久しぶりに甘い時間を過ごしたせいか、エドワードは深い眠りに入っているようだった。  
彼の幼なじみ兼整備士で恋人の方は、久々に体を合わせたせいで怠いながらも目を開けている。  
しっかりと後ろから抱き込まれたせいで、あまり身動きがとれないが、視線を下に向ければ  
行為の前に脱ぎ散らかした、互いの服がゴチャゴチャに散らかっている。  
あの時は、少しでも早く触れたくて焦っていたのだと思い出し、一人赤面して悶えてしまうウィンリィ。  
なんだか居たたまれない気持ちになったせいで、起こさないようにゆっくりと彼の腕を外し  
ベットから出て服を拾い集めた。自分の服と彼の服を分けてたたんで並べてみるとなんだか  
ほんわかと温かい気持ちになる。毎日、こうやって枕元に次の服を並べて一緒に眠れたら幸せなのに…  
ピナコとアルフォンスと4人一緒に過ごせる日を夢見て、溜め息をつく。  
しかし、すぐに頭を振ってその夢を彼が叶えられるようサポートすることに専念しようと  
改めて心に決め、黒い服一式を胸に抱きしめた。  
不意に好きな人がいつも着ているその服に袖を通してみたい衝動がおきた。  
身長は少しばかりウィンリィの方が高いが、着られないこともないだろうと挑戦してみれば  
裾と袖が短めだがウエストと肩幅がゆるめで大丈夫だった。  
鏡の中の自分の姿を見つめて思わず笑みが浮かんでしまう。全身黒の衣装にトレードマークの赤いコート。  
どうせならばとおろしていた髪を三つ編みにして、サイドテーブルに  
置いてあった彼の赤いゴムを借りてみた。  
「へへへ…エドだぁ」  
くるりと回転してみて、ポーズを決める。  
 
「なんか俺は複雑な気分だけど、おまえは楽しそうだな」  
いつの間にか目を覚ましていたらしいエドワードはベットに肘をついて寝転がったまま  
可愛い彼女のファッションショーを眺めていたらしい。  
全然気付いていなかったウィンリィは、「やっあのこれは!」と両手を振りながら  
必死に言い訳を考え始めたが、「別に服着るくらいかまわねーよ」と冷静に言われ  
ばつが悪そうにエドワードに近づいていった。  
彼を抱きしめ、耳元で「大好きだよ」と囁き、耳朶を甘噛みするとエドワードは嫌そうに体を離した。  
「おい、何のつもりだよ」  
その言葉を無視しつつ、彼の顎をすくい上げるように持ち上げて唇を奪い、強引に舌をねじこんで  
深いキスへ持ち込む。  
「……むっ…おい……」  
この流れは先程エドワードがウィンリィに致した行為。  
眉を顰める彼の反応に首を傾げる。  
「おかしいなぁ?気持ちよくない?あたしは良かったのに…」  
「俺はされるよりする方が好きなんだ。俺にもお前の服を着ろとか言うんじゃないだろうな?」  
「それいーねー。やってみようか?」  
「勘弁して下さい、ウィンリィさん」  
頭を下げるエドワードに勝ち誇る彼女、別に彼に女物の服を着せたいなどと  
最初から持っていないし、実際入らないだろう。  
「あたしもね。するよりされる方が好きなんだよ。ね、エドして?」  
彼女の可愛い我が儘を聞き届けない男などいない。白くきめ細かな肌に口付けながら  
三つ編みをほどき、衣服を剥いでいくが、自分の服だと思うと微妙な気分になるエドワードだった。  
 
