速水 厚志と芝村 舞 。  
熊本城での激戦の後、5121小隊公認のカップルになった二人は互いのことを意識しつつも  
何故か一線を越えられないでいるらしい。奥様戦隊筋だか、確実に。  
空が真っ黒になって日が変わる頃、二人は士魂号の前で整備をしていた。  
誰もいない、ただ機械の音が響く中。  
二人は仕事を放棄していた。  
今の雰囲気は既にピンク色。  
怪しいBGMが聞こえそうな空間で二人はどちらともなく見詰め合い、お互い抱き合うと  
唇を重ね合った。  
最初は鳥が食べ物を取るように。軽くつつきあい。  
何回か触れた後速水の舌が、芝村の口の中に侵入してくる。  
芝村の口の中で異物がのたうっている。ちろちろ。ぞろり。  
やがて芝村の舌も速水の舌に絡み合うように、動き出す。  
口の中で二人は交わっている。  
少しして、苦しくなった芝村が重なっていた唇を離す。  
速水の舌と芝村の舌が、別れを惜しむように唾液の糸を引いて離れた。  
愛しのカダヤは舞の顔を見て、嬉しそうに笑う。  
この顔に芝村は弱いのだ。  
 
舞の後ろ側に回り込んだ速水はまた抱きしめる。  
その速水の手が、あまり自己主張しない胸に触れる。  
制服の上からはわずかながら柔らかい感触が感じられる。  
さすって。押して。指でつついて。  
速水の行為に芝村は息を殺して耐える。  
よく耳をすませば、わずかに芝村の口から漏れ出した喘ぎが聞けるだろう。  
「舞・・かわいいよ・・」  
「ば、ばかも、の。・・・・んん・・」  
速水の顔が芝村のうなじに移動する。  
「ひ・・・」  
舌が皮膚の表面を滑っていく。  
その感覚に芝村は頭の感覚が麻痺しそうになる。  
速水の口が舞の耳を軽く噛む。耳を愛しい人に噛まれる快感。  
体が内側から熱を帯びてゆく。  
耳を噛んだまま速水の手が、下に移動していく。  
手がそれに触れる寸前。  
   ぐい  
途端に芝村の体が速水を拒絶するように離れた。  
いつも速水がそこに触れようとすると芝村は、行為全体を拒絶する。  
速水にはその理由がいまだにわからない。  
芝村はどこか、悲しそうにうつむいていた。  
「舞・・・・・?」  
一言恋人を呼ぶ。  
顔を見ることができない。見れば悲しげな顔がそこにあるだろうから。  
それは芝村にはどんなものよりも苦痛を感じるものだ。  
背を向けると芝村は一言「すまぬ・・」と言うと整備テントの階段を降りていった。  
士魂号の前に速水は取り残された。  
夜風にさらされても体はまだ、行為を求めているのか疼いている。  
その上、速水の悲しそうな顔が頭から離れない。  
それらを振り切るように芝村は校舎の前を通りすぎようとしていた。  
その声がかかるまでは。  
 
 声はプレハブの2階から聞こえてきた。  
と思ったら、あっという間に芝村の前に走ってきた。芝村の顔がそれを見据える。  
その背は芝村よりも小さい。  
「あれー?芝村さん、顔が赤いよ?どうしたの?あ、速水くんと何かしてたんでしょ。  
 あ、もっと赤くなった。やっぱりねー。そうだろうね。恋人だもん。  
 でもその分だとまたシテないんでしょ。アハハ。世界の芝村も形無しだよね。」  
ほっておけばいつまでも喋りかねない口。  
少年のような容姿。  
この小隊における問題児。  
新井木勇美はにやにやとこちらを見て笑っていた。  
「新井木、どうしてここにいる?」  
「どうしてここにって言われてもキミには関係ないでしょ。  
 だって僕が何しようとね・・・・えい!」  
突然新井木の手が芝村の股間に伸びる。  
「!!!!」  
その手には確かに手応えがある。よく見れば、前の部分が膨らんでいるのがわかる。  
新井木はその膨らみをつかんだまま、喋る。  
「やっぱり硬くなってる。ホント、変態だよね。芝村がち○ぽ立てながら走ってんだもん。  
 さすが芝村ってかんじだよね?うわ、また硬くなった。変態だ。こんなにすぐ勃っちゃうのにさ、  
 よく速水くんにバレないよね。クローン世代じゃないたった一人の女の子にこれがついてる  
 なんておかしいよね。これじゃー速水くんとできないだよねー。」  
芝村の顔が朱に染まる。  
「ああ、おかしい。ほんと変態だよね。こんなに言われてんのにガッチガチだもん。  
 よっぽど欲求不満なんだ。」  
芝村の顔が屈辱に歪む。  
 
