+催眠術でGO!GO!!エドワード×ウィンリィ編+  
〜アルフォンス君 頑張る〜  
 
 
ラッシュバレー行きの電車の中。  
「・・・・・・・・・・・・・・・・」  
初体験以降バカップルになっているかと思われていたエドとウィンリィは・・  
「・・・・・・・・・・・・・・・・」  
険悪なムードになっていた。  
おんなじ椅子に座ってはいるが、ぜんぜん顔を合わせようとしない。  
アルフォンスは、ホームで買って来た雑誌を見ながらどうしたものかとおどおどしながら様子を伺っていた。  
 
二人は今、こう思っていた。  
 
*エドの心の声*  
(チッキショー。いつまですねてんだよ・・・  
そりゃーオレだって調子に乗って10何回もヤッタ挙げ句に  
アナルバージンまで頂いちまったのは悪かったけどよー・・・)  
 
*ウィンリィの心の声*  
(調子に乗り過ぎよまったく!  
前だけでもすっごく痛かったのにお尻まで・・・  
こっちはまだ腰が痛いってのに、何で男は平気なのよ。ひきょーもの!  
もー反省するまでエッチしてあげない!)  
 
・・・贅沢な痴話ゲンカである。  
 
アルはそんな二人の仲を直そうと必死に頑張った。  
「ね、ねぇ。何か飲み物買って来るよ」  
「「いらない!!」」  
見事なハモり様である。  
「ウィンリィ。何オメーオレと同時に断るんだよ。  
もらえばいいだろーが!」  
「アンタこそ何よ! アルの気持ちをムゲにするつもり!!?」  
そして直ぐさま口喧嘩に。  
「ルセー機械オタク!」  
「何か言った豆!」  
「ちょ、ちょっ・・・  
ストップ、ストーーーーーーーーップ!!」  
「「アル、るっさい!!」」  
この夫婦漫才+aに他のお客さんの席から、少しずつ笑い声が聞こえてくる。  
「青春だねぇ」  
「わし等の若い頃を思い出すのう」  
「あそこのカップル、かわいーv」  
そんな声を聞きながら、アルは思った。  
「(やれやれ・・・最凶の痴話ゲンカだよまったく。  
二人ともお互い素直になればいいのに・・・・・・・・)」  
 
それから何分か経ったが、二人は相変わらず口喧嘩してる。  
「・・んだよ!」  
「ナニよ!!」  
アルは、真剣に悩んでいた。  
今まさに彼はゴジラとキングギドラを仲裁しに来たモスラの気分だった。  
「(う・・・一体どうすれば・・・・・)」  
ふと、読んでいた雑誌の中の、「今月の特集」の記事に目が入った。  
『今月の特集 君にもすぐできる!! Mr.マニックのカンタン催眠術講座』  
「(催眠術・・・・! これだ!!)」  
アルは直ぐさま特集記事を黙読で必死に読破した。  
流石に中央(セントラル)のシェスカ嬢とまではいかないが、  
書いてあった催眠術のかけ方や暗示の刷り込み方などをしっかりと眼と精神に焼きつけた。  
そして・・・  
「ねぇ、兄さん。ウィンリィ。」  
作戦を、開始した。  
 
「ねぇ、兄さん。ウィンリィ」  
「あー?」  
「なに? アル」  
二人をこちらに向けると、アルは取り出したマッチに火を付けた。  
「二人とも、この火をジーっと見つめてみて」  
「あ? んだよそれ」  
「これを・・?」  
「いいから。」  
アルに言われた通り、その火をジッと見つめる二人。  
十秒近く経過し、そろそろマッチの火が消えようとしたとき・・・  
「(よし・・!)ワン、ツー・・・・スリー!」  
掛け声と同時に、アルはマッチの火を素早く消した。  
「(ど、どうだ?)」  
エドとウィンリィは、火が消えてもなお、ボーッと火のあった方向を見ている。  
「(・・成功か? ならば・・・・)  
兄さ、い、いや、エ、エドワード・エルリック君。ボクの声が聞こえますか・・?」  
「・・・はーい・・・」  
催眠術成功である。  
「(むっ・・ギャラリーがいてはまずい。取り敢えず席を移らなきゃ!)」  
取り敢えず、アルはボーッとしてる二人を連れて、席の開いている個室車両を借りる事にした。  
 
