とある村のとある夜のお話。  
その日はたまたま訪れた勇者一行が  
村人を長年苦しめていたモンスターを倒したとして祝賀会が開かれていた。  
宴もたけなわとなった頃、祝賀会の主役の一人ニケが宿屋のある部屋の前に居た。  
祝賀会で浮かれきっている村中の人達とは対照的にどうも浮かない顔をしていて  
部屋のドアを見つめながらずっと立ち尽くしている。  
さっきから何度かノックしようと右手をあげるも  
結局ドアをその手はドアを叩くことはなく静かに降ろされた。  
彼の立っている部屋のドアの横には「ククリさま」と書かれた木のプレートが掛けられている。  
今夜のもう一人の主役の名前である。  
 
「…はぁ〜〜」  
部屋の前で溜め息をひとつ。…やっぱり、怒っているのかなぁ…。  
今日の祝賀会の事を思い返す。  
豪華な食事に楽しげな音楽。  
”祝! 勇者ニケ様 ククリ様”と大きな文字で書かれた旗の下で  
主役の二人はもてはやされていた。  
キレーでグラマラスなおねーさんに飲み物をついでもらい  
ニケが鼻の下をのばし、それをククリがたしなめる、  
といった彼らにとってはごくありふれた出来事であった。  
ただ今回いつもと違ったのは、飲み物に少しアルコールでも入っていたのか  
ちょ〜っとばかしいい気分になってしまい  
もともとお調子者のニケだったが今回はさらに調子に乗って  
給仕係りの色っぽい露出度の高いおねーさんの肩や腰にタッチみたり。  
おねーさんもそんなに嫌がらないのでますます調子づいて胸や太股、お尻などにもおさわり。  
最初の方は注意していたククリだったが段々セクハラをエスカレートさせていくくニケを見て  
「…勇者様のすけべ」  
と、寂しそうにぽつりこぼしてニケのそばから離れていった。  
 
ニケがご馳走とセクハラにも飽きてふと気が付いた時には  
隣に座っていたはずのククリの姿は無く、そこらへんに居た村人に聞くと  
宿の方へ戻られるのを見ましたよ、との答えが返ってきたのだった。  
しまったと思い急いで宿に戻ろうとしたものの  
祭りの主役が何処へ行きますか!と村長らに引き止められ  
その後しばらく席を外す事が許されずに  
皆酔いがまわっていい感じになった祭りの終盤に  
こっそり村長の目を盗み宿屋までやってきた。  
それで今ククリの部屋の前に居るのだがどうにもこうにも気が重い。  
しかし、いつまでもこうやって部屋の前に突っ立っている訳にもいかない。  
謝らなければ。すぅー、深く静かに呼吸を1回。  
意を決して、右手で目の前のドアをコンコンと軽く叩く。  
……………。  
返事はなかった。  
「おーい、ククリ?」ドア越しに声を掛けるもやはり応答はなし。  
寝てるのか?ドアノブを回してみる。カギは掛かっていないようだ。  
…寝てたらごめんなー。思いつつノブを回しきり静かにドアを開く。  
 
ククリはベッドの上で横になっていた。  
ドアに背を向けて寝ているので表情は分からない。  
でも寝てはいないというのはよく分かる。  
彼女の体の一部分が機嫌の悪い猫の”それ”のようにパタパタ動かしてるのが見えたから。  
「………しっぽ?」  
ニケは一瞬自分の目を疑った。  
亜麻色の2本の長い三つ編み、メケメケの黒いローブ。  
ベッドに横たわるのは間違いなく彼のよく知っているククリだ。  
ただいつもと違うのは2本の突起がついた黒い帽子  
コウモリのような大きな羽、そして先ほど目に入ったしっぽ。  
…デビル化しちゃってるよ…。  
ニケの後頭部にたらりと一筋の大きい汗が流れた。  
 