その顔を見ている新井木は笑ったまま、  
「あれ〜?そんな顔するんだ?せっかく溜まったものを僕が出してあげようかと思ってたのに。  
 まあ、いいけど?家に帰っても抜くことができないのに。カワイソー。  
 夜中の教室でオナニーをしてるんだもの。しかも速水君の机の前で。芝村がふたなりだって  
 小隊にばらそうか?今は僕しか知らないんだよ。だいたい今までの行為のこともあるし、  
 その体験談を速水君に話してあげてもいいんだけど?」  
言いつつさらにソレを弄ぶ。  
芝村は屈辱に体を震えさせつつも、新井木の顔を見つめると。  
「・・・・・・・・」  
新井木は耳に手をつけるしぐさをして、  
「聞こえないよ〜?ほらほら、ハッキリ言いなよ!」  
「・・溜まったものを、抜いてください。」  
「え?どこにナニがたまってるの?僕バカだからわかんな〜い。」  
「私のち○ぽに溜まった精液を抜いてください!」  
かつての芝村には考えられないほど下賎なセリフ。  
だが、その顔は屈辱ではなく欲求に我慢できなくなった淫らな女の顔。  
声は震え、目は潤み、息が荒いその姿は完全に発情したメスだ。  
そして自ら股間のモノを掴んで哀願する程に芝村は変わっていた。  
その姿に新井木は満足したのか、芝村の手を引いてプレハブ校舎の階段を登っていく。  
階段を登る芝村の顔には笑みがひろがっていた。  
恍惚の笑みが。  
 
2階の暗い教室の中、衣擦れの音が微かに聞こえる。  
新井木は机に腰を掛けたまま、芝村が教壇の上で制服を脱いでいくのを見ている。  
表情は楽しげに。その奥にサディスティックなものを覗かせつつ。  
上着を脱ぎ、ブラをはずすと小さな乳房が闇の中、白く光る。  
「あはは、芝村って意外とかわいいもの着てるんだね。」  
「・・・・」  
動物がプリントされたパンティーを脱ごうとしていた芝村の顔が真っ赤に染まる。  
全てを脱いだ芝村は大事なものを新井木から隠すように立った。  
新井木は裸になった芝村を上から下へ舐めるように眺める。  
パイロットとしてトレーニングを欠かさない芝村の裸身は女の丸みと程よくついた筋肉が  
一体となって彫刻のように教壇の上に存在していた。  
新井木にとっては見慣れたものだが。  
新井木が芝村の方に近づいてくる。芝村は行為を予感して息を呑んだ。  
だが。  
新井木は芝村の方を無視してたった今脱いだ下着を掴みあげる。  
まだ芝村の体温が残るパンティーに顔を近づけた新井木は鼻を動かした。  
その顔を歪ませると、芝村の方を見ると  
「うわ・・・くさ・・・やっぱり出してたんだ。変態。ちょっと掴まれただけで愛液  
 出すなんて。これはお仕置きが必要だよね?芝村さん?」  
そう言うと命令して芝村が隠しているものをさらけ出させる。  
女の急所にあるはずがないもの。  
そこには自身の存在を示すかのように巨大な肉棒が屹立している。  
カリのはった亀頭が緊張で震えている。  
一般の男のそれよりもずっと大きいモノがそこにはあった。  
 
