今日は会議室で対幻獣戦闘の記録ビデオの鑑賞日だ。  
「みんな席につけー」  
 担任の小島先生が号令をかける。  
 もちろん私はすでに席についていた。  
「よし。それじゃあ、静かに見ろよ」  
 先生がビデオを再生する。  
『ぁっ。んっっ。だめ、学校でこんな』  
 ん?  
 テレビに映っているのは衣服のはだけた女性。  
 言葉から察するに学校で何かをしているのだろう。  
『ゃっ。そんな、んっっ。死んじゃう、死んじゃうぅぅぅぅ』  
 どうやら、学校に侵入してきた幻獣。相手の大きさからしてワイトだろうか、それに襲われている女性らしい。  
 それにしても、このビデオを撮っている人物はなぜ女性を助けないのだ。  
 熊本の有名な部隊と聞いていたが、目の前で襲われている人を助けないなど、軍人の風上にもおけない。  
 隊員のみながざわついているが、人が殺される瞬間だ。無理もなかろう。  
「っと、間違えた」  
 先生がビデオを停止し抜き出す。  
 換わりに再生したビデオからは、大型幻獣を次々と殺す人形戦車が映し出された。  
 なるほど。たしかにすごい。が、これはあまり参考にはできそうになさそうだ。  
 それにしても、先ほどのは一体?  
 
「横山」  
「なんでしょうか?」  
 私は自由時間に隣の席の横山に声をかけた。  
「先ほどのビデオの映像はなんだ?」  
「あぁ。凄い力量でした。たった一人で、いえ、複座なので二人なのですが、熊本の戦局を変えたという」  
「いや、そっちではなく。先に見たほうだ」  
「へ?」  
「女性が半裸でワイトに襲われていた奴だ。さすがに人の死を見せるのは早いということなのだろうか?」  
「え、えっと。あれは、あの」  
 見る間に横山の顔が赤くなっていく。  
 なんなのだ一体。  
「別に幻獣に襲われていたわけではなくて」  
「ではなんだ?」  
「それは……その。あ、く、工藤さん。説明お願いできる?」  
「どうして私にふるのかしら。まぁ、いいですけど。なら、明日はお休みですし、今晩家に来てください。もちろん横山さんもね」  
「わ、私は」  
「こなければ私との関係を学校中にばらしますわよ」  
「………卑怯者」  
「今ではだめなのか?」  
 私の問いに横山と工藤が顔を見合わせる。  
「……わかった。今晩だな。お邪魔させてもらう」  
 
 
「いらっしゃい」  
「お邪魔する」  
「……お邪魔します」  
 私たちが招待されたのは工藤の部屋だ。  
 第一印象は物の少なさだ。ベッドと衣服用のチェストしかない。  
「以外だな」  
「なにがですか?」  
「工藤はもっと色々持っていると思っていた。たまにプレゼントとか貰っているだろう」  
「あぁ。そういったものは全部別の部屋にありますよ。この部屋は私の……私だけの部屋。誰にも邪魔されない、寝て起きるだけの部屋」  
「なるほど」  
 それにしても。  
 先ほどから横山の挙動が不審だ。しきりに辺りを見回したり、工藤と目が合っては顔を赤くしてうつむいてしまっている。   
 まぁよい。  
「ところで、昼間の件だが」  
「あら、お茶も飲んでいないのに、隊長はせっかちですね」  
「そうか?」  
「まぁ、いいです。横山さんもそろそろ限界でしょうし。ね、横山さん」  
「う。あぁ……」  
 横山の顔がさらに赤くなる。  
「さ、横山さん。きちんとしたらご褒美あげますからね」  
 横山は体を私の方に向けると、脚を大きく開きスカートの裾を捲りあげていく。  
 ふむ。横山はなかなかいい筋肉をしている。さすがは武道を志す者だ。  
「横山さん」  
「ぁ……はい」  
 工藤に呼ばれ、横山はさらにスカートを捲る。  
 すでに、脚は完全にさらけだされている。横山はパンツ呼ばれる布をつけていないのだな。  
「隊長」  
「ん?」  
「ここ、何かわかります?」  
「あっっ」  
 工藤は横山の横に並ぶと、横山の剥き出しの股間を指差す。  
「尿口と性器のことか?」  
「えぇ。何世代か前は性器のことをオマンコって言ってたみたいですけど」  
「おまんこ?」  
「そうです。なら、オマンコってなんのためにあるかわかります?」  
「生殖のためだ。我々には必要ないが、雄雌のある生物の体としては必ずついているものだ」  
「さすがは隊長。なら詳しい説明はいらないかしら」  
「??」  
 
