「やっと着いた〜・・・」
夜もとっくに更けてしまったとある村の入口。へろへろとした足取りの少年・ニケの力抜けした声が響き渡る。
着ている服は泥だらけで、余裕の無い表情からも疲労困憊なのは一目瞭然だった。
「この町に着くのに3日かかりましたからねえ」
そのすぐ後からやってきたトマが、苦労の経緯を一言で表した。
彼もまた、ニケと同様に身につけているものは汚れている。
「ったく・・・ギップルの奴・・・またデタラメな道案内しやがって」
ニケの悪態の対象である精霊ギップル。彼(?)はすでに職務を放棄してどこかへと消えていた。
「だからふんどし魔人より私の言った道を選んだ方が良かったじゃない」
ややふくれっつらをして不機嫌な少女、ジュジュが自分の意見が受け入れられなかった不満を漏らす。
「今回はギップルも自信ありげだったし、大丈夫かなと思ったんだよ。わりぃジュジュ」
「別にいいけど・・・」
ジュジュの強張った表情は続くが、ニケの謝罪で若干それが解けたように見える。
「さて、明日もまた歩かないといけないですから、時間も遅いですけど今日の内に旅の準備を整えておきましょう」
今のニケにとっては非道とも言えるトマの意見を聞いて、何とか体を支えてたニケの腰はついに砕けその場に座り込んでしまった。
「えぇ〜・・・オレもうあるけねぇ・・・」
「そうよね、今日はもう宿屋さん見つけて休もうよ。ね、勇者様」
弱音を吐いて地面に根をはやしつつあるニケの背後から、ククリの優しい労いの言葉がかけられた。
「そうだ、宿・・・よいしょ」
今日一日のゴールが見えたおかげか、ニケは最後の力を振り絞って立ち上がり宿へと足を進める。
「宿、宿屋にいくぞぉ〜〜・・・」
右手の拳を上げて精一杯の威勢を張ってはいるが、その足取りは極めて不安定で、あっちへふらふらこっちへふらふらと
危なっかしい。
「あ、待ってください勇者さん!そっちは川ですよ!」
酒に酔ったおっさんみたいな足取りのニケの後をトマが追いかけいく。間一髪、寸前の所でニケの川へのダイブを防いだ。
「危ない勇者様!私たちも行こ!ジュジュちゃん!」
「うん」
残されたククリとジュジュも、お互い手を繋いだまま急いで彼らの後を追った。
なんとか宿屋に着いた4人はチェックインを早々に済ませると、各自の部屋の割り振りを決めた。今回は2部屋しか
借りる事が出来なかったので一部屋二人で入ることとなった。
「じゃあ、オレはトマ、ククリはジュジュと同じ部屋な」
『は〜〜い!』
全員の同意の声が上がると、受付で二部屋分の鍵を受け取ったニケはククリに彼女らの部屋の鍵を渡し、
各自それぞれの部屋へと入っていった。
・ニケとトマの部屋
トマは部屋の真ん中に置かれたテーブル下に荷物を置くやいなや、はりきった様子で地図を取り出した。
「それじゃあ勇者さん、今日の内に明日の予定を決めましょう!」
「ええ〜、マジで・・・?今日はもう寝ようぜ・・・」
おもいっきりやる気のないニケは、すでに用意してあったパジャマに着替えてベッドへ入り込もうとしていた。
「ダメですよ。ちゃんと計画立てて行動しないと、今回みたいにまた長期間野宿になっちゃいますから」
「今回のはギップルが悪いんじゃん」
「まあ、確かにそうですけど・・・でも、計画を立てるに越した事は無いです。さあ、こっちにきてください!」
「嫌だ〜〜〜!!」
トマは抵抗するニケの袖口を掴むと、無理矢理ベッドから引きずり降ろしてズルズルとテーブルへ引っ張っていった。
・その頃のククリとジュジュの部屋
「今日も大変だったね〜」
部屋の机の上に持っていたカバンと杖をポンと置き、自分のベッドにゆっくりと腰を下ろしながらククリは
ジュジュに労いの言葉をかけた。ククリの体は、ふかふかの羽布団に柔らかく包まれながら沈み込む。
「ほんと・・・ふんどし魔人のおかげで」
テーブル脇のイスに座っているジュジュは、恨みたっぷりに言葉を吐き出した。
彼女の周囲からは若干渦巻いた物が感じられる。
「あはは、そうだね〜」
それとは真逆の無邪気な笑い声をククリが発する。手を口に宛がってはいるが、開かれた大きな口を隠すには到らなかった。
「でもジュジュちゃん、あの時道分かってたんだね。すごいよ〜」
「左の道は何か嫌な気配を感じたの。だから右に行こうって言ったのよ」
「嫌な気配?」
「うん。今思えばああなる事(遭難)を感じていたのかも」
通常、1日もあれば辿り着いたはずの道のりの為、前の村からは特に大きな準備はしないで出発していた。
幸い、食料は備蓄があった為困る事は無かったが、モンスターとの戦闘や転んだりして怪我したときの薬草等は底をついていた。
ククリの回復の魔法陣で何とか凌いではいたものの、MPも無限では無いため、一日に何度も使えない。
結局3倍の時間を要したわけだが、あと数日遭難したままなら、今頃どうなっていたか分からない。
ジュジュは、それを事前に予期していたのだ。
「そうなんだ〜。すごいねジュジュちゃんは」