手は頭の後ろで組ませているので隠すものもない。  
新井木はそれをじろじろ、とゆっくりいろんな方向から見つめる。  
股間の間から、とろりと愛液が流れ出していく。  
「あ、ああ・・・」  
芝村から、耐えきれず声が漏れる。  
その声に新井木はぞくぞくしたものを感じながら、さらに嘗め回すように見る。  
視線で芝村の肉棒が犯されていく。芝村の呼吸が荒くなった。  
「あの・・・そろそろ」  
芝村の陶酔した顔が新井木に抜いて欲しいと言っている。  
その一言で見るのに飽きたのか、新井木はネクタイを解く。  
解いたそれを、芝村のペニスにグルリと巻きつける。  
巻きつけたそれを思い切りきつく締める。  
「あぐぅっ!」  
芝村が痛みに声をあげるのを耳にしつつも、さらにきつくする。  
締められたペニスは苦しそうに脈打っている。  
新井木は自身で締めたそれを見つつ  
「じゃあ、自分で一回抜きなよ?ただし、ネクタイは絶対外さずに。」  
「・・・!」  
許可が下りた途端芝村の両手は自身の肉棒をしごき始めた。  
ネクタイで締められたペニスはなかなかしごけない。  
芝村の顔にはやく出したい焦りが浮かびより強く、激しくこする。  
愛液は床に水溜りを作っている。  
懸命に精液を出そうとしている芝村の姿はなんとも滑稽だと新井木は思った。  
「う・・・あ・・・ふ・・・」  
だんだん芝村の息が荒くなる。  
高まってきた欲望がようやく昇華されようとしている。  
芝村の手がぴたりと止まる。その途端  
「あ・・・・・ああああああ!」  
びくりと体が震え、股間から愛液が勢いよく飛び出す。  
体に電撃がはしったように快感が伝わり、それを解放する。  
 
そのはずだった。  
射精する感覚は確かにあったのにペニスからは何も出てこない。  
締められたソレは芝村の射精を完全に食い止めていた。  
解放できない苦痛が芝村を襲う。  
「ああああああ・・・!」  
新井木はそれを見て笑うと、  
「あはは、それが罰だよ。女でイケたとしてもそのち○ぽからは絶対出ない。  
 イク快感とイッタのに射精できない感覚するが一緒になる感じってどう?」  
芝村は我慢できずにネクタイを解こうとする。  
新井木はその手を掴むと、舞のネクタイで後ろ手に縛り上げた。  
そのまま床に倒す。芝村の背に自身の愛液がぬるりと触れた。  
新井木は芝村を睨むと  
「なに勝手に外そうとしてんのさ!せっかく出してあげようと思ってたけど  
 気が変わった!限界まで我慢させてあげるよ!」  
そういうと新井木は靴を脱いでソックスの片足で芝村のペニスを踏んだ。  
「あうっ!」  
グリグリと、芝村の肉棒を責める新井木。  
ソックスが動く感覚に芝村は声をあげることもできない。  
踏んで。つまんで。擦って。  
持ってきた椅子に座った新井木は両足でペニスを擦り上げる。  
「変態!変態!変態!あんたなんか足で十分だよ!」  
シュ・・・シュッ・・・シュ・・・  
教室の中にこする音が響く中  
「!!!!!!」  
芝村が体を弓なりに背を反らせて痙攣した。  
がくがく震え、肉棒の下のクレバスから勢いよく愛液が噴出した。  
当然肉棒からは何も出てこない。  
パンパンに膨らんだ肉棒に片足を置きつつ、  
「あ、またイッたでしょ。でも出ないもんね。あーあ、今のでソックスが汚れちゃった。  
 どうしてくれるのさ。お気にだったのに」  
新井木は汚れたソックスを脱ぐと芝村の顔に投げつけた。  
べシャリと教室に音が鳴った。  
 
「うう・・・うぁ・・えっく・・」  
「・・・芝村?」  
芝村の顔は眼から涙と鼻水とよだれがダラダラと流れ、クシャクシャになっている。  
さすがに新井木も罪悪感を覚えのか、  
「ああ、もう、わかった。出させてあげるから。」  
「ほ・・・んと・う?」  
芝村の顔に喜びが浮かぶ。  
新井木は芝村を立たせると、腕を縛ったネクタイを解く。  
そして自身も脱ぎ出した。  
芝村よりさらにスレンダーな裸身が闇の中に現れた。  
肋骨がやや透けて見えるぐらい細い体。  
その股間にもそれはついていた。  
芝村のものにも負けないぐらい大きいペニス。  
ただし、こちらは裏マーケットから入手した使い捨てタイプのものだ。  
見た目はやや作り物のよう。  
だが、擬似精液も出るように、さらに多目的結晶とリンクさせて自身にも感覚が来るように  
新井木が改良したものだ。  
新井木は芝村の臀部をピシリと叩く。  
「ひん!」  
「もっと高々と腰をあげなさいよ。ほらほらほら!」  
ピシリ!ベチン!ビタン!  
お尻を叩かれつつも新井木に向かって尻を突き出す。  
自由になったその手で隠れていたものを押し広げた。  
グイッと広げられた尻肉。ピクピクと震える秘所は愛液がとめどなくあふれ、  
足を伝い、また水溜りを作る。  
しかし、新井木の手はそこを触れようともしなかった。  
 
