「くぅー、くぅー…」  
ギップルのテント内、粗末に敷かれた布団は二つ、寝息は一つ。  
すやすやと良い夢でも見てるのだろうかとても穏やかな表情のククリに  
ゆらり忍び寄る黒い影、ニケである。  
静かに覆い被さり仰向けに眠る彼女の胸にそっと手をのばす。  
もみもみもみもみり、  
「んっっ…」  
ククリの呼吸が乱れ一瞬ビクッとしたニケだが起きた訳ではなさそうなので  
ふぅ、と一安心して続ける事にする。  
すぅーっと息を吸い貯めしてからククリの顔中にちゅ、ちゅと軽いキスを浴びせまくる。  
ここで思わず息を吐いてしまうと顔にかかるそのくすぐったさで起きられてしまうからだ。  
そうこうしている内にククリの口元の形が変わっている気付く。  
端を歪め穏やかなものから嬉しくてたまらないといった寝顔になっている。  
(寝ても覚めても本っ当にちゅうが好きなんだなぁ)  
そんなククリを見て思わずニケもニヤニヤしてしまう。  
「さ、て、と、起きるなよー」  
小声でぼそりと呟いて彼女の胸に置いておいた手をローブの中へ侵入させていく。  
潜り込ませてしばらくすると綿のふわふわしたものに手が触れた。  
そう、かぼちゃおぱんつである。  
興奮して焦りそうになる指を必死に抑えながら足の付け根の方へ持っていく。  
人差し指の先に触れる部分の布が湿ってるのに気付くと  
「おー、おー、おー、いい感じに濡れてますなー」  
と鼻息荒くそしておっさん臭く、あくまでも小声で嬉しそうに呟いた。  
辛抱たまらんとパンツの中にゆっくりと手を入れ込ませてクリトリスの位置を探る。  
そして見つけるや否や人差し指と親指で軽くキュっとつまんで  
 
「きゃぁぁあああああー!!!!!」  
 
途端に響くククリの絶叫。  
「ゆ、ゆ、勇者様、一体何してるの?」  
寝ぼけるヒマもなくえっちな刺激でいきなり覚醒させられたククリは  
顔を真っ赤にさせながらもっともな質問をニケに投げかける。  
「いやー、寝る前になんかムラムラしちゃってさー。  
隣でククリが可愛い顔で寝てるから、つい襲いたくなって」  
頭を掻きながら悪びれた様子もなくニケはにへらと笑みを浮かべながら答えた。  
「なっっ……んんっ」  
文句の一つでも言おうとしたククリだったが  
ニケの手が彼女の口元を抑えた為に声がくぐもる。  
「しぃーっ、静かにしないとギップルが起きるぞ」  
目線を上に向けてギップルの存在をククリにアピールして  
目覚められてはマズイと少し落ち着いて小声で話す。  
「な、何で寝込みを襲うのよー。  
その、寝る前に…言って、くれれば  
そのぉ、あの、えっと、…別に、良かったのにぃ。」  
赤かった顔を更に赤らめ、自分の右手と左手の指を絡ませながら  
恥ずかしそうに俯きながら呟いた。  
その様子を見て心底嬉しそうに  
「ククリのビックリした顔とその拗ねた顔が見たかったから」  
とニケ。下を向いていたククリの顔を片手で上げてその唇にそっとキスをする。  
「くぅ…んっ」  
塞がれた口の奥からククリが嬉しそうな声を漏らす。  
最初は唇同士が触れるだけだったキスはどんどんエスカレートしていった。  
舌を絡め合ったり、舌で相手の口内を舐めまわしたり、唇を吸い上げたりと  
舌がしびれるくらいまでずっとキスして。  
「…っはぁ、っはぁ、はぁ、ぁぁ、ゆうしゃさまぁ…」  
終わった頃のククリはすっかり恍惚の表情を浮かべていた。  
「っとにキスが好きなんだなー。」  
そんなククリを見てにやける口元を抑えられないニケが口元を隠してくくくと笑う。  
 
大丈夫か、背中、痛くない?」  
「ん、一応ローブもあるし大丈夫」  
ゴザ状の布団の上に彼女愛用のローブを敷いた上にククリは裸で仰向けになっていた。  
「痛くなったらちゃんと言えよ、……それじゃあいくよ。」  
肉棒を入り口にあてがいながら一応の許可を得る。  
「うん、きて、勇者様」  
ずぷぷぷぷぷっ  
下っ腹にぐっと力を込めて、奥を目指して一気に挿入する。  
最深部まで到達すると咥え込んだ異物を離すまいと  
存分にぬかるんだ膣内がきゅーっつとニケ自身を締め付けた。  
「っっくぅーー、やっぱククリの中、すごい良い」  
「うんっ、ククリも、ククリもっ、ぁん、気持ちいいよぉ」  
「…じゃあ、動くよ」  
言うが早いか返事も聞かずに深く突いた腰を引き戻し  
また勢い良くぐぐぐっと押し入れて上下運動を開始する。  
 