愛しい少女が身に付けている、己のトレードマークでもある赤いコートを床に  
投げ落とし、慣れ親しんでいる黒色の上着も難なく脱がす。  
この間、ウィンリィは脱がせ易いように体を動かして積極的に協力していた。  
簡単に脱がせられる服に協力的な彼女、そんな都合のいい状況なのにいまいち  
気乗りしないエドワードは、機械的にカチャカチャと音を立ててベルトを外し  
絶句した。  
「…おまえ、パンツまで…」  
脱がしかけのズボンを踝の辺りに引っかけたまま、ウィンリィの下半身をみれば  
鋼の錬金術師愛用無地トランクス&スパッツまでご丁寧に着用されていた。  
モジモジとしながらも、上目遣いで向日葵のように明るく笑ってみせる彼女。  
「えへっごめん、エド。一度男物の下着ってつけてみたかったの。怒った?」  
いや、怒ってはいないが確実に萎えた。  
どこの世界に自分のパンツを見て興奮するヤツがいるっていうのか。  
やはりせっかく可愛い彼女がいるのだから、女の子特有のヒラヒラで可憐な感じの  
服を着ていて貰ったほうが萌えるというものだ。  
真っ白なレースのサマードレスとか、いっそ黒のゴスロリファッションも可だ。  
もちろん普段着のつなぎは、また格別というものなのだが…  
おっといけない少々話がずれた。下着の話だ。下着。  
 
まぁヒラヒラフリフリの女性用下着は、目を楽しませてくれる分  
扱いが難しかったりもする。  
柔らかく薄い布は、ちょっと力を入れただけで破れてしまい、特に機械鎧では  
角張ったパーツに引っかかれば即アウトだ。  
それでウィンリィに幾度も怒られていることを思い出したエドワードの顔は  
段々と生き生きしてきた。  
「エッエド?急にどうしたの?」  
怒られているのかと少しばかりビクついていたウィンリィの肩に手を置き、嘘臭い  
満面の笑みを浮かべるエドワード。  
「何でもない。さっ続きだ!続き」  
自分の服=多少乱暴に扱っても怒られることはない  
発想の転換でそう思い付いたエドワードは、今までやってみたかったとある事を  
実行に移すことにした。  
 
おかしいと思いつつも彼が服を脱がせる作業をさり気なくサポートしようとする  
ウィンリィだったが、徐々に己の格好に抵抗を見せるようになっていった。  
今のウィンリィの姿と言えば、いつの間にやら両手をベッドに錬金術で固定され。  
黒いタンクトップの肩紐は、二の腕の辺りへずり落ち、その裾部分は鎖骨の下  
押さえ込むものがなく外気に晒されてる胸―プルリと震えるプリンの様で、15歳という  
年齢のわりに大きめ―の上にクルリと丸まっている。  
下半身といえば、ズボンはまだ足に絡み付いているし、何故かスパッツは  
トランクスの股部分まで下ろされているという全てにおいて中途半端な状態。  
これならばいっそ全裸にされた方が恥ずかしくないと言うものだ。  
「なかなか色っぽい格好だよな、ウィンリィちゃん?」  
「エド!なんでこんなことするのよ〜!こんなの…恥ずかしいじゃない」  
エドワードのやってみたかったこと=半分脱がした状態でのH  
 
ウィンリィは、真っ赤な顔でイヤイヤとするように顔を横に振るが、体は正直なもので  
はしたない姿を好きな人に見られてしまっているという状況に感じてしまい  
まだ触れてもいないのに、薄い桜色の突起は主張して尖ってきている。  
「へぇ〜恥ずかしいのか。ここはこんなにプックリ立ち上がってるのにな」  
エドワードは舌を出し、乳首に触れるか触れないかのギリギリの所を彷徨わせ、  
思わず背を反らせて、胸を突き出してしまうウィンリィの反応を楽しむ。  
意地悪な態度とそれに伴われる言葉を聞いて、今度は必死に胸を隠そうとするが  
両手を塞がれていては、捲れ上がった服を下げられない。  
膝を立て、一生懸命上下へ体を動かすとちょっとだけ服が動いたが、そのせいで  
裾の広がっている男物のトランクスは捲れ上がりウィンリィの  
大事な部分をちらりちらりと覗かせていた。  
全部捲れてしまわないのは、太股途中までしか下ろしていないスパッツが  
ストッパー代わりになっているからだ。  
 
