注意書き  
・キャラ崩壊  
・特殊性癖  
・小鷹×脳内夜空(?)  
 
 
 
 
今日は聖クロニカ学園の学園祭1日目、つまりは体育祭である。  
所詮文化祭の前座でしかないこの体育祭の士気は驚くほど低く、開会式での周りの生徒たちのだらけ具合は凄まじかった。  
開会式が終わっても耳にするのは「面倒」だとか「やる気ない」だとか、そんなネガティブな言葉ばかりだった。  
だが、この俺羽瀬川小鷹にとって今日という日は素晴らしき日なのだ。  
何故かって?  
ふふん、ならば説明してやろう……!  
体育祭というのはご存知の通り生徒たちは基本的に体育着を着用して競技に挑む。  
部活対抗リレーだとかそういう例外もあるであろうが、やはり基本的には体育着だ。  
ここで重要なのは、「登校するときは制服である」というポイントだ。  
まさか高校生にもなって体育祭の日に体育着で登校してくる輩はそうはいないだろう。  
事実、今朝そんな奴は一人もいなかった。  
登校してきた服が制服なのであるから、そこには当然「着替え」という行為が発生する。  
あぁ、俺も着替えたさ、体育着に。  
そしてその後はグラウンドに集合、それから開会式から閉会式まで生徒たちは常にグラウンドにいることになる。  
先日のホームルームでも言われていたが、この体育祭中は校内への出入りは禁止らしい。  
恐らくは貴重品らの盗難防止のためであろう。  
その貴重品には「現役女子高生が生着替えした後の制服」ももちろん含まれているに違いない。  
ここまで長々と垂れ流してきたが……要するにそういうことだ。  
俺は今から、校舎……否、ユートピアへと乗り込みやりたい放題やらせていただくってわけさ。  
そうと決まったらレッツゴー!  
キャラ崩壊? 気にすんな!  
 
夜空と適当に会話を済ませた後、俺は人目につかないようにこっそりと玄関までたどり着いた。  
こんな時だけだな……友達が少ないのが利点になるなんて。  
自分で思って泣きそうになったのを何とか堪えると、誰かいないかと辺りを探る。  
……よし、誰もいない。  
俺が玄関の扉に手をかけようとしたとき、不意に横から聞き覚えのある声がした。  
 
「体育祭の最中は原則校内立ち入り禁止なんだけどね〜」  
「あ……いや、これは……」  
 
シスターケイトがニヤニヤと笑いながら近づいてきた。  
マズイ……まさか知り合いに侵入の瞬間が目撃されるなんて……!  
俺の完全犯罪はこれにて終了なのか……俺がそう真っ白に燃えつきそうになった時だった。  
 
「くれぐれも女子の下着や制服を盗んだり身に着けたり頭にかぶったりぶっかけたりするんじゃないよ、お兄ちゃん」  
「……は?」  
 
一瞬脳内を見られたのかと焦ったが、よくよく考えてみるとこれは「入ってもいいよ」ってことじゃないのか?  
俺には今、ケイトが女神に見えた。  
 
「あ、あぁ……ってそんなことするわけねーだろ! じゃ、俺はちょっと用事があるんでな」  
 
幽体離脱しかけていたいつもの突っ込み精神を何とか取戻し、俺は玄関を後にした。  
はぁ……危なかったぜ。  
だがこれで俺は合法的(?)に校舎に侵入することに成功した。  
ククク、何て簡単なスニーキングミッションだ……まるで伝説の英雄の気分だな。  
 
こうして校舎へ侵入した俺は五感を研ぎ澄ませながら、ゆっくりと目的地へと近づいて行った。  
いくら普通教室と職員室が離れているとは言え、いつ何時教員とエンカウントするかは分からないのだ。  
俺は慎重すぎるほどのペースで歩を進める。  
焦る必要はない……時間はたっぷりと残されているのだから。  
……俺がこんな変な趣味へと走り出したのはいつのことだっただろうか、正確には憶えていない。  
気がついたら常習的に女子の私物で自分を慰めている自分がいた。  
大体、そんな感じだ。  
何故俺がそこまで女子の私物に興奮してしまうのかは分からない。  
リアルだと触れるどころかまともに話すことすらできないから……なのだろうか。  
案外俺は私物でもいいから他人と繋がっていたいのかもしれない……。  
きっと寂しいんだな、俺は。  
そんな意味不明な論理展開をしている内に目的地である我がクラス、2年5組へと到着した。  
ここからが本当の天国だ……!  
 
