題名「理科の自宅に行ってみた」  
 
・小鷹x理科  
・18禁  
 
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 今日は暑かったな。隣人部室はエアコンが効いているはずなのに窓とかから熱気が伝わ  
ってくる感じで、午後になると読んでいた本の内容が頭に入ってこない感じだった。  
 なので、三時前には暑いので解散!となった。  
 
 やれやれと思いながら、照り返しのきついバス停まで歩いていると、  
「小鷹せんぱーい! 一緒に帰りましょう」  
 後ろから、白衣の理科が走ってきた。  
 
「今日は隣人部に来なかったけど、どうしてたんだ?」  
「ちょっと、理科室で作業に手間取っていたんですよ。あの…それでですね、小鷹先輩」  
 横に並んだ理科が、上目遣いに俺を見て、  
「先輩の自宅に押しかけてばかりじゃ悪いので、理科のうちに来てみませんか?」  
「そうだなあ…理科のうちは涼しいか?」  
「断熱性が完璧なので一年中、快適ですよ? 空気もきれいだし」  
「じゃ、行ってみようかな…暑いし」  
 俺は、この熱気に頭をやられていたのかもしれない。  
 
「あ、ちょうどタクシーが来てますね!」  
 理科は、手を上げてタクシーを停めて、ドアが開いたら俺を先に乗せて、後から自分が  
乗り込んできて『志熊研究所まで』と言った。スゲー、それで通じるのかよ。  
「理科は慣れてるなあ。タクシーによく乗ってるの?」  
「体力に自信がありませんから。それにこの便利なカードがあれば、たいてい大丈夫です」  
 古めかしい模様があしらわれた黒いクレジットカードを見せてくれた。  
「へー、あんまり見ない色だな。ふつう、銀色とかだろ?」  
「このカードは、かなり高いモノまで買えるんですよ。  
 あ、ちゃんと理科の収入で払ってますから、小鷹先輩は気にしないで下さい」  
 
 しばらく走って、2メーターくらいの距離で到着し、カードで支払いを済ませた理科が  
下り、俺は後に続いた。  
 
 目の前にある建物は高い塀に囲まれ、林のような庭があるけど、ガラスとコンクリート  
で構成された無機質なイメージだな。  
 
「ここが理科の自宅です。庭が広くて壁が高いのは、爆発したときに周囲に被害を及ぼさ  
ない心遣いです!」  
 理科は、何を誇らしげに言っているのか?  
「オイオイ、学校だけじゃなくて、自宅でも爆発騒ぎ起こしてるのかよ?」  
「えっ?! 自宅では、まだ、一度もそういうことありませんよ?」  
 まだねえ、とあのことを思い出していると、さっさと理科が裏手に行ってしまったので、  
俺は慌てて後を追いかけた。  
 
 重そうな玄関の扉は、理科が近づくだけで、すーっと開いた。  
「自動ドアみたいだな。どうなってるんだ?」  
「理科に埋め込まれたチップで認証される、ユビキタスです。正面玄関は、研究所なので  
自宅は、こっちから入るんですよ、小鷹先輩」  
 へぇーっと感心しつつ、中に入るとひんやりとした空気が心地よい。壁に埋め込まれた  
水槽から青い光りが出ていて、壁や天井に水面のような模様が映っている。  
 
「漆喰を海に沈めて活性化したライブロックを中心とした珊瑚水槽です。  
 理科独自の濾過槽とライトだけで珊瑚が成長するんですよ。きれいでしょ?」  
「ああ、海水が輝いてるような透明度だ。コケが見当たらないし、さまざまな珊瑚がのび  
のびとしていて極彩色だな。夜空と見に行った水族館の珊瑚水槽よりきれいだぜ。  
 …このハゼ、砂を掃除しているのか? 砂をパフパフしているけど」  
「かわいいでしょ? 砂に含まれる微生物を食べているんですが掃除の役目もありますね」  
「いや〜エビとか様々な生き物が居て、見ていて飽きないよ」  
 
 かすかに聞こえる水流の中、理科は水槽下のキャビネットを開けて薬品を補充している。  
「ほぼ全自動なんですが、消耗品は自分で補充しないとダメなので、将来的にはロボット  
が買い出しまでできるといいなって思ってます」  
「手間がかかってもここまできれいだとやりがいがあるよな、理科」  
「ええ、もちろんですよ、小鷹先輩。うふふ」  
 海水のイオンでも漂っているのか、ふっと眠くなりそうな心地よさだ。  
 
