…そんなこんなでようやくマリアを部屋まで送って自分の部屋に戻り、今度こそ眠ろうと眼を閉じる。
で、またしても誰かが部屋に入ってきた。
「あーはいはい。ほらさっさトイレに行くぞ」
「は?トイレ?理科はただ夜這いに来ただけですが」
理科をあしらうのが面倒だったのだろう。人の三大欲求である睡眠を妨げられたのもあるのだろう。
しかし、それらを差し引いてもその時の俺はどうにかしてたと思う。いや、正直どうかしてた。
俺はベッドから降りると理科の手を引っつかんでベッドへと押し倒した。
「つ、ついに先輩がその気に…!ここからの選択肢は重要ですよ!」
相変わらず残念な理科に俺は何も答えずに無言で髪を梳いていく。トレードマークのポニーテールではなく下ろした状態だ。
「あれ、いきなり選択肢を間違ったのでしょうか。QLしなければ…」
やっぱり残念な理科の言葉を無視し髪を梳き続ける。その流れで小さくて形の良い耳にも触れてみる。
「ひゃわっ。あれ?もしかしてこれって。え、え?」
いつもと違う俺の様子に戸惑い始めたようだ。この調子で進めていけば如何に変態で残念な理科でも己の迂闊さを呪い、行為の中断を要求してくるだろう。
ただ腐っても理科(上手いこと言ったな)。中途半端に進めると俺の意図に気づく可能性がある。
俺は細心の注意を払い、理科に気取られないように行為を続ける。
耳を撫でさすりながらそのまま理科の眼鏡を外す。これなら部屋の暗さも相まって理科の視界はかなり悪くなっただろう。
表情が見えないというのは続けていく上でアドバンテージになる。そう考えると自然と笑みがこぼれた。
「ひぃっ。先輩がレ○パーの様な下卑た笑みを…まさか先輩にこんな暗黒面があるとは流石に予想外です」
おかしい……俺はそんな笑い方はしていない。寧ろ漫画やアニメだと十字型のキラキラが散りばめられてるはず。
違う、おかしいのはそこじゃない。
「あれ、何で俺の顔が見えるんだ?」
寝る前にコンタクトというのは考えにくい。しかし、月明かり程度の明るさしかない状態で俺に覆いかぶさられてる理科は更に暗く感じるはず。
が、なぜ俺の表情を知る事ができたのだろうか。俺はつい理科にいつもの調子で問いかけてしまっていた。
「あぁ、理科はもともと伊達眼鏡だったんですよ」
「マジで?」
衝撃の事実に驚く俺。
「はい。べつに視力悪くないですし」
しまった、驚きの余り普通に会話している。この状態からさっきの展開に持っていくのは至難の業だ。
かといってここで止めてしまっては間抜けすぎる。先輩として今後のためにここはビシッと決めておかなければ。
「で、どうですか先輩。今の理科。うっふーん」
ヤバイ、このままだといつものペースに持ち込まれる。しかもこの体勢だと俺から中止を申し出ることになったら……。
それは男として沽券にかかわる。自分から押し倒しといてやっぱり無しで、は流石にヘタレすぎる。
とりあえず傾きかけた流れを取り返さなければ。
そこで改めて理科の方を見る。くねくねしながらウインクなどしてるがこれは誘惑してるつもりなんだろう。
夜空のようにクールな雰囲気の美人というわけで(中略)眼鏡にポニーテールというオプションも取っ払われて、飾り気のない素朴な魅力が強調されている。
たとえるなら野山に咲く一輪の花のような可憐さ。
好みか好みでないかで言えば正直、ストライクだった。
「たとえるなら野山に咲く一輪の花のような可憐さ――好みか好みでないかで言えば正直、ストライクだな……」
「!?」
理科の顔がボッと赤くなった。
「ん?」
「い、いいいいきなりナニを言うんですか先輩っ!」
顔を真っ赤にして抗議してくる理科。
「あれ……もしかして俺、口に出してた?」