感心した表情で、ククリがジュジュを褒め称える。
「おかげでこんなに泥だらけよ」
そう言ったジュジュのフリルつきワンピースには、薄茶色の土が所々ついていた。
「ククリもだよ〜。そうだ、ジュジュちゃん、一緒にお風呂入りに行こ!」
彼女はジュジュの返事を聞く前に立ち上がって、テーブル上に置かれた自分のかばんからタオルと下着を取り出し、更にベッドの上に
用意してあった女の子用のパジャマを手に取った。
ジュジュもまた、無言で一つうなずくと同様に準備を済ませた。
両手に荷物を抱えた2人は部屋から出て、ククリが扉に鍵をかけた。さらに自分達の向かいの部屋の扉に向かい声をかける。
「勇者様〜、ククリ達お風呂入ってくるね〜」
すると扉の向こうから叫びとも言えるニケとトマの奇声が聞こえてきた。
「お、俺も風呂に行く〜〜!!」
「ダメですよ勇者さん!明日の予定を立てるんですから!」
ときたま何かが壊れるような音も聞かれた。姿は見えないが、おそらく部屋の中では死闘が繰り広げられているのであろう。
少女2人は額にひとつの汗をたらして立ちすくんでいる。
「勇者様達、何やってんだろ・・・まあいっか。んじゃあ、いこっかジュジュちゃん」
呆れもそこそこに、ククリ達はその場から離れ、大浴場へと向かった。
大浴場の扉を開けると、茣蓙が床一杯に敷き詰められた広い更衣室が広がっていた。時間が遅いせいか、中には誰もいない。
どうやら他の宿泊客はとっくに入浴を済ませた後のようだ。
「うわ〜、ひろ〜い!」
中に入るなり、ククリははしゃぐように歓声をあげた。僅かに香る湯気の中を裸足でぺたぺた茣蓙の上を歩くと、
温冷のギャップが体全体に染み渡って心地よかった。
「はやく入ろっ!」
先を歩くククリの催促にジュジュも歩みを早める。2人は棚に置かれた網目のかごに、持ってきた自分の手荷物を入れて
着ていたローブやワンピースを脱ぎ始めた。
お互い下着姿になった時、ジュジュはふと自分の動きを止めてククリの姿に視線を向けた。いや、ククリの胸部に、と言った方が適切か。
白いキャミソールを脱ごうとしていたククリはそのジュジュの視線に気がつく。
「うん?どうしたの?ジュジュちゃん」
ジュジュはククリの問いかけに、一時間を開けてから答えた。
「・・・くーちゃん、少し胸出てきた?」
見ると確かに、ククリのキャミソール胸部辺りには、ややゆるやかな隆起があった。
「え、あ、そうかな?えへへ・・・ちょっと恥ずかしいなぁ」
頬を若干赤らめ、恥じらいながらククリは両腕で膨らみを隠す。
と、ここでジュジュがククリに要望を出した。
「ねえ、くーちゃん。ちょっと、触ってもいい?」
「え〜?うん・・・いいよ〜」
ジュジュの突然の申し出にククリは最初やや戸惑ったが、相手が女の子、加えて仲の良い友人と言う事でそれを承諾した。
それを受けるや、ジュジュは自分の右手をククリのキャミソールの胸部上にそっと当てた。隆起物はそれほど大きくない為、
柔らかさはやや乏しいものであったが、ぬくもりは充分に感じられた。
「くーちゃんの胸、あたたかいね」
「そ、そう・・・?」
と、ジュジュにはだんだんククリの鼓動が速くなっていくのが分かった。ククリは、一見平然を保った様相ではあるが、言葉には
少しばかり動揺が表れ始めていた。
「どうしたの?くーちゃん、顔赤いよ?」
「え・・・そう、かな・・・?」
確かに、先程よりも明らかに顔の紅潮さが増していた。脈も速く強く打っており、相当の緊張さが覗える。
と、ここでジュジュは、ククリの胸に当てた手の指先で、軽く膨らみを揉み始めた。
「・・・っはん・・・」
間もなく、ククリの口からかすかに吐息が漏れ、同時に彼女の体もピクンと反応し出した。
ジュジュの指先はそのままククリの幼い乳首をキャミソールの上からくすぐる。徐々に先端は固くなり、布の表面上にはハッキリと
突起物が現れた。
「はぁん・・・や・・・ジュ、ジュジュちゃん・・・あ、そうだ!お、お風呂はいらなきゃ!ククリ、背中流してあげるよ!」
快楽に身を委ね始めていたククリは、ふと我に返ると半ば強引にジュジュの手を自分の胸から離し、ジュジュに脱衣を促した。
そして自分もそそくさとキャミソールとパンツを脱ぎ、持ってきたタオルを手に取ると、同様に裸になった
ジュジュの手を引いて浴場へ入っていった。
中は熱気を帯びた白い湯気が充満しており、近くのものですら曇らせるくらい視界を遮っていた。
手前には体を洗う場が設けてあり、前の客がそのままにしていった桶などが所々に残されている。
奥は何十人も入れそうな大きな湯船があった。壁のライオンのオブジェからは絶えずお湯が注がれている。
ククリは入口に置いてあった小さな木のイスと桶を手に取ると、真ん中に設置してある洗い場にイスを置き、桶を持ったまま
湯船に向かった。桶一杯にお湯を汲み上げるとそれを持って戻ってくる。
「ジュジュちゃん、そこに座って」
ククリはイスを置いた場に戻りながらジュジュに指示を出し、先程置いたイスに座らせた。