 そんな俺に理科は腕を絡めてきて、熱っぽい視線で、  
「ねぇ、そんなことより二階の部屋まで行きましょう? 小鷹先輩」  
「あ、あぁ、そうだな、理科」  
 理科から漂ってくる、この少し重く甘い香りってなんだっけ…と思いながら階段を上が  
って、部屋のドアに触れると自動的にドアが壁に吸い込まれた。  
 
「どの部屋もこの自動引き戸になってるのか。ハイテクだなあ」  
「部屋や通路のスペースが無駄になりませんから。でも、そんなことはいいの…」  
 こっちの部屋には、熱帯魚の水草レイアウト水槽だな。  
 理科は、冷蔵庫からスポーツドリンクのペットボトルを二本出して、俺に一つ渡して、  
早速飲みつつ、大画面のテレビ前のソファーに誘った。  
 
「ふぅ、熱中症になりそうな日でした。それで、皆さんの断片的な情報を総合すると、  
夜空先輩と星奈先輩とセックスしたんですね?」  
 相変わらずの鋭さだぜ。となると、この流れは…急に喉が渇いてきた俺は、スポーツド  
リンクのキャップを開けてごくごくと飲んだ。  
 
「お前が一番最初にしたがっていたのに後回しになってしまったな、理科」  
「恋人と婚約者ですから、おかしくは無いですが、そうですよ…わかりやすく意思表示  
していたのに僕をなんで後回しにするんですか!」  
 
 俺は、こういう状況に慣れてきたので立ち上がり、黙って服を脱いで、全裸になった。  
 
「不可抗力だったんだ、理科。今の俺は、こんな感じなんだが、幻滅したか?」  
「あぁ…これが小鷹先輩。僕の前に…こんな、はぁ」  
 白衣の理科は、ふらふらと俺に近寄り、抱きついて頬を胸に当てて、スリスリしている。  
 そして、俺のを握ってその感触を楽しんでいる、熱に浮かされたような理科。  
 
「まだ二人、二回しか経験してない俺は、童貞みたいなモノだろ?」  
「そうですね…この逞しいペニス。僕だけのモノ、んふっ」  
 腰が抜けたように理科は座り込み、ちょうど目の前に来た俺のを理科がぺろっと舐め  
て、口に咥えてしまった。俺をいつもムラムラさせるあの理科が俺のを咥えて、夢中に  
なって吸ったり舐めたりしている。  
 
 この他人に愛撫される感覚はオナニーと違って、自由に出来ないだけにもどかしく、  
ぬめぬめする舌とか生暖かい口の中の感触が、異様に気持ちがいい。  
「ふぅ、小鷹先輩のカウパー腺液がどんどん出てくる。ねぇ、理科のフェラはそんなに  
気持ちいいですか?」  
 
 続けて弄ばれるように俺のは理科の口の中で先を吸われたり、舌が亀頭を押しつける  
ように強く舐められたりして、痺れるような快感が熱い物をこみ上げて来る。  
 
「思った以上にな。理科は、いざとなったら引くと思ったが違ったようだぜ。そろそろ  
出ちゃいそうだから、もう」と理科の口から抜き出そうと思ったら、  
「ダメですぅ」と理科の目が小悪魔的ににやりとして、理科の手が俺の腰を掴み、中で  
舌を使いながら、まるでセックスしているみたいに頭を前後して来たので、  
「バ、バカ、止めろ、理科、くぅ、出ちまう、うはぁ!」  
 おしっこを我慢できなくなったみたいな強烈な快感に我慢しきれずに理科の口の中に  
何度か出しながら、理科に吸われるたびに俺は膝をガクガクさせていた。  
「けふっ、んぐっ。小鷹先輩のあの表情だけで僕はイってしまいそうでしたよ?」  
 
 理科が淫らな笑みを浮かべている。こいつめ…と、俺は理科の白衣を脱がし、下に着  
ていたタンクトップとホットパンツを脱がすとぷるんと乳房が出た。ブラを着けていな  
いのかよとちょっと興奮しつつ、パンツを脱がすとねばーっと愛液が糸を引いていた。  
「本当だな、こんなに濡らしやがって」  
「あっ、今、敏感なんですから、ダメですよぉ」  
 理科の手が俺の手首を抑えるが濃いめの陰毛の熱いところを手の平で弄ったら、甘い  
吐息を漏らして抱き締めてきた理科は、俺の唇に吸い付き、粘っこい唾液で舌を絡ませ  
てきた。俺は、理科の体そっとベッドに押し倒した。  
 
