今日は大グレン団の宴会  
開始早々に酔っ払ってしまったニアはシモンにべったりくっついている  
シモンはシモンで赤面しながらもまんざらではない感じ  
周りはそれを生暖かい目で見てみぬふりをする  
 
「ねぇ、シモン。キスしてください。」  
「へっ…?」  
突然のリクエストに驚くシモン  
「私、シモンにキスして欲しいです。」  
「な、ちょっ、い、今はまずいよっ。ね。」  
狼狽するシモン  
「そんなっ。キスは1番大好きの証だってシモンは教えてくれたじゃないですか。」  
周囲にも聞かれ激しく赤面するシモン  
「それとも…私はシモンにとって1番大好きではなくなってしまったのですか?」  
酒も入り潤んだニアの瞳はシモンを見つめる  
「い、いや〜、そういうわけじゃなくて。」  
少し泣きそうなニアはなおもシモンを見つめる  
「わ、わかったよ…。」  
完全に敗北したシモンは決意を固め、先程とは一転満面の笑みのニアの唇に自分の唇を重ねるのだった  
 
周りはというと、さらなる生暖かい眼差しで二人を見てみぬふり…  
その後、終始ご機嫌なニアにくっつかれながらも  
『みんなの前でニアにお酒を飲ますのは止そう』と心に誓うシモンだった。  
 
 
 

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