「えー・・・ゴホン。改めて聞きます。  
エドワード・エルリック君・・・君の実の身長を言いなさい・・」  
「は、はい・・1『ピー』センチです・・・(一部音声を変更しております)」  
普段とは想像も付かないような声。  
「次に、ウィ、ウィンリィ・ロックベル君。君の現在の所持金を言いなさい・・」  
「・・・・・一万二千センズ・・・・  
ちなみにエドに踏み倒されてる借金は二十七万六千センズです・・・・」  
「(に、兄さん!! そんなに機械鎧の修理代踏み倒してたのかー!!?)」  
本題に入る前に、ちょっとしたイタズラ心が、アルに芽生え始めた。  
「・・・そ、それでは二人とも。  
君達が最近起こした悪行を、懺悔の意味でそれぞれ告白しなさい・・」  
「「・・・はい」」  
この後の懺悔に、アルは心底ビビることになる・・・・  
 
 
懺悔-エドの場合-  
「えーと・・・・  
去年、査定で中央に行ったとき・・・・・・  
夜に国家錬金術師と軍部の皆さんで食事会に誘われてー・・・・・  
さんざんワイワイ飲んだり喰ったりしましたがー・・・・・  
(エドはオレンジジュースに見せ掛けたカシスオレンジを騙されて飲みました)  
終わりのときにー・・  
大佐の酒に目薬を入れてー・・・・・みんなで逃げました。  
領収書も大佐の名前で。」  
「な・・・・兄さん、なんて事を!!(ガビーン)」  
「苦しめ〜。ホークアイ中尉に叱られて苦しむがええんや〜・・・・  
女喰いまくってるバチだ〜・・・・」  
 
 
懺悔-ウィンリィの場合-  
「えーと・・・。  
半月前、エドが壊した機械鎧を作ったときにー・・・・・  
部品を一個あまらせました。  
それでー・・エドがその事を知らないのをいい事にー・・・・・  
修理代を水増ししましたー・・・みたいなー・・・・・」  
「みたいなーって・・・・  
そーか・・・だからあのとき兄さんの機械鎧が壊れたのか・・・  
・・・あ。」  
アルはハッとした。  
これでは当初の「二人を仲直りさせる」という目的から完全に脱線してしまっている。  
「いけない。そろそろ本当の目的を果たさなきゃ・・・・・・」  
 
アルは、再び二人に向かって話しかけた。  
「えー・・・・それでは二人とも・・・・  
ボクの指をジーっと見て下さい・・・・・・」  
アルに言われるがままに、催眠術に掛かった二人は差し出されたアルの右手の人差し指をジッと見つめている。  
「(なんて言えばいいのかな・・・)え、ええと。  
ボクがワン、ツー、『スリー!』と言った瞬間に、君達は3分程眠りに落ちます。  
そして目覚めた瞬間・・・互いに素直に謝りたくなります・・・・自分が『悪かった』と思う事、全部。  
では・・・・  
1.2.・・・・・」  
「スリー!!」  
 
催眠術は成功した。  
エドもウィンリィも、個室車の中で座りながら眠っている。  
アルはそんな二人を起こさないように気をつけながら、そっと出ていった。  
「・・・・これでいい。  
二人とも・・・・お互い素直じゃないからなぁ。  
こうでもして『きっかけ』を作ってあげなきゃ、絶対本音を言わないから・・。  
兄さん・・・・・・ウィンリィ。  
グッドラック」  
アルはすぐに先程の催眠術特集の載っていた雑誌を破って捨てた。  
もう必要ない。  
心に叩き込んだ催眠術のかけ方も、すぐに忘れる事にした。  
 
10.  
3分後。  
「うーん・・・よ〜く寝た〜・・・」  
エドが先に起きた。  
「・・・アレ。ここどこだ?  
えーと・・・・アルにマッチの火を見ろって言われてから・・なんにも覚えてねー・・。  
まぁいいか。もうちょっち寝よ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!?」  
また再び寝ようとしたとき・・・・・・・  
「なぁっ!?」  
ウィンリィが自分の隣で寝息を立てているのにようやく気付いた。  
「うっ・・こ、この密室に二人っきりか・・・・・・?」  
その寝顔は何故か、この前の列車で見たときよりも数段色っぽく見えた。  
「(やっ、やべぇ・・・・すげぇ可愛い・・・・!!)」  
 