「お風呂入る前に体洗わなきゃ」
戻りつくや、ククリはお湯の入った桶を足元に置いてもう一つイスを持ってきた。それをジュジュの後ろに置くと
タオルを手にとってイスに腰掛けた。
用意されていた石鹸をタオルに擦り付け、一定量の泡が立つとジュジュの背中に優しく当てて撫で始める。
「どう?ジュジュちゃん。気持ちいい?」
「うん」
ククリは続けてジュジュの手先、首筋、お腹へとタオルを運ぶ。泡は瞬く間にジュジュの体を包み込んだ。
「じゃあ流すね」
足先まで洗い終えると、桶に汲んであったお湯を一気にジュジュの背中へとかける。流れ落ちる泡の下から再び白い肌が現れた。
「よしっ!ジュジュちゃんオッケ〜!綺麗になったよ〜」
ククリはカコンと床に桶を置きながら、ジュジュに終了を告げる。
「ありがとう」
ジュジュは一言お礼を言うと、立ち上がってククリの後ろに回りこんだ。
「じゃあ、今度は私がくーちゃんの背中流してあげる」
彼女はそう言いながらタオルをククリから受け取り、石鹸で再び泡立たせた。
「うん、じゃあお願いね」
今度はククリが前のイス、ジュジュが後ろのイスに座る。先程と同様に、ジュジュはククリの背中を撫で始めた。
自分よりも若干ではあるが広い背中を、ジュジュはせっせと擦る。ククリの背中を柔らかい気泡がいっぱいに包み込んだ。
「そうそう、ジュジュちゃん上手だよ」
力加減は程よく、ククリは気持ちいい満足感を得ていた。と、背中を洗い終わったジュジュの手はククリの体の前面に回り込む。
お腹を軽くこすった後、その腕はゆっくりと上へと向かい、胸の辺りに来ると、突起の外周に沿ってタオルを進めた。
「・・・ぁっ・・・」
ククリの口からは自然と吐息が漏れる。脱衣所でのと同じ感じが再び彼女に起こっていた。
「やっ・・・ジュ、ジュジュちゃ・・・ん・・・っ!」
タオルがふいにククリの乳首に触れた時、ピクンと体を震わせた。泡の滑らかさがその快感をより一層際立たせているのか、
一旦体を縮こませた後、体勢をしばらく戻せないでいた。
しかしそれだけでは終わらない。構わず進めるジュジュの手は次第に下へと軌道を変えた。洗い終わったお腹を通過した後、さらに下、
股間部へと達する。太ももの間に入り込むと、ワレメに沿ってタオルが前後に動く。
「ひゃっ!!・・・あぁっ!」
クリトリスに擦れる度に喘ぎ声が漏れ、ククリの全身はその刺激に躍応する。
「や、やだ・・・そこ・・・はっ!!あぁっ・・・!!」
ジュジュはいつの間にかタオルから手を離しており、彼女の指先だけがそこで弄っていた。
双子山の谷間、皮を被った小さな豆をくりくりと虐め始めると、ククリの反応は一段と激しさを増した。
「やぁっ!・・・んぁ!?はっ・・・や、やだぁ・・・ふぅぅんっ!!」
もはやククリは、自らの意思で体の躍動を抑えることは出来なかった。
と、ここでジュジュの指が何かに気がついた。クリトリスよりもやや上部、ちょうどワレメの末端の周辺になにやら産毛のようなものが
生えている事に。
ジュジュの指先はそれを摘まんで引っ張ってみた。
ツン
「!!?・・・いたっ!」
ククリは顔を歪ませて苦痛な表情を浮かべる。産毛と言え、それらはしっかりと山に根付いていた。
陰毛を弄りながらジュジュはククリの耳元に言葉を投げる。
「くーちゃん、大人の人みたい」
ジュジュの言う大人とは、例えば小学1年生が見る小学6年生のようなもので、大した変化は無い。しかし、ジュジュにとって
小さくも胸があったり、産毛ながら陰毛が生えている事は、ものすごく大人に見えるのだ。
ククリはやや湿り気のある喘ぎ声を発するものの、恥ずかしさの極みに達したのか、言葉になる声が出る事はなかった。
ジュジュは再び指を割れ目に沿ってなぞっていく。途中に開いた深くて大きな穴に到達するや、ゆっくりとその中に侵入を試みた。
くちゅっ・・・ぷっ・・・
「ふわぁぁ・・・んん・・・」
膣内の両壁には細かな凸凹が続いていて、入り込んでくる指がそれに擦れる度にククリの膣内は圧力を増した。
「くうぅんん・・・!!」
「くーちゃんの中、お風呂みたいにあったかい」
ジュジュのその口元には僅かな笑みが浮かんでいた。しかし不敵さのある笑みではなく、自分も高揚してきたのか
表情がとろんと溶けそうになっている笑みである。
「ジュジュちゃん・・・もう・・・止め・・・んんっ」
ククリは、ジュジュに制止を促すものの突然のディープキスに言葉を遮られた。
ジュジュの舌がククリの唇を舐め上げる。続けて口内に侵入すると上部の壁を舌先で擽り、続けてククリの
舌との絡みを始めた。
「ちゅく・・・はあ・・・じゅるる・・・」
2人の唾液が互いの口の中で混ざり合う。ぐちゅぐちゅと気泡をたてながらとろみを増して喉の奥へと広がっていった。
一つこくんと喉を鳴らすとジュジュは、ぷはっとククリの口から離す。その際お互いの唇は光る糸で繋がった。
「ふう。ねえくーちゃん、もっとわたしに大人の人の体を見せて」