 そこにいる理科の体は、赤く、火照ってるかのようだ。さっきよりあの香りが強くな  
っている。乳首は充血しているし、股の付け根も赤い。  
 
 そんな理科に俺は理性を抑えきれず、がばっと覆い被さり、耳の後ろからうなじに掛  
けて舌を這わせ、なめらかな首筋、鎖骨のくぼみ舐め取った。理科は薄目になり、あっ  
あぁと熱い喘ぎ声が止まらない。この肌を合わせ、触っているだけでイヤらしいものが  
染みてくるようなのは、理科の性欲なのか?と思いつつ、乳房がべとべとになるくらい  
舐めて思うさま手の平で揉みしだき、乳輪をつまんでとがった乳首を甘噛みしてみたり、  
俺のちんこの亀頭を理科の乳首にぐりぐりと押しつけたり、両乳房を寄せて、パイズリ  
したり、理科の体はびくんびくん反応し、きゃうとか悲鳴のような声やあぁんと下腹に  
来るような声を上げるのに興奮する。  
 
「はぁ…小鷹先輩、仰向けに寝て下さい。シックスナインしましょ?」「あぁ」  
 理科が起き上がり、俺が仰向けに寝ると、目の前にぬらぬらと充血した陰部が迫り、  
俺のモノはた、理科の舌にねろーっと舐め上げられ、味わうように舐められてる。  
 
 頭を出してるクリトリスを舌先でぺろぺろと舐めつつ、両手でひだを広げ、とろとろ  
と愛液を垂らしている膣に指を入れると熱い。指を吸い込もうとするようなうねうねと  
する膣壁に指でかき混ぜたり、押し広げたりすると理科の腰がひくひくと反応し、唸る  
ような喘ぎ声を漏らす。上に乗った理科の汗ばんだ柔らかな肌と俺の肌が繋がりを感じ  
させ、俺は顔を起こし、愛液をこぼす膣口に吸い付いて舌を入れて肉壁の感触と味を楽  
しみ、親指でクリトリスを刺激しているとやがて理科の息が荒くなり、俺のを咥えるこ  
とが出来なくなって、更に責め続けると、  
「あっ、ダメです、僕、もぅっ」と背筋をこわばらせ、ドロリと濃い愛液を出してイっ  
てしまった。  
 
 まだ息の荒い理科を仰向けに寝かせて、  
「そろそろ入れたいんだが、コンドームは?」  
「はぁはぁ、今日は、出来にくい日ですので、生で入れて下さい」  
 まあ、理科のことだから避妊薬作ってるかも知れないしと思って、理科の両膝を広げ  
て、熱く火照った膣口につやつやになった亀頭を押し当てて馴染ませつつ、ぐにゅっと  
挿入するとねめる細やかな肉ひだが俺のを包んで蠢き、奥へ奥へと誘う。  
 でも、激しい刺激では無く、入れていると落ち着く感じだ。ああ、いいなとおもって  
ずんずんと腰を使って行くと理科は陶然とした顔で口が半開きになり、感じ入ってる。  
「はぁはぁ、この感じだと…痛そうじゃ無いよな? 理科」  
「あっあっ、恥ずかしながら、僕は色々なモノでオナニーしておりますのでほぐれてい  
るんでしょうね」  
「それらと比べて…、俺のちんこは、どうだ?」  
「比べるなんて…理科の大好きな生殖行為を今、している所なんですよ?  
 本能的に、大感動じゃ無いですか!…はぁはぁ、すごくいいです、もっともっとぉ」  
 理科が、すごく可愛いと思ってしまった。かなり、胸に来た!  
 俺は理科にキスをすると、理科はちょっと驚いたようだけど、すぐに俺を抱擁してき  
たので俺も理科に密着して、この愛おしい気持ちをもっと高めようと腰の動きを強めて  
努力していった。  
 絶え間なく低く高く流れるような理科の喘ぎ声が徐々に切羽詰まって来て、俺もこの  
甘く堪らない感覚に腰が止まらないが、これ以上、我慢できなくなって、  
「理科ぁ、もう、いいかぁ?」  
「あぁぁっ、いぃぃ、いいですよ、来て、理科の中に来てぇっ!」  
 俺と理科の間に溜まりに溜った物が奔流のように吹き出して、何度もけっこうな量の  
射精をしてしまった。理科は、荒い息を吐き、身を捩らせたりしていた。  
 
