魔王ギリが封印され、平和になった下界。アラハビカでは、トマがアダムスキーと
共に、新たな道具の開発に打ち込んでいた。
ある日の午後、突然尋ね人が。「誰ですか?」トマが玄関に出ると、それはミグだった。
「み・・・ミグさん!・・・何でここに?」
「どうも。ちょっと用事があってね。」
「あの・・・1人でここまで来たんですか?」
「ええ。もうモンスターはいないから、恐い目にあわずにここまで来れたわ。」
「そうですか・・・あの・・・用事って何なんですか?」
「村に新しく女の子が生まれたのよ。それでキタキタおやじに知らせに来たの。」
「う・・・ということはオヤジさんはその子をキタキタ踊りの後継者にする気じゃ・・・。」
「・・・多分そうでしょうね。」
「そうですか・・・それでオヤジさんは?」
「話を聞いたとたんすぐに村へ帰って行ったわ。それと・・・用事はもうひとつあるの。」
「何です?」
「お兄ちゃんがね「ついでにトマにも会って来てやれ。あいつ今頃お前が居ないから
寂しがってるだろうからさぁ・・・。」って言うの。だから来たのよ。」
「え・・・お兄ちゃんって・・・ザザさんですよね?」
「そうよ。何かまずい?」
「いや、何でも・・・そうなんですか・・・。」
トマは突然のミグの訪問、そしてその訳を聞いて内心びっくりしていた。
(ザザさんのことだから、僕がミグさんを好きなのを知ってるし・・・多分気を使ってくれたんでしょうね・・・。
・・・待てよ、今日はアダムスキーさんが道具を作る材料の買出しに行く日だったはず・・・いつも帰ってくる
のは3日後だから・・・ミグさんと・・・ミグさんと・・・ニケさんとククリさんがやってたことができるかも・・・。)
「トマくん・・・どうしたの?」
「え、いや、何でもないんですよ。ちょっと・・・ね。」
「ふうん。変なトマくん。」
トマはこみ上げてくるミグへの性欲を抑えるのが精一杯だった。
「トマ。ちょっといいか?」
案の定アダムスキーが声を掛ける。
「は、はい・・・何ですか?」
「わしは今から、いつも通り材料を買いだしに行こうと思っておるんじゃが・・・
何か買ってきて欲しいものはあるか?」
「あ、それでしたら・・・」
と、トマはとっさに新開発の道具の製作に必要な材料を記したメモを手渡す。
「じゃあ行ってくる。帰りはあさってぐらいになるじゃろうから・・・店は頼んだぞ。」
「はい、分かりました。」
そういい残すとアダムスキーはドアを開けて出て行った。
とっさにトマは鍵を閉める。そして店には「臨時休業」の張り紙を出す。
「トマくん・・・お店はいいの?」
ミグが不思議そうに聞く。
「ええ・・・いいんですよ・・・。」
何やら怪しげな口調でトマが答えたかと思うと、トマはミグをいきなり抱いた。
「ちょ・・・何すんのよトマくん・・・。」
「ミグさん・・・僕は前々からミグさんが好きだったんですよ・・・。」
「え・・・?私が・・・好き?」
「ええ・・・。ニケさんとククリさん、旅の途中に隠れてイロイロしてるの知ってるんです。
だから・・・僕もミグさんとそういうことしたいんですよ・・・!」
と、トマはまるで人が変わったかのようにミグを隣にあるトマ自身の部屋に連れ込み、ベッドへ押し倒す。
「ちょ・・・ちょっと待ってよ・・・トマくんが私を好きなのは分かったわ・・・でも・・・んっ・・・」
言葉の続きはかき消された。そう、トマはミグの唇を奪ったのだ。2人にとって、初めてのキスでもあった。
「ん・・・んんっ・・・んんんっ・・・。」
ミグは苦しいのか、はたまた気持ちいいのか、甘い声を漏らしている。
そしてトマの舌がミグの口へ侵入する。