言うや、力の抜け始めたククリを仰向けに寝かせる。そしてその上に逆向きに乗って『シックスナイン』の体勢に入った。
「この間コパールにいた時教えてもらったの。こうすると2人が気持ちよくなれるからって」
得意げに話しながらジュジュは、身をククリの股間部にうずめる。
ククリの秘部には大量の愛液が溢れ、石鹸とミックスされた香りがジュジュの鼻に漂ってきた。
そんなジュジュもまた、幼いそのワレメから同様の液体をにじみ出している。
「わたし、くーちゃんの綺麗にするから、くーちゃんは私のを綺麗にしてね」
そう言って、ジュジュはククリの膣口に口をつけ、舌先で愛液を舐め始めた。
「くちゅ・・・ぷちゅ・・・」
「ん・・・んはぁっ・・・」
ククリは刺激に全身を呼応させながら、自分もジュジュの膣口を舌で愛撫始める。
「あ・・・っは・・・」
「んん・・・ちゅく・・・んふっ・・・」
2人の少女の反応声と股から出されるいやらしい音が、広い風呂場に響き渡っていた。
その反響音が、さらに2人の興奮をかきたてる。
「んはっ・・・ちゅ・・・ちゅうぅっ」
「んあ!?はっ!や、吸っちゃダメぇぇぇ!」
ククリの突起物を、ジュジュはキュゥッと吸い付くと、ブルブルと身を捩って悶えるククリの卑猥な穴から
愛液が次々搾り出てきた。
「ふぅ・・・くーちゃんのここから、おいしい汁がたくさん出てくる・・・」
ジュジュは自分の人差し指をククリの膣口に当てると、ピンク色した花びらをゆっくりなぞる。
「ひゃぁぁっ!!」
その速度にあわせるようにククリが喘ぐ。彼女の花びら中央からの愛蜜は、その滴り速度を増していった。
「ちゅる・・・じゅる・・・」
「あぁぁ・・・ジュ・・・ジュちゃ・・・ふぁんっ!」
「んん・・・くーちゃぁん、わたしのもぉ・・・」
ククリが自分のワレメから口を離して快楽に身を委ねているので、アソコが寂しくなったのか、
ジュジュは腰を振ってククリにおねだりする。
「あ、ごめん・・・ちゅ・・・ぺちゃ・・・んはっ・・・」
「あはっ・・・んん・・・気持ちいいよ、くーちゃん・・・」
再開されたククリのクンニに喘ぎ、ジュジュはククリの膣口から口を離した。
しばらく体をかける気持ちよさに溺れ、悦んでいたジュジュだが、再び自分の指をククリの膣内にぬぷぬぷと入れる。
しかし、ジュジュはある事に違和感を覚えた。それは・・・
「くーちゃん。中、緩くない?」
「!!」
ジュジュの股を弄るククリの舌の動きが止まった。
「くーちゃん・・・ニケ君とエッチたくさんしてる?」
ジュジュの問いかけにククリの顔が一気に紅潮する。どうやら図星のようだ。
そんなククリに対し、さらにジュジュが追い打ちをかけた。
「今までに何回したの?」
「やぁ・・・そんな事・・・恥ずかしくて言えないよ・・・」
ククリは両手で自分の顔を押さえ隠す。そんなククリの体が小刻みに震えているのがジュジュにも感じ取れた。
しかし、ジュジュはククリの秘部を指でこね回しながら容赦ない言葉を続ける。
「今更何行ってるの。充分恥ずかしい格好してるじゃない」
確かに、自分よりも年下の少女を前にして股を大開し、大量の愛液を垂れ流しているククリには、
もはや恥ずかしいといった言葉を発しても説得力がなかった。
「さあ、何回したの?」
「ひゃあっ!!」
問い詰めると同時に、ククリの膣内にもう一本指を突き入れ、2本になったそれらは上下左右縦横無尽に動きまわる。
「あはぁっん・・・!やあ・・・もう、ダメはぁぁっ!?・・・やんっ!・・・イ、イキそう・・・!!」
膣内部の圧力が高まり最頂点と達しようとしたその時、突然ジュジュは指を動かすのを止めた。
「はぁ・・・はぁ・・・はぇ?・・・」
当然、ククリの高まりはそこで止まり、欲求は多分に不満であった。目で訴えるものの、再開する気配は無い。
「くーちゃんが答えるまでいかせない」
ジュジュの言葉には強みがあった。どうやらどうしても聞き出したい様子で、ククリは状況的に劣位に立たされた。
「はぁ・・・そんな・・・」
「不満?」
ジュジュはヒクヒクと動くククリのお尻の穴を指先で突付きながら、悪戯に催促する。
「う〜・・・」
「じゃあ教えて。そしたらいかせてあげる」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10回ぐらい・・・かな?」
精一杯さがよく分かるくらい、今にも途切れそうな声でククリは答えた。
「そっか、そんなにしたんだ・・・」
それを聞いたジュジュは言葉を段々弱めながら、指を再び動かし始める。しかし先程よりもその動きは激しく、
あふれ出す蜜があたりに飛び散る。
「ああっ!?ジュジュちゃん!は、激しい・・・!はぁんっ!!」
「どう?気持ちいい?」
「はぁ!!・・・ふぁっ!ひぃっ!!・・・はっ!!」
ジュジュの問いかけも耳に届いていない様子のククリ。その彼女の膣内部は次第にその締め力増していく。
「も・・・ふっ・・・もう、イ・・・イクッ・・・はぁぁん!!」
ぴゅっ!ぴしゅっ!
