吉田遙と菅原乃恵留は山口家の居候で同室である。
スチール製の二段ベットが用意されている。
けれど今、使用されているのは下のベッドだけだった。
…ヴヴヴヴヴヴ……
秘めやかなモーター音。
「…あ、…んっ、ふぁっ、ああ!」
「ほらほら、遙。お口止まってるわよ。そんなことじゃ、遅刻しちゃうんだから」
上着のパジャマを羽織ったまま、下半身を露出した乃恵留がくすくす笑う。
ちょっと意地悪な目線の先で、遙が乃恵留の股間に顔を埋めていた。
懸命に乃恵留のおまんこを舐めている。
だが、乃恵留に埋められたバイブの刺激に翻弄され、その淫らな行為はとぎれがちであった。
「遙の得意なゲームなんだから、しっかりしてよね。あんもぅ、ちゃんと私をイカせなきゃいけないゲームなんだから」
感じているのか腰を動かす。
パジャマの上からでも分かるように、乳首がくっきりと立っていた。
「ほぉら、難易度あげちゃおっかな?」
バイブのリモコン片手にそんなことを言う。
「だ、めぇっ。乃恵留…、私、壊れちゃうよ…」
遙は、情欲に泣きそうな上目遣いで抗議した。
「はい、難易度あっぷー」
無情にも、乃恵留はリモコンを強にする。
「んぅあああああああっ」
強烈な刺激。
遙の喘ぎが悲鳴になった。
さすがに、お口の動きが止まるので、乃恵留はまたリモコンを弱にする。
「どーしよっかなあ? 困るのよね。ちゃんとイカしてくれないと。罰ゲームしちゃおっかな…」
刺激の緩やかになった遙が、はぁはぁと息をするのを聞きながら乃恵留はにんまり笑う。
「この通販で買ったばかりの、おっきいバイブをえっちな遙は気に入ったみたいだし。今日はこのままで制服着て学校いくの。どう?」
「んんっ」
「あの石田のしごきに耐えられるかしら?」
遙がまた、ぺろぺろと乃恵留の大陰芯に舌を這わせる。
「あんっ、いいわよ。遙」
部屋の置き時計を見ながら、乃恵留はそろそろいじわる止めてイカなきゃと考えていた。