「はぁ…」  
 
きれいに晴れ渡った空、太陽からの日差しが差し込む空の下、シモンはそれにそぐわない、小さなため息を漏らした。  
青空が嫌いなわけではなく、むしろ好きな方だ。  
 
それがオフィスの窓ガラスから見えるものでなければ。  
 
 
休日の、それも小鳥のさえずりや噴水の水の音まで聞こえてきそうないい天気に、  
何故大量の書類に囲まれていなければならないのか。  
 
そう考えると、今日何度目になるか分からないため息をついてしまうのだ。  
その状況に陥ったのは自分のせいだと思うと情けなくもなってくる。  
 
(コーヒーぶちまけるって本当にツイてないなぁ…)  
 
そのせいでわざわざ休日出勤をする羽目になってしまった。  
それも、よりによって久々のデートの日に。  
 
それでも笑って送り出してくれるニアは本当に優しいと思う。  
『お仕事ならしょうがないわ。頑張ってね』と、電話越しの声は今でも耳に残っている。  
その声を思い出すだけで、思いっきり抱きしめたくなるのだ。  
 
「会いたいなぁ…、ニアぁ〜…」  
「呼びましたか?」  
「わあっ!?」  
 
思わずこぼれてしまった言葉に、素直に答え、覗きこんでいたニアの顔に思わず飛び跳ねる。  
その衝撃で机から落ちたペンを拾いながら、「驚かせてごめんなさい」とニアは詫びる。  
その言葉に我に返り、後ろに行ってしまった椅子をなおしながら「そんなことはない」と否定した。  
 
まさか会いに来るとは思わず、驚きを隠せないでいるシモンにニアはふわりと微笑みかける。  
その笑顔にドキッとしながらも、少しでも冷静さを取り戻そうとニアの頬に触れる。  
 
「どうしたの?急に」  
「やっぱり、シモンに会いたくなっちゃって」  
 
久しぶりに会う恋人の姿とくすぐったいのか「ふふ」と笑う姿に、堪らずシモンはニアを強く抱きしめる。  
ふわふわとした巻き毛に顔をうずめ、ニアの体温を感じることに心の中で(幸せだぁ〜っ)と叫ぶ。  
ギュッと強く抱きしめる恋人に驚いた様子のニアだったが、すぐに慣れた手つきでシモンの頭をゆっくりと撫でる。  
その動作がまた愛しくて、シモンは何度も(可愛い、可愛い)と心の中で連呼した。  
 
「…っ」  
 
そんなシモンの心情が伝わったのか、下半身には熱が伝わってきている。  
思い返せばここ最近はキスも…会うことすら出来ないほど忙しかった。  
もちろん、それ以上のことなんか出来るはずもない。  
 
久しぶりに感じる恋人の体温や首筋に当たる吐息に、ソレはズボン越しからも分かるほど主張している。  
きっと、密着しているニアにも気付かれてしまっているだろう。  
そう考えると、会ってそうそうにこんな状態になっている自分が恥ずかしく思えてくる。  
少しでも密着しないようにと、動こうとするが首元に回された腕がそれを許そうとしない。  
もちろん、ニアはそのことに気づいていないようだが。  
 
どうしようかと考えて、ふと視線をずらすとニアと目が合った。  
きょとんとした瞳で見つめていたが、すぐにニコリと微笑む顔に、さっきまでの思考とは180°回転した考えが頭によぎる。  
 
今、ロシウはいない。  
休日で人もさほど残っていない。  
 
密着したこの状況。  
 
 
「…?急に黙ってどうし」  
 
言いかけたニアの唇はシモンの口によってふさがれた。  
驚いたように目を見開いたニアだったが、すぐに受け入れ目を閉じる。  
それを合図であるかのように、シモンは触れるだけのキスから、やわらかな唇を舌でなめる。  
ビクッと体を震わせたニアだったが、もう遅い。  
壁に体を押しつけられたかと思うと、頭を抑えられ、唇を舐めあげられ、開いた口から舌が侵入してくる。  
 
「ん、んんー…っ」  
 
何かを訴えようとする声が漏れるがそれもすべて口で塞がれてしまう。  
ようやく解放されたころには、息は上がり、お互いの口から糸が出ていた。  
うっすらと赤くなった頬とうるんだ瞳、ぼんやりとする頭でニアはシモンを見る。  
同じく高揚した頬をしたシモンはわざと耳元に顔を近づけ、呟く。  
その言葉にニアはさっきのが非ではないほど、カッと頬が赤くなる。  
その姿にシモンはわざとらしくニアの顔を覗き込み、首をかしげる。  
 
「…だめ?」  
「だ、だって、ここ…」  
「大丈夫、ガラス張りだけど外からは見えるような高さじゃないから」  
「そういう意味じゃなくって…、あっ」  
 
抗議の声も虚しく、シモンは耳を甘噛みしはじめる。  
ピチャピチャとわざとらしくたてられた音と、熱を持った吐息が直接耳に当たる。  
一方で、大きく開いた胸元からはごつごつした手が侵入してくる。  
片方の手は背を壁にあてたニアを逃すまいと、壁に添えられている。  
 
突然の愛撫に行く場のないニアの手は背中に当たる壁に添えられる。  
少しでも耳からの愛撫に逃げようと頭を動かすが、それがかえってシモンの熱を燃えあがらせた。  
 
胸元から侵入した手はブラのフックを外したかと思うと、  
―動かしずらかったのか、一度外に出し、胸の下まで服を下げた。  
フックが外され緩くなったブラはあっさりと胸の上まで上げられ、乳房だけが晒け出される状態になった。  
 