「思いっきり!」
「そ、そうなのか」
だとしたらちょっと恥ずかしいな。
そこで改めて理科の様子を見る。なんだかモジモジしているがこれは理科も恥ずかしいからだろう。
……あれ?図らずも目的を達成したのではなかろうか。少なくともあのおちゃらけた空気は霧散していた。
「…………」
「…………」
だがその代償だろうか、なんとも言えない気まずい空気が場を支配していた。
よくよく考えてみれば一連の流れはベッドに押し倒して、身体を弄り、口説いてたのも同然じゃないか。
き、気まずい……。ちょっと肩を揺すったらおもらしされたみたいだ(そんな経験はないが)
「え、えーっと……」
何とか喋りかけようとするが、ごめんなさい。こんなとき、どういうことを言えばいいかわからないの。
「その……つ、続きはしないんですか?」
とてつもない爆弾が投げつけられた。いつもとは違う、普通の少女のように顔を赤らめている理科。
その声に導かれるかのように俺の手は理科の頬をつっとなぞっていく。
わずかに上気した頬の感触は心地良く何時までも触っていたい。しかし、それは理科の手によって阻まれた。
理科は自らの手を伸ばし俺の顔を掴まえ、眼を閉じる。いくらおたんちんな俺でもそれが何を意味するかくらい分かる。
ただ、この期に及んで俺はあと一歩を踏み出せないでいた。この空気に流されてるだけじゃないのか?そんな疑念が消せない。
もし、はやとちってキスしてしまったら取り返しが付かない気がする。一応ヒトとはしたことないらしいし。
「その……お前はいいのか?」
何がとは言わない。つくづく小心者だな、俺。
「……理科は、機会さえあれば、先輩としたい、と思ってました。断る理由はないです」
年下の女の子にここまで言わせないと行動できない自分に少し辟易としながらも覚悟を決める。
俺は覆いかぶさったまま体を倒していき、片手で理科の顎を持ち上げ、そのまま口付ける。
初めてのキスは柔らかく、そしてなんだか甘い気がした。
「……ん、ふぅ」
数秒程だろうか、理科から声が漏れるのを切っ掛けに口を離す。
とろんとした目でこちらを見上げてくる理科。その目にヤラれた俺はまた顔を近づける。
今度はただ唇を合わせるだけでなく、舌で唇をなぞってみる。
少し驚いたようだったが、拒否することはなく理科の方からも啄むようにキスをしてきた。
それに負けじと今度は唇を割り、歯を舌で突付く。おずおずとしながらも理科は俺を招き入れてくれた。
ツンツンと舌の先の方をつつく。するとお互いの舌が絡み、水音が部屋に響く。さっきまでの穏やかなモノとは違う性を意識するキス。
絡ませたまま理科の舌を吸い取る。ネットリとその感触を楽しみながら理科の舌を味わう。
あったかいな……グミ、とはちょっと違うか。
そんな事を考え舌を食みながら、俺は顎に添えていた手を滑らせるように移動させていった。
ビクっと理科の体が震え舌の動きが止まる。流石にまずかったか、と思い躊躇っていると理科は再び舌を絡めてきた。
それが理科の答えなんだろう。そう考えた俺はそのまま手を動かしていき、パジャマの上からだが胸に触れる。
男にはないソレの感触はプリンのように柔らかくもあり、それでいてしっかりとした弾力もある。
直に触るとどうなるんだろう。そう考えると、一旦キスを中断しパジャマのボタンを外していく。
3つほど外した所で間怠っこしいと思った俺はそのままパジャマをはだけさせた。
ぷるん、と理科の胸が揺れる。服の上から触れていた時から思っていたことだったが理科はノーブラだった。
「なぁ、なんで付けてないんだ?」
「そ、それはですね、理科は寝る時は付けない派なのです。決して誘っていたとかそういうことでなく」
