ハボックは嬉しくて口元が緩みっぱなしだった。  
するするとリザの足元のローブをずらして、ふくらはぎを手で触っていく。  
リザは忍びあがる彼の両手をぱちんと払い、  
「駄目よ、あわてちゃ…あなたはまだ」  
「マッサージはじめていいッスか?」  
「…足だけよ」  
「了解っス」  
途端、婉曲に撫で回し始めた大きなハボックの手の感触をリザはふくらはぎで感じてしまった。  
「足の疲労に効きますよ」  
「……そ、そうかしら」  
幾度か彼女は目を配るが、ハボックは疲れと凝りを癒す指圧だとか  
笑顔で答えてやめようとはしなかった。  
彼女は、少々ハボックの手つきがいやらしいのを感じていたが、  
それほど気にせずハボックに足を預けてロイに密着していった。  
ずりずりと彼女はハボックに触らせるのを容認しながら、  
髪をなでてくれるロイに更にしがみつく。  
「大佐は…、何もしないんですか?」  
一方で、ロイは未だに少々硬直気味である。  
度肝を抜く彼女の台詞に、彼は驚愕を隠せなかった。  
 
『少尉のは大きいの?』  
ここまではいい。まだ可愛いもんだ。  
しかしな、  
『優しくお願いね』  
優しくって、本気でするのか?  
――――3人で行う――――だと  
あの馬鹿はすっかりリザになついてきてるぞ  
マッサージとかぬかして、危ない手つきで触ってるじゃないか  
だいたい、大の男二人で君によってたかって、体がもつわけないだろう  
それに、さっき風呂場でやったばかりで君はまいってるはずだ…  
そこでロイはせかせかとリザの足をさすっている足元のほうの小間使いを、  
横目でちらりと見やった。  
――この底なしの変態まで加わったら、確実に泣くんじゃないのか  
リザには恋人同士となった初夜のときに随分、泣かれた。  
あの頃は、自分とて青臭いほど…  
この小間使いのようにせっかちに求め、焦りを生じさせていた。  
それに、初めて抱く喜びで彼女が女神のように神聖に見えたほどだった。  
処女を奪う罪悪感すら湧き上がり、肉欲を貪る自身だけが走りすぎて  
彼女の許しにいつも精一杯の気分ですらあった。  
現在は互いに乳繰り合ったりと、冗談を飛ばせあえるほどの男女の仲にはなったが、  
彼女から誘われるほどの欲情を目にしたことはない。  
今のリザは、酒の回りも激しく、3人でしたいなどと提案しているくらいに  
頭が浮かされているようでもあった。  
本当にいいのだろうかと彼は懸念してしまう。  
「大、佐…」  
起き上がって、縋り付くように迫って唇を合わせてくる大事な恋人…  
背伸びしたようにあやふやに寄り付いてくる彼女…どこか頼りなげだった。  
 
ハボックがマッサージと称していやらしい触り方をしているのは眼に見えたし、  
リザもその勢いを分かって放散させっぱなしなのであろう。  
両の足に伝う微かな感触に、唇から伝う揺らめきが感じられる。  
彼女の体が戸惑いながらも、反応しつつあるのが判るのだから…  
ロイは小さく微笑んでリザの肩を両手で掴む。  
「いいのかな?」  
「…わ、私、いつまでも子供じゃないわ」  
「それはそうだが」  
――おやおや  
甘く潤ったリザの瞳が視界に入った。  
自分から誘うことに、彼女は少々、意識の底で恥らっているらしい。  
こんな機会でもなければ聞けない台詞だ。  
ロイがいつまでたってもからかったり、困らせたりしてくるようなアプローチを  
昼も夜もけしかけてくる理由をリザはどこかで感じ取っていたのだろう。  
好きなのに恥ずかしいことばかりしてくる、子供じみた相手の悪戯や悪ふざけも、  
未だにリザがセックスをどこかでロイ任せにしてしまっているせいでもある。  
流されたように抱かれるしかできないためだと分かったのだろうか  
小声でロイはリザの耳元で呟いた。  
「ハボックはどうするんだ?」  
「それは、その…興味があって、私、大佐しか知らないんで、サイズのことも…  
一回くらい見て、みた、い……」  
「私のはそんなに見ないくせに」  
「み、見てます…お風呂とかで、ちょっと…だけ」  
「今後はベッドで鑑賞していただきたいね」  
「だって、ベッドじゃおっきくなって、変わるんだもの…じっと見れるわけが  
…あの、私、何言ってんのかしら…と、とにかく…だ、駄目?」  
まごつきながら赤い頬をしてリザが上目遣いに顔を変化させていたので、  
くすくすとロイは微笑んだ。  
やおらそっと顔を近づけ、  
「あれは、今日連れて来たことに免じたオプションだぞ。私が一番だって忘れるなよ」  
「はい」  
念押しと言葉を繋げてやった。  
 