 工藤が横山のおまんこに指を出し入れするたびに、その指は何かで濡れてゆく。  
「ぁっぁぁっ」  
「何をしている?横山が苦しんでいるぞ」  
「苦しいんじゃなくて、気持ちいいんですよ」  
「気持ちいいのか?」  
「隊長もご自分でしてみてはいかがです?」  
「ん〜」  
 興味はある。私はあまり気持ちいいという感覚をしらない。いい機会かもしれない。  
 私はスカートが汚れるといけないのでスカートとパンツを脱ぐ。  
「隊長の綺麗ですね。毛も生えてないですし」  
「そうか?そういえば、横山は性器の周りに毛が生えているな」  
「隊長……あまり、見ないで。ひゃぅっ」  
 私は工藤が横山にやっているみたいに、自分の性器を触る。  
 特に何も感じない。  
 あたりまえだ。この程度で気持ちよければ毎日排泄の度に感じているはずだ。  
「工藤」  
「あらあら。じゃあ、ベッドに腰掛けて脚を大きく開いてください」  
「わかった」  
 言われた通り、ベッドに腰掛け脚を大きく開く。  
 すると、工藤が私の脚の間に入ってきて、股間に顔を近づける。  
 ゾクリ。  
 んっっ。何かが体の中を駆け上がったような感触にとらわれた。  
「何をした?」  
「隊長のおまんこを舐めただけですよ」  
「舐めたのか!?そこは、排泄する場所だぞ」  
「ふふ。それだけじゃありませんよ」  
 それを言うと工藤は執拗に私の性器を舐め始めた。  
 その度に体がなにか、変な感じに。  
「く、工藤さん」  
 横山が工藤の横に立ちモジモジとしている。  
「あら、欲しい?」  
 工藤の問いに横山が頷く。  
「なら、隊長をお願いね」  
「はい!」  
 工藤が立ち上がり、代わりに横山が私の脚の間に入る。  
 横山もスカートを脱いでおり、下半身裸だった。  
 その状態で、四つん這いとなっていた。  
「ふふ。隊長」  
 
 工藤もズボンを脱ぐ。  
 工藤の股間には私たちと違う大きな棒がそそり立っていた。  
「それが男性器か。初めて見た」  
「あら。私が男でも驚かないの?」  
「先生に聞いていたから知っている」  
「ちょっと残念。じゃあ、横山さん。行きますよ」  
 工藤は横山の後ろに回りこむと、男性器を横山の中に押し込んだ。  
「ひゃっ。んっ、はぁ」  
「どこに入れたのだ?お尻か?」  
「まさか。おまんこですよ」  
「生殖行為は意味がないぞ?」  
「これは生殖行為以外にも意味があるんですよ」  
 工藤は言いつづけながらも体を前後に動かす。  
 その度に横山は叫びとも聞こえる声をあげる。だが、顔を見る限りでは苦痛ではなさそうだ。  
「横山さん。隊長がお暇してますよ」  
「ぁ。はぁはぁ……隊長、失礼します」  
「んっっ」  
 横山の舌が私の性器を舐め上げる。  
 段々とあの不思議な感覚が強まる。  
「隊長。これ」  
 横山は自分の指を私の性器に当て、その指を私の目の前に差し出す。  
「濡れているな。だが、おもらしなどしていない」  
「これは、気持ちよくなると、ここから、出てくるんです」  
「うっっっっ」  
 横山の指が私の性器の中にズブズブと入っていく。  
 微かな異物感。だが、なんだ、この感覚は。  
「さ、隊長も準備よさそうだし。横山さん、一気にいくわよ」  
 工藤が横山のお尻を鷲掴みにし、力強く体を打ち付ける。  
 横山の私に対する動きが止まる。  
 私は無意識の内に、自分の指で性器をこすっていた。  
「隊長。すぐに、隊長も犯してあげますからね」  
「犯す………?」  
 横山のように私もなるのか。  
 だが、横山の顔を見ていると………そうなってみたい気もする。  
「さぁ、横山さん。いくわよ!!」  
「はっはっ、私も、私ももう……ぃっっっっっ」  
 
