もう分かってた。  
この恋が実る事がないって事…  
私の恋物語はもう幕を閉じるって事…  
 
真山は勿論。  
リカさんも真山が必要なんだ…。  
 
でも…  
 
私は……。  
 
 
 
「…真山。」  
リカさんはいない。  
オフィスに二人だけ…  
私は真山の背中に抱き着いていた。  
「や…山田?」  
じんわりと真山の背中に滲む汗を感じる…  
 
真山焦ってる…?  
少しはドキドキしてる?  
 
そっと抱き着いた腕を離す。  
泣いちゃ駄目。  
凛とした態度で居なきゃ…  
「ねぇ?真山…少しは私の事好き??」  
真山の目が泳ぐ。  
 
(ごめんね…困らせて…)  
心の中で呟いてから目を見据える。  
スルッと七分丈のカーデガンを床に落とす。  
その下には可愛らしいレースとリボンを配ったキャミソール。  
お気に入りのふんわりとしたスカートにも手を掛ける…  
 
恥ずかしい…けど…  
 
躊躇いがちに下ろしていくと足元にふわっと広がるように落ちた。  
 
 
真山は視線を向けたまま完全に言葉を失っている…。  
きっとこんなことするなんて思っても見なかったんだ…  
呆れるかな?  
でも…どうしても初めては真山がいい。  
「…ま…やま……」  
 
声が上手く出ない…。  
 
「お…願い…」  
 
涙が出てしまいそう…。  
 
カタカタと膝が震えて、手が汗ばむ…  
心臓の音が煩い位に頭に響く。  
響く…。  
 
 
 
 
まさか山田がこんな行動に出るとは思わなかった。  
今オレの前に居るのは下着にキャミソール一枚の少女…。  
真っ赤な顔で身体を小刻みに震わせている。  
『お願い』の言葉以降はずっと唇を噛み締めている…  
そんなに強く噛んだら切れてしまうかもしれないのに…  
回らない頭でそんな事を考える。  
 
「お願い…っ…真山…」  
もう一度山田が口を開いた震えた声で…  
 
―プツリ  
と何かが切れたのだろうか?  
それとも欲望に勝てなかったのか…  
 
オレは山田を抱きしめ床に押し倒す。  
強く。折れてしまうかもしれない位に抱きしめる…  
ピクッと腕の中で身体を震わせた彼女の唇を奪う。  
良かった…切れてない。  
 
唇を合わせたままキャミソールの紐をずらしてそのまま下ろすと淡い水色のブラが見えた。  
キャミソールの下からチラリチラリと見えるショーツと同じ色…  
大き過ぎず小さくない  
完璧と呼べるであろう胸が朱に染まり少し震えている…。  
吸い込まれる様に胸元に唇を当てる、ピクリと目に見えて震えた。  
 
片手を後ろに回しホックを外すと押さえられていた胸がぷるんと揺れる。  
「あっ…」  
決心は出来ていたはずの山田の口から戸惑いの声が漏れる…  
ぎゅっと拳を握り耐える姿が妙に愛おしい。  
戸惑いの声を聞かなかった振りをして唇を移動させる。  
ツンっと上を向いた赤い突起に音を立てて吸い付く  
吸って、舐めて、軽く歯を立てる。  
「ん…っ」  
悩ましげに眉を寄せ声を漏らすと赤くなった頬が更に赤くなる。  
 
「真山ぁ…」  
甘える様な声に顔を上げると山田は潤んだ目を向けて手を広げた。  
「もっ…かい…キスして?」  
その誘いに乗るように頭を抱き唇を合わせる…背中に手を回し目を伏せる仕草がたどたどしい。  
唇を甘く噛み緩んだ唇の間に舌を滑らせる  
驚いた様に一瞬身体を強張らせるが、徐々にぎこちなく舌を絡ませてきた。  
一生懸命に少し苦しそうな声を漏らしながら…  
「んぅ…はぁ…」  
オレのソコは既に熱くキツそうにズボンを押し上げていた。  
 
胸への愛撫もそこそこにオレの手は山田の身体を滑り今まで守り続けてきた場所へと進み、ショーツ越しに指を押し付けるとクチュっと水の音がする。  
「濡れてる…」  
不意に漏らしてしまった言葉に山田は泣きそうな顔をした…  
足を小さく震わせ閉じようとする足を開き線を辿る様に割れ目をなぞる。  
小さな突起に触れると甘い声が発された。  
「ン…ぁっ」  
そのままコリコリと強めに擦る時には摘むように…  
「…ひ…っやぁ!」  
ビクビクと足が震えていた。  
 
もう少し…  
 
「…い…ぁーッ!!」  
弾くように擦ると小さく悲鳴をあげ一際大きく震えた。  
もうショーツは使いものにならないくらい濡れていて、放心状態の彼女から剥ぎ取るのは簡単だった…  
はぁ…はぁ…と荒い息を繰り返す山田の唇にキスを落としてから秘部に指を埋める。  
濡れているソコは容易に指を受け入れた熱く絡み付いてくる様な中を掻き回し様子を伺うと準備は出来ている様だった…  
自分のズボンに手をかけ、いきり立ったモノを取り出して擦り付ける様に秘部へと当てる…  
今にも爆発してしまいそうだ…。  
 
「い…いのか?」  
情けなく声が上擦っていた。  
山田が不安を殺せない顔で頷く…それとほぼ同時に突き進める。  
「ーッあ」  
痛みに顔を歪ませ苦しそうに涙を溜め必死に耐える山田を尻目に抑えられない衝動に任せて腰を進めていた。  
度々痛みに耐えられず出る悲鳴にも似た声と縋るようなオレの名前を呼ぶ声を聞きながらオレは果てた。  
 
 
何度も何度も山田はオレの名前を呼んだのに答えられなかった。  
オレは一度も最中に名前を呼ばなかった…  
呼べなかった。  
大切にしていたモノなのにオレが汚して傷付けてしまった…  
彼女の幸せを一番に祈っているのに…  
 
 
『ありがとう』  
私がそう言うと真山は傷付いた顔をした。  
ごめんね…  
真山は優しいから自分を責めると思う…  
私は真山を傷付けた。  
でも私は貴方の幸せを一番に祈っている。  
 
 
 
幸せに…  
幸せに…  
 
大切なお互いの為に明日を祈りながら…  
 
END。  
 

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