「…ぁ…ふっ…」
敏感な陰核に指が触れ、思わず声が漏れてしまった。そんな様子を、大佐は口元に笑みを浮かべ、ただ見つめていた。
「一人でしてごらん」
彼は私にそう言った。
そんなの無理だと首をふっても、彼の態度は変わらない。
「嫌がっても駄目だよ。君が行動しないと、私は何もしないから」
彼の目の前で自慰をしているなんて、恥ずかしくてたまらない。少し自分で触れば、きっと触れてくれる。
「…ふ、ぅっ…」
けれど彼は一向に動こうとはしはない。理性が負けて、自分の指で上り詰めようとする。
「……あっ…!」
もう少し…。そこで彼が私の腕を掴んだ。
…ようやく触れてくれる。
そう思ったが、彼は見ているだけで、中途半端に止められた下半身が疼く。
「…たい、さ…?」
「もう一度してごらん」
「…えっ…」
もう無理だと訴えたが、彼が私を促す。じくじくと疼く下半身の熱がおさまらず、そろそろと手を伸ばした。彼の表情は相変わらず楽しそうだ。
触れてほしくて自分で慰めるが、理性が負けて達しそうになれば彼が止める。それをくり返され、私はもう限界だった。
「…いさぁ…もぉっ……」
「なに?」
「…わっ、て……」
高みに上げられ、けれど望んだ場所には行けなくて。ひくつく陰核に触れてほしくて。どうにかなってしまいそうで泣きながら大佐に懇願した。
「…おねがっ…たいさぁ…」
「どうしてほしい?」
「…ふっ…もぉ…いれ、てっ…」
「いれてほしいのかい?」
「ぁ…はや、くぅ…」
辛くて苦しくてぼろぼろと泣きながら言えば、彼が私に覆い被さった。
ちゅ、と軽くキスをされ、いやらしく濡れた秘所に熱い塊が宛がわれた。