その寝顔を見ていると、さっきまで下らない事で口喧嘩していたのがバカらしくなって来た。  
「ったく。オレって何やってたんだろな。 ・・・カッコ悪ぃ。  
謝んなきゃ・・・・オレの方から・・」  
と、思いながら見つめているうちに、ウィンリィが目を開けた。  
「・・・・・・・・・・・にゃ?」  
「(にゃって・・・)あ・・・・・起きた?」  
「あれ〜エド? あたしいつの間に寝ちゃったんだっけ? っていうか、ここどこ?」  
「うーん・・・・・・・オレもよく覚えてねーんだけど・・・・」  
二人とも、モジモジしながら座っている。  
「あ・・・」  
「「あのさぁ」」  
同時に声がハモった。  
 
「な、なに?」  
「そっちこそ・・・・」  
二人とも顔を真っ赤にしている。  
「お、オレから言っていいか?」  
「・・・・・うん。」  
エドがコホンとせき払いをしてから、言った。  
「あ、あの・・・・・・ゴメン。  
オレ、ウィンリィの気持ちも考えないで調子に乗り過ぎた・・・・・  
でもオレがウィンリィの事好きな気持ちは・・・・変わんねーから。  
だから、えーと・・・・」  
彼らしいぎこちない謝り方だ。  
 
それに対する彼女の答えは。  
「ううん。謝るのはあたしの方。 ごめんね・・・・・・・意地悪し過ぎて。  
ただ身体を求めるだけの関係はイヤだったから・・・・・ちょっとだけ確かめたくなっちゃったの。」  
それは表裏のない、彼女の真剣な気持ちだった。  
「そーだったのか・・・・あー・・・そう言やぁ・・・」  
「なに?」  
「お前からの返事、聞いてない。  
いっつもオレの方からだったじゃん・・・・・・コクハク・・」  
ウィンリィの顔から、思わず湯気が立った。  
「あ・・・ あたしね・・・・・・エドの事好きよ。大好き。」  
エドはその言葉を聞いたとたん、ウィンリィに抱き着いた。  
「・・っきゃ!?」  
「やべー。オレ今すっげー嬉しい。これで正式に幼馴染みから脱却だな。」  
「・・・・・うん。」  
 
「ちょ・・・ちょっと、どこ触ってんのよ!?」  
エドの手が、ウィンリィの服の中を通って背中に入り込んで来た。  
「んー・・・・オレ今すっごくしたくなった。」  
「え゛。」  
機械鎧の右手は上を、左手はお尻の方をフニフニと触っている。  
「やっ、ちょ、エドのチカン! ヘンタイ!!  
誰か来たらどーするのよ! 車掌さんとか・・・・・アルとか!」  
「誰も見るだけで邪魔しねーよ。  
それにどーせなら・・さぁ」  
「なら・・・・何よ?」  
「見せつけちまおーぜ。オレ達のラヴラヴなとこをよ」  
 
「バカ。」  
「お前になら言われてもいい。」  
「大バカ! 変態ちび!!」  
「怒んねぇよ。」  
「あんぽんたん! 鬼太郎アンテナ!!  
あんたなんか・・・・・・・・・・むぐ。」  
抗議の言葉はキスで塞がれた。  
「あんたなんか・・・・・・なんだ?」  
キスを解いた途端に見える普通のイタズラ小僧の笑顔。  
これが彼の素直な本当の素顔なのかもしれない。  
頑固で、意地っ張りで、その癖シャイで、繊細で臆病で。  
そんなエドワードがウィンリィにはたまらなく。  
「あんたなんか、大好きよ」  
今度はお返しに彼女の方からキスをした。  
 
「んぐ・・・むぅ。ん゛ぁっ・・・・!!」  
ねっとりと絡み合うキス。  
右回りになったり、左回りになったり。  
たっぷりと彼女の味を味わったエドが唇を離そうとすると。  
「・・・・っ!! ムグ・・・・!!」  
逆にウィンリィの方が唇を離さなかった。  
「ちょ・・・ウィンリィ、舐め過ぎ・・・む。」  
「はぁ・・・あたしのせいじゃ・・・ないもん。  
エドが悪いんだから・・・・」  
「・・ああそうかい。だったらオレもその気になってやろーじゃん」  
エドがウィンリィの上着を下着ごとずり上げ、右の胸を触り始めた。  
「ひゃん! エド・・・」  
「感じる? 感度いいよなやっぱ。」  
そう言って左の乳首を甘噛みする。  
「ン・・・・ッ! 噛んじゃ、だめ・・・」  
 