「ク、ククリっ」とりあえず彼女に近づくため部屋に一歩踏み入れる。  
すると何やら張り詰めた糸のようなものと足が触れたと感じたその刹那  
ニケの背中に悪寒が走る。本能が訴えかける、身を屈めろと。  
とすっ!  
間一髪、ほんの一瞬の前までニケの頭があった場所に矢が刺さっていた。  
反射的にかわしていなければ間違いなく矢ガモならぬ矢勇者になっていたであろう。  
…相当怒ってらっしゃる。  
ドアに刺さった矢を見てニケは再びたらりたらりと汗を出す。  
しかしいつまでもこのままじゃいられない。  
これほどまでに怒っているのならその責任はオレにある。  
謝って許してもらわなければ。よく見るといつの間にやら  
罠のスイッチとなる細く透明な糸が大量に張られている部屋を一瞥して  
ククリの元へ向かう決意と覚悟を新たに部屋の中へ向かって行った。  
…………………………。  
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、肩で大きく息をする。  
既に服は機雷で焦げたり矢で破れたりでボロボロであるが体には目立つケガはない。  
途中何度か命の危険を感じさせるような罠に引っかかりそうになりながらも  
その辺は腐っても盗賊兼勇者ニケ。  
持ち前の機敏さで乗り越えかわしつづけ何とかベッドの方までやって来れた。  
「なぁ、ククリ、」と今までよりもずっと近い距離で呼びかける。  
「……………」  
しかし今回も返事は無い。  
「…オレが悪かったよ。  
おねーさんにデレデレしすぎてた。」  
「……………」  
いくらデビルククリになっているとはいえ反応が無さすぎる。急激に不安が彼を取り巻く。  
もしかしてこんなお調子者の自分に愛想をつかされたのではないかと。  
そんな恐れからか、急に目の前の彼女に触れなければという気持ちに襲われる。  
「ゴメンって…」  
言いながらそっとククリの肩に手を置く。瞬間、彼女の体がびくりとなったかと思うと  
「……ヤぁ…」  
小さく呟いて彼女の手が肩に置かれたニケのそれを振り払った。  
 
…ニケはとてつもない衝撃を受けた。  
手を振り払われた事にではない。先ほど、ほんの一言。  
小さな小さな声であったが彼は聞き逃さなかった。  
かすれて震えていたその声を。彼女を上から覗き込み尋ねる。  
「泣いてる?」  
上から見下ろしたククリは両目は充血して真赤。  
頬には涙の乾いた跡だろうか、渇いて白い筋がうっすら見える。  
シーツは濡れてシミになっていた。  
「…!ヤだぁ…」  
ニケの影で覗き込まれた事に気付いたククリは  
慌てて布団を頭まで被りニケからの視線を防ぐ。  
泣いている顔を見られたくないのだろう。  
 
────頭を鈍器で殴られたような痛みを感じた。  
目の前がまっくらになる、ぐらぐらゆれる。ああ、オレは何をやってるんだろう。  
好きな人が自分の目の前で他の奴にちょっかいかけてるのを見て  
何も思わないはずないじゃないか。  
結果ククリを怒らせて、悲しませて、挙句の果てにはデビルククリ化だ。  
オレはククリを守る”勇者様”だろ、泣かせてどうする。  
ばかやろう、バカヤロウ、オレの大馬鹿野郎!  
自分で自分を思いっきり殴ってやりたい衝動にかられる。  
でも、今はそれより先にすることがあるんじゃないのか。  
 
「っククリ!」  
 
もう考える前に体が動いた。  
 
急にベッドの上に飛び乗りククリに覆い被さるような形になったかと思ったら  
自分と彼女との境界線になっている布団をこれまた素早く剥ぎ取る。  
「きゃぅ!?」ククリにとってニケのその行動は予想もしなかった事だった。  
且つ動きが俊敏だったのとあいまってろくに抵抗する暇もないまま至近距離の接近と  
泣き顔を直視されるのを許してしまった。  
「きゃう!?」  
思わずまぬけな声をあげるククリ。  
自分をくるんでいた布団がなくなったかと思ったら  
替わりにニケの顔がすぐ真上にあったのだ。  
お互いの呼吸がかかりそうな、  
いや、もう僅かながらかかっている、そんな近すぎる距離。  
こんな近くでニケが自分の顔をじっくり見ている。彼が滅多にしない真剣な表情で。  
…見られてる。  
…恥ずかしい。きっとぐちゃぐちゃで変な顔になっているんだろうなぁ。  
やだやだ、見ないで、勇者様……。  
しかしその反面ニケに、大好きな勇者様にじっと見られているという意識が  
彼女の体に熱を帯びさせる。  
全身が熱くなりたいと言って心臓を急かして鼓動が早くなる。  
どうしよう、こんなにもどきどきしてる。勇者様にばれないかな。気付かれないかな。  
 