そして、頷いたリザとそのまま唇を合わせていった。  
「君、キスがうまくなった」  
「教えてくれたからです」  
深く口付けた後、リザが色づいた顔をして、  
テーブルにおいてあったグラスを持ちぐいっと飲んだ。  
それからロイの口に、チェリーを半分だけ口の中に運んでくる。  
「ん、受け取って」  
彼女は続いて、こう告げる。  
「――大佐、美味しい?」  
―――――この顔、煽るねえ…  
「うん、美味い」  
ロイはリザの怪しい色香に惚けた。  
噛むのも忘れて、口に含んだ果実を枝ごと…ごくっとロイは飲み込んだ。  
目と目を合わせて時間が止まる。リザの小さな手がロイの肩にそっと触れていた。  
どんなシチュエーションに持ち込んでも、恥ずかしがったリザが  
面と向き合って誘うような色気をこれまでかもし出したことはない。  
ついついロイも強引に、彼女が照れて嫌がりそうな言葉や愛し方で接していたが、  
今ほどの艶やかな空気は初めてなだけに新鮮だった。  
だがしかし、  
「ひゃん、ぁ…」  
「あー、すんません。このへん弱いッスか?」  
忘れられていたハボックが太ももの奥に手を滑り込ませたらしい。  
リザが怯んだような声をだす。  
「あっ、ちょっと…そんな、上がってこないで」  
膝小僧からハボックはマッサージではなく完全に口で舐め始めてきた。  
指で彼は、器用にも“コリをほぐす血行のもみくだし”というわざとらしい動作を行っている。  
リザが体をひねってロイにもたれかかっている状態で、  
斜めに延ばした両足をハボックが本気で占有しだしたのだ。  
これより、ロイとリザの甘い空気がハボックの技巧によってペースが変わってくることとなる。  
実際のところ、勝手に盛り上がっていちゃつきだしたこの二人にハボックが発破をかけたのだ。  
 
「や、ハボック少尉…何塗ってるのよ、せっかくお風呂に入ったのに」  
「美容液ッス。オイルッスよ。これで中尉のお肌すべすべ」  
「変なもの、塗らないでよ」  
「柔らかくて滑らか〜…すげえ肌触り」  
能天気なのか、本能のままなのか…ハボックは準備万端な格好である。  
さっさと自身は堅苦しい上着を脱いで、近くに避妊具をスタンバイし、  
申し訳程度に部屋の照明もさっさと小さくしてくれていた。  
「ちょっと、何よそれ…足が熱、い」  
途端、これまで目を点にさせていたロイは口を動かした。  
「リザ、それ…あれだ」  
「は…?」  
血行と興奮を刺激するローションオイル、主に互いの生殖器に塗りあって  
男女が大きく盛り上がるという強壮薬だとロイは言った。  
ロイが持ってきて、ポケットから取り出してそのままにしておいたのを、  
ちゃっかり見つけたハボックがテーブルから持ってきたらしい。  
開発者はロイに面識のあるエルリック兄弟の父とか…  
「やだ、少尉…なんか、変になる…あ」  
すそを、下着の部分ぎりぎりまでめくりあげたハボックが、リザの太ももから内股に沿ってキスをした。  
「や、めくっちゃいやぁ…ま、待ってぇ…」  
「リザ、私のほうも気がついてくれ」  
「あんっ…」  
ハボックに絡め取られる臀部を気にし始めた彼女にロイは、濃厚な口付けを行っていった。  
顔を一気に赤らめだしたリザの甘い吐息にとうとう抑えられなくなったらしい。  
「ふ、う…ん、んぅ」  
舌と舌で混ざり合う深い絡み、ねちゃねちゃと二人は口内を移しあった。  
「顔真っ赤だよ」  
「だって、少尉が…」  
「私はまだ、このベッドじゃキスと君の顔しか味わってないのにね」  
さわさわと下着のラインを脚の付け根から愛撫してくるハボックの様子を、リザがどんどん気にしだす。  
 