「噛んじゃだめって・・・ここ、オレにもっと舐められたいって言ってる」  
二つのピンク色の乳首はツンと立っている。  
「やっ・・・そんな訳・・・・」  
「それとも、こういうとこでするってのに興奮してる?」  
「・・・・・・・!」  
ウィンリィの顔が更に赤くなる。  
「・・・実はオレも・・・・・・  
すっげードキドキしてる。」  
エドが何時になく素直なのはアルの催眠術の効果なのかどうかは定かではなかった。  
本人同士は知らないが・・・・  
「・・・・ん!」  
エドの機械鎧の右手が、下着越しに彼女の秘唇を撫でる。  
「ちょ・・・・・ん! あふ・・・・・・!!」  
その冷たい感触と、自分で造った機械鎧に撫でられるという背徳感がウィンリィを更に高めさせた。  
 
「へへ。自分で造ったシロモノに嬲られるのって、どんな感じッスか?」  
・・・・狙ってやってる。  
ウィンリィはちょっとだけムッと来た。  
「おわっ!?」  
今度はエドの身体を押して、反対側の席に座らせた。  
「な、なんだよ!?」  
「エドばっかり攻めてズルイ!」  
「・・・・はい?」  
「たまには・・・・あたしだって」  
そう言って、エドのズボンのチャックを降ろした。  
「わわっ・・・・・ちょちょ、ウィンリィさん!?」  
たちまち彼女の目の前に隆々としたエドの男根がそそり勃つ。  
「・・・・・・・たまにはあたしだってリードしたいんだから・・  
(・・やっぱり、エドのっておっきい・・・・・)」  
改めてエドのペニスをまじまじと見つめた後、筋に舌を這わせた。  
「うぁっ・・ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!  
(やっ、やべぇ!! すっげー気持ちイイ・・・・・・)」  
ただ舐められただけで、エドを凄まじいまでの快感が襲った。  
 
「あら? エドここ弱いんだ?  
なんか玉のとことかフニフニしてるし・・・・・おもしろーいv」  
「だーっ!  
ちょ、ちょ・・・遊ぶな、う・・・・」  
亀頭を舐められたり、玉をいじられたり、指でしごかれたり。  
さっきまでのお返しとばかりに色々いじられた。  
それでも感じてしまう自分に自己嫌悪。  
「や、止め、うぁ・・・・・・  
って固羅ウィンリィ! 何落書きしよーとしてんだ!!」  
「何って・・・・浮気防止。」  
ウィンリィの手には、いつの間にか極太のマーカーが。  
落書きされる寸前であった。  
「浮気防止ってオイ!!?」  
「だってエド・・・・・リゼルブールから出た直後に女の子と旅で一緒になったって言うじゃない!  
アルから聞いたわよ!?」  
「・・・・・!?(あんの・・・・オシャベリフンドシ!!)」  
それはリゼルブールから中央に行く間に、エド達が巻き込まれた事件の事であった。  
そこで二人はある少女と出会い・・・とまぁ、これは別の話。  
「だからって今更言うなよ!?  
オレが金○遊び道具にさせるのは・・・・・お前で最初で最後だっつーの」  
「ホントに?」  
「・・・ホントホント。ウソ言ったってしょーがねーじゃん」  
 
