「やあぁっ!あっ…はうっ!」  
リザの中に思いきり熱い自身を打ち込み、抜けるぎりぎりまで腰を引き、また奥まで強引に押し込むと、彼女は背をしならせて喘いだ。  
腰に響く甘い鳴き声に堪らなくなってリザを抱き締めると、女性らしい丸みと軍人らしい逞しさを合わせ持つ引き締まった美しい身体は汗でびっしょりと濡れていた。  
二人の体液がどろどろに溶け合った結合部も少し身体を動かすだけで盛大な水音を立てるほど潤んでいる。  
ねっとりとした蜜が絡んだ金の繁みがいやらしく、そしてその奥で私の赤黒い塊をぱくりと飲み込む穴はもっといやらしい。  
興奮が高まり、リザを抱き寄せたまま、また激しくひと突きする。  
「あぁっ!はっ、ぅ…っ」  
豊かな乳房を重たそうに、そして淫らにたぷたぷと揺れる。  
白い丸みに乗っている赤い乳首も健気に揺れ、私を誘っているかのようだった。  
私と繋がり甘い声で喘ぐリザの姿は、これ以上ないほどに妖艶だった。  
悩ましげに眉を寄せて快感に酔いしれているリザの顔に、引き寄せられるかのように手を伸ばした。  
林檎のように可愛らしく染まった頬に手を添え、柔らかさを確かめるかのように何度も撫でた。  
「…たいさ…?」  
頬を撫でられくすぐったいのか、細めていた目をさらにとろんと薄くさせてリザが私の名を呼ぶ。  
ベッドの上でリザの形の良いぷっくりとした桃色の唇が私の名前を紡ぐと、いつも鼓動が速まる。  
リザと体を重ねるのは実に久しぶりのことで、早く繋がろうと急ぐばかりに、この美味しそうな唇にまともに口付けをしていなかったことをふと思い出す。  
「…リザ…」  
激しい律動を一度止め、リザの身体に覆いかぶさると、荒い息を繰り返す彼女の唇へと噛り付くように口付けた。  
「…んぅ…ッ」  
すぐにリザの小さな舌を捕らえ、絡ませる。  
リザからも絡ませることを促すと、彼女はおずおずと自らも舌を動かした。  
しかしリザの拙い動きで私が満足できるはずもなく、結局は勝手に暴れ回った。  
「んんー…っ」  
リザの舌を吸い付くしてしまうかのように激しく交わり、口内の壁をちろちろと突いて刺激する。  
苦しいのかリザが顔を背けようとするのを両手で頬を挟み押さえ付け、彼女の口内に私の唾液をなすりつける。  
リザは固く目をつぶり、びくびくと身体を揺らしながら私の激しい口付けに耐えていた。  
「…ん…ッ!」  
リザが苦しげに喉から声を出したのを聞いて、大変名残惜しいが彼女を解放する。  
口付けからようやく逃げられたリザは、飲み切れなかった唾液を顎に伝わせ、肩で息をしていた。  
「…なあ」  
「ひゃうっ!」  
顔に掛かる髪をよけてやろうと少し動いただけで、その気はないがリザの膣内を刺激してしまったのか彼女がびくりと震える。  
「リザはいつになったらキスに慣れるんだ?」  
「え…?」  
口付けている間にずっと気になっていたことを口にする。  
突然の質問に、乱れた髪を私に直されているリザは呼吸を整えながら不思議そうな表情を浮かべた。  
「いつまでも初々しくて可愛いと思うが…。しかし感じすぎじゃないか?」  
「どういう…意味です?」  
「慣れる慣れない以前に君はキスに弱いのか?」  
「あぁっ!」  
トンと軽くリザを突き上げながら問う。  
「…いきなり…何ですか…っ」  
「ぎゅうぎゅうと締め付けてくるから参ったよ」  
「…は?」  
「ここ」  
また軽く抜き差しをすると、リザが私の肩にしがみつき弱々しい声を上げた。  
口付けの最中、リザは今しがみついているように膣内で私のものをぎゅうっと締め付けてきたのだ。  
それどころか、リザの秘所は新たな蜜で尻の方まで濡れているはずだ。  
「キスだけでずいぶん感じているんだな。驚いたよ」  
「そ、そんなこと…」  
「もしかして今日執務室でキスした時も、すました顔しながらものすごく感じていたのか?」  
「まさか」  
リザがくだらないというように無表情を浮かべ、枕に横顔を埋めてしまった。  
しかし、私は感じていたんだなとニヤリと笑う。  
金髪から覗く耳は赤く染まっており、そして膣がまた私をきゅうっと締め付けたのだ。  
 
 
 
終わり  
 

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