「あん、や…ぁっ」  
「私の火力も、あげてくれたまえ…」  
「そういう台詞、言ってる自覚、ないんですか…あん、っ…!」  
ベッドにリザを倒したロイが、仰向けになった彼女の横から愛撫をし始めた。  
彼女の二の腕を優しく掴んだ彼は、肌蹴つつある胸元に唇で吸い付いた。  
「あっ、はあ…っ」  
片手でリザは鎖骨あたりに進むロイの髪を撫でてはいたが、  
もう片方を下でうごめくハボックの頭をこつこつと叩いている。  
ハボックが横たわる自分に乗りかかり、今にも口でショーツを脱がそうとしているのだ。  
彼女は腰までめくられたバスローブを結ぶ紐を押さえて、下半身を隠そうと両足を捻る。  
「やぁん…ま、待って…ずらしちゃ、やぁん」  
足から這い上がって腰の部分に到達してくるハボックの予想外の手早さにリザが戸惑った。  
しかしそこで枕もとにいたロイが、  
「まあ待て、ハボック…そのまま、上から…具合はどうかな」  
「ひゃっ、あ」  
リザのばたつく下半身に対して、ハボックを制したロイは乗りあがって手を伸ばした。  
そして、腰にあるバスローブの紐を器用に取り払わせて、彼女の花びらの上を  
最後の一枚である布の表面から触れていった。  
しっとりと、リザを隠す布切れが染み入っている。  
浴室で新しく身に着けた彼女のショーツは泉が再びあふれ出していた。  
「濡れが早いね…いつもより…ハボックなんかで、さっさとまいらないでほしいな」  
「や、だ…言わないで」  
「大佐、交代させてください。俺、そっち見たい」  
乳首までずれて肌蹴た胸元の全てを、ハボックは主張した。  
とりあえず、この両足の付け根の辺り…――平たく言えば挿入――をロイに先に譲るとして、  
もっとも彼にとっての重要な部分の征服を引き受けようとした。  
リザの胸の大きさに、日ごろから妄想逞しくあった彼は、この機会を逃したくなかった。  
生で見たい。  
脳髄に焼き付けたい。  
そして、しゃぶって吸って顔を沈ませ埋もれたいと期待していた。  
 
「うお、すげえでっかい」  
「い、言わないで…っ……」  
位置をロイと交換してから、ぺらりと布をめくると感嘆の声をあげたハボックだった。  
彼はさっさと、舌を胸に這わせていった。  
そして目を血走らせながら、穴が開くほど白い肌を眺めつくす。  
ハボックの浴びせる息の強さに、リザが更に顔を恥ずかしがらせてしまい、手で顔を覆う。  
「や、そんなにじろじろ見ないでぇ」  
「でっけぇ、最高のボインです」  
つっと指で赤い先っぽをつまんで彼はしゃぶりつく。  
「ア、や…そんな、吸っちゃ…はぁん」  
揉みながら、ハボックはリザの乳房を征服し始めた。  
「ハァ、ア…ア、ゥ」  
「リザ、どっちに感じてるんだ、君は!」  
その時、濡れたとショーツをさっさと脱がして、  
クンニし始めようとした本来の恋人たるロイは、一言発してしまった。  
ハボックのペースと自分のペースはもともと違う。  
それで、先にとろけるような喘ぎを零しだしたリザにやっきになって言ってしまったらしい。  
―――君は意外と順応早いのか?  
「あん、あぁ…大佐、少尉が触ってるとこがぁ、とけちゃ、ぅ…」  
「ハボック、そっちには変なもの塗るなよ!」  
「え、遅いッスよ」  
「…――−お前なあ!」  
閉口したままロイはハボックの手元を見た。  
すでに彼は強壮薬をリザの胸にぶっかけていた。  
「これ、蜂蜜みたいな味で甘くてさ」  
「お前、それをさっき足に塗りたくって舐めてたろ。頭がおかしくなってるぞ」  
「おっぱいの感度があがってますよ」  
鼻息を荒くしながら、横からリザに覆いかぶさったハボックは、  
まろやかなふたつの果実を揉んでリザに悲鳴をあげさせ続けた。  
「ふあぁ、あん…っアァ」  
彼女は、背筋をびりびりと何度も反らしながらハボックの性戯におぼれだした。  
「あぁ、そんな、揉んじゃ…ひゃあ、ん…っ」  
 