 余韻に浸っていたら、理科の様子がおかしい。お腹を押さえて、調子が悪そうだ。  
「どうしたんだ、理科、具合が悪いのか?」  
「…ふーっ、間に合ったみたいですね。とりあえず、シャワーを浴びたいので、バスル  
ームまで、連れて行ってくれませんか?」  
「ああ、わかった」  
 
 理科をお姫様抱っこしつつ、突き当たりにバスルームを見つけて、そこまで行った。  
 シャワーの温度を調整しつつ、床にへたり込んだ理科の足下から血のようなモノが  
流れてきた。  
 
「理科、やっぱり、生理が始まっていたのか」  
 小鳩も生理前って特有の匂いがしてたっけ。理科の匂いは、あの匂いだった。  
 
「何故か、生理前って、性欲が高まるんですよね。破瓜の血じゃ無くてごめんなさい」  
「何言ってるんだよ。だるいんだろ? 体を洗ってやるから」  
 ボディシャンプーを取って、くたくたになってる理科の体を優しく洗っていく。  
 
「あぁ、気持ちいいです、小鷹先輩。念のため、妊娠しにくい生理前でセックスして、  
それでもその後、何ともなければ、理科特製の避妊薬を使います」  
「なんだよ、その人体実験みたいなのは〜まったく」シャワーで泡を洗い流しつつ。  
 
「だって、初めては生でしたいじゃないですか。でも、妊娠はまだ早いです」  
 しょうが無い奴だなと思いながら、俺もボディシャンプーで体を洗い流した。  
 
 理科を脱衣所まで抱いて移動し、バスタオルで体を拭いて、理科は棚に置いてあっ  
たナプキンを着けていた。そんな理科をさっきの部屋のソファーに座らせた。  
 俺は、ベッドのシーツをはがして、  
「シーツの予備があるんだろ?」「そこのクローゼットの中に」  
 新しいシーツをベッドに敷き直して、理科を寝かせた。俺は、落ちていた服を着て、  
汚れたシーツを持って、洗濯機に放り込み、キッチンにあった電気ケトルで湯を沸か  
して、ティーポットにミルクティーを淹れて、トレイに乗せ持ってきた。  
 
「あ…この香り、紅茶ですか。何から何まで、ありがとうございます、小鷹先輩」  
 理科は、部屋着に着替えてベッドに座っていたので、紅茶を入れたカップを渡した。  
「小鳩は、生理の時、体が冷えるからって紅茶を飲みたがるから、さ」  
 しおらしい理科に俺は、ちょっと照れくさくなってきた。  
「ええ、合ってますよ。うふふ」  
 紅茶を飲みつつ、しばらく理科と和んでいた。  
 
「ちょっと腕を出してくれませんか?」「ああ、こうか?」  
 理科は注射器みたいなモノを出して、俺の腕に押し当てた。ばしゅっと音がして、  
チクッと痛みが来た。  
「チップを入れましたので、小鷹先輩は、ここに出入り自由です」  
「そうか、まあ、理科は一人暮らしなんだろ? イザって時は駆けつけてやるぜ!」  
「ええ、事情があって…。小鷹先輩、寝付くまでそばにいてくれませんか?」  
 と、うとうとし始めた理科がそう言うので、俺は理科の側に寝そべった。  
「うん、居てやるぜ、理科」  
 俺は、理科のお腹に手を当てると理科の手も重なってきた。  
「これも小鳩ちゃんが?」「ああ、まあな」  
 理科は、微笑んで、すーすーと寝始めた。  
 
 そろそろいいかなって思っているうちに俺も眠ってしまったようだ。  
 もう、外は暗くなってきたのでベッドから床に降りようとしたら、まだ理科の手が  
離れてなかった?と思ったら、  
「小鷹先輩、大好きです!」  
 と後ろから抱き締められてしまった。はいはいと俺は振り返って、夕闇が迫る部屋  
の中で、思いのこもったキスをした。  
「理科も俺の恋人なの?」  
「妻であり、恋人なのです!」  
 そんなこと言われてもなあと俺はため息をついた。  
 
 理科に見送られながら、志熊研究所を離れて、やっと涼しい風になってきた坂道を  
歩き、今日の晩飯を何にしようかなあと思いながら、バスを待った。  
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おわり  
 

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