 工藤が男性器を抜くと同時に、工藤は声にならない叫びをあげ体を小刻みに震えさせる。  
 それを見つめていると、私の顔に何か暖かいものがかかる。  
 顔を上げると目の前には工藤の男性器が。  
「いくわよ。隊長」  
「え」  
 私があっけにとられていると、工藤の男性器の先から白く暖かいものが勢いよく飛び出し、私の顔にかかる。  
「これは」  
「精液。といっても、子種は入ってない擬似精液だけど……味も匂いも本物そっくり、らしいわよ」  
「味も匂いも」  
 私は顔にかかったソレを指ですくいとり舐める。  
 苦い。それに、なんだ、飲み込んでものどに絡まる。粘性の高いヨーグルトのようだ。  
「さ、隊長。犯してあげる」  
 工藤に押し倒される。  
 そして、仰向けのまま私の性器に男性器があてられ。  
「ひっっ。つ、つぅぅ!」  
「あら?隊長、処女だったの?ラボでいじられてなかったのかしら?ごめんなさい。それならもう少しやさしくすればよかったわね」  
 工藤に口付けられ、工藤の口はそのまま流れた涙を舐めとった。  
「横山さん。あれ、塗ってあげてくれる?」  
「あ、はい」  
 ん。私の性器に何かクリームのようなものが塗られる。  
「これで、少しはよくなりますよ」  
「今のは?」  
 なんだか、体が熱い。息も、苦しいくらいに激しい。  
「強力な媚薬です。ラボ特製の」  
「んっっっ」  
 工藤の腰が動くたびに、痛みと不思議な感覚が襲ってくる。  
 痛みは徐々に引き、不思議な感覚が段々と強まる。  
「な、なんだ。これは。変に、変になる」  
「初めての隊長にはちょっと強かったかしら?でも、そのまま変になっちゃって」  
 工藤が私の体を持ち上げ、そのままの勢いで自分は仰向けに倒れこむ。  
 そして、先ほどよりも強い力で下から突き上げてくる。  
「あ、あ、あ、ぁぁっっっっ」  
 頭の中が真っ白だ。  
 体に力が入らない。  
 宙に浮いているような。  
「いっちゃいました?」  
「?」  
「気持ちよかったでしょ?」  
「うん」  
「それが、イクってこと」  
「……い……ったのか……私は……」  
「えぇ。すごく……った……よ」  
 工藤の声が段々と遠くなる。  
 
「んっ」  
「あ、気分はどうですか?」  
 私が目を覚ますと目の前に横山の顔があった。  
「さすがに隊長には刺激、強すぎたかしらね」  
 工藤はお茶を入れていた。  
「横山。工藤」  
 二人はきちんと服を着込んでおり、私のスカートも誰かに履かされていた。  
「はい。お茶です。でも、これであのビデオの意味。わかりましたでしょ?」  
「あぁ。確かに死ぬかと思った……けど」  
「けど?」  
「…………気持ちよかった」  
「ふふ。おそまつさまでした………これから色々、教えてあげますね」  
 
TO BE CONTINUED?  
 

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