ロイは頭の中で思考をはべらした。  
この薬は試作段階で本来それほど効能の強いものではない。  
開発者が言うには濃度も低く、アルコールでかすかに酔っ払う程度の気分しかもたらさず、  
失敗だとはっきり述べていた。  
だから、あえて酒で酔っていたリザには今夜は無用だと思い、使う気はなくしていた。  
それなのに、この効きのよさは何事かと思い込む。  
ハボックはリザの興奮をひきあげるほど、素で器用に扱っているのだ。  
「足、いいとこ突いといたから」  
小瓶をロイに投げ渡したハボックは、しかめ面をしていた上官に一言伝えてきた。  
―――――そういえば、こいつ…最初の頃、マッサージをしていたな  
「大佐、ハマルって…あんたもそっちに塗ってみたら?」  
にっと小悪魔的に笑んでいたハボックに、ロイは悪酔いしたような顔で目を光らせる。  
リザの両足を大きく広げさせて、そこに集中しようとしていたロイは…  
負けん気とプライドを持って彼女に近づいた。  
「リザ…ここ、寒くないか?」  
ふっとロイは意地の悪い息を吹きかける。  
「ヤ、やめ…て…っ」  
「蜜が垂れてるよ」  
ちろっと彼は揺らめく花びらの中央で舌をつつかせる。  
「あっ…だ、め…息ふきかけちゃぁ…んんぅ」  
「寒いとか?」  
濡れた彼女の秘部に、ロイはわざと薄い吐息を重ね、  
「ハァ、ア…大佐ぁ、そこぉ、スースーしちゃう、んぅ」  
「雫が垂れて、震えてるよ」  
舌で再びロイがそこを舐めた。  
そして彼はクリトリスや奥の部分をあえて避けて、内股の部分を指でなぞりだす。  
 
「あっ、それだけ、じゃ…っ…」  
「どうしたらいいんだろうね?」  
「ん、大、佐…あ、もっと…」  
「なんだっけ?」  
相槌を打つかのようにロイはふっと自発発火しかけるリザの濡れた入り口を、  
軽く吹いて舐めてやった。  
「は、ぁ…ぅ、あ…っ」  
小さな感覚器へのついばみに、リザはがくがくと体をしならせる。  
ハボックの胸への愛撫もあるが、乳首が濡れたまま、彼女の乳房はぶるぶると波打っていた。  
大きく開かされた両脚、露わにされた内奥への入り口…  
ハボックのかけたマッサージのせいか、低効果の薬液でも足や胸は浮くほど熱い。  
しかし、それと同じ波が陰部だけにはまだ至っていない。  
それでもむしろ、自身の熱と肉欲への官能が、ロイが今扱おうとしている濡れた部分に  
集中していくような感覚を覚えてくる。  
何もかけなくとも全身から、子宮の入り口へと…  
走りいく彼女の感度の上昇にロイはもって行かせようとしている。  
ロイが悪戯するだけでリザが悲鳴をあげてきた。  
「ヒャ、アン」  
「リザ、ここだけが寒いのはかわいそうだね」  
「お、おねが…ぁぃ、もっと…私、…を」  
途中から、そそり立った乳首にしゃぶりついていたハボックはリザの表情と、  
その醸し出す声の音色に釘付けになる。  
素で喘がせるロイの巧みに彼は視覚で淫らな彼女の欲しがる様子を見つめていた。  
「どうしようかね」  
「あっ、ん…おねがい、あつくしてえ…もっと、いじって…っ…」  
ロイが意地悪をしているのはあきらかで、彼女に薬剤と愛撫のどちらをも  
ねだらせようとしているのだと彼は察知した。  
 
