はヒューズの良き妻、その娘の良き母とし普段は存在していた。穏やかで、暖  
かい、楚々とした女性として。しかし自分の下で嬌声を上げている様は、ただ  
の女だ。淫らで、はしたない、妖艶な女。彼女を抱くのはこれが初めてではな  
かった。ヒューズの目を盗んでは、私達は抱き合っていた。背徳心まで快感に  
変えて。後に後悔することを知りながらも、止めるという選択はしてこなかっ  
た。今日はヒューズが出張の為、彼女とホテルで会っていた。彼女と何度肌を  
重ねても、飽きるということが無かった。自分が彼女の性感帯の全てを覚えつ  
くすまで、私達は肌を重ねていた。新しい性感帯まで開発するほどに。  
 
 
彼女と知り合ったのは、ヒューズの紹介だった。彼女がいる事、そしてその名  
前も聞かされていた。紹介はイシュヴァール戦からの帰還後だった。あの頃か  
ら可愛らしい女性で、それでいて芯が強い人だった。しかし、自分とこういう  
関係になるとは思っても見なかった。それは彼女とヒューズの結婚式を、親友  
が幸せになるのだと思ったら嬉しくて盛大に自分も祝ったのだから。彼女の事  
を気にするようになったのは、ヒューズと彼女の家に招かれたときからだった  
だろうか。何かの祝い事で、招かれたときに、ただ「良いな」と思っていた。  
それは彼女の笑うときのしぐさとか、彼女の声とか、そんな些細なことだった  
と思う。けれどその時から、そんな些細なことで彼女を良いと思う事が積み重  
なっていって、彼女への思いが積み重なっていた。けれど、思いを告げること  
はしなかった。彼女とこのような関係になったのは、確かエリシアが生まれて  
からのはずだ。切っ掛けは彼女の涙だった。綺麗だと思ったら、キスで拭って  
いた。彼女は驚いた顔をしていたが、構わず口を彼女の口へと進めて、そのま  
ま押し倒した。それが、彼女との初めてだった。彼女は最後まで抵抗しなかっ  
た。  
 
 
彼女の中を大きく突いたとき、彼女が達した。彼女が強く締め付け快感が自分  
を襲い、自分も彼女の中で達した。避妊具を付けているから彼女の中で達する  
ことが出来るとはいえ、これを取り外したい衝動にかられる。けれど、それは  
出来ない。自分は、親友を失いたく無い。今、自分がしている事が裏切り行為  
だとしても。まだ息の荒い彼女の髪に、口付けを落とす。それから体中に口付  
けを落とすが、跡は付けない。それを悲しく思う。けれどそれが止められない  
のは、体中への口付けに彼女が可愛らしい反応を返すからだ。また猛り始めた  
自分を抜き、彼女に突き刺す。十分に濡れそぼった所は、自分を受け入れる。  
彼女が自分の名を呼んだ。飢えた心が満たされる。  
 
後悔することを知りながらも、罪を犯すのは……。  
 

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