あの妙な黒衣の人物を追跡し尋問した後の事だ。
隠れ家に使っているだろう質素な宿に
異国の出で立ちの3人組がさっと身を隠すように入り込む。
ベッドに腰をかけ、溜め息を付くように
長い髪を後ろで纏めた糸目の男が、黒衣の仮面を付けた老人に向かい
「なんだか、情報は手に入らなかったナ…
フー悪いけド、あの兄弟の監視頼むゾ。
今の所、賢者の石の手がかりはアイツらしかいなイ。」
老人は一礼すると
「は、それでハ…無茶等されませんようニ。」
窓から飛び下り、その姿を素早く消していた。
部屋には黒衣の仮面を付けた娘と、男だけになった。
二人きりになった所で側に侍る娘の肩に手を置き隣に腰掛けさせる。
「ランファン、仮面…外したらどうダ?
何だか調子が悪いみたい…だガ?」
ランファンと呼ばれた娘がこくりと頷き、
仮面を外したその下の顔は微かに桃色に染まり火照っていた。
「リン様……あノ……。」
辿々しく紡ぐ言葉は何かを躊躇う様。
「ん?どうした。
ああ……そう言えば、さっきの…だナ。
でも、それなら…分かってるだろウ?」
ベッドの縁に腰掛けて笑うと、娘が先程よりも顔の火照りを赤くさせ
男の足下に跪く様にしゃがみ込む。
その手が躊躇いを残したまま、男の腰紐に手を伸ばした。
するりと緩められずり下げられたそこには、まだ堅さの残る逸物。
「…リン様………失礼シまス……。」
目を閉じて娘がそれに手を添えて愛らしい唇で幾度か口付けを落とし唇に含む。
先程の初々しい動作とは違って…銜え扱くその動作はかなり手慣れた様子だ。
「随分上手く……なったナ?」
体積が増し、軽い吐息と共に深く銜え込んだ娘の頬にかかる髪を押さえてやりながら、男は満足げに呟く。
大分、大きくなったそれから口を離した娘もはっとした表情で
「ア………有り難うございまス……リン様。」
そう告げてうやうやしく礼をした。
「はは、ソウ堅くなるなヨ?
じゃあ……御褒美ダ。
ランファンが…コレを欲しがってる所見せてくれないかナ?」
こくりとまた頷いた手がぱさりと下の衣と
見慣れない腰巻きのような物をはらりと床に落とせば…
そこには少女の花園が待切れないとばかりに蜜をしとどに分泌していた。
その腰を抱え上げ、ベッドに座らせれば
「リン様………?」
不思議そうに問い返す娘。
「いいから…そのまま、足を開くんダ。」
告げられた通りに開いた足はM字で蜜を垂れ流すそこもくっきりと見えてしまう体勢。
「は……恥ずかしイでス……。」
人さし指を銜えて八の字に眉を寄せてふるふると震えた股が何とも愛らしい。
その花園に男が顔を近付けちゅる…と吸い上げた。
「ひゃう…っ!!」
目をきゅっと閉じて急な感覚に娘は悲鳴を上げる。
だが、そんな事もおかまいなしに下はどんどんと深く埋められ…そこを強く吸い上げる。
「ァア!!……っヤぁ…!ひァ!!」
指がぎゅっとシーツを握りしめるが、その感覚がぱたりと止んだのに拍子抜けし
主人の方を娘は濡れた瞳で懇願するように見つめた。
「ランファン…どうして欲しいんだイ?」
糸目かと思われていた目が見開かれ、にやりと笑う。
その目で見られた娘は震える小声で……
「あの……リン様の……それで……私の……。」
蚊の鳴くような声と言った方が正しいかも知れない。
男もそれで許す事は出来ないらしく、娘の花園の回りを指でなぞり
「んーさっきの、聞こえなかったんだけどナ?」
意地悪そうな笑みで今度は太股につ…と舌を這わせる。
「ァ……ぁ………。」
生殺しのように与えられる中途半端な快感と今にでも
男を受け入れようとひくひく震えて痙攣する花園。
娘は大粒の涙をポロポロ零しながら…涙声で
「リ……リン様ノ……大きな魔羅デ……私のココを…
