ある日の事。  
「ねぇエド。」  
「あ? んだよ」  
相変わらずさっぱり意味の分からない本に向かっているエドワードに一言。  
「あたしと勝負しない?」  
「・・・・・・・・・・・はい?」  
言ってる意味がさっぱりわからなかった。  
「何言ってんだオマエわ。」  
「だーかーらー。あたしと勝負!」  
「なにで?」  
「んーとね。飲み比べ!」  
「・・・・・・・は?」  
エドは完全に思考回路が混乱してしまった。  
「(飲み比べ? オレ達まだ未成年だぞ?? っつーかいきなりなんで勝負??)」  
エドの頭の中がぐるぐる回っていると、ウィンリィは頬を膨らませてそっぽを向いてしまった。  
「だってエドったら本に向かってる間ぜーんぜんあたしの話聞いてくれないんだもん」  
「い、いや、別にシカトしてた訳じゃ・・・・」  
「いいもん。ペナルティとして一年間えっち禁止!!」  
「何ィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!?(ガチャピーン)」  
 
「そ、それわものすっげー困るんだけど・・・」  
この二人、やりたい盛りだけあって毎晩毎晩ものすごい事になっているのである。  
「・・・だったら飲み比べする?」  
「ハイ。しますします」  
「よろしい。」  
そう言って、ウィンリィは部屋から出て行った。  
「(飲み比べ・・・かぁ。ワインならちっとは飲んだ事あるからな・・・  
それで酔った勢いであんな事やこんな事・・・・・フフフフ腐)」  
・・なんて妄想していると・・・・  
「お待たせー。飲み比べのお題はこれよ!!」  
ウィンリィの持って来た丸いお盆の上には、エドが最も恐れているものが何本も置いてあった。  
「ギャーす!?」  
所謂、牛から分泌された白濁色の汁。  
所謂、モーモーさんのお乳。  
所謂、瀬川瑛子・・・って、それは違った。  
単純に言えば・・・・・・・・・・・・・・・牛乳であった。  
 
「・・・・・・・・・・・・」  
「エドの牛乳嫌いを克服する為に協力してあげよーって事。  
感謝しなさい」  
エドはブツブツ言ってるだけだった。  
「・・・・・・・じ、じ、じじじじじじ・・・」  
「・・エド?」  
「辞退シマスッッッ!」  
大声で叫んだ。  
「きゃーっ!! なに亀○政調会長のモノマネしてるのよ!?」  
「辞退します!」  
「ちょっと! 飲んでもいないうちから何言ってるのよ!!」  
「辞退します!!」  
「あーそーですか!! だったらもう二度とえっちしてあげない!!」  
「辞た・・・・ナニィ?」  
やっとエドの動きが止まった。  
「当然でしょ。牛乳如きに負けるよーなおチビさんの相手なんかしてらんないわよ」  
「・・・・なんだと?」  
ウィンリィの挑発に、エドがキレた。  
「あら。久々に怒った? だったら勝負受ける?」  
「おーお! やってやろーじゃねーか!! ただしオレが勝ったら何でも言う事聞いてもらうかんな!!」  
「オッケー!(ニヤリ)」  
かくして、エドワード・エルリックvsウィンリィ・ロックベルの時間無制限ノールール牛乳飲み比べデ 
スマッチのゴングが鳴らされた。  
 
ソレカラドシタ。  
 
10分後。  
「・・・8・・・杯めぇぇ・・・・オエ。」  
エドワード・エルリック現在8杯目。  
牛乳嫌いの彼としては奇跡である。  
「やるじゃないのエド・・・こっちも8杯目よ・・・・プハー」  
ウィンリィ・ロックベルも現在8杯目。  
もう二人とも意地になってる。  
そんな二人の今の心境は・・・・  
-エド-「(や、やばい。もー腹がゲボゲボだっつーの・・・)」  
-ウィン-「(いけない・・・・ちと飲み過ぎたかも。やる前におトイレ行っといて良かったわ・・)」  
そして。エドの9杯目・・・  
「9杯目・・・・行く・・  
・・・・・?」  
突然、エドの鼻にものすごいむず痒さが襲った。  
牛乳の蒸発した水分が鼻の中に入ったのである。  
「ふぇ、ふえ・・・・・・(や、やば・・・くしゃみが・・)」  
「え、エド?」  
「ふぇっきしょい!!」  
瞬間。エドの持ってた牛乳瓶から牛乳が宙を舞い・・・・  
「あ゛。」  
「あ゛。」  
それは全てウィンリィに・・・・・  
 