一方ニケはと言うと、そんなククリの心知らず  
今や別の理由で真赤になった彼女の顔をひとしきり眺めたあと  
済まなそうに静かにぽつりぽつりと精一杯の謝罪の言葉を投げかける。  
 
「…こんなに、こんなに赤くなるまで泣かせてゴメンな。  
 
ちょっとばかしナイスバディでセクシーだったからって  
 
お前の目の前でおねーさんの肩や腰やフトモモや  
 
あげく、胸やお尻までさわりまくって。  
 
本当、反省してる。  
 
…オレが、オレが  
 
わりゅかっひゃ!!」  
 
………………。  
 
少し沈黙。  
 
「……………あのー、ククリひゃん。  
そんひゃにふねられりゅと、ひたいんでふけど  
(そんなにつねられると、痛いんですけど)」  
大事なセリフの途中で両頬をつねられた。  
しかも頬をつまむその両手には結構力がこもってて、少し涙がでるかもってくらいに痛い。  
ニケを見つめるククリの瞳は先ほどとは打って変わって怒気に満ち足りている。  
「ククリひゃん、怒っふぇる?(ククリさん、怒ってる?)」  
「キキーーっ!」  
否定とも肯定ともつかないククリの声と一緒に羽音が聞こえた気がした。  
そして目の前が真っ暗になったかと思った次の瞬間  
ふわり、体が浮き上がったかと感じて視界が反転する。  
どすっ、すぐ次に感じたのはふわふわの柔らかい感触。  
要は形勢逆転、今度はククリがニケを押し倒したような体勢になった。  
 
要は形勢逆転、今度はククリがニケを押し倒したような体勢になった。  
押し倒したような体勢になった訳で、体勢になったものの、なったはいいが、  
「…………………………」  
「…………………………」  
両者ともお互い無言。  
どうなったんだ…?今まで自分が押し倒す事はあれど  
まさか逆の立場になるとは思ってもみなかったニケは大いに戸惑う。  
いまだ自分の上にククリがいる事実を頭の方で把握できずにいる。  
どうしよう…。一方ククリはククリでまた戸惑っていた。  
こちらも今までニケにされるがまま、といった感じだったので押し倒したはしたものの  
どうしたらいいのか分からない。よってしばしの沈黙。  
が、ククリの方が先に我に返った。  
まだ混乱してる無防備なニケの手を取り  
彼の右手を自分の胸へ、左手をお尻の方へとあてがい  
そして片方ずつ自らの手も添えながら、撫でまわすように動かせる。  
「…ん、んん。」  
コントロールしてるとは言え、胸や尻に触れている自分以外の男の手である。  
微妙な力の入れ具合に違和感が生じて思わず感じてしまい声が漏れてしまう。  
その僅かな声と、自分の手が何かものすごく柔らかいものに触れている感触で  
ニケの方もやっと気がついた。  
…他の人を触るくらいなら自分を…って事なのか?  
推測に過ぎない、が今の状況でそれを否定する材料はでてこない。  
今ひとつ状況が飲み込めないままなのだが、この流れを止めようとは思わない。  
据え膳食わぬは男の恥、何ならいっそのこと皿まで食らおうではないか!  
添えられたククリの手を無視して自分の意志で触りだす。  
 
さすりさすりさすりさすり…  
さわさわさわさわ…  
ローブ越しに胸を触る。ささやかな膨らみ、その中心にあるであろう突起を中心に  
円を描くように軽く、でも少しだけ大きさや形を確認するかのように力を込めて触る。  
最初は大きな円で、何回か同じ大きさをなぞった後だんだんと円を小さく、中心に近づける。  
ぐるぐるぐるぐる円を描く、たまに手の平で触れる強さ調整する。少しだけ強くしたり  
ちょっと軽めにしてみたり、一定の強さにし続けないよう触る。  
時々は指も動かす。円を描く手の平と平行してわざとくすぐったがるようにつぅーっと這わせる。  
その指は人差し指だったり、中指だったりはたまた5本のそれを総動員してみたりと  
ククリに伝わる感覚を飽きさせない。しかし決して円の真ん中の突起には触らない。  
たまに指でギリギリの部分にまで近づくのだがやっぱり触らない。焦らしているのだ。  
「…ん、はぁ…んん、ぁん」  
平静を装ってるつもりのククリが呼吸は荒くそして切なくなってきたのをニケは見逃さない。  
お尻の方にあてがわれた手も動かす。形、張り、感度と何をとっても申し分の無い良いお尻だ。  
もみもみもみもみ…。揉む。  
もにゅりもにゅりもにゅりもにゅり…。揉みしだく。  
ローブをまさぐり、その中へ手を滑り込ませる。何かふわふわ柔らかい布の感触が。  
恐らくかぼちゃぱんつだろう。とりあえずぱんつ越しに揉む。  
こちらはさわさわ優しく触れていた胸とは違い、強めに掴むようにでも痛くない程度に揉む。  
掴んだり離したりの運動を基本にその手を上下左右に動かしす。  
手が揉むのに疲れたら人差し指をぴんと立てて、  
ぱんつ越しでもうっすら分かるワレメの上の溝から尾骨までの区間をつつぅーっと往復させる。  
「んんっ、んー。」尻尾の生え際の辺りはくすぐったいのか  
触れるとビクビクっと電気が走ったように体を震わす。  
そうこうしている内に次第にぱんつがほんのり湿り気を帯びてきたのに気付く。  
「はぁ、ん、…ん、はぁ、ぁぁあん、ふぁぁあん」  
ククリはと言うと、もう既にその呼吸は呼吸の形をしていなかった。  
平静を装うという当初の目的も忘れ、切なく喘ぐその声をニケの耳に届けていた。  
 