チラチラと覗く花弁で目を楽しませ、いい眺めだなと見入っていたが  
肩を震わせる彼女に気付きギョッとする。  
まだ頬に伝う程ではないが、瞳を濡らしてじっとエドワードを見つめている。  
目に涙を溜めて見上げてくる表情は、グッとくるのだが  
あまり彼女を泣かせたくないエドワードは狼狽えた。  
慌てて錬成で拘束具を外す。  
「どっどうした?ウィンリィ」  
「いやっなの。見られて一人で感じちゃうなんて…エドと一緒がいい。あたしに触って?  
エドの手で感じさせてよ。あたしも…エドを気持ちよくしてあげたいし…」  
両手を広げてエドを待っているウィンリィ。  
そんな彼女を抱きしめて頭を撫でる。  
「バカだなぁ。俺もおまえを見てるだけだって充分感じてるっての。でも、やっぱ  
二人ですんのが一番良いよな。一緒に頑張ろう」  
その言葉に安心したのか、おでこにキスを贈るエドワードに向かって  
鈴蘭の花の様に可憐な笑顔を見せるウィンリィだった。  
 
 
左手を右胸に置いておっぱい全体を優しく揉み始め、空いている左胸の先端を唇に含み  
甘噛みすれば、待っていましたとばかりに背中を反らせて大きな反応を示した。  
「ヒャ…ああっ…いっ…痛い…」  
予測に反した苦痛を訴える悲鳴に、一度動きを止めればウィンリィが涙目で呟いた。  
「この服…痛いの。」  
確かに捲れ上がった服が動いたことによって肌に食い込み、かなり痛そうだ。  
今となっては、どんな格好でもウィンリィであることが重要なので、中途半端に  
着せたままだったエドワードの衣装一式を全て脱がせた。  
生まれたままの姿を晒したせいで、彼女の綺麗な白い肌に痛々しい痕が目立つ。  
エドワードは心から反省し、そこに口付けながら「悪かった」と謝罪の言葉を述べた。  
「気にしないで」と言ってくれる少女に感謝しつつ、行為を再び続ける。  
 
ウィンリィは今、寝そべっているが形の良い胸は、その存在を誇っている。  
15歳という年齢のわりには、かなり立派なサイズといえよう。  
「でかい、胸」  
思わずポロリと漏らした言葉に素早く切り返す年頃の娘。  
「でかいって何よ!でかいって。こっちは比べられて結構恥ずかしいのよ。  
同い年の女の子より大きくなったのは、あ・ん・たのせいでしょ!  
あたしは特に努力なんてしてないけど、する度に揉んで揉んで揉みまくってるのは  
どこの誰よ」  
迫力ある態度に思わず敬語になる人がいる。  
「俺です。すみません。ウィンリィ様」  
「わかれば宜しい。…だってね、あたしはエド専用だから…こんな風になったのは  
エドのせいよ」  
起き上がったウィンリィは、エドワードの頭を抱えるように抱きしめた。  
素っ裸でそんなことをすれば、『ぱふぱふ』の状態なのだが、そんなことは気付かずに  
やっているのだ。  
『専用』発言と『ぱふぱふ』攻撃に早くもきてしまいそうだったが、男の意地で我慢我慢。  
 
「ウィンリィ…」  
くぐもった声を上げれば、体を離してくれたので柔らかな感触が遠ざかる。  
ちょっと残念だったか、もう少し堪能すれば良かったなどと不埒なことを考えていると  
上から覆い被さるように唇を塞ぎ、丹念に口内を舐めあげ唇を吸ったり  
し始めたウィンリィは、自分から仕掛けくせに息が乱れ、目がトロンとしてきた。  
「おかしいの…ちょっと胸を触られて、キスしただけなのに…熱いよ。  
まだエドに何にもしてあげてないのに、もう欲しいの。ごめんなさい」  
ピンと尖った胸の赤い実は、食べ頃を知らせているかの如く。  
男を受け入れる場所は一目で濡れていることが確認できるほどだ。  
これは本日二度目の行為、そのために少女の秘所はすでに柔らかく  
充分な受け入れ態勢となっている。  
「充分過ぎるほど、して貰ってるって、謝るな」  
 