「エド・・・・」  
「あ、あの・・・・・そのついでと言っては・・・なんだけど・・・・  
そろそろ限界なんすけど、オレ。」  
「・・・・あ゛。」  
やっとウィンリィはエドのペニスから手を離した。  
「挿れても・・・いい?」  
お互いに頬を真っ赤に染めている。  
「え、あ、あの・・・・・・」  
色々と変な言葉が飛び出したが、ウィンリィはおずおずと頷いた。  
エドはウィンリィを座らせると、両脚を持ち上げた。  
「やっ、やだ! エド・・・恥ずかしい・・・・」  
ウィンリィのそこは、もう彼を受け入れる準備が出来ているようだった。  
とめどもなく愛液が溢れている。  
「・・・いくぜ」  
「・・・・ん」  
ずにゅっ・・・・ずぶっ・・・・・!  
「くっ! キツッ・・・」  
「んぁっ・・・ああっ!」  
ウィンリィの秘所は、エドの男根をギチギチに締め付けながらも、柔らかく包み込むように彼を受け入れる。  
「ぁあっ・・! エドのが・・・エドのがあたしの中に入っちゃってるっ・・・!」  
「あー。ウィンリィのここ、すっげぇ絡み付いてくる。  
やっぱりオレ達って身体の相性サイコーにいいみてぇだな」  
そう言ったあと、涙を浮かべて彼を受け入れる彼女の唇にそっと口付けた。  
「・・・・心の相性も。な。」  
 
エドは彼女を気遣いながら、ゆっくりと腰を動かし始めた。  
「んっ! あっ、フア、アァッ!」  
「うっ・・・・! すげぇイイっ・・・・!  
ウィンリィのここって、する度に良くなってる気がする・・・!」  
「やっ・・・あっ、そ、そんな事・・・・あっ!」  
「ないとは言わせねぇぜ。こんだけ気持ちいいんだから・・・よ!」  
次第に、エドの腰の動きは強くなった。  
「あっ! あっ! あっ!! エド、エドぉ! あふ、ひっ、ああ!  
イイ、気持ち、イイのぉ! ンア、ヒァ!」  
くの字に曲がった彼女の身体も、彼の動きと重なっていく。  
更に列車の揺れが、丁度良いバイブレーションとなって彼等を更に高めさせていった。  
「はっ、は・・ ウィンリィ、ウィンリィ! 好きだ・・好きだぜ!」  
「フア、あっ・・エド、いい、嬉しい、よぉ! あたしも、好きぃ! あっ!」  
 
未来への不安。悲しみ。侵した罪。そして、嫌と言う程味わった「絶望」と言う名の地獄。  
彼女といるときは、全て忘れられた。暗く荒みきった自分の心に、光明が差した。  
開けてしまったパンドラの箱。だが・・・  
 
「うぁっ、ウィンリィ、オレ・・そろそろっ、限界、かも!」  
「あぁっ・・! いいよ、エド! あたしもっ・・・・! お願い、一緒にぃ!」  
 
最後に残ったのは。  
 
「ウィンリィっ・・・射精(で)るっ・・・!!  
くっ、あぁっ!!」  
「エッ、エド・・・エドぉ!   
んっ、んうっ、あぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」  
 
ウィンリィ・ロックベルと言う名の「希望」だった。  
 
 
 
それから何時間か経ったときのこと。  
「・・・・ねぇエド?」  
「・・・何だウィンリィ」  
「結局あたし達、なんてこんなとこにいたのかなぁ?」  
「さーな・・・きっとアルがおせっかいしたんだろ・・・・・」  
「でもそのおせっかいのおかげじゃん。あたし達が晴れて恋人同士になれたのも」  
「まー・・・な。これからはアルに足向けて寝れねーや・・・」  
「って言うかさぁ・・・・・・?」  
「?」  
ウィンリィは窓を指差して、言った。  
「ここ、どこ?」  
どーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。  
窓から見える風景には、海が広がっていた。  
「・・・・・・・・・・  
だーーーーーーーーーーーーーー!! ホントにここどこだぁーーーーーーー!!!???  
ラッシュバレーはおろかダブリスも過ぎちまったのかオイ!?」  
「ど、どうするのよエド?」  
「ど、どうしましょう・・・・・・・・って言うか、アルはどこだ?」  
「あ、あれ、あたしもすっかり忘れてた!」  
「「アル〜〜〜〜〜〜!!??」」  
 
その頃アルは・・・・・  
「えー、そ、それでは、『北島三郎のモノマネをするコロッケ』のモノマネをしなさい。」  
「(ヒップホップダンスを踊りながら)よさぁくわぁ〜、きを〜、きぃる〜・・・・」  
覚えたての催眠術で、ラッシュバレーの居酒屋で人気者になっていた・・・・  
「兄さん・・・ウィンリィ・・・・着いたときに知らせてあげれば良かったよ・・ゴメン」  
 
†おしまい†  

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