「もー、デビルだからってそんな意地張らなくたっていいよ、  
素直になれって。」  
言うとニケは胸に当ててた手をククリの右頬に、  
お尻を揉んでいた手を彼女の左頬に添える。  
両手で彼女の顔を固定する形である。  
そしてそのまま頬をきゅーっとつねる、という訳ではない。  
頭を浮かしてククリの方へ顔を近づけて。  
それから自分の唇を彼女の唇と接触させる。  
ちゅう。いわゆるキッス。最中ニケはこっそり薄目を開けると目の前の女の子が  
顔を真っ赤にしながらも恍惚の表情を浮かべているのを確認できた。  
…やっぱりデビル化しててもちゅーが好きなんだ、そう思うと何だか嬉しくなってくる。  
軽く触れる程度のキスを何回か重ねた後、いよいよニケが舌を使い出す。  
 
まずは彼女の唇の輪郭をそっとなぞる。羽を這わすような軽さで。何回も何回も往復する。  
それがくすぐったいのか時々触れている相手の唇の奥から  
「…んんっ」とくぐもった声が聞こえてくる。  
その吐息が間近にいる自分にもかかって少しむず痒くてこそばゆいが心地よい。  
「ん、んん…………あぁあ!」  
次にククリが息を吐き出した瞬間を狙ってニケは彼女の口内に舌をもぐり込ませる。  
舌を侵入させて始めにした事は、自分のそれとククリのとを絡ませる事だった。  
自分のに比べて緩慢な動きをしているもう一つの舌を器用に捕らえ巻きつけ擦り合わせる。  
ぐちゅ、ちゅ、ちゅっ、ちゅる、っちゅ、お互いの唾液で充分な潤いを持った舌を重ねる事で  
いやらしい音が口から漏れる。あまりの快楽に恥じらいを感じ逃れようとしたククリだが  
ニケに顔を手で挟まれているので動けない。逆にその隙を突かれ更なる口撃を許してしまう  
結果となった。普段は触れない唇の裏側や葉の付け根を舌で愛撫されその慣れない刺激に  
体が背筋の方からぞくぞくしてしまう。  
力が抜けて体を支えるはずの彼女の両手は肘のほうからガクガク震えていた。  
そんなククリの異変にふと気付いたニケは夢中になっていた舌遊びを中止し、  
頬に添えた手を彼女の背中にまわしそれからきゅーっと抱きしめる。  
「ククリの可愛い声聞いたら我慢できなくなってきた。  
えっち、してもいい?」と、耳に囁きを吹きかける。  
「ん、…うん」  
ククリの返答が聞こえた。近すぎて顔がよく見えないけどきっと真っ赤なんだろう。  
触れ合っているほっぺたがぼうっと赤くなるのを感じたから。ああ、もう可愛いな、嬉しいなぁ。  
にやけてゆがみそうになる口元を隠すため、そっと口づけを何度か交わす。  
「ぁん、んー、  …んっ、きゃぁん」  
もともと感度の良い方であるククリはニケのそんな何気ない行為にも反応し声をあげてしまい  
その様子を見て彼はますますいよいよ本当に辛抱たまらなくなる自分自身を感じ取る。  
 
