夜空の柔らかい胸の谷間に顔を埋め、そして彼女の体内に挿入したまま、俺は快楽の余韻に浸った。
彼女の方もまだ放心状態で、時たま訪れる小さな快楽の波にピクピクと反応する。
「あっ.....あっ....」
時折、声を漏らす度に、俺のモノを引き締しめる。
二度目の射精の後も、俺は固いままだった。まだまだ行けそうだ。
「夜空...痛くなかったか?」
うっすら目を開け、笑みを浮かべながらふるふると首を振る。
「しゅっごくよかったぞ…」
舌が回ってないじゃん。いつもの夜空はどこにいった?俺はちょっと苦笑した。
「あ、あのさ、俺、まだ行けそうなんだが、このままもう一回いい?」
彼女はコクコク頷いた。
俺は夜空を抱き寄せ、膝の上に座らせた。もちろんつながったままだ。
夜空がすこしびっくりしたように俺に話しかける。
「座ったままでするのか?」
それもいいけど、俺はそのまま仰向きになり、騎乗位の体勢にする。
夜空と手のひらを合わせバランスを取、俺は下から腰を突き上げた。
「あっ、あっ、ちょっ!」
俺の精液と夜空の愛液が隙間から漏れだし、ぐちゅぐちゅと音をたてる。
「な、なんか恥ずかしい。」
腰の動きに合わせて、たゆんたゆんと揺れる夜空のおっぱいを下から見上げる。
「あっ、す、すごい、お、奥に当たる!」
夜空はそう言いながら、自分から腰を動かしはじめた。
確かに奥に進む度に、やや固いものが先っちょに触れる感覚があった。
「こ、小鷹!ま、またいってしまう。あっ、ちょっ!待って、待って!」
俺は腰の動きを止める。しかし、夜空は腰の動きを止めない。
「止めたよ?」
俺は下から両手で夜空の柔らかい胸をわしづかみにする。
俺は既に二回も放出しているが、固さは衰えていない。しかも持続力は今まで以上にありそうだった。
「くっ!小鷹は意地悪だな!」
悔しそうな目をしながら、今度は自ら激しく腰を振り始めた。
「夜空はエッチだったんだな。」
「こ、小鷹のせいだからな!こんなこと、小鷹だけだからな!」
俺は再び下から腰をつつきはじめた。突く度に夜空から快楽の声が漏れる。
「あっ、あっ、や、やっぱりだめ。もう、いく、いく!あっあっ、またいってしまう〜。い、いやぁぁぁぁ〜ダメ、だめ、だめ、うーん。いい?いい?またいっていい?ねえ?もういい?」
「いいよ。」
俺は夜空の腰を押さえ、奥へ奥へと先っちょを押し付けた。
「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
夜空は背中を反らしピクピクと痙攣する。と、同時に俺のモノを中に導くように強い伸縮運動が起こる。
余裕だったはずの俺も、その突然襲われた気持ちよさに抵抗することもなく、三度目の射精を向かえた。
夜空が俺の上に倒れこみ、俺は優しく彼女の体を包み込み、そのまま暫く抱き合った。
時折ピクピクと身体を振るわせながら、快楽の余韻に浸っているようだ。
少ししぼんだ俺のモノを彼女から抜くと、二人の二回分の愛の液体が夜空から流れ出し、俺の下腹部に溜まった。
だんだんと冷静になる頭で状況を確認しはじめる。そういえば、俺、着けてない。
「よ、夜空。終わったばかりで申し訳ないが、」
「んー?なんだ?」
「その、俺たち着けずにやってしまったんだが、大丈夫か?」
「ん?」
夜空は指を折り曲げ何かを数え始めた。
「頭がボーっとしてわからん。まあ、十月十日後にはわかるだろう。」
「それじゃ遅いよ!」
「こ、小鷹は嫌なのか?」
少し潤んだ瞳で俺の顔を見つめる。
俺も男だ。自分のしたことには責任をとらなきゃならない。
「もちろん夜空の事が好きだ。どんな事になっても受け入れるよ。」
「うん。良かった」
そういいながら、彼女は俺にキスをした。
「なーんて事になるかもしれないんですよ!小鷹先輩!いいんですか?」
掃除用具ロッカーから理科と幸村が飛び出し、理科が一人で延々と語り出した妄想が一段落ついた。
「えっと、お前らいつからそこにいるんだ?」
はっ!と理科は我にかえって今の状況を再認識しはじめた。
「幸村。いつからだ?」
「えっと、わたくしが談話室に入って来た時に、理科殿がそのグラスに何か薬を入れていて。」
幸村が夜空が飲んでいたグラスを指差した。
「それはなんでござるかと聞いたところ、口を塞がれまして、そして、夜空殿と先輩が入ってくる気配がしたところでロッカーに押し込まれました。」
俺はじと目で理科を見返す。
「何を入れたんだ?また媚薬か何かか?」
「そ、その新しい強力な媚薬を開発しまして、その効果がどのくらいあるかなーと実験したくなり、、」
「夜空?体調大丈夫か?」
理科の妄想話で顔を赤くしつつもこくりと頷く。特に変わったことはなさそうだ
「あれ?あんまり効いていないようですね。うむぅ。もう一回検討しないと。そうだ!今度は幸村さん協力してください!では、みなさん失礼します!」
そういいながら、理科は幸村を連れ去っていってしまった。
まったく、いつもながら人騒がせな奴だ。
「そろそろ遅いし、俺たちも帰ろうぜ。」
俺は鞄をとり、夜空の方を向いた。
「あ、あんな話を聞かされて、何事もなく帰れるわけないだろう…」
真っ赤な顔をした夜空がソファーから立ち上がり、スカートの裾を持ち上げた。
「だ、だってこんなになってしまっているんだからな。」
下着を着けてない夜空から、我慢できなくなった液体が溢れ、内ももを伝って垂れていた。
どうやら理科の媚薬は成功らしい。
(本当におしまい)