にやにやとしながらハボックはそれを見て、  
「大佐、はやくやってくれよ…俺、もうたまんねぇ」  
「お前のツボマッサージ、後で教えろ」  
「ハイハイ。だけど、アンタが持ってきたそれのおかげでしょう?」  
「言いたくない」  
―――ほんとはそれほど効く薬じゃないが、ハボックの功績に免じて使ってやるよ  
「きゃ、あ…」  
ねとりとした最後の一滴まで、ロイは彼女の花園にかけていった。  
とろりとそれが重なって、リザが再び声を漏らしていた。  
ロイが中を探るように彼女の感じつつある花びらを触っていった。  
「甘いね、君のこの部分は」  
リザの興奮をあげさせようと、ロイはクリトリスを扱いだした。  
舐めては軽くなぞる。  
ピンクに濡れ輝いた箇所へ刺激を重ねていただけだったが、  
彼はリズミカルな摩擦や圧迫を与えていく。  
「ん、はぁ、あ…!」  
赤く肥大したリザの陰核は、いっそう高まり、神経の中に性感を帯びていった。  
びりびりとロイから受け取った快感を抱きつつ、リザはハボックの頭に両手を伸ばす。  
「中、尉?」  
「…っ……今、どうなってるの…見せ、て」  
ハボックと口付けを交わした彼女…  
ロイに下で熱っぽい愛撫を受けてびくびく感じ入っている顔を零しながら、  
ハボックの張り詰めたものを求めていた。  
心地よさに体をしなせる湿った表情…  
あまり彼女は、ハボックにはこれまで意識して痴態をさらけだしていなかった。  
だが、愛撫で無防備に感じている顔を目の前で見て、  
接吻までしたせいか、ハボックはすでに抱いてるような錯覚すら覚えてしまう。  
 
リザのほっぺたを触りながら、ハボックはそこに顔を近づけ、優しく唇を這わせていく。  
「中尉、息あがってる。クリでいっちゃってる…そういう顔、むちゃくちゃ可愛い」  
「からかわ、ないで…っ…あ、大佐、ヤァン…少尉の見たいだけよ、おっ…」  
ハボックが囁いた言葉を耳にしたロイが、下のほうで彼女の弱いところをどんどん愛撫していった。  
「は、やく、…見せてぇ…」  
彼女に馬乗りになったハボックが、待っていましたという気分で自慢のものを接近させる。  
「ハボック、少尉…」  
――こんなの中にはいったら、どうなるのかしら  
ロイのものすらこれまで、それほど直視できずにいた彼女である。  
ハボックの活き活きとした形を、唾を飲み込んで彼女は見いった。  
「…っ…ん」  
Gスポットにむけてを指を動かしだしたロイの導きをこらえつつ、とろける頭で想像する。  
その時、ハボックは…  
「ねえ中尉、先にどっちをイかせてくれますか…」  
「…少尉は、胸で挟むのと口でするのとどっちがいい?」  
「そりゃ、どっちも希望ですけど…どっちかつうと俺は口で遊んで欲しいッス。  
ちなみにさっき急いで洗ってきました!」  
尋ねられたハボックの台詞を交わしてしまったリザは  
部下の問いかけに、リザ自身もどちらも欲しいと思っていた。  
口でハボックを含んで、下の口でロイを受け取れば自分はどうなるのか、  
したことのない同時並行の動作を考えてしまったのだ。  
また、口もいいが、最近開発されたばかりの後ろの部分でも試せるのではないかと瞬時にちらついた。  
だが、すぐさま首を振りつつ思考をとめる。  
―――私、はしたないわ…だけど  
思い巡りつつ、リザはますます性的な興奮が高まっていったのを噛み締めた。  
「……んっ」  
ロイの指や愛撫が蜜をどんどんあふれさせるほど激しくなっている。  
どこか焦らされたように、高まりつつある愛撫で波を引いてくるロイの手先…  
自分の感じ取る部分を最も熟知して、猛ったように焦らしながら  
たまらないほど性感をつついている。  
これが自分にとってのこれまでのペースでむしろまだ、優しいくらいだ。  
 
しかし、この年下の自分の部下の猛々しさも、いささか気になる。  
いずれ、下で潮を吹かせられるのを見せてしまう恥ずかしさもでてくるだろう。  
口に含むのを今更、怯むことなんて…彼女はそこで覚悟して、  
眼前にもたらされた大きさに目を合わせた。  
「あ、あんまり、上手じゃないかもしれないけど…っ……」  
改めて驚きつつも彼女は、間近にいるハボックを口内に含もうとしていった。  
ハボックは、彼女の胸で挟んでもらうよりも、口で扱ってもらえることを喜んで口元を綻ばせた。  
ロイは、挿入するために激しい愛撫で内襞を掻き分けて、  
さらなる情欲に踏み込もうとするリザを喘がせていった。  
 

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