「エ〜〜〜〜ド〜〜〜〜〜・・・」  
たちまち彼女の頭に怒りマークが二つ、三つ。四つ・・・  
「あ、ウィンリィ・・ごめんなさい・・・・」  
「・・・こんなドリフのオチですか?」  
「わ、ワザとじゃねーよ! 事故だ事故!!」  
飛んでくるであろうスパナを警戒し、うずくまるエド。  
「そーよねぇ。ワザとじゃないわよねぇ・・・・・  
まーそろそろあたしも限界だったし? 許してあげてもいいかなーって・・」  
「あ・・・・そうなの・・・?」  
恐る恐るウィンリィの顔を見ると、にっこりと微笑んでいる。が・・・  
「(ヒィィィーーーー)」  
眼は怒っている。怒りマークもバッチリ。  
「だから・・・・ね?」  
「だから・・・・・何スカ?」  
ウィンリィは直ぐさま近くの牛乳を手に取り・・・  
「お前も全身で飲めーーーーーーーー!」  
「うぎゃーーーーー!!」  
その牛乳をエドの頭からぶっかけた。  
たちまちエドの全身も牛乳でびしょ濡れに。  
「やりやがったな! ワザとじゃねーのに!!」  
「キャー! うっさいわねー」  
エドもお返し。そしてウィンリィも・・・・etc。  
 
たちまち辺りは阿鼻叫喚の牛乳地獄に。  
 
それから一分もしないうちに、二人は全身牛乳まみれに・・・  
「あーん。べとべとー・・・」  
「お前だけじゃねーだろ・・・・  
・・・あっ!」  
エドワードはハッと気付いた。  
「いけね・・・・・・お前の機械鎧までこんなになっちまった・・」  
確かに、エドの右腕と左脚も牛乳まみれ。  
「あ、だーいじょぶよ。  
あたしの機械鎧だもん。そのぐらいで錆びるようじゃこの商売やってられないわよ」  
ウィンリィは自信たっぷりに豪語する。  
そんな彼女を尻目に・・・・・・  
「・・・・・・・・」  
エドは彼女をまじまじと観察していた。  
白い液体で濡れた金髪が彼女のうなじに貼り付いている。  
「(こ、これわ・・・・・・)」  
そして着ているタンクトップもぐっしょりと濡れて、彼女の美しい肢体がクッキリと。  
「(けっ・・・けしからん! なんというエロエロさか・・・・ッッ!)」  
極め付けに、白い液体でまみれた彼女の顔がなんとも卑猥で。  
「・・・ウィンリィ」  
その不気味な殺気に、ウィンリィもようやく気付いた。  
「な、何よエド」  
「エッチすぎっぞオマエわーーー!!」  
「きゃーーー!」  
押し倒された・・・  
 
「ちょ! なんでこーなるのよー!?」  
「したい。」  
「ちょっと待っ・・・・勝負は?」  
「んなもん無効! したい。」  
「き、昨日の夜・・・朝も・・・したばっかじゃない!」  
「ヤダ。今したい」  
そう言ってエドは残り2つとなった牛乳瓶のひとつを半分まで口に含んだ。  
「せ、せめてシャワー・・・・むぐ・・・」  
そしてそのままキス。  
エドの口の中の牛乳がそのままウィンリィの口の中に。  
「! むー・・・んん、ん・・・・」  
ウィンリィは抵抗もできずそのままエドから口移しされた牛乳をゴクゴクと飲んでいく。  
そして、巧みに舌を動かしてウィンリィの口内の彼女の唾液とブレンドされた牛乳を舐め取るエド。  
「クフゥ・・・ン・・・ンー・・・・・・・」  
無論彼女の舌を絡めるのにもぬかりはない。  
そのうちにだんだんウィンリィの方もボーっとした気持ちになっていく。  
「ぷは・・・」  
息継ぎに唇を離すと、いつもよりも濃厚な色の糸ができあがった。  
「エドったら・・・・いっつも強引なんだから」  
「はは・・・ごもっとも」  
でもそんな彼に心地よさを得てしまったのも揺るぎない事実である。  
「・・・・何かオレ、こーゆー飲み方なら何百杯でもいけそうな気がする・・」  
「・・・・・あたしも・・・・・」  
本当に今さらと言う感じで、顔を真っ赤にする両者であった。  
バカップルめ。(←天の声)  
 