「じゃあ、頭をオレの足の方に向けてくれるかな」  
「ヤあぁぁ…」  
「はいはい、嫌がらない、恥ずかしがらないのっ」  
首をふるふるとしたククリを少し強引にその方向に向かせる。  
いつの間にやら生まれたままの姿となった二人、先ほどと同じククリ上位の体勢。  
ただ違うのはニケの頭の上にはククリの足の付け根が  
ククリの顔の下にはニケのモノがあった。  
69である。見て字の如く。  
「き、きゃぅう?」  
いきなり目の前に元気に天井を向いてそびえ立つニケのモノを用意され  
驚きとまどったククリはどうすればいいのか振り返り彼に尋ねる。  
「いつもどおり、舐めてくれたらいいよ。…やり方、わかるよな?」  
まぁ大体は想像できていたが、やっぱりというか当然というか予想通りの答えであった。  
「…キィぃー」  
しぶしぶ承諾の返事をかえし、再びもう一つの彼の方へ向きなおる。  
そして舌をちろっと出し根元から真上に向かって  
ゆっくりと時間をかけて蛇行させながらつつつ、と這わしていく。  
一度頂上まで来たら行きとは別のルートを通って帰りそしてまた…、  
と昇降運動を繰り返し行った。  
何回目かの往復の後には彼の勇者2号は唾液でてかてかと光り  
てっぺん部分の噴出口からは透明な雫が溢れ出していた。  
ククリは出していた舌をぺろりとしまい、口をかぱっと開き亀頭部分を咥え込む。  
唇をきゅっとすぼめてカリに刺激を与えつつ口から抜け落ちるのを防ぐ働きを与え  
そして口内では亀頭の形を確認するかのに舌を執拗に動かし  
尿道から出てきた雫をすくいとり喉と連動させてごくりと飲み込んだ。  
だが一度飲み込んでもしばらくするとまた雫は出てくる、とめどなく。  
最初何回かは飲み干していたククリだったが際限ないと気付くと  
固定していた唇を下へ上へと動かしにかかった。  
ぐちゅ、ずちゅっ、ちゅぐっ、ククリが頭を動かす度に口から湿潤ないやらしい音が漏れて  
お互いに興奮を与える。  
 
「くぅっ〜〜〜」  
一生懸命なククリの動きに思わずニケは声を漏らす。すごく気持ち良い。  
肉体的な快感はもちろんのこと、好きな子が自分のモノをこんなに頑張って  
舐めてくれてるという精神的な満足も大きい。  
負けるものかとこちらも秘唇をいぢくることにする。彼女のそこはすでに濡れそぼっており  
ほのかに淫靡な香りを周囲に漂わせていた。人差し指で外郭にちょんっと触れる。  
「きゃうぅぅん!」  
ククリが驚きとも快感ともつかない声をあげるが気にしない。  
撫でまわして充分にほぐれたところでその指を蜜壷の中へ埋め込ませていく。  
ずぷ、ずぷぷぷぷ…、ゆっくり、とてもゆっくりと沈めていった。  
すっかり根元まで入ったのを確認すると爪で膣壁を傷つけないように指を軽くまげて  
上下左右にと動かし始める。  
「あっ、あっ、あんっ、ふぁああぁん、あぅぅっ」  
指をほんの少し動すと、ただそれだけで彼女から反応の声があがり  
同時に羽と尻尾がピクピクと振動して  
その様子がもう実に面白くて、楽しくて、可愛くて、愛しくて。  
快感を与えすぎてるおかげでククリの本来の作業区分である肉棒への奉仕作業が  
疎かになっているのだが、それよりも今は彼女を悦ばせたいという思いが優先された。  
つぷぷぷ、と名残を惜しむような音を奏でながら指を引き抜き  
代わりに自分の口を同じ場所へあてがい、舐める。ペロリと。  
「キゃああぁぁあぁぅぅあぁあっ!!」  
ククリが今までより格段に激しい声をあげて  
身体はもちろん背中の2枚羽とお尻のふりふり尻尾もビクリを大きく揺らした。  
不意打ちの攻撃は彼女にとって予想以上にこたえたらしい。  
でも辞めてやらない。もっとエスカレートさせてやる。もっともっと。  
 