今すぐに入れてしまいたい願望に襲われるが、もっともっと彼女を高めたいという  
気持ちが上回り、グッと我慢の末に甘く誘うようなヒクヒクとした突起に指を延ばし  
人差し指でゆっくりと撫で上げた後に挟み込み、少し強めの刺激を与えていく。  
「あっ…ああっ…だめっ…はぁん…」  
大きくなる喘ぎ声に気を良くしたエドワードは、更に更にと機械鎧の力具合に  
気を付けながらも擦りあげ、その指を休めることなく今度は生身の左指を秘裂に射し込むと  
今までになかったと驚くほど、すんなりと指が飲み込まれていった。  
二本、三本と増やしていっても散々弄ばれた内壁は、抵抗を見せることがなく  
まるでくわえ込んでいるかのようだ。  
それぞれ違うように動かし掻き回せ、少女の一番良い所を確認して重点的に攻めれば  
さっきよりももっと色気を含んだ音を聞かせてくれる。  
「ひゃん…はっ…あっ…え…どぉ…え・ど」  
普段通りに発音できずに名前を呼び続ける彼女にキスを一つ。  
これが合図。  
 
了解したウィンリィが瞳を閉じると導かれるかのように、中へと侵入していく。  
「くっ…はぁ…っ…」  
「……ひゃあああっ…っ…」  
スムーズな挿入といっても多少の抵抗はあるもの。  
小刻みに震える背中とベットの間に手を差し入れ、さすってやる。  
「はっ…あ…えど…なまえ…よんで…うぃんりぃって」  
「ウ…ウィンリィ、ウィン…リィ、ウィンリィ」  
背中に回された、油とオイルが染み込んだ指先―エドワードの知る中でもっとも美しい  
働く手―に少しだけ力が入ったのを感じた彼は、ゆっくりと腰を動かし始めた。  
何度か関係を持っているというのに、お互いにまだ慣れなくて時々失敗することもあるが  
今日は大丈夫。  
反応を見つつ、強弱を付けて揺さぶれば快楽の表情を浮かべてくれる。  
「えどっ…いいの…もっと…もっと…して…はげしく…して………」  
その訴え通りに一心不乱に突き立てた末、二人は一緒に意識を手放した。  
 
 
瞼を擦りながら目覚めたのは、エドワード。  
隣を見れば、背中を向けた恋人が健やかな寝息を立てている。  
ベットに広がる真っ直ぐでクセのない長い髪を梳き、一房持ち上げて口付けた。  
「俺は…気障な台詞とか吐けねぇけど、おまえのこと大事なんだからな」  
独白のはずのその台詞は、「おまえ」にしっかりと届いていて…  
平たく言うとタヌキ寝入りしていた金糸の持ち主が、肩を震わせている。  
「うん、わかってるよ。エドはあたしのこと、好きを通り越して愛しちゃってるんだもんね?」  
「なっ何言って〜おまっ起きて!」  
「ずっと前からわかってたからいいの!私も愛してるからね、エド」  
普段より少しだけ血色が良くなっている彼のほっぺたにそっと口付けた。  
ブツブツと口先では文句を言いつつも、自分専用の彼女に優しい眼差しをおくる  
エドワードだった。  
そしてウィンリィの方は、たとえわかっていてもずっと言って貰えなかった言葉を  
実際に聞かせて貰えて、幸せな気持ちでいっぱいになっていた。  
 
終わり  
 
 

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