「アレ・・なんか声が聞こえたような気がするけど・・」  
「へ? あたしは何も聞こえなかったよ?」  
そう言ってエドワードのおでこに自分の額を当てるウィンリィ。  
「熱はない熱はない」  
「・・・・・・・そーね」  
「・・ったくよ。なんでそんな可愛い顔するかな・・」  
そんな彼女の顔に付いた牛乳をエドはペロリと舐める。  
「ひゃっ・・・エドったらデンみたい」  
「なんかいっつも思うんだけど・・・・・・・」  
「なに?」  
「ウィンリィって、苺みたいな味がする」  
「・・・・・・・・・・・・・////////  
そーなの?」  
「ほっぺとか・・・・首とか。」  
「・・・ん!」  
そう言って、首筋をなぞるように舐めるエド。  
「あとここも・・・・・」  
「・・・! あっ・・・」  
タンクトップの上着を脱がし、たわわに実った乳首を唇でひと摘み。  
「ん、あ・・・・・v」  
「ミルクで味付けされた今は、さしずめ苺ケーキってか?」  
歯で甘噛みし、舌でも弄ぶ。  
「ふあ・・・そんなに、舐めても・・・・あ、あたし・・からは出ないよ?  
・・・んV」  
「何が出ないって? そんじゃあ出るようにしてやろっか?」  
エドがニンマリと笑う。  
「・・ばか」  
 
「いやいや。オレは大マジだぜ?」  
「そ、そんな事・・・・・ひっ!?」  
エドの左手が、いつの間にかショーツの中に入っている。  
「ここも・・・・・こんなだぜ」  
引き抜いて、ミルクと自分の愛液でべっとりになってる左手をわざとウィンリィに見せつける。  
「いっ意地悪・・・・・」  
「ホラ。舐めて。」  
エドの言われるがままに、彼の左手の指を丹念に舐める。  
「・・・ん・・・・  
(なんか・・・やらしい味・・・・・しょっぱいよーな甘いよーな・・)」  
そんなウィンリィの顔にたまらない快感を得てしまうエドであった。  
「(くぅー・・・すっげぇやらしい・・・・でもすっげぇ奇麗だぜウィンリィ・・)」  
堪らなくなったエドは、指を離させるとガチンガチンに固くなった自分自身をウィンリィの眼前に差し 
出した。  
「ここも・・・・・舐めて」  
「・・・・ん・・・・・・・・!(このまんま攻められるのは癪だから、ちょっとだけ・・驚かせちゃお 
っと)」  
そう思いながら、エドの亀頭に舌を這わせ、その肉棒をゆっくりと唇で包んでいく。  
「・・・・・っ!(い、いきなりくわえるとは思ってなかった!)」  
口の中で、エドのペニスに舌がいやらしく絡み付いていく。  
と同時に、顔をゆっくりと前後に。  
「うっ・・・あっ!(おいおいおい! こんなテク持ってたのかよ? す、すげぇ・・・良過ぎるっ!)」  
「ふぇふぉ(エドぉ)、あふぁひのおくちどぉ・・・?」  
「あ、ああ・・・・なんか、サイコー・・」  
完全に攻守交代状態である。  
 