彼は淫唇を右往左往する舌をそのままに、先程までもぐりこませていた指を  
ぷっくりピンク色に膨らんだクリトリスの方へ持っていき弄ぶ事にする。  
「ひぃあぅぅん!」  
そこはダメとばかりにククリの頭が左右に振られるのが見えたがここは敢えて無視。  
軽くちょこんっと触れてこねくると、すぐに硬くそして大きくなってきた。  
充分な大きさになったとこでもう1本指を追加して蕾の薄皮を丁寧に優しく剥き取り  
何の防御壁もなくなった状態のそこをこすり、撫で回し、つつき、摘む。  
「ふぅあっ、あんっ、あっ、あぅん、キゃうあっ、あぅぁぁああ!」  
彼女の口から溢れる呼吸は段々と激しさと熱を増していき  
同時に下の口から溢れる蜜液も段々と粘度と熱を増していった。  
(…そろそろ、かな?)  
早くもククリに限界が近づいている事を感じ取ったニケは仕上げに入る事にした。  
舐めるだけだった舌に軽く力を入れて膣内に侵入させて大きく動かし  
内壁とこすり合わさってぬるぬるざらざらした感触を舌に感じ取らせる。  
指はクリトリスを摘み取り、短い距離を器用に素早く丁寧にしごきだす。  
女体で最も敏感な部分である性器を一方で大胆にまた一方では繊細に攻められ  
そんな状態で快感の波を防ぎきるなど到底できる事ではなかった。  
「あんっ、あはぁっ、あっ、あっ、あぁっ、んぁああぁっぁあああぁー!」  
甲高い絶叫が耳に届く。弓なりに反る身体。  
翼は大きく開ききり、尻尾はぴんと張り詰めていた。  
両手は男根をしっかりと握っている。きっと無我夢中で掴んでいたのだろう。  
その状態が数秒か数十秒か続いた後、突然ぱたんっと  
糸の切れた操り人形のように倒れこみベッドに突っ伏した。  
「ククリ、逝っちゃった?」  
そんなの一目瞭然なのに彼はわざと尋ねる。彼女の反応見たさに。  
「……ぁぅ。」  
体に全く力の入らない状態で何とか首をニケの声がした方に動かし  
焦点のあまりはっきりしない目でかろうじて彼を捕らえやっとの事でそれだけ答えた。  
 
はぁー、はぁ、はぁ、…はぁっ、はぁ、っはぁ  
絶頂のすぐ後で呼吸を整える事すらままならないククリを前に  
ニケはまだ手を休めようとしない。  
彼女の両の肩甲骨の真ん中に一本指を置いたかと思うと  
そのまま背骨の線をなぞって尻尾までつぅーっと這わした。  
普段なら多少ぞくぞくとする程度のなんてことの無い行為なのだが  
イったばかりで敏感になっている状態では話が違う。  
「〜〜〜〜〜っっ!!」  
ビクンビクンとまるで電流が流されたようにククリの身体が跳ねる。  
(…面白い)  
自分のちょっとした動作に大げさに反応する彼女を見るのが楽しくて  
彼は指を何度も何度も往復させる。  
ククリはイヤイヤとばかりに身体をひねらせて抵抗を試みるのだが  
力が全く入らずに、指に押し負けて結果なすがままにされた。  
「うぅ〜〜っ!」  
ビクビク  
「あっ、あ〜〜っ!」  
ビクビクビク  
「〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!!!」  
ビクビクビクビクン!  
結局ニケがひとしきり満足するまでずっと彼のおもちゃにされたククリであった。  
「ククリは可愛いなぁ」  
止めとばかりに甘い言葉とキスをおでこを与えてあげて  
そろそろ次の行動に移す事にする。いよいよ本番だ。  
 
今やもうぎんぎんと立派にそそり立つ肉棒のほんの少し上に  
またがる形のククリにニケは優しく声をかける。  
「いいよ、ゆっくり腰下ろして」  
彼女の腰に手を当てて挿入位置の調整と身体を落とすのを手伝う。  
くちゅ、くぷ、くぷぷぷぷ  
「ふあ、あぁぁぁっ」  
いやらしく涎を垂らしている下の唇に硬く太いものを咥え込ませると実に淫らな音が  
周りに響いた。  
「どう、奥まで届いてるのわかる?」  
己の先端を子宮口に押し付け、ぐりぐりと動かす。  
「ん、んん…」  
デビル化してるせいか、気持ち良すぎてなのか、声が出せないようだ。  
音で伝える代わりにこくりと一度首を上から下に動かす事を返事とした。  
 

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