その手はクレバスの上の小さなピンク色をした皺に触れる。  
「あぅ」  
指でこねくり回し、さらに指先を中に入れる。新井木は大きな声で  
「芝村はお尻が大好きだもんね。指先を入れただけで吸い取られそうだよ。  
 まったく速水君に見せたいよね。この変態っぷり。  
 処女なのにお尻を弄られて喜ぶなんてホントヘンタイだね。」  
言った途端指先がさらに締まる。その反応に満足した新井木は、  
「これだけ濡れてればもういいでしょ。じゃあ、今から芝村の  
 変態アナルを犯して上げる。ほら、いつものは?」  
芝村の顔が恍惚に染まる。  
めいいっぱい尻肉を広げた芝村に  
「いつも私の汚い肛門を犯してくれて感謝します。この芝村にそのたくましい肉棒を  
 どうか、恵んでください。」  
擬似ペニスの先端を肛門の入り口に当てた新井木は笑うと  
「ご・う・か・く!」  
言うなり一気に突っ込んだ。  
怒張が芝村の腸内を暴れ狂う。  
「あぐぅう!あふん!うあ・・・!」  
ピストン運動のたびに芝村の口から喘ぎ声が響く。  
さらに芝村のペニスも呼応するように上下に揺れる。  
腸壁が擬似ペニスをギュウっと圧迫する。  
「ああ!やっぱり芝村の尻穴気持ち良すぎ!締めてくる!」  
新井木も擬似ペニスから伝わる快感に声をあげる。  
「ひぃぃ!お尻、お尻、おしりぃい!」  
芝村は自分のメスの本能に従うままよがり声をあげる。  
そこにはただの獣しかいない。  
 
教室の中2匹の獣は絶頂を迎えつつあった。  
「いくっ!イグゥ!ち○ぽ、ち○ぽが破裂するぅぅぅう!」  
「うあっ!締まるうっ!じゃあ、今度こそイキなよ!!」  
お尻に挿入したまま、両手で芝村のペニスを掴むと一気にそれを解いた。  
「うああああああ!!出るでるデルううう、汁がでるうう!」  
びゅっ!びゅぶぶぶ!びゅううう!  
芝村のペニスから信じられないような量のスペルマが出てくる。  
机に。椅子に。床に。  
白濁した液体がおしっこのように排出される。  
同時に絶頂をむかえた芝村の肛門が一気に締めた。  
新井木の擬似ペニスは感覚を余すことなく体に伝え。  
「僕も出る、芝村の変態アナルに出ちゃう!イクううう!」  
ビュクビュク ビュウ  
芝村の腸内に一気に擬似精液が注ぎ込まれていく。  
その感覚に芝村は更なる絶頂を体感した。  
「あああ、お尻があっついよおおお!またち○ぽ汁がでるぅううう!」  
脳の中が真っ白になり、視界が暗転する。  
芝村はスペルマと潮を噴出しつつ、気絶した。  
崩れ落ちた芝村は精液と愛液のど真ん中に、びしゃりと倒れた。  
ペニスからはいまだ精液が流れ出し、肛門からは擬似精液が下痢のように尻から出ている。  
白目を剥きつつも口が笑っている表情はそれが快感だった証だ。  
芝村の肛門が音をたてて、擬似精液が池を大きくしていく。  
 
その異様な光景の中、新井木は笑って床に池を作っている芝村の精液を舐める。  
にちゃ・・・・にちゅうぅう・・・  
指先の濃い精液を舌で丹念に味わい、嚥下すると、新井木は軽くイッた。  
精液をからめた手で机の上に座りオナニーが密かに始まった。  
倒れている芝村の周りには今までの行為を収めた写真が置いてある。  
新井木は気絶している芝村を見下ろしつつ、  
「だから言ったじゃん。速水君は将来僕のお嫁さんになるって。  
 なのに勝手に横取りしてさ!最悪だよ、コイツ!  
 次はナニしてやろうかな♪あ、教室でお漏らしとか!あはははは・・・!!」  
新井木の笑い声はいつまでも続いていた・・・・・。  
 終わり。  
 

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