体の大きな躍動を合図に、ククリのワレメから大量の透明な液体が放出された。脈動する全身と同調するように放たれたそれは、
浴場の床に大きな水溜りを作り出す。
ククリの膣から取り抜いたジュジュの指からも、ポタポタと雫が垂れた。
「・・・ふぅ・・・くーちゃんのお腹、鯨のお鼻みたい。たくさん潮を吹いたよ」
「はあ・・・はあ・・・」
未だ脈打つ全身をお風呂場の床に横たわらせたまま、ククリは快感の中で泳いでいた。
ぼーっとしたままの瞳は、焦点をどこに合わせるでもなく、ただ天井の方を向いている。
ゆっくりと体を起こしたジュジュは、そんなククリの耳傍に顔を近づけて囁いた。
「もう一回、体洗わなきゃね」
ジュジュは近くに置いてあった泡だらけのタオルを手に取ると、再びククリの体を洗い始めた。
ガラガラ
宿屋の女性用風呂場の扉が開き、中からジュジュとククリが出てきた。
「気持ちよかったね、くーちゃん」
「・・・うん」
さっぱりしたジュジュの表情とは違い、ククリはややうつむいた感じで同意する。
何かに落ち込んでいるようではなさそうだが、一般の風呂上りの表情にしては不適当なものである。
2人は並んで廊下を歩いているが、ククリの歩く軌跡は真っ直ぐではなく若干足取りが覚束ない。
「クーちゃんどうしたの?のぼせちゃった?」
「ちょっとのぼせちゃったかな・・・?」
確かに息遣いは普段より荒い。しかもククリの顔はやや紅潮がかっている。しかしそれだけではないような・・・
そうこうしているうちに2人は部屋の前に着いた。
「じゃあ私からニケ君に上がった事を言っておくから、クーちゃんは先に部屋に戻っててよ」
「うん・・・じゃあ、お願いね・・・」
ククリはそう残し、自分達の部屋に入った。
扉を閉めて手に持っていた着替えをイスの上に置くと、すぐさまベッドの上に身を投げ出し横になる。
そしてそのまましばらく焦点をどこに合わせるでもなく、ただぼーっとしていた。
(・・・わたし、ジュジュちゃんとあんなエッチな事・・・しかもお風呂場で・・・)
実はククリは先程からずっと、お風呂場での行為を思い返していたのだ。
自分にレズっ気は無いと思ってはいるものの、ジュジュとのエッチではかなり感じていた上、
ニケとした時ではなかった潮吹きまで経験してしまった。
(勇者様・・・)
ニケに対しちょっとした罪悪感を感じていた。彼の姿を頭で思い描くとククリの胸の高鳴りはさらに大きくなり、
更に体の奥からモヤモヤしたものが湧き上がってきた。
ククリは自然と手を自分の股へとのばし、パジャマの上からワレメの上を押す。
「んん・・・」
自分の気持ちいいところは自分が一番良く知っているものである。ピンポイントに感じる場所を選んだククリは
先程からのドキドキも助長し、普段の1人エッチよりも刺激が強い快楽に体全体で悦んだ。
「はあ・・・ん・・・ゆ、ゆうしゃさま・・・」
部屋の中に幼い少女の喘ぎ声が響いていた。
その頃、ニケ達の部屋。
「遅いなククリ達・・・」
部屋のイスに座っているニケは、テーブルに頬杖した格好でやきもきしていた。
彼女らが風呂へ行ってから2時間はゆうに過ぎている。ついさっきまで明日の予定について熱弁していたトマは、計画のメドが立った
事に満足しさっさと寝てしまった。一人残されたニケだが、先程無理矢理起こされた反動ですっかり目が覚めてしまい、
仕方ないので眠気が再び来るまでしばらく起きている事にしたのだ。が、やはり1人だと退屈で仕方がない。
そこでククリ達の部屋に行って話そうと思ったりもしたが、先述の通り、入浴中だと気がつきその思いつきは一瞬で霧散した。
結局彼女らが帰ってくるまで待っているのだが、それにしても遅い。
「のぼせてるんじゃないか?いや、まさかな」
時たまぶつぶつと1人言を漏らしながら待っていると、
コンコンッ
部屋の扉を叩く音がした。
「ん?ククリか?」
待ちわびたその音に、ニケは突っ伏していた机からすぐさま上体を起こす。
「わたしよ、ニケ君」
聞こえてきたのは期待したククリの声ではなかったものの、ようやく退屈な時間から開放される事に内心ホッとしていた。
「ジュジュか。どうしたんだ?やけに遅かったじゃん」
「うん、くーちゃんがちょっとのぼせたみたいだから、涼んでたの」
「えっ!?」
嫌な予感が当たった、そう感じたニケは椅子から飛び降りて扉の方へと駆け寄る。
「それで、ククリは大丈夫なのか?」
「うん、今私達の部屋で休んでるわ」
扉の前に着くと同時にニケは安堵の息をついた。
「そっか、よかった」
「じゃあ、私戻るね。クーちゃん心配だし」
「あ、じゃあ、俺もそっちの部屋行っていいか?トマの奴寝ちゃってさあ、一人じゃ退屈なんだよ」
「いいわよ」
ガチャッ
ジュジュの了承を得るとニケは扉を開ける。目の前にはフリルの付いたパジャマを身に纏い両手に風呂に行く前に着ていた
服を抱えたジュジュが立っていた。腰まである長い髪は濡れたままで少女ながら潤いに満ちたその姿に
ニケは少しドキッとした。
「どうしたのニケ君?」
戸惑うニケをよそに、ジュジュは平然と問いかける。
「い、いや〜、なかなかかわいいな〜って思ってさ〜」
頭をポリポリかきながら平静を装うニケであったが、赤くなった顔やぎこちない言動は今のニケの心境をよく反映していた。
「ふふふ、ありがと」
畳み掛けるような、普段滅多に見られないジュジュの笑顔でニケの鼓動は更に早まる。
「じ、じ、じゃあ、い、いこっか」
「ニケ君、右手と右足が一緒に出てるわよ」
ククリ達の部屋へ向かうべくジュジュの手を取ったニケは、ジュジュの言葉も耳に入らないくらい緊張の極みに達していた。
「ん・・・ぁ・・・」