「〜〜〜〜〜〜〜!!!」
ミグは心の中では必死の抵抗をしている。しかし、身体というものは正直で、嫌がっている割には
トマから離れようとしていない。
ピチャピチャとお互いの舌が絡む音だけがするトマの部屋。まさにそれ以外は静寂そのものであった。
「さぁて・・・お次は・・・・・・。」
ひとまずミグのとのキスを終えたトマが狙ったのは、なさそでありそなミグの胸であった。
「だ、だめよ・・・いくらなんでもここは・・・。」
が、トマには聞こえていない。トマはミグの上着の裾から手を侵入させ、思ったより大きな胸を揉む。
「あ・・・だめ・・・あっ・・・だめよ・・・。」
ミグも気が動転しているのか、まともに会話も出来なくなってきている。
トマはクリクリと乳首を指で転がし、その度にビクンと反応するミグを見ては興奮していた。
(ああ・・・僕って・・・何ていけないんだろう・・・ミグさんの身体を触るなんて・・・)
トマは罪悪感も感じていた。が、目の前にミグが居るという嬉しさ、そして溜まっていた欲求を発散できる喜びに浸っていた。
そしてトマはミグの上着を脱がせ上半身を露にさせ、右手で右胸を揉みながら、左胸の乳首をとことん舌で弄り回す。
「あ・・・あはぁ・・・だめぇ・・・そこは・・・いくらなんでも・・・。」
しかしトマには聞こえていない。なおもトマの攻撃は続く。ようやく胸から手を避けたかと思うと、顔は既に股の付け根に向かっている。
ミグも、感じたことのない感覚に浸かり、意識も少し薄くなっている。
「あそこ・・・行ってみますか。」
トマはおもむろにミグのスカートを脱がせ、パンツの上から秘所をさする。しっとりと濡れてくるのが分かる。
さすがにミグもここばかりは抵抗する。
「だめ・・・だめよぉ・・・そんなとこ触っちゃ・・・。」
トマの手を払い避けようとしたが、意識が薄いため思うように力が入らず抵抗しようにもできなかった。トマはなおも秘所をさする。
「何言ってるんですか。ここからが本番ですよ。」
やがてミグのパンツはまるで失禁したかのようになるまで濡れた。そのパンツを無造作に脱がすトマ。
そこには、毛の生えていない、筋を一本彫っただけかのような、濡れに濡れた秘部が日光で淡く光っている。
「・・・これが「濡れてる」って言うんですか・・・。」
トマはその秘部を直にさする。ヌメヌメとした感触が手に伝わる。
「だめ・・・だめだって・・・トマくん・・・。」
ミグも抵抗したいのであるが、快楽に浸っており力を入れることができないのだ。
そしてトマは人差し指をスリットに埋める。結構深いのか、第2関節まで埋まった。
「結構狭いんですね・・・。」
トマはゆっくりと指を動かす。その度にミグは甘い声を漏らし喘ぐ。
「く・・・あっ・・・やあっ・・・んんっ・・・」
指を動かす度にミグは身体に電気が走ったかのようにビクリと反応する。
「今度は舐めますよ・・・いいですか?」
「え・・・舐めるって・・・まさか・・・?」
「そうですよ。ココ以外どこがあるんですか?」
するとトマは間髪入れずにミグの秘部へ喰らいついた。
ペロペロといやらしい音を立てて秘部をこれでもかと舐めまわすトマ。
もう彼は誰にも止められない。
ミグは意識が軽く飛んでいる。俗に言う「頭が定まらない」状態だ。
トマが意味ありげに深呼吸する。
「・・・入れますよ。」
ミグにはこの言葉が何を指すかが即時に分かった。
「だ、だめ・・・いくらなんでも・・・だめったら・・・だめなのよ・・・。」
「まあまあ、そう言わずに・・・。」
トマは指を秘部から引き抜くと、代わりにいきり立ったムスコをそこに突き立て、ゆっくりと挿入を開始した。