覚えておけばよかった」  
ふと見るとまだ起きてる人間がいるのか扉の隙間から明かりの漏れてる部屋がある。  
「……誰だろう?」  
悪いとは思いつつもそっと隙間から覗く。  
「あ……」  
ベッドの上で裸のまま抱き合うヒューズとグレイシアの姿がそこにあった。  
「そっか……ここはヒューズさんたちの部屋だったのね……」  
そっと部屋から離れなきゃと思う気持ちと見ていたいという好奇心がせめぎ合う。  
ごくりと生唾を飲む音さえ聞こえて見つかるのではと思えた。  
ヒューズの手が愛おしげに見事なプロポーションをなでさすると、  
グレイシアは抑えるようなくぐもった喘ぎをあげる。それがかえって艶っぽい。  
ウインリィは目を離すことが出来ず食い入るように見ていた。  
自然ともぞもぞと腰がうごめき、内股を擦り合わせてしまう。  
「ん……」  
足の付け根の部分がこすれてねじれるような感触。  
だめ……こんなところで……と思いながらも何度も内股を擦り合わせて  
熱い部分に刺激を送ってしまっていた。その動きでついよろけてしまう。  
「!」  
「だれだっ?」  
「あ……ごめんなさいっ!ごめんなさい!」  
「ウインリィちゃん……」  
 
「……男なら即殺すところだ」  
「ごめんなさい……」  
「まぁウインリィちゃんならかまわんぜ? ところで豆とは済ませたかい?」  
「わ、私とエドはそんなんじゃ!」  
「もうあなたったら……」  
「たまには自慢の嫁も見せたくなるからいい機会だ、見ていくといい。興味あるだろ?」  
「あっ、あなた……あんっ」  
そして再び生殺しの目にあうウインリィちゃんであった。  
 

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