ここは、シン国の伝統料理を扱う店だが、仕事帰りの男達が気軽にたむろできる場所でもある。  
美味い酒とつまみ、そして可憐な看板娘がいることで評判の『鈴楽』。  
看板娘1は、長めの裾で大胆にスリットの入ったセクシーな青色のチャイナ服を着たランファン。  
看板娘2は、お尻の下スレスレで超ミニな赤いチャイナ服が可愛いメイ。  
 
そんな二人は、大繁盛の店内で右へ左へと大忙しだ。  
「よぉ姉ちゃん!こっち酒追加〜」  
「……はっはイ…お待たセ…いたしましタ…」  
「嬢ちゃん!餃子まだー?」  
「はイ、ただいま、持って行きますヨ!」  
 
一生懸命働いている若い娘さんにちょっかいを掛けたくなるのが、酔っ払いというもの。  
一仕事終えて、良い気分で酒を煽っていた髭面・ボウズ頭のオジサンは  
お酒を置いて厨房へ向かおうとするランファンの手を掴むとグイッと抱き寄せた。  
「ほんと、ウィック!だいぶ待っちゃったよ〜ん。お詫びに尻触らせろっての!ギャハハハ」  
酒臭い息を大人しそうな少女にかけ、調子に乗った男は、服の上からでも綺麗な形である  
と分かるお尻を両手で鷲掴みにした。  
「ちょっ…止め…下さイ…お客様…(殴ったらリン様に怒られちゃう…)」  
 
店のことを思って強く拒否できないのを良いことに、男の行為はエスカレートして行く。  
パックリと開いたスリットへ肉体労働でゴツゴツになった手を滑らせ、柔らかな布へ辿り着くと  
その端を引っ張り、スリットから外に出して周りにいる他の男性客にも見せるとワッと歓声が上がった。  
あまり乱暴に扱うので、ミシッと繊細な下着が音を立てる。  
「大人しそうな顔して、ヒッック!黒か。おじさんはエロい子大好きだよ〜」  
「………ぐす(殺す)」  
涙を堪えて胸元からこっそりと武器を取りだした時、不意に体から不快感が消えた。  
足元を見るとセクハラ親父が転がっていて、振り返ると仁王立ちのメイが。  
どうやら彼女が灰皿を投げつけて、撃退してくれたようだ。  
 
しかししぶといオッサンは、まだランファンの足に縋り付いて下着を覗こうとしている。  
「やって良いことと悪いこともわからないノ?そんなにパンツが見たいなら見せてあげるワ」  
メイは、短いスカートを思いっきり捲り上げると前は小さなリボン、後ろはパンダさんの絵という  
幼女用下着を晒した。  
「これで満足でショ!おととい来やがれでス!」  
メイが啖呵を切った所で、オーナーのリン・ヤオが登場した。  
「はいはい、ランファンもメイもうちの大事な店員ナんですからねェ。おい、フー、お客様のお帰りだ。  
丁重にお連れしろ」  
「はい」  
こうして、毎日一波乱ありながらも中華料理店『鈴楽』は営業している。  
 
「……メイ、…あ…アリガト……ございましタ……」  
「いいのヨ!困った時は、お互い様ですからネ」  
 
おわり  
 
 
 

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