ニケがククリ達の部屋の扉を開け中に入ると、部屋の奥から何やら荒い吐息が聞こえてきた。
不審に思うニケ達がそ〜っと部屋の奥に向かいベッドの上に目をやると、ジュジュと同じパジャマを着た
少女が後ろを向いて横たわる姿が確認できた。何やらもぞもぞと動いている彼女から、問題の声が発せられていた。
亜麻色の長い髪とイスの上に置かれた黒いメケメケのローブ、そして魔法陣を描く杖、これらから、少女はククリであると
ニケは判断した。
「ククリ!?」
慌てて呼びかけるニケの声にククリは、ビクッと激しく反応し動きを止めた。
「・・・ゆ、勇者・・・様・・・?」
ゆっくりと振り向く彼女の顔は、激しく引きつっている。両頬は林檎のように赤く染め上がり、瞼も虚ろである。
「大丈夫か?苦しいのか?」
心配するニケがククリの元へと歩み寄っていく・・・と、
「やだっ!来ないで!」
ククリは突然大声でニケの接近を拒んだ。しかし時すでに遅く、すでにニケはククリの真横に位置していた。
「来ないでって・・・どうしたん・・・!!?」
ニケがククリの体に触れようと体を近づけると、ククリの両手は彼女自身の股間に宛がっており、
パジャマのその部分にはシミのような湿り気が確認できた。
「・・・ククリ・・・?」
予期しなかった光景で思考回路が停止していたニケの後からジュジュがひょっこりと顔を覗かせる。
「クーちゃん、1人でエッチしてたんだ」
「・・・・・・・・・」
悪戯に満ちたジュジュの質問にククリからの返事は無い。ククリもまた、頭の回転がゼロになっていたのだ。
周囲には、ごく僅かな時間ではあるが静かな空気が流れる。
そんな中、ククリをじっと見つめるニケの股間は次第に熱くなっていた。
恥らう顔、虚ろで涙の浮ぶ瞳、そしてかすかに漂う妖媚な匂い。
手の届く所には準備万端の女体。条件が揃ったこの状況の中で、ニケが狼に変わるまでにそう時間を必要としなかった。
「ククリ!」
「きゃっ!」
突然襲い掛かってきたニケに小さな悲鳴を上げたククリだが、成す術無く簡単に自由を奪われた。
ニケはククリの両手を自分の手で押さえつけ、そのままジュジュの視線も気にせずククリの唇を奪う。
「んん!?・・・っんぅ・・・!」
ニケの舌はククリの口へと簡単に侵入すると、激しい動きで彼女の清らかな口内を犯す。
ぐちゅぐちゅと音を立てながら唾液が混ざり合い、2人は無我夢中でその味を堪能していた。
「んふ・・・んんっ・・・くちゅ」
「ふふ、わたしも混ぜてね」
しばらく静観していたジュジュが参加を表明してきた。2人のイエスノーを聞かないうちに、
ベッド上に上がりククリの上に覆いかぶさっているニケの尻部に手を置く。
しばらく指先で撫で回した後、そこからゆっくりと玉袋方面へと這わせた。
「んふ・・・っふ・・・」
袋に指先が触れると、ディープキスに夢中になっているニケの口からは喘ぐ声が漏れる。
「ニケ君、気持ちいいのは分かるけど興奮し過ぎよ。ほら、ここの裏筋がすごく固い・・・」
ジュジュの指先は更に先へと進み、ニケの棒裏に伸びて優しく触れる。ギンギンに張り詰めた筋肉が脈動して今にも破裂しそうな勢いが
服の上からでも良く感じる事が出来た。
ジュジュは宛がっているのと反対の手でニケのズボンをゆっくり下げる。すると弾けんばかりに元気良く肉棒が飛び出してきた。
「ニケ君の、食べちゃうね」
ジュジュはそのままパクッっとニケの肉棒を頬張った。
「んふぁっ!」
ニケは突然亀頭に強い衝撃を感じて大きく躍動したが、それに全く構う様子無く唾液いっぱいの口中でニケの肉棒を舐め回す。
先端から裏筋に沿い、キノコで言う傘の部分まで舌を這わすと今度はその淵に沿って舐め移動した。
申し訳程度についているギザギザの一つ一つまで丁寧に。
「くぁっ!!じゅ、ジュジュ・・・」
若干痛いのと気持ち良い刺激に耐え切れずククリの口から離れたニケ。彼のムスコに食いついて離れないジュジュは、
そのまま顔を上下にピストン運動する。
「ふぁっ・・・!」
「勇者様ぁ、やめちゃダメぇ・・・」
快楽に浸っていたニケに、ククリがキスの催促をする。どうやら、野性的なニケのキスで完全に心が解脱したようだ。
自ら両手でニケの頭部を掴むと、そのまま自分の口へと誘い込む。
「んふぁ・・・」
「ぷはぁ、くちゅくちゅ、ぢゅる」
まるで女の子2人に犯されているニケ。ククリとは相変わらず濃密なキスを交わしており、下半身はジュジュが攻め続ける。
「ぐちゅぐちゅ・・・ぷはっ、ニケ君のここからたくさんおいしいの出てくるね・・・」
肉棒から溢れ出てくるガマン汁をジュジュが残さず舐め取る。それでもどんどん供給される液の処理が追いつかず、
ポタポタとベッドのシーツに滴りこぼれた。
ふと、ジュジュがニケの尻の穴に目をやると、ヒクヒクと動いていた。
(・・・かわいい)
同間隔で小刻みに開いたり閉じたりしているニケの排泄口に、ジュジュは愛らしさと悪戯心が湧いた。
彼女は自分の人差し指をそっとニケの肛門へと近づけると、指先を立ててそのままゆっくり突き入れる。
ズブブブっ
「!!っ・・・ぁっ!」
あと少しで声になりそうな振動を口から発したニケは、今まで経験した事のない快感を体験していた。
淡い痛みに加えてやってくる熱い感触。自分の体内が犯されていくような奪心感。
それでも微妙に残っていた理性で、もぞもぞと自分の体内で動くジュジュの指の侵入を拒むべく尻の口を引き締める。
しかしそれは思惑とは逆にさらにジュジュの指を奥へと入り込ませる事になった。
「あ・・・あぁ・・・っ!!」
体の中から前立腺に伝わる刺激で、ニケの睾丸が収縮を始める。と、ほぼ同時に肉棒筋肉の脈動が開始された。
「はあ・・・ジュジュ・・・ダメだ・・・も、もう・・・出るっ!!」
ゴプッ!