「ふあっ、あ、ぁあっ、あっ、あんっ」  
何回と数を重ねても慣れることのできない下腹部から伝わる快感の波に  
翻弄され甘ったるい声で喘ぐククリ。  
それを聞いてもっといい声で鳴かせてやりたいとニケも興奮して  
行為はますますヒートアップする。  
どんどん早く、どんどん強く、あらん限りの力を尽くして腰を彼女にぶつけていった。  
「っぁ、ゆう、しゃさ、まぁ、ぁあん、っす、すごいっ」  
「んっ、ククリが、っはぁ、可愛すぎるから、こんなにも頑張れる」  
そんな会話の後ククリの呼吸とも喘ぎともつかない息の合間をぬって  
ちゅ、ちゅっと軽い何回かのとキスを交わし、ラストスパートに入る事にする。  
両手でククリの腰を押さえ、しっかり固定したところでピストン運動をかなり激しくし始める。  
ぱん、ぱんっ、ぱん、ぱぱんっ、ぱっ、っぱん!  
格段音が出やすいという体位で無いにも関わらずテント内は  
肉と肉のぶつかり合う大きな音とそれに混じって  
ぐちゅ、っちゅ、ずっちゅ、ちゅぐっと粘着質な水が擦りあわされる音が響き渡った。  
「ククリ、っはぁ、はぁ、さっきから、締め付けがすごい、けど、そろそろ?」  
「うんっ、もう、ぁっあっん、もぉ、だ、だめぇ」  
「そ、か。っん、オレもっ。」  
息も絶え絶えと言った二人、お互いの限界を確認して  
「じゃあ、っはぁ、ククリの、一番奥で、イクぞ!」  
「うん、うんっ、きて…、きてぇ、ゆうしゃさまぁぁ」  
ニケがククリの、ククリがニケの、背中に自分の手をまわして  
残った力の全てを振り絞って強く強くぎゅっと抱きしめる。  
ほぼそれと同時に  
「くぅっ、…っーー。くうぅ。」  
「あっ、ああああぁぁっぁっぁぁーー!」  
ククリの蜜穴に深々と突き刺されたニケの分身から  
二人の痙攣に合わせてどく、どく、どくと一定のリズムで大量の精液が流し込まれた。  
 
「………たら………よぅ…」  
「ん、何か言ったか?」  
事が終った後に”勇者様の側で寝たい”というククリの要望で  
一つに寄せた布団の上、ニケの胸に身を預け頭を撫でてもらっている最中に  
ククリがポツリと呟いた。  
「だから、ギップルちゃんに聞かれてどうしようって」  
「ん、バレたらって、何が?」  
きょとんとした顔でニケが尋ねる。  
「だ、だからぁ、さっきしてた事がー」  
先程までの行為を思い出したのか、少し顔を赤くして恥ずかしそうにククリが答えた。  
「さっきしてた事?何だったけなぁー。ハッキリ言ってくれないとちょっと思い出せないや」  
きょとんとした顔から一変、ニヤニヤした顔で問い掛ける。  
ようやくニケの意図に気付き、ぼふっと湯気が出そうなくらい  
顔色が一気に真っ赤に染まったククリ。答えにくそうに  
「え、え、えっ、えっ……っと、だからぁ、その、えっ、えっ…、えっ………と」  
「えっと、なに?言ってみなよ、ちゃんと聞いてるからさー」  
この状況を楽しんでいるニケが意地悪く問い続ける。  
そんなニケを上目遣いで軽く睨んで「…えっち」とククリ。  
「良く言えましたー。これはご褒美ね。」  
ぱちぱちぱちぱちと軽い拍手の後、ほぼ不意打ち気味にククリのおでこに口付ける。  
「…えっちだけど、……大好き」  
「うん?また何か言った?」  
「う、ううん、今度は何も言ってない。」  
「ふうん、そっかー。じゃあ今から言うのは独り言になるけど、  
”オレも大好きだよ”」  
(今さっき確かに「ぼふっ」って音が聞こえた。絶対聞こえた。  
きっとククリが顔から湯気を出した音なんだろうなー。  
…くそう、自分の言ったセリフが恥ずかしくてククリの方向けんっ!)  
 
そんなこんなで少年少女が二人とも真っ赤になって寄り添っているテントの上で  
臭さが致死量を超えて瀕死状態の精霊が居たりもする、  
そんな月が綺麗な晩のある物語。  
 

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