小話 絶壁(ロッククライミング)にて 注:ロイウィン&エドアイ
寒風吹き荒む中、素っ裸で腰にタオルを巻いた姿で急斜面の岩を登る男達。
「なぁ大佐、ここまでしなくても彼女の裸なんていつでもみられるだろ」
「フフフ、まだまだお子さまだな鋼の。露天風呂を覗く=男のロマンだろうが。
知力・体力・時の運を駆使して、愛しい人の元へ駆け付けるのだ!
さぁあと一息だ。共に励もうではないか。」
二人仲良く横並びに登っているが、もちろん命綱などあるはずもない。
「…しかし、辿り着いた暁には、己の彼女だけ見るのだぞ。
間違っても私の可愛いウィンリィの瑞々しい肌を視界にいれるなど許さん。」
「誰がメカオタクなんて見るか!大佐こそ、中尉は俺のなんだから見んなよ。
あのふかふかで柔らかいおっぱいを堪能できるのは、俺だけだ!」
「ハッハッハ、お互い独占欲が強いな。約束だ」
やっとの思いで露天風呂に侵入すれば、湯煙でよく見えない。よ〜く目を凝らしてみると…
「おお、外で見るウィンリィの裸体はまた違った趣があって良い。うんうん、上手く
胸も育っているな。(おお、中尉のダイナマイトバディも大した物だ)」
「ちゅ中尉、明るいとこで初めて見た。すげぇ。すっげえ〜。(ウィンリィも女だったんだな)」
まずは自分の彼女をロックオンして、次に早速約束を破る野郎共。
その心の声が聞こえたのか知らないが、次の瞬間ロイに向かってリザの弾丸が
エドに向かってウィンリィのスパナが飛んできた。
日頃の成果か間一髪で避ける二人。
その背後には、バスタオルを体に巻いた女性達が仁王立ちだ。
「「覚悟はいいわね?痴漢!」」
その後、ウィンリィ作『元豆だった物体』とリザ作『元無能だった物体』が
湯船に浮かんでいたという。 チーン
その後、エドはリザに、ロイはウィンリィに手厚く手当をして貰えたので、案外おいしい?
終わり