普段は騒がしい教室も無人となれば当然沈黙が支配している。  
窓の外からは小さくではあるが、選手たちを応援する声が聞こえてくる。  
俺は後ろ手にドアを閉めると、この空間が密室であるかをすぐさま確認する。  
……よし、どこの窓もドアも開いていないようだ。  
俺はうるさ過ぎるほど鼓動の速い胸に手を当てて、ゆっくりとそこへ近づく。  
すなわち、「三日月夜空」の席へと。  
……ターゲットは始めから決まっていた。  
夜空以外、あり得ないと。  
何故夜空以外の女子は眼中にないのか……?  
ふふん、教えてやろう。  
それは俺が俺で夜空が夜空だからだ!  
……あれ?  
自分では凄くまともな理由だと思っていたんだが、言葉にしてみると支離滅裂にも程がある。  
一体俺は何で夜空をターゲット……いや、夜空以外をターゲットにしようとさえ考えなかったのか?  
 
「う〜ん……21世紀最大の謎だ」  
 
ふざけた台詞を吐くと、俺は夜空の椅子を引いてどかっと偉そうに座る。  
夜空の机の上には行儀よくきちんと折りたたまれた制服が鎮座していた。  
おぉぅ……この席に座っているだけで夜空の良い匂いがする……気がする。  
俺は感動に戦慄きながら、その禁断の果実(夜空の制服)へと手を伸ばした。  
 
「おぉ……おお! おおぉおお……」  
 
まるで意味不明な歓声を上げながら右手で何度もその感触を確かめる。  
これだよ、これ!!  
衣服特有の何とも言えないさわり心地……正直フル勃起余裕でした。  
ジュルリ……。  
 
「おっといけね、涎が……ってあれ?」  
 
意図せず出てきた涎を袖で拭いた拍子に、折り畳まれた制服から何かがポロリと床に落ちた。  
制服のスカートと同じようなカラーリングの細長い何か、だ。  
 
「何だこれ……手袋か?」  
 
手にとって確認してみると、どうも手袋といえるような長さではない。  
むしろ手に着用してしまったら二の腕がすっぽり嵌るぐらいまでの……なが……さ……!!!  
俺はそこで重要なことに気付いてしまった。  
これは断じて手袋などというチャチなものじゃない!  
いや、手袋は手袋で中々良いものだがこれは……!!  
 
「ニーソックス……だよな、どう見ても」  
 
そう、夜空がいつも身に着けているニーソックスだ。  
夜空がいつも身に着けているニーソックスだ。  
夜空がいつも身に着けているニーソックスだ。  
 
「は! 危ない危ない……あまりの衝撃に同じことを3回も思ってしまった……」  
 
慌てて我に帰った俺は、改めて夜空のニーソックスを広げた。  
これは凄いお宝だ……徳川の埋蔵金に匹敵、いや、軽く凌駕するレベルの。  
このニーソックスがいつも包んでいるのは、夜空のあのシミ一つない綺麗な足だ。  
何時か見た、ホットパンツから伸びるあの白い太もも……。  
無駄な肉など一切ないのだが、それでいてムチムチしているという魅惑の太もも!  
次の瞬間俺は脇目も振らず夜空のニーソックスを鼻に押し付けていた。  
 
「っ……はぁ……よ、ぞらぁ」  
 
スンスンと音を立てながら勢いよく夜空の匂いを肺に溜め込む。  
それだけで何とも言えぬ幸福感が全身を駆け巡った。  
ズボンの中の友達の少ないもう一人の僕(男性器)は既に痛いほどギンギンで、傍から見ても分かるほどのテントを張っていた。  
俺は急いでチャックから己を取り出す。  
 