「あれ?『夜這いに来た』んじゃなかったのか」
意地の悪い返しをすると理科は拗ねたような表情でそっぽを向いた。
無意識でやったのだろう。だが、それは男を誘っているようにしか見えなかった。
「悪かった」
謝罪の言葉を口にし、そのまま額に口付ける。
まだちょっとむくれているが、俺は中断していた行為を再開する。
両サイドから掬うように持ち上げてみたり、こねるように揉んでみたり。
時折、理科から吐息が漏れる。
サイズは流石にマリアより大きかった。星奈のモノとは違い大分膨らみに欠けていたが俺を夢中にさせるには十分だった。
「……先輩。今、すごい失礼なことと別の女性のことを考えませんでしたか?」
「い、いや、そんな事はナイゾ」
「そうですか、だったらいいんですケド……でも今は理科の事だけ見てほしいです」
何なんだこいつは。こんな所でも天才性を発揮しなくてもいいじゃないか。
恥ずかしくなった俺は顔を背けると、今度は口でその感触を味わうことにした。
今まで意図的に避けていた胸の頭頂部に吸いつく。
「ふわぁぁぁ!」
理科から大きな声が漏れ、それと同時に頭をギュッと抱えられる。
「ぶほっ!むぐ、ふぐぐぐ……」
胸に顔が押し付けられる格好になるが、直前まで乳首を吸っていたわけだからうまく息ができず変な音が口から出る。
だが、それがまた理科の快楽を刺激したらしい。
「〜〜〜〜〜ッ!!!だ、だめです!イッちゃいます!!!」
そう叫び、ビクンと身体を仰け反らせると、理科の両手から力が抜け解放される。
「……はぁ……はぁ、んッ。む、胸だけでいっ、イかせるなんて先輩はテクニシャンですね……」
「……そんな事言われても俺も初めてなんだが」
「なら、理科と先輩は相性がいいのかもしれませんね、ふふっ」
「あ、相性ってお前なぁ」
「そうですよね、本当に相性がいいのか調べるにはもっと適切な方法がありますもんね」
「う…………」
つまりはそういうことなんだろう。また誘導されるような形になったのはやっぱりちょっと情けない。
「俺でいいんだよな?」
「違います。先輩がいいんです。先輩じゃないとダメなんです。
―――理科のとっても大事なものを先輩にあげちゃいます」
「……わかった。今度はちゃんと貰うからな」
「覚えててくれたんですね」
「あんな衝撃的なセリフ忘れられるか」
軽口を叩いた後、お互い体を起こして服を脱ぐ。パンツはどうしようかと思ったが一気に脱ぎ捨てた。
「Oh...」
ベッドの上でアヒル座りになっていた理科がなぜか外人口調で息を漏らした。
「何だその反応は」
「いえ、立派なものをお持ちで……」
くっ、分かっていた事とはいえ恥ずかしい。
それを誤魔化すように俺は理科の脇に座ると軽くキスをした。
「近くで見るとより凶暴に感じますね」
「うん、俺ばかり見られるのは不公平だな」
そう言うと理科をベッドに横たえさせ、さっきまでと同じ体勢に持っていく。
ただ、さっきと違うのは俺の顔が理科の脚の付根付近にあることだ。
柔らかな恥毛が、僅かに開いた秘唇が、俺を惹きつける。
「おぉ…」
「先輩、理科が悪かったです。反省してるのでそんなに凝視しないでください……」
ちょっと涙声になってた理科に悪いと思い視線を外す。
「その、理科の方の準備はできてますから……お願いします」
「分かった。それじゃ行くぞ」
「はい、先輩」
俺は自分のモノに手を添えて理科の秘唇に擦りつけ、小さな孔を見つけるとそこに宛てがう。
「痛かったらちゃんと言うんだぞ」
月並みなセリフを吐くとズ、ズッと腰を進めていく。
「ん……っ、んん、ふぅっ……」
やや硬さの残る膣肉を押し開くように進めるたびに理科が苦しげな声を上げる。
