プロローグ
目が覚める。あぁ今日も士魂号の整備かぁ。まったく持ってたるイッ!
(ガバっと起きる)
歩くだけで壊れるなんて整備する意味が無い。整備した次の出撃でまた壊れる訳だし…
(髪をとかしながらバンダナを巻く)
しかも壬生屋・滝川は派手に壊してくれる。壬生屋はほぼ全壊、交換ですむけど滝川は
中途半端に壊してくる。まったく整備する身にもなってみ…………………………………
(服を着てジーンズをはこうとする)
「ひっきゃあああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!??」
ななななナニコレなんでこんなモンがアタシの股間に生えて…だだだだ大輔のよりおっきい!?
いやそそそんなコトはどうでも良くてちょい待ってやー!なんで…なんで「チ○コ」がアタシに
生えてんの!?なまらおかしいっしょー!?え?え?昨日なんかあったっけ?ヘンな薬のんだっけ?
いやいや病気?でもなんの?ええええええええ!???
そんな森の部屋を覗きこむ望遠鏡…
「…うまくいった…わ」
石津はまるで獲物を見据えた蛇のごとく微笑んだ。
歩きづらい…股にこんなものがあるだけでこうも歩きづらいものなのか。よく男は平然と歩けるものだ…
そんなことを思いながら森は教室へ向かう。竿を尻の方に向け下着で押さえ、その上からジーンズを
はいて固定てみた。が、逆に固い生地がこすれて刺激をうける。その刺激で半立ちになるも生地の固さ
ゆえ反り返ることができない。ソレは痛みを伴う快感を発し森の理性を焼き始める。
「顔色…悪いのね…」
不意に小声が耳に入る。振り向くと石津がいた。
「な・なんでもないわ」
「…でもすごい汗よ?」
ククッと笑って石津はその場を立ち去る。森は直感で石津がこの事に関わってると理解した。慌てて後を
追う。プレハブの角を曲がって渡り廊下に…いこうとして頭に強い衝撃を受ける。目の前が暗くなる。声が
聞こえる。
「…かかった…フフフ…」
あー頭痛い…病気かなぁ〜…今日学校休もうかなぁ…体も動かな…い?
違う!縛られてる?見えない…目隠し…くっ口っ何か咥えさせられてる!声出せない!!
自分が置かれてる状況を可能な限り認識する。
服…着てない!足が…ナニコレ…M字に開いて…縛られてる…後ろ手に縛られて…ぅあ!?
股間に生えた例のアレを生暖かい何かがまとわりつく。
ああああぁあぁぁあぁぁあ!?き・気持ちイィイィイイぃぃィ〜〜………あ・歯?コレ…口?
私のアレ誰かが咥えてる!?ウソ!見られた!!
そんなことを思ってる森を無視して口と思われるソレはものすごい勢いで吸い付いてくる。
ぅいぃぃいい!ダメダメダメだめぇぇぇえ!!吸っちゃダメッ駄目だってば…あ…あ…いぃ…すごい…
いつのまにか腰をくねらせ鼻息も荒くなってる。いつだったか原に見せてもらったレディースコミックに
拘束されて嬲られる女を描いたシーンがあったのを思い出しながら、森は無様に果てることになった。
「んもっ…んぶぅううううううう!!!!」
白濁液がビチャビチャと音を立て床に飛び散る初めての異常な絶頂に、森は気絶してしまった。
薄れる意識の中…聞き覚えのある声の会話…
「…さ…今日の…エサよ」
「あをっあおおおおっ…」
「…もっと舌伸ばして…そう…無様に這いずって舐めなさい…」
「おぉん…おおおお…」
目が覚める。自分の部屋だ。けだるい…おきたくない…昨日の「アレ」は何だったのだろう…
答えが出ない内に体を異変が襲う。
「ぅくっ!?」
股間には相変わらず例の物が、しかも朝とあってゴチゴチに憤っている。ヘンに寝返りを
うつと下着にこすれる。こすれるたびに頭にもやがかかる…
「はぁーっ…はぁーっ…」
いつしか森は布団の中で這いつくばったままソレを握っていた。強弱緩急をつけながら下着の
中をまさぐる。右手でソレを、左手でアソコを…
「んっんんんっっ…あぁっ!!!」
布団の中で急にうずくまる。アルマジロのように丸まったまま、その両手は精液と愛液にまみれた。
目の焦点が合わない。頭に何も入らない。ダメ…これ…気持ち良すぎる…
プレハブ校舎屋上の隅で四つんばいで自慰にふける。放課後なら誰もこない。
びゅっびちちちっ
勢い良く放出した瞬間何物かに口と鼻を布で押さえられる。
「なっ!?やめっ…」
抵抗空しく意識が遠のく。
…あれ…は…石津…と…田…代……?
