「それで、村長さんでしたっけ、用事ってなんなのかしら」  
「いやあ、救国の英雄であるヨーコ様が旅立つと知ってぜひご挨拶だけでもと……」  
 目の前で揉み手をしている脂ぎった中年男を、ヨーコは胡散臭そうに一瞥した。  
「シモンの事で伝えたい事があるんじゃなかったの?何も無いならこっちも忙しいから。それじゃ」  
「あーちょっとちょっと!」  
 村長の脂ぎった手がヨーコの腕をグッと掴む。その感触に思わずぞっとしたヨーコは乱暴にその腕を振り払ったが、  
村長は全く気にする様子もなく続けた。  
「で、そのシモンなんですがね、救国の英雄から、これからは建国の英雄になっていきますわな」  
「…それで?」  
「ただ、英雄というのは反面妬まれやすいものでしてな、早くも村時代のシモンについてある事無い事言っとる奴等も  
出てきとるんですわ」  
「……」  
「で、そのウワサを抑えられるのは、もちろん当時の村の事を全て知っとるワシしかおらんわけですよ」  
「…私に何か関係があるのかしら?」  
「いや実は、これから国づくりのために体を張ろうって彼らのために、ヨーコ様も少しだけでも手助けするお気持ちは  
あるかなあと思いましてな」  
 
 実は、今のヨーコにとって、そこが一番触れられたくない部分であった。  
 もちろん、戦った仲間といつまでも一緒にいたいという気持ちはあった。彼らの前に、これまでとは違う様々な困難が  
待ち受けている事も容易に想像がつく。  
 だが、彼女にはゆくゆくは待ち受けているであろう、街暮らしやデスクワークなどは到底務まるはずが無かった。自分  
なりに国づくりに役立てる事はあるはずだ。旅立ちは、さんざん悩んだ末の決断ではあったが、逃げではないのかと言わ  
れると、彼女はただ唇を噛み締めるしか無かった…  
 
「…で、何が言いたいの」  
「まあ、平たく言いましてですな、一晩だけ私とお付き合いいただければ、その辺のイザコザは私が責任を持って処理  
させていただきますという、まあいわば商談ですわ」  
 ライフルをエアバイクのところに置いてきてよかったとヨーコはつくづく思った。今手元にあったら、間違いなく  
そのニヤついた顔面に向けてぶっ放していたところだ。  
 まあ、村長の申し出は全く予想がつかないでもなかった。彼女も、伊達に女一匹荒野を渡り歩いてきた訳ではない。  
正直、女の武器を使って難局を切り抜けた事もある。  
 ヨーコは瞬時に決断した。何が一晩だ、10分で搾り取ってやるとさえ考えていた。  
 
 
 …ヨーコは、必死で頭を振りたてていた。  
 彼女は、全裸で仁王立ちしている村長の前にひざまずき、その豊かでプリップリに張りのあるバストで彼のペニスを  
ギュッと挟み込みながら、そこからはみ出したペニスの先端を、その可憐な唇で咥え込んでいた。  
 すでに一度、ヨーコの咥内には大量の精が放たれていたが、彼のペニスは全く衰える気配が無かった。ヨーコが、彼  
に少しでも多く放出させようと必死なのには訳があった。  
   
 村長のペニスが、あまりに巨大だったのである。  
 片手では到底握り切れない、ゴツゴツと節くれ立った幹が、天を突くかのように反り返りながら伸び、その先端は  
赤黒く光りながら大きくエラを張り出させている。  
 こんなものが、14歳の小娘の体に入るわけが無い。とにかく、彼が挿入しようとする前に何とか精を搾り取ら  
なければと、彼女が夢中でしゃぶり続けているのも無理は無かった。  
 だが、あまりに夢中になってペニスをしゃぶり続ける中で、ヨーコの意識は徐々に朦朧とし始めていた。ドクドクと  
脈打つ逞しい肉塊が口中を完全に埋め尽くし、頬の内側を、喉を、舌を、力強く擦り上げてくる。彼女の精神は、その  
圧倒的な存在感に支配され始めてしまっていたのだ。  
 現に、そのペニスが更に一回り大きく膨れ上がり、2度目の精を大量に彼女の喉奥に叩き付けると、彼女は腰に甘い  
痺れさえ感じてしまっていた。  
   
 膝立ちのまま、飲み切れなかった精を唇の端から垂らして呆然とした表情をしているヨーコの前に、今度は村長が  
ひざまずいた。彼の無骨な手が、意外と繊細なタッチで、ヨーコのボトムをスルリと下ろす。彼は、まだ指一本触れ  
ていないのに、ほんのわずかな赤毛を生やした彼女の谷間が、すでにぐっしょりと濡れている事を確認して、好色そ  
うな顔でニヤリと笑った。  
   
 あぐらをかいた村長のペニスの先端が、彼にまたがって腰を下ろしたヨーコの桃色の肉の合わせ目に割り込もうと  
している。頭の部分が半ばまでは入ったものの、ヨーコの入り口はもうとっくに限界まで拡がっているようだった。  
「ムリ、これ絶対ムリよぉ…」  
ヨーコの額には脂汗が浮いている。  
「うーん、今日は止めときましょうか」  
と、エロの権化のような村長が意外な発言をする。  
「え!?」  
「あなたを傷つけるのは本意じゃありませんから」  
 ヨーコは、ホーッと深いため息をつきながら、グッと構えていた肩の力を抜いた。村長の目がキュピーンと光る。  
彼はヨーコの腰を掴んだ手をグッと下に引き下ろすと同時に、自分の腰を思い切り突き上げた。  
「……!」  
 ヨーコは声も無くのけぞり、ビクビクと体を痙攣させた。村長のあの巨大な肉棒が、頭どころか全体の半分以上が  
一気にヨーコの胎内に捻じ込まれてしまったからだ。  
 村長の股間を温かいものが濡らす。あまりの苦痛と刺激にヨーコは失禁してしまっていた。村長は、半ば意識を  
トバされ目がうつろになってしまったヨーコの唇をやさしく吸うと、彼女の引き締まった腰を抱え込み、容赦なく  
その長大なペニスをズボズボ抜き差しし始めた。  
 
 …ヨーコの子宮口に捻じ込まれたペニスの先端が、また精液を子宮内部に叩き込んだ。ヨーコは小さく体を痙攣  
させた。  
「ほい8発目っと!」  
 村長のうれしそうな声が室内に響く。2発が口、4発が子宮、2発がアナルであった。ヨーコがどれほど達したの  
かは数えようが無かった。ずっと達したままの状態というほうが正確かもしれない。  
 村長は、彼女をよつんばいにさせると、そのゴツい手で尻肉をグイッと拡げ、3発目を注ぎ込むべくまたアナルに  
肉棒を捻じ込んだ。うつろな表情のヨーコの口からは、うめき声ともあえぎ声ともつかない声がかすかに漏れただけ  
である。  
 村長が、ペニスを彼女の尻に根元まで埋め込んだまま、彼女の背中に覆いかぶさるような格好で囁いた。  
「明日からは先生ですね。大変なお仕事です、がんばってください。で、よければ週末はウチでお過ごしください。  
大歓迎しますよ。ウヒヒヒ…」  
 ヨーコは無意識のうちにコクリとうなづいていた。  
 
 −おしまい−  
 

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