「えへ・・・。じゃあもっとやってあげるね」  
そう言って筋→玉→カリ裏・・・と奇麗に丹念に舌を這わせるウィンリィ。  
「うっ・・・! ちょっ、ちょっと待て!」  
ウィンリィはエドワードの言葉に素直に従い、動きを止めた。  
「なに?」  
「ウィンリィ・・・オマエいつの間にオレの弱いとこをっ・・?」  
「・・なんとなく」  
ウィンリィの答えは単純そのものだった。  
「(なんとなく・・・かよ。まぁウィンリィらしい答えだけどな・・)」  
「・・・お口に出してもいいんだよ?  
エドのみるく・・・」  
その言葉に、ドキリとするエド。  
「(な、なんつー・・・)い、いや・・・・ウィンリィの中で・・・」  
「・・・・・・・ん・・v」  
真っ赤になりながらも、頷くウィンリィ。  
そして牛乳でべっとり貼り付いた服を全て脱いで、床の上で全裸になるふたり。  
彼女の裸体は見なれてしまってる筈なのに、エドはいつも堪らない興奮を覚えてしまう。  
自分の下で眼をつぶりながら小さく震えるウィンリィの唇にそっとキスをする。  
そして、一言。  
「・・いくぜ・・・・」  
「うん・・・・来て・・・・いつもみたいに・・・・して・・・」  
 
ゆっくりとエドの腰が沈み、エドのペニスがウィンリィの膣に挿入されていく。  
「・・ん! は、あぁあん!」  
「・・・・・・!」  
途端にエドの背中に、微かな痛みが。  
「ごめんね・・・・爪・・・・立てちゃった。」  
「べ、別に・・・いいけどよ。 う、動く・・ぞ!」  
「うっ・・あ! あっ、あっ、あ・・・!」  
少しずつ、でも力強くエドの腰の動きが増していく。  
「あっ・・エド、気持ち、いいっ・・・・・ンア!」  
「ああ、やっぱ・・・・お前のカラダって、何度味わっても・・・・っく!」  
「と、当然よ・・・ぜっ、絶対・・・・飽きさせないんだから・・・・ヒュア、アァッ!」  
「あ、飽きて・・・・たまるかっつーの!」  
やがてウィンリィの方も、エドの腰の動きにぴったりと合わさっていく。  
ひと突き、ひと突きとする度にふたりの結合部分から水音が聞こえる。  
「やぁっ・・・えっちな・・えっちな音が聞こえてるっ・・! ああん!」  
「ああ・・・オレも、すげー聞こえるっ・・・・」  
やがて二人とも、完全に快楽を貪るのに夢中になっていった。  
何度も体位を変え、スピードを遅くしたり早くしたり。  
・・そうやっているうちに、「最初の」限界が来た。  
「やぁっ・・・! あたし、もう・・・・・い・・く・・っ・・  
いっちゃうぅっ!」  
「くっ! オ、オレも! もう・・・このまま、いいか?」  
「いっ、いいよ、出して・・・いっぱい!」  
最後に、エドの左手とウィンリィの右手がしっかりと握りあう。  
無意識に。何があっても、離れまいと。  
「ウィンリィっ・・・射精るっ・・!! くっ!」  
「エドぉ! いくっ・・いっちゃうぅぅ! ふぁぁぁあぁあぁ!」  
互いの全身が、激しく痙攣して背中が弓状に反り返る。  
と同時に、エドの精子がウィンリィの膣内にたっぷりと注がれていった。  
 
「はぁ・・・エドったらいっつも・・・ほんとにミルク出ちゃうかも・・」  
「・・ごめん。でも・・・・責任はちゃんと取っからよ・・・・」  
真顔で言うエドに、ウィンリィは残った牛乳を頭からぶちまけた。  
「どわっ! ちべてー!!  
何すんだよ! 人がせっかく真面目に言ってるのに!」  
「少しは頭を冷やしなさい。そーゆー事軽々しく言うんじゃないわよ」  
100%照れ隠しである事はエドにも十分分かっていた。  
だから、エドもそれ以上は怒らない事にした。  
「ったく・・・・どーすんだよ。マジ汗と混じってベトベトになっちまったじゃねーかよ」  
「・・・じゃあさ・・・・」  
ウィンリィが突然顔を赤くして、もじもじと呟く。  
「じゃあ・・・・なんだよ?」  
 
「一緒に・・・おフロでも入ろっか?」  
 
「へ?」  
 
†みるくうぉーず!†終わり。  
†おフロでGO!†に続く(?)  

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