「夜空……俺、夜空の中に入りたいよぉ……」  
『フン、仕様のない奴だ。……ほらさっさとしろ』  
 
脳内夜空が俺に厳しい口調で畳み掛けてくる。  
 
「あ、あぁ。分かったよ」  
 
俺はニーソックスをくぱぁと開いた。  
ニーソックスは奥が深く、俺のような短小では最奥まで貫くことは不可能だろう。  
これでは夜空を満足させることはできないかもしれない……。  
 
「ごめん、夜空……俺のじゃ気持ちよくできないかもしれない……」  
『小鷹が短小包茎童貞野郎なことはとっくにお見通しだから安心しろ』  
「ひぃぃ……すみません」  
『でも、私は小鷹のがいいんだ。小鷹のじゃないと、嫌だ』  
「!!!」  
 
脳内夜空はその可愛い顔を真っ赤にさせて急にデレ始めた。  
あれ、何だこの気持ち……もっと責められたいようなそうでもないような……。  
ひょっとして俺はMなのかもしれない。  
 
「い、いくぞ夜空!」  
 
俺は俺自身をニーソックスへと突き入れた。  
独特の感触が心地よい。  
我慢できずに俺は右手で最初からハイスピードで勢いよく扱く。  
シュッ、シュッという衣擦れの音と、俺の情けない喘ぎ声だけが静かな教室に響く。  
 
『う、んん! っくぅう……こ、小鷹』  
「っな、なんだ、夜空ぁ……」  
『わ、私の足をな、舐めろぉ……っく……ん!』  
「えっ!? いいのか!!?」  
『何でもっ、んっ、いいから……は、早く!』  
「任せろ!!」  
 
脳内夜空の懇願により仕方なく俺はニーソックスのつま先の辺りを口に放り込んだ。  
何度も舌を往復させ、このニーソックスが吸収しているであろう夜空の足裏の汗を余すことなく舐めつくす。  
そうすることで、未だに夜空の中にいる俺自身もまた一段と大きく固くなったようだった。  
右手を上下させるペースも最高速に達していた。  
 
「お、おいしいよぉ夜空ぁ! あっ、もうイク! イグぅぅうう!!」  
『あぁあああ!! 小鷹のが、お腹にいっぱい……』  
 
こうして俺は夜空のニーソックスへとたっぷり中出ししてしまった。  
荒い息を上げながら俺はそっとニーソックスから己自身を抜く。  
ついに童貞卒業(?)を果たしたもう一人の俺は、まだまだ元気だぜと言わんばかりに反り返っていた。  
節操のない奴だ。  
白く染まったニーソックスを机の隅に置くと、俺は折り畳まれた制服へと目を落とした。  
さて、お次は……。  
 
「ふむ……このスカート……実に興味深い」  
 
何が興味深いのかは俺すらも理解できなかったが、とりあえず目についたスカートを手に取った。  
スカートの裏地がペニスにかぶさるようにセットする。  
と、ここで再び脳内夜空が出現した。  
何て神出鬼没な奴なんだ、脳内夜空。  
 
『ほう、小鷹……スカートコキされたいと?』  
「あ、あぁ、そうなんだ。夜空のスカートで射精しないと死んでしまうかもしれない」  
 
多分、死なない。  
 
『ふふっ、本当に変態だなお前は……仕様のない奴だ』  
「お、お願いします!」  
 
脳内夜空さん、その「仕様のない奴だ」っていうフレーズ気に入ってるんですか。  
心のどこかで冷静な俺が突っ込みをいれるのと、俺の右手が動き出すのはほぼ同時だった。  
スカートごと、少し乱暴に肉棒を扱く。  
スカートの裏地のツルツルした感触が亀頭に纏わりつく感じが何とも言えなかった。  
 