ニケの両手がジュジュの髪の毛を掴んだ瞬間、ジュジュの口内に夥(おびただ)しい量の精液が流れ込んだ。
「んんっ・・・!んぐ・・・んぐ・・・」
ジュジュはまるでミルクを飲むように、喉を鳴らしながら白濁液を飲み続ける。
ペニスからの放出が終わった後もなお、搾り出すように吸い付いた。
再びニケから口を離され、それを見ていたククリの表情にはかなり不機嫌な色が現れている。
「ぷはっ、ニケ君の相変わらず濃いね」
最後の一滴まで吸い尽くし口からニケのスペルマを垂らしているジュジュは、それも舌で舐め取りながら
名残惜しそうにニケの肉棒をようやく解放した。
「はあ・・・はあ・・・」
ほとんどの精気を抜かれたニケは肩で息をしている。
しかし、そんな状態にも構わずジュジュは再びニケのそれを掴むと優しく揉み、肉棒の復活を試みる。
「今度は、わたしの下の口に出してね」
「!!」
バッ!
「ダメーーーーーーっ!!」
大声と共に突然伸びてきた手が、ジュジュからニケのモノを奪い取った。
「勇者様のこ、これは、ククリのだもん!い、いくらジュジュちゃんでもこれは、わ、渡せないもんっ!!」
手の持ち主はククリであった。寝転がったままニケのムスコをぎゅーーっと掴んで自分の所有権を主張する。
「ククリ・・・」
が、ここで一つ問題が・・・
「ククリ、力入れすぎ・・・それと、耳の傍で大声は・・・」
おそらくかなりの力が入っているだろう。ニケのモノの先端は血液の流れが滞って赤黒くなってきていた。
また、ニケの耳にはキーーンと金切り音が響いている。
「あ、ダブルでごめんなさい勇者様!」
パッと離すククリであったが、すぐさま取られまいとまた優しく掴んだ。
「と、とにかく、ジュジュちゃんはもう勇者様の、せ、精液飲んだでしょ!つ、次は、ククリの番なんだから!」
恥ずかしさを押し込めながらまくし立てるククリにジュジュは、諦めたように一息ついた後、ニケのモノの権利を譲った。
「ふう、分かった分かった、クーちゃんにあげるよ」
「勇者様・・・」
ようやく自分のものにできたククリは、起き上がるとさっそくニケの股間に入り込み、舌先でそっと亀頭を撫で始めた。
「はぁっ!く、ククリ・・・っ!」
イッたばかりで刺激に対してかなり敏感になっている為、軽く触れるだけでも大きく反応をする。
「じゅる・・・にゅぷっ・・・じゅるっ」
ククリは精子臭くなっているニケのペニスに自分の唾液を塗りたくり、にゅるにゅるとすべりを滑らかにした。
再び染み出してきたガマン汁と唾液が絡み合い、肉棒はテカテカ妖しい光を放つ。
次第にそれはムクムクと大きくなり始め、復活をアピールした。
「勇者様の、またおっきくなってきたね」
続けてククリは指先で下の袋も擽る。筋にそって爪の先でかくと、一層復活スピードを早める。
「ククリ・・・俺もう・・・」
「・・・あ、うん・・・」
すっかり復活したニケのモノから口を離すと、ククリはパジャマのスカートの裾をたくし上げニケの腰上に跨って
自分の膣穴に先端を合わせた。
そしてそのままゆっくり腰を下ろし、ニケの肉棒をじわじわと飲み込んでいく。
「・・・んん・・・っ・・・!」
「っく・・・ククリの中・・・相変わらず狭いな・・・」
根元まで入ったペニスは熱くなった膣壁に締め付けられ、すでに何滴分かの精液をククリの体内で漏らしていた。
「ん・・・っは・・・」
しばらく無言で淡い痛みに堪えていたククリは、徐々に腰を前後にふり始める。ペニスが膣内の壁をぐっと押し付け、
両者、突き抜けるような気持ちよさを夢中で感じていた。
「はぁっ・・・!んはっ!んあっ!!!」
「っく・・・!ぁはっ・・・!き、気持ちいい・・・ふぁっん!!」
「ねえニケ君・・・わたしのここ・・・きれいにして・・・」
2人の濃密な絡みを傍で見ていたジュジュはガマンできなくなったのか、パジャマを脱ぎ捨てると自身も体を寄せた。
そんなジュジュの股もまた、大量の粘液で溢れている。
「あ、ああ・・・じゃあ、っは・・・俺の顔の上に腰を下ろして」
「うん」
ジュジュはすぐさまニケの顔上に跨ると、べちゃべちゃになった秘部をゆっくり下ろしニケの口に近づけた。
降りてきたそれにニケは待ちきれずに飛びつく。
「くにゅ・・・」
「!!っきゃぁ!!」
