アメストリスからシンに帰る途中、メイを抱えたリンとランファンは一軒の宿に泊まった。
メイを抱え、歩き通しだったリンは疲れ果て、食事をし、風呂に入ったあと、すぐに眠った。
ランファンもシャワーを浴び終え、浴室を出ようとドアを開けると・・。
そこには、メイがいた。
メイの隣でシャオメイがぐっすりと眠っている。
「何ダ、まだ起きていたのカ?明日は早いのだゾ?」
「分かっていまス・・。」
少しの間沈黙が続くと、ランファンはメイの座っているソファーの隣に座った。
ランファンは自分がバスタオル一枚なのを気にせず、大きく伸びをした。
一方メイは、自分の隣に座っているバスタオル一枚の凛と美しい、機械鎧の左腕を持つ娘に少し緊張を覚えた。
「・・・きれいな肌ですネ。」
「・・・そうカ?」
「ハイ・・・」
そしてまた沈黙が続く。
すると今度はランファンが口を開いた。
「あまり遅くまでおきているなヨ」
「そのつもりはありませン」
沈黙。沈黙。沈黙・・・・。
話が長続きせず、気まずい空気になった。
どうしたら良いのか分からなくなり、とりあえず服を着ようと立ち上がると、
「・・肌・・触ってみても・・よろしいですカ?」
「・・・・エ・・・・!?」
メイにいきなりそんな事を聞かれ、ランファンは頬を赤く染めた。
「まえから、ランファンさんの肌には少し興味があったんでス。あんまり綺麗だったのデ・・。」
「・・・・・・・・////」
少し恥ずかしい、だが嬉しくもあった。
ノックスの家では喧嘩ばかりしていたのに、メイがほんの少し心を開いてくれたように感じたからだ。
このまま姉妹のようになれたらと、ランファンは思った。
しかし・・肌の話か・・・・。
あまり女の子らしい話をした事がないため、ランファンはまず何を話せば良いのかと戸惑った。
じゃあ・・これからシンに帰ったらについてとか・・。
いや待てよ。これは『女の子』の話だ。堅い話はふさわしくないな。
・・例えば賢者の石を持ち帰り、皇帝に渡し・・。
・・・・・・・・・・・・・だめだ・・・・・・・・・・・・・。
ダメだダメだダメだダメだ・・!!!
ぜんっ然盛り上がらない!!!
ええと、ええと・・・ど・・どうしよう・・。
何かしら狼狽えているランファンにメイは声をかけた。
「ランファンさん。まだお話は終わっていませんヨ?」
「ア・・・ソ・・そうだったナ・・」
我に返ったランファンは少し汗ばんでいた。
「それで・・お肌に少し触れても宜しいですか?」
「・・・いいゾ・・・。」
「本当ですカ?それじゃあさっそク・・。」
この時ランファンは、女同士だし、何よりメイは子供だからと油断していた。
だがそれが間違いだったのだ。
ランファンはこの後自分に起こる事を、予想もしていなかった。
メイがゆっくりとランファンの背中に触れた。
「すべすべですネ・・・」
「ア・・ありがとウ・・///」
ランファンは、自分が先程より頬を染めている事に気づいていなかった。
メイはそれに気づくと、何だか少し、苛めてみたい気持ちになった。
少しだけ、言葉で責めてみた。
「あれ?ランファンさんお顔が赤いですよ?もしかして恥かしいんですカ?」
「なっ!!?そ・・そ・・そんなわけないだろウ・・」
ランファンは恥ずかしさのあまり身を縮める。
そんな可愛らしい反応に、同性ながらも、メイはさらに興奮をおぼえた。
「あの・・少しタオルを下げて貰っても宜しいですカ?」
「えェ!?ナ・・なんで・・下げなくちゃならないんダ!?」
そんな事をしたら、胸が見えてしまう。
だが、見せなかったら、またからかわれてしまうかもしれない。
・・・もうこうなったらヤケだ!!
ランファンは恥かしげな表情でメイをみると、
「ス・・少しだケ・・だからナ」
「エ!?いいんですカ!?ありがとうございまス!」
メイのあどけない笑顔を初めて見た。
目を和らげ、ほっと喜ぶ顔は、やけに可愛らしかった。
「それではちょっと失礼しますネ」
「エ?ああ・・」
まあ女同士だから何も起こらないだろう。
そう思った瞬間、
ムミュっ
いきなり胸を掴まれ、ランファンは「ひあっ!?」と普段の声とは全く違う声をあげた。
「ななナ・・いきなり何をすル!!!」
ランファンにそう言われ、メイは首を傾げた。
「あレ?胸を触っても良いという意味ではなかったのですカ?」
「ちがうに決まっているだろウ!!」
「もう別にいいじゃないですカ。女同士でやるのも、いい経験になりますヨ。性交の練習という事でやってみませんカ?」
「ダ・・だガ・・」
性交の練習という事だから、胸だけではすまないかもしれない。
これまで、主と何度か夜を共にした事はあるが、子供と夜を共にした事は、当然の事無い。
本当にいい経験になるのだろうか。
などと考えているうちに、メイはまた胸を揉んでくる。
「うわァ・・こんなに弾力があったんですね・・」
「やめ・・ろ・・ふぇ・・」
とても気持ち良いというわけではないが、変な気分にはなる。
メイはランファンの胸をやわやわ揉んでくる。
すると、ランファンの肩から、トサっ・・っとバスタオルが剥がれ落ちた。
ランファンはソファーの上で、自分が全裸になった事に気づいていない。
「ん・・もう・・やめ・・ひゃア!」
メイの小さな指が、ランファンの乳首を摘まんだ。
「んう・・ひっ・・っ・・やあぁ・・」
「ランファンさん、意外に敏感なんですネ。そんな敏感な人のココはどうなっているんでしょうネ?」
メイはランファンの腿の間に素早く手をいれた。
「ふあっ!!んんっ・・」
メイの指は、ゆっくりとランファンの中に入っていく。
ぬるぬるとした液体が、メイの指に絡みついた。
「やめろォ・・ンあぁ・・あんっ!」
「それじゃあ・・私のも触ってください。ランファンさん一人で気持ち良いのはずるいです。」
「わかった・・。」
メイはもどかしく下の衣服を脱いだ。
幼女のソコはまだ淡い毛は生えておらず、優しい桃色をしている。
ランファンはメイが痛がらないように、ゆっくりと中指を挿入した。
「あ・・あん!はぁんっ・・」
メイの声は、幼女とは思えないほど艶めかしく、ランファンは少々驚いた。
こうお互いで触りあうのは初めだから、結構興奮すル・・。
そろそろ二人にも、限界が近づいていた。
「ああ・・やぁん・・ランファンさん・・私・・もう限界・・!!」
「私もダ・・メイ・・ん・・ふぅ・・あっ!ああああああん!!」
「ランファンさ・・ひゃあぁァああっっ!!」
「ハア・・ハア・・あ・・もうこんな時間・・早く寝ましょウ」
「そう・・・だナ・・」
二人は服を着なおすと、毛布に包まい、寄り添いながら眠った。
この時、リンは顔を真っ赤にしながらこっそりと聞いていたのを、二人はまだ知らない。