ニアから小さな悲鳴が上がったがシモンはそれを無視し、ゆっくりと乳房を揉みほぐす。  
途中、抵抗しようとニアの手が壁から離れようとしたため、体を手ごと押しつける。  
それと同時に、すっかり熱を持ち主張するモノがニアに当たる。  
 
「ひん…っ」  
 
ビクッとニアの体が震え、甘い声が漏れる。  
その声に、シモンは口による愛撫を止め、耳元に口を寄せる。  
 
「…感じちゃった?」  
「や…ぁ…っ」  
 
わざとソレをニアの足の付け根あたりに押しつける。  
ニアの反応は十分すぎるほどのものだ。  
シモンは薄く笑みを浮かべ、今度はニアのソコに布越しに押しつける。  
 
震えるニアの姿に満足したシモンは、耳から首筋へと愛撫の対象を変え、  
乳房を揉みほぐしていた手はゆっくりとスラットからふとももへと侵入していく。  
撫でるようにふとももから、ニアのソコへと移動していく。  
下着越しからもシットリと湿っているのが分かる。  
 
「ニアのここ…すっごく濡れている」  
「そんな、こと…言わないでぇ…」  
 
じんわりと涙を溜めながら訴えるニアの姿に、シモンは興奮を覚える。  
直接は触らずに、布越しからソコを上下に擦る。  
その度に、ビクビクと震え体に力の入らないニアの腰をもう片方の手で抱える。  
同時に、すっかり捲りあげられたスカートによって、下着が丸見えな状態のニアのふとももには  
布越しでも分かるほど主張したモノもあたっている。  
 
「も、もう…焦らさ、ない、でぇ…」  
 
理性が飛びかけたニアの口からこぼれた言葉に、シモンは軽くうなずきゆっくりと下着を脱がしていく。  
触ればそこはとろとろと蜜があふれている。  
その様子を耳元で囁きながら報告され、ニアは羞恥と愛撫によって、頬は赤く染まり、息が上がっていた。  
指を沈めるとあっという間に飲み込まれていく。  
熱をもったキスを交わしながらニアの腕はシモンの首にまわされ、快楽におぼれていた。  
はじめはゆっくりと動いていた指も、だんだんと激しさを増していく。  
くちゅくちゅと、いやらしい音が広い部屋の中に響き渡る。  
 
 
「あ、あぁっ、やぁ…っ」  
 
すぐ横には透明なガラスから暖かな日の光が差し込んでいる。  
耳を澄ませば外の人々のはしゃぐ声まで聞こえてきそうな時間。  
さっきまでは職場であったこの場所も、熱をもった雰囲気が流れている。  
 
そんな中、汗で髪が肌に張り付き、乱れるニアの姿はひどく淫乱で、美しかった。  
 
動きを止め、ニアを正面から抱き上げたかと思うと、すぐそばにあった机にニアを押し倒す。  
書類は端に重ねてあったが、バラバラと近くにあったペンが足元に落ちる。  
シモンはベルトを緩ませ、それを取り出す。  
先走った汁によって、若干ではあるがてらてらと濡れている。  
机に体を預けたニアの足を持ち上げ、シモンはゆっくりと腰を沈める。  
 
「ひゃあぁぁ、ぁ…っ」  
 
ニアの口から悲鳴が出たが、そのままシモンは腰をゆっくりと動かし、行為を続ける。  
そのうち、蜜が溢れ動きがスムーズになってくると腰の動きは速くなっていく。  
ニアも痛みに耐える声から快楽の嬌声へと変わっていき、動きに合わせて体が震えていく。  
ニアの限界が近付くと共に、シモンの限界も近づいていた。  
 
「あ、あぁ、ひゃぁ…しも、ん…シモン…っ!」  
「ニア、ニア…ッ」  
 
何度交わしたかわからないキスをし、ぐちゅぐちゅと卑猥な音をたてる。  
 
「も…だ、だめぇ、あ、あっ…ッ!」  
「―ッ!」  
 
2人は同時に絶頂を迎え、部屋には卑猥な香りと、2人の荒れた息の音が残っていた。  
 
 
情事のあとの気だるい雰囲気の中、机を片づけ、服を整えたあともニアは頬を赤く染めたままだった。  
もちろん、先ほどまでの行為によるものではない。  
一方、シモンは至って普通であり、ニアの様子に気づいたシモンは顔を覗き込む。  
 
「顔赤いけど、どうしたの?」  
「―っ!だ、だって、お仕事中にこんな…!もしも誰かに見られていたら…」  
 
そう考えると顔から火が出るほど恥ずかしかった。  
職場という場所、真昼間からの行為…全てをとっても恥ずかしくて穴があったら入りたいくらいだ。  
その様子を見ていたシモンは「ああ」と納得する。  
 
「やっぱり、立ったままは恥ずかしかった?」  
「違うっ!違わないけど!」  
「どっちだよ」  
 
苦笑するシモンの余裕のある雰囲気に、ニアは悔しささえ感じる。  
自分一人が恥ずかしがっているみたいで、子供のようだからだ。  
 
「なんでシモンは恥ずかしがらないの…」  
 
ぼそり、と呟いた言葉にシモンはきょとんとし…ようやく事態を飲み込んだようだった。  
恋人の勘の鈍さにため息が出そうになりながらも、ニアはシモンの話に耳を傾ける。  
 
「だって、ここ鍵閉めてあるもん」  
「え?」  
「さっきも言ったけど、外は見えるけど高くて見られることはないし、防音はばっちりだし」  
「で、でもロシウが来たら…」  
 
事態を飲めないでいるニアにシモンは満面の笑顔で答える。  
 
「ロシウは今日休みだから」  
 
だから安心してHできたんだよ、と続けたシモンにニアから「ばかばか!」と抗議の声と  
ポカポカとシモンをたたく音が聞こえたのは言うまでもない。  
 

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