ニケの舌先が一番先に触れたのはジュジュのクリトリスであった。不意をつかれた刺激にジュジュは見事にやられ、
腰を支えていた足の力が一気に抜けた。当然、下にあるニケの顔面に花びらが不時着する。
その衝撃で、ちょうどのびていたニケの舌が膣内に入り込んだ。
「にゅぷ・・・」
「!!っはぁ・・・っ!」
「ぐちゅぐちゅ・・・」
ニケは舌で中をぐいぐい弄る。中のビラビラを引っかくように出し入れすると、奥からとろみのついた液体が流れ出てきた。
「ふぁっ!んやぁ!!・・・ゃはぁ!!」
ジュジュはニケの胸に手を置き腰をふって喘いでいる。目の前のその声を聞いて、更に興奮してきたククリは自らの腰の動きも早めた。
「はぁ・・・はぁ・・・っは・・・」
「ぷふっ・・・ククリ!は、早い・・・!」
「はあはあ・・・勇者様!」
ククリの秘部からは、ニケのペニスと絡むいやらしい音が発せられ部屋中に響き渡る。
「く、クーちゃん・・・」
「ジュ・・・ん・・・んは・・・」
お互い向き合っていたククリとジュジュは、互いに濃いキスを交わす。同時にジュジュはククリの幼い乳房を手で包んで
優しく撫でた後ゆっくり揉み始めた。ククリの乳首は間もなく立ち上がって快感を意思表示する。
ジュジュが乳首先端を指で摘まむと、ビクッと一反応を起こす。それをキッカケに、ククリの膣は脈打つように収縮を始めた。
「っく・・・キツ・・・」
「んゃ・・・ゆ、勇者様・・・ククリ・・・もう、イキそう・・・」
「ぷはっ、俺もイク・・・ジュジュは・・・?」
パジャマの裾を自分の両手でしっかり握っているジュジュは、あまりの気持ち良さになのか、目がトロンとして気が抜けていた。
「・・・ぁん・・・私も・・・イク・・・」
「よ、よし・・・じゃあ、一緒にイク・・・っぞ!!」
それぞれがそれぞれの快楽の頂点に達した時、
『ああーーーーーーーーっ!!』
3人同時に声を上げてフィニッシュを迎えた。
ニケの白濁液はククリの子宮奥にドクンドクンと注がれ、ジュジュは愛液をニケの顔に振り撒いた。
絶頂に達したククリとジュジュはそのままニケの上に倒れこむ。
「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」
と、ジュジュの背中から何やら抜け出てきた。透明なその姿は、具体的な形状をしておらずただ宙を浮遊している。
「・・・これで私は満たされた」
そう言うとその正体不明なそれは姿を霧散させた。
その直後ジュジュは体を起こし目をパチクリさせてしばらくぼーっとしていた。
次第に気が戻り、周囲の状況を把握してくるとその目は更に大きく見開かれた。
「・・・え?あ、あれ?わたし何を・・・クーちゃんも、ニケ君も・・・え?ニケ君・・・?きゃあ!」
ジュジュは自分の股間下に顔を埋めていたニケに気が付き、慌ててその場から離れようとした。
しかしイッたばかりで力が抜け切っていたジュジュは、すぐまたベッドの上に腰を据える事となった。
その声で気が付いたニケとククリは、ニケのペニスを挿入させたままの状態で声をかける。
「ジュジュちゃん、どうしたの?」
「いたた・・・何でわたしニケ君とクーちゃんとエッチな事してるの?」
「え?」
ニケとククリは、素っ頓狂な顔で一度お互いを向き合った後、再び視線をジュジュに向けた。
「ジュジュ、もしかして何も覚えてないのか?」
「う〜〜ん、森に入るまでは覚えてたんだけど、それからの記憶が曖昧・・・」
「森?森って、前の村からこの村に向かう時に途中にあった?」
「うん、嫌な気配を感じてた道にあったあの森。森に入ってから、気配が一層強くなって
それから何か私の中に入ってきたような・・・」
どうやら、森に潜んで性欲に貧困していた精霊が乗り移っていたようだ。
普段のジュジュならば、侵入を試みる存在に気配を感じてすぐさま排除できたのだが、
長旅で疲れていたジュジュはその耐性が弱っており、簡単に入り込まれたようである。
「・・・まあ、いっか。せっかくだし、3人でエッチしようよ。ニケ君、クーちゃん♪」
「・・・へえええええ〜・・・」
たった今終えたばかりで体力が尽きていた2人であったが、休憩する間もなくジュジュの攻勢に襲われた。
結局、明け方近くまでエッチしていた3人は疲れ果てて動けず、トマの計画は見事に崩れて
出発は次の日に延期になったのでした。
【終わり】