百華を体育館裏の物陰に連れこんだ航は、一分程の口付けを交わし、  
彼女を後ろから抱きすくめる。  
 
「ん………ぅ…ぁ…や、やっぱりここでするのは…その」  
 
「だが…勃ったままで女子更衣室には行けないだろう…?」  
 
航は百華のスカートと下着を摺り下ろすと、  
制服越しに然程大きくは無いが弾力のある乳房を愛撫し始めた。  
 
「ん!止せ航…」  
 
リボンタイを解き、制服の中に手を差し込むとブラを外し、乳首を弄ぶ。  
 
「んん…うぉっ!はん…あ!」  
 
「ふふ…駄目じゃないか…そんな声を出しちゃ……聞こえるぞ?」  
 
航が耳元で囁く、耳にかかった吐息と触れた唇が百華の抵抗意欲を奪う。  
それでも屋外での行為に対する羞恥心からか、喘ぎながら航を制止する。  
 
「んんっ、お前がぁ、お前が言わせてるんだろうが!」  
 
「うん?聞こえなかったな、もう一度言ってごらん」  
 
言いつつ航は百華の首筋に接吻し、ゆっくりと舌を這わせてゆく。  
 
「だからお前があぁっ!…な、舐めるなぁっ!あう!」  
 
唇を首筋から離すと、ウイッグを掻き揚げて耳朶を軽く噛む。  
それは百華に背筋を貫く快感を与え、彼女は航の腕を掴み身悶える。  
 
「うお!くっ!うああぁ…」  
 
「ん…もう溢れそうじゃないか、そんなに耳が好きなのかい…?」  
 
航は百華の陰茎に視線をおとし、その先端が濡れきっている事を見て取ると、  
彼女のそれを右手で包み込み、亀頭を親指で擦り射精を促す。  
 
「よせぇ!そこはぁぁ、やめ…う!はっ!んく!あぁぁ…」  
 
「でっ、出る!航っ!はんん!くぅぁぁ…はぁ…はぁっ…こ…航ぅぅ…」  
 
百華は恋人の名を叫びながら達して精を放ち、射精の快感に身を捩じらせた後  
航にしなだれ、着衣の乱れを直されると、頭を撫でられながら快楽の余韻に浸る。  
 
「そろそろ授業だな、動けるか?」  
 
「いえ、その…腰が立ちません…」  
 
〜終〜  
 

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