山口家の朝の光景である。  
「それでは行ってまいります」  
岩崎仲俊は恒例のように台所にエプロン姿で立つ山口葉月に挨拶をした。  
「あ、ちょっと待ってください」  
葉月は食器を洗う手を止め、ゴム手袋を外すと岩崎が聖母と評する笑顔で振り向いた。  
制服姿に身なりを整えた岩崎の所にやってくる。  
「ハンカチその他、忘れ物は無いですね?」  
「はい、葉月さん」  
「それからこれが今日のお小遣いです」  
「ありがとうございます、これは必ずみんなの役に立てるように使います」  
「よろしい」  
よろしい、と頷いてにっこり笑う。  
そのまま、葉月は岩崎の前に跪いた。  
ベルトを外す。  
「それから俊くん。最近溜まってるんじゃないですか?」  
「すみません、いつも」  
丁寧に引きずり出された岩崎の逸物は、これから起こることを想定して勃起する。  
葉月はぱくりと竿をくわえた。  
ちゅっちゅっと緩急をつけて先走り汁を吸い、睾丸をやわやわと揉んで刺激する。  
敏感な鈴口を舐めまわす絶妙の動きに、時を置かずして岩崎は果てた。  
葉月はその精液を最期の一滴までごくんと呑み込む。  
その上、唾液でべとべとの逸物をティッシュでキレイに拭き取った。  
「これでよし!」  
 

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