お願い……シマス!グチャグチャに…掻き回シテ…下さイ!」
嗚咽混じりに震える娘の頭を軽く撫で
男も申し訳無さそうに…にっと笑って
「悪いナ……一寸、意地悪しスギタヨ……。
いいかイ…ランファン?」
娘を膝に乗せて首元に口付けを落とすと
その表情も泣き顔から微かな笑みに変わり…
相変わらず恥ずかしそうに呟いた。
「ハイ……リン様……。」
娘の同意の言葉と共に花園へ逸物がぐ…と分け入るように押し進んで行く。
「ァ……ひゃぁ………んっ!ァ……んんっウ!」
ぐぷりと言う音と共にそれを奥迄飲み込んだ花園はその途端きゅぅっと強く締められた。
「ラ……ンファン…締め過ぎ…だゾ…ッ!」
顔を軽く顰めて耳を甘噛みすれば、がくんと娘の身体の力が抜けた。
「ス……すみまセン!」
慌てながらきょろきょろする娘の身体をそっと抱きとめ
「はは、ランファンは…可愛いよナ。」
男の腕の中でそっと目を閉じると微かだが、下から突き上げられる感覚に
「ン……。」
娘から鼻に掛る声が上がり、男の腰の律動は娘の蕩けそうな表情の様に
ゆっくりと緩慢だが、深く擦り付けるように中を掻き回す。
「ァ……ン…んぁ!!……ぅ!……ぁあ…ん!」
途切れ途切れの甘い吐息と喘ぎはこの歳の少女とは思えない位の甘さで
歌うように宿屋の一室に響き渡った。
「いつ、聞いてモ…イイ声ダ。」
その手が先程よりも強く腰に回され、更にお互いの繋がりを深くさせたと思うと
律動が激しさを増し、肉と肉がぶつかりあう音が鳴る。
「ひッ!!……やっ!!リ……ンさま!
あぁ!……んぁう……ぅ!もぅ…あぁ!ん!」
途端、娘の声も嬌声と悲鳴の入り交じった声に変わり
そこからはぐぷっ…ずちゅ…と言う厭らしい水音が耳を灼く程響いていた。
「……ラン…ファン?……もう、イきたいカ?」
そう呼び掛けられた娘の目は既に蕩けており、喉から出るのはあの声だけ。
「あッゥ……だメ……!あ……ひゃゥ!!
あァ!……ァ!ァッ…あン……あああ!!」
きゅうっと綺麗に弧を描いた背中を抱きとめながら、眉を顰め
腰に回された足を外そうと男が動くが…がっしりと押さえ付けられて
外す事もままならない。
「ッ……どうなってモ……知らないからナ……
………ッ!!!」
呻いて、強く絡み付き締め付けて来た娘の腰を抱きかかえ
白濁を中にぶちまける。
「…ァ………っ!!」
後を引くような声で娘の身体がくったりと投げ出され、
男の方も額の汗を手の甲で拭い溜め息を付いた。
……
……………
「…………ンファン、大丈夫か?」
呼び掛ける男の声にはっと我に返って娘は目を開けた。
お互いまだ、繋がったままで男の腰には娘の足が絡み付いている。
「……リン様?
……ァっ……!!?」
繋がったそこから溢れだした白濁に驚いた娘は中にあるそれを思いっきり締めてしまう。
「ッぅ………締め過ぎだっテ。
そうだ…そレ、の事なんだケド。」
視線の先に有る物を見た娘がまたポロポロ涙を流しながら
「わ……ワたしが……リン様にしがみ付いたかラ……。
……どんな罰でモ……受ける覚悟でス……。」
泣きじゃくる娘を胸で受け止めてやりながら男は笑って
実は最初から…この娘を抱いた時からそう思っていた事…。
「心配するナ………俺も男ダ。
責任は……………取るかラ。」
照れくさそうに言った胸の中で驚いたように娘が
「エ……!?」
また、強く締めてしまったのだろう。
慌てたように
「……また、元気になっちゃっただロ。
………何ならもう一度…
…付き合っテくれる…のカ?」
その言葉に自分から娘もぎゅっとその背に手を回し…
「はイ……リン様…宜しクお願いしまス……。」
胸に埋められた顔は先程よりも…ずっと真っ赤だった。