だが、今の俺に理科のことを気遣う余裕なんてなかった。あんな事言っときながら自分のことでいっぱいいっぱいだ。
少しでも気を緩めるとその瞬間に射精してしまいそうな快感。グッと奥歯に力を入れ射精感を堪える。
そのまま腰を進めていくと先にとっかかりを感じた。これが処女膜という奴だろうか。
俺はそこで一旦動きを止め理科の方を見る。
理科はこちらを見上げると微笑みを浮かべながらコクリと頷いた。
こういうのは一気にやった方がいい、とどこかで聞いた気がする。俺は腰に力を入れると思いっきり突き出した。
処女膜が亀頭をパツンと叩くと俺のものが行き止まりに到達し、全体が理科の膣内に包まれる。
「っ!………〜〜〜〜っぅ!!!」
「全部、入った、ぞ……っ」
先端だけを入れた時よりも遥かにきつく締め上げてくる。今は気持ちよさよりもキツさの方が大きい。
「フッ、ん、く、くぅ〜〜〜……!」
目をぎゅっと瞑り、口を真一文字に結び痛みを堪えてる理科を見ると申し訳ない気持ちになってくる。
が、それと同時に理科と一つになれた幸福感に包まれる。
「落ち着くまでこのままでいるから」
そう告げると俺は理科の背に手を回しギュッと抱きしめた。
余すことなく密着した身体はそこかしこから理科の体温、鼓動が感じられ本当に一つになったかのような錯覚すら覚える。
どれくらいそうしていただろうか、呼吸も落ち着き、体の緊張もほぐれたように思えた。
実際俺のモノをキツく締め上げていた理科のあそこも途中からやわやわと包みこむような感触に変化していた。
理科の頭を撫で、髪を梳く。すると至近距離で目が合った。
「先輩、だいぶ痛みも引いてきましたし動いていいですよ」
「……んん」
「折角なんで初体験で気持ち良くなって下さい」
「お前ってやつは……」
なんだかさっきからセリフが男女逆のような気がする……。妙に男前だ……。
普段は馬鹿なことをやったりしているが理科はこれで結構人の心の機微に聡いところがある。
先程まではキツく痛みすら覚えていたのに今は適度な締めつけで俺のモノを悦ばせてきており、動いたらどれだけ気持ちいいのだろうという思いはあった。
俺の心の変化を察したのであろうその言葉に後押しされた俺は前後運動を開始するために一旦腰を引く。
「あ……」
そこで今更ながら俺はある大変な事実に気づいてしまった。
「?どうしたんですか先輩?」
「あーその、避妊具とかつけてないんだが……その、いいのか?」
ここでダメ、と言われてもあまり我慢できる自信はないがそれでも理科の事を思うと確認しとかねばならない。
「フフ、先輩は優しいですね。ちなみに今日は大丈夫な日ですし。ちゃんと計算してきました」
どういう計算をしたのかわからないがまぁ俺より遥かに頭のイイ理科が言うのなら大丈夫なんだろう。
というよりOKと言ってくれて助かったというのが本音だ。
最低な奴だ、とか思うかもしれないがこの快感に抗える奴はそうはいないと思う。
俺は触れるだけのキスをするとゆっくりと腰を動かし始めた。
「う、お……」
「あ、ふぅ……んっ」
や、やばかった。危うく少し出すところだった。
3往復半どころか行きだけでイくというのはいろんな意味でまずすぎる。
幸い理科の方は快感か痛みか分からないが流石にこちらの方にまで気を回す余裕はなかったようで気付いていない。。
そこで気を紛らわせるために理科の身体をまさぐることにした。
耳、頬、鎖骨、腕、胸、臍、脇腹、太腿、脹脛、そこまでいってあることを思い出した。
女性が一番敏感だと言われてる部位、クリトリスだ。
出し入れを再開した俺は身体に這わせていた手を外しそっとソコに向けて手を伸ばす。
ちゃんとした位置はわからないが大体この辺だろうと当たりを付け、手のひら全体で秘唇の上部を擦るように動かす。