『クク……まるで私から陰茎が生えたみたいだな』  
 
脳内夜空はとても楽しそうに眼を細めた。  
だが依然としてその手(俺の右手だが)は凄まじい速度で上下運動を繰り返している。  
 
『どうだ? イキそうか? イクならイクって言うんだぞ、私のスカートを貴様の精液で汚されたくないからな』  
「は、はぃ夜空様ぁあ!! イク、イク!!」  
『なっ、嘘だろ!? 早すぎ……!』  
 
俺がイキそうになったので焦ったのか、脳内夜空は両手(※俺の両手です)で俺の亀頭を鷲掴みにしてきた。  
どうやら射精を止めようとしたらしかったが、今にも爆発してしまいそうな俺にとってはそれがトドメだった。  
間欠泉のように精液があふれ出し、たちまち夜空のスカートを汚す。  
 
『ばかっ! 早すぎだ小鷹!! まったく……罰としてあと3回はスカートで射精してもらうからな』  
「はひぃいい!! お願いします!」  
 
あれ……やっぱり何かこの立場気持ちいいぞ……?  
やっぱり俺ってMなのかな……。  
 
脳内夜空の言った通り、あの後おれは律儀にスカートコキで3回イッた。  
その後もブレザーのポケットに射精したり、リボンをペニスに巻きつけて射精したり、ブラウスの袖に中出ししたりと大忙しだった。  
ブラウスの脇の部分をぺろぺろしたり、襟の部分の匂いを胸いっぱいに吸ったりと、その辺りも余念はない。  
(その間も夜空の制服を抱きしめながら「うわああああああああぁぁあ!! 夜空ぁああああ!!!」等と叫びながら射精したりした。)  
そして今は……  
 
『これが最後のニーソックスだからな、しっかり妊娠させろよ』  
「あぁああぁあ! 夜空ぁ! 夜空ぁああ!!」  
 
最初に使用したニーソックスのもう片方にペニスを突き入れる。  
もう何度も味わった感触ではあるが、最高の感触でもって俺を受け入れてくれる。  
ラストスパートと言わんばかりに激しく右手を扱く俺。  
 
「夜空ぁ! 中で、中で出すよ!!」  
『あぁ、好きなだけ出せ。そのかわり必ず着床させるんだぞ』  
「あぁぁぁああ!! あ、ああぁ……出てる……夜空の中に出してる……」  
 
ドクドクとニーソックスに俺の精液が注がれる。  
脳内夜空は満足げに微笑むとパッと消えてしまった。  
ふと、冷静になった俺は目の前の惨状をどうしようかと考え込む。  
夜空の制服はどれもこれもが俺の精液でドロドロだった。  
凄まじい絶倫ぶりだな、俺……。  
……いやいや、今までの人生でこんなに射精したことがあったか?  
うーん……一体どうしてここまで興奮できたのだろうか……夜空の制服だからか?  
 
「……21世紀最大の謎だなぁ……」  
 
よく分からないが、どうやらこれ以降も夜空の私物にはお世話になりそうだ。  
 
〜fin〜  
 
 
一通り日頃の劣情を脳内夜空とリアル夜空(の制服)に発散させてもらったところで俺は後片付けをしようと立ち上がった、その時だった。  
 
「……小鷹、お前何してる?」  
「……はい?」  
 
ギギギと首が嫌な音を立てながら声のした方を向くと、三日月夜空さんその人がいらっしゃった。  
体育着姿で、おそらく何か忘れ物でもしたから教室に戻ってきたのだろう。  
対する俺は下半身には何も身に着けておらず、夜空の席の前に立ち尽くしていて、その机の夜空の制服は白濁液まみれになっている。  
 
って。  
嘘だろおおおお!!??  
だって今上に「〜fin〜」って出たじゃん!  
どう考えてもSSの終わりだろ、ふざけんな!!  
だが、落ち着け羽瀬川小鷹。  
ここで全てを終わらせるつもりか、まだ突破口はあるはず……!  
何とかこの場を丸く収める気のきいたセリフを言うんだ、羽瀬川小鷹!!  
 
「あはは、すまん夜空。お前の席でズボンを脱いでカルピスを飲もうとしたら」  
「嘘をつくな!!」  
 

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