今年のボーナスは去年の半分だった。予想以上にやばい。キヨウに伝えるのが辛い。
キヨウにそっと明細を差し出す。
俺「ごめん、これしか出なかった・・」
キ「どれ・・・ってぇイヤン少ないじゃんこれ、もう・・・」
心がいてぇよ・・んで期待せずに聞いた
俺「それで・・この度の俺の小遣いはどうなるんでしょうか?」
キヨウは渋い顔でうーんうーん呻っている。これは駄目な時の反応だ、間違いない俺にはわかる。
キ「これは・・・全部」
全部、ってことはボーナス全部没収か・・・。キタン達との飲み会行けないなあonz
キ「全部ダヤッカが使いなさい」俺「・・は?え?」
キ「こんな少ないボーナスいらないわぁ、使っちゃいなよー、努力賞としてあげるわ」
よくわからんかったが、聞いてみると俺が頑張ってるのに報われてないのが可哀想とか腹立たしいとか
とにかく使え、使ってしまえと言われた。ぶっちゃけ涙でた。
キヨウを抱きしめながら「ありがとう」とか「愛してる」とか鼻水交じりで叫んだ。
ひとしきり泣き叫んでから晩飯を食べた、俺の好物が用意してあってまた泣けた。塩味が強くなるから泣くなって笑われた。
ボーナス査定した奴(ロシウか?)に感謝したいほど幸せだった。
ボーナスは当然嫁の喜ぶものを買う。普段買えない様な物を。ニヤニヤしながら今プレゼントを探している。
ありがとうキヨウ、ありがとう宇宙一の嫁。