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最近、我が副官であり恋人でもあるリザ・ホークアイ中尉との性生活をマンネリ化させないために、私は日夜研究に励んでいる。
職務中のホークアイ中尉に自らおもちゃを仕込むよう命令したり、束縛プレイという名のプチSMに挑戦してみたり、気合いをいれるために机の下で彼女に自慰をさせてみたりと、実践の結果はどれも素晴らしい。
私もホークアイ中尉もとても楽しんでいる。
それから、ハボックやフュリーあたりがうすうす気付いているのがまた快感のスパイスとなるのか、中尉の身体は今まで以上に敏感な反応を返すようになった。
彼女は顔を真っ赤にして恥ずかしがるが、男にとってはたまらないものだ。
危険を冒しながら頑張った甲斐がある。
しかし、そのことをからかいすぎて、ホークアイ中尉に「職場であれだけなさったのなら家ではいいでしょう」と拒まれる日々が続いた。
これは反省点である。
ならばしばらくは職場でいたすしかないということか。
しかし職場で行為をするにも、仕事を片付けなければホークアイ中尉は大人しくなってくれない。
無理矢理というのも実に惹かれるプレイだが、私は彼女を傷付けたくはないのだ。
執務室から逃げ出さず、真面目に書類にサインをするのが、ホークアイ中尉と愛し合う一番の近道のようだ。
私は、いつもの呆れたため息ではなく震えた吐息をこぼす中尉を見上げた。
彼女は、本来人が座るべきではない執務机の上に何も纏わず生まれたままの姿で座り、雪のように白い太腿を自らの手で大きく広げている。
これは仕事に精を出すために私が中尉に命令したものだ。
ハボックやフュリーが君の痴態に気付いているんじゃないかと耳元で囁いた時、中尉は驚くほど濡れたが、今の彼女も何もされていないというのに金の茂みの奥は淫らなことになっている。
「机を汚したらお仕置きだぞ」
今すぐ突っ込みたいそこへ、代わりに万年筆を差し込むと、くちゅりといやらしい音が響いた。
悩ましげな声と共に、中尉の柔らかな身体が可愛らしく震える。
豊満な胸の頂きにある赤い飾りが痛々しいほど尖っている。
もっと強い刺激が欲しいのか、物足りなさを潤んだ瞳で健気に訴えていた。
「仕事を片付けたら、と条件を付けたのは君自身だぞ。大人しく待っていなさい」
いやらしく育った文句のつけようのないホークアイ中尉の身体をじっくりと舐めるように眺めながら、私はゆっくりとペンを動かした。