「あふぁっ!」
ひと際大きな声をあげると体をビクリと震わせ、それに呼応して膣内部もきゅ、きゅっとしごきあげるように締め付けてくる。
反応を見ると中を擦っても痛みを感じている様子はない。
それならばと、理科の体内に打ち込んだ己自身をズルッと思い切りよく引き抜いてみた。
「ンあああっ!」
先程も思ったことだが理科は敏感なのかもしれない。急な動きのせいか恨みがましい目でこちらを見ている。
今度はゆっくりと、どういう反応を返すかを確かめながら進めていく。
浅いところがいいのか、深いところがいいのか、上のほうがいいのか……
そうやって腰を動かしていると急に膣が締まり快感が増した。
「んぁ……っ」
「か、可愛い声ですね、先輩。く、ふぅ…理科だってヤラれっぱなしじゃ変態の名が廃ります」
「そんな名は、廃れてしまえ……!」
今の不意打ちで俺の余裕はあっという間に奪われてしまい、荒っぽい、根元までぶつけるような動きになる。
なんとか意識の端に残った反応の良かった部位に少しでも当たるように動きを調整しようとする。
だが理科の方も膣をこちらの動きに合わせるようリズミカルに締め付けてくる。
身体を倒すと自然と舌と舌が絡みあう。お互いが相手を追い詰めようと競争していた。
ズン、ズンッと奥まで打ち込めば、きゅっきゅっと締め返してくる。
そうやって何度か繰り返していると精液がせり上がってきたのを感じた。
「理科、そろそろ……っ」
「はい、先輩っ!理科の中にきて下さいっ!」
すると理科の脚が俺の身体に絡みつく。俺は射精のための動きに変化し腰を振り続ける。
「―――ッ!出るっ!」
理科の中を自分のモノで満たす為、最奥に思いっきり打ち付けた。
「〜〜〜〜〜っンぁ!イクぅっ!!!」
そう理科が叫ぶと同時に膣内が俺のモノを搾り上げるようにギュゥっと収縮した。
「う、あぁ……っ!」
今までに体験したことのない射精量に目の前がチカチカする。
それに伴って得た快感も自慰とは全くもって比較にならなかった。
二人ともはぁはぁと深い息をつき体の力を抜く。もうどこも動かしたくない、この心地よい疲れに身を委ねていたい。
しかし、このままでは流石にマズい。グッタリとした動きで自分のモノを引き抜こうとしたその時だった。
「……ハァ、ッふぅ。先輩、ちょっと待ってください」
「あ、ああ。どうかしたのか」
「その、出来ればもうちょっとだけ繋がっていたいな、と思いまして…」
「ん…でもこのままだと重いだろ」
さっきまでとは違い俺の身体は理科に完全にのしかかっている。多少は身体を浮かそうとしているが理科の体格じゃ余り効果があるとは思えない。
「それでしたら理科が上になれば問題有りません」
少し反動をつけ、ごろんと体勢を入れ替えると俺の上になった理科がもたれかかってくる。
「ふふっ、なんだか落ち着きます」
そう言いながら俺の髪を指で弄び、ネコのように俺の胸に顔を摺り寄せてくる。
「むむ、あれ?先輩、もしかして……」
「…………言うな」
初めての相手ににあれだけ射精したというのに俺のモノは硬度を取り戻していた。
「じゃあちょっと休憩したら第二ラウンドにしましょうか」
……その提案は正直、とても魅力的だった。
その後、なんだかんだで夜明け近くまで続けていた俺達。今日は流石に打ち止めだ。
「……っふう。なぁ、ところでいくら大丈夫とはいえこんなに出してもいいものなのか」
「はい。むしろこれだけ出してくれて助かりました」
???どういうことだろう…?なんだか理解したくないと俺の脳が考えることを拒否している気がする。
「これで先輩の遺伝子と理科の遺伝子がくっつけば計算通りです」
了