-----------------------------------------------------------------------------------------
あ…また縛られてる…
昨日と同じように無様な格好で縛り付けられているのがわかる。ただ昨日と違うのは…目隠しが無い。
口も開ける。と同時に羞恥の極みが目に入る。
「な…なにさ…コレ…」
それ以上声が出ない。首輪をつけられ手首と膝には揃いの革ベルト拘束具。手首は首輪の後ろにつけられた棒に。
大きく開かれた足は膝の拘束具に棒を付けられた上に首輪の棒と鎖でつながっている。上半身はW、下半身はMの
字をかたどりまるで解剖前の蛙だ。しかも最悪なことに服は何も着ていない。アレは丸出しになったままだ。
「気が…ついたの…ね」
「い石津!アンタ何考えてんのさ!」
「復讐…」
「え…?な…!?」
「ふ・く・しゅ・う…」
目を見開いて復唱する石津に気おされ森は言葉を失う。
「私が…受け…た屈辱を…その身を持って…受けなさい…」
「まさかこのチ○ポ…あんたが!?」
「似合ってるぜぇー整備士どの!ククク…」
「田代っ!アンタまで!!」
まるでSMの女王様のようないでたちの田代がニヤニヤしながら覗きこむ。
「整備班長とまぁいろいろやってくれたんだってなぁ?オレの萌に お?」
「くっ…2対1なんて卑怯よしかもこんな…」
「私の時…は2対1だったわ…私は何…もしてないわ…」
反論できない。大概イジメなんてそんな物である。
「頭がおかし…くなるくらい…嬲って…あげる…」
「やめ…て…」
「やめない…今日はそのまま夜…を明かしなさい…じっくり…自分が置かれ…た状況を…理解しなさい…」
「じゃあそう言う訳だ また明日 な」
バタンと戸が閉まり光一つない空間に取り残された森。出来ることといえばすすり泣くことだけだった。
あぁ…臭い…生臭い…それにヤな臭い…ん?この臭いは…
「ホラさっさとケツあげろ!」
「んふっっ!」
「コレで叩いたら…出して…いいわ…」(すぱぁぁぁぁぁん!!!!)
「おほぉお゛お゛お゛〜〜〜〜〜〜っっ…あ゛がぁあ!!!」(ブリュ…バブヂュッ…ブヂャアアアアア…)
目が覚めて声がした方を見る。信じられない光景が目に飛び込んでくる。頭部を黒革のマスクで覆われ、
全身もソレににた拘束具で締め上げられた女が這いつくばり、田代に蹴り上げられて尻を高く上げ、石津の
鞭を合図に汚物を噴出している。常識では考えられない行為…SMプレイにも似た(いやむしろそのもの)ソレ…
を目の当たりにして森は言葉も出ない。しかしその行為対象が、次は自分だと考えるのに時間はいらなかった。
「や…イヤ…やめて お願いやめ…て」
「なに…言ってる…の?」
「あぅ…あ…あぁぁ…」
バンダナをむしり取られ髪をつかまれる。そしておもむろに股間のモノを捕まれる。
「ひぃっ!!」
「ココ…こんなにして…言えたセリ…フじゃないわ…ね」
「コイツみてコーフンしちまったか?あ?」
「安心して…」
「えぅ…うっ…?」
「もっと酷い事…してあげる…」
ガチャガチャと見慣れぬ器具を持ち出す石津に、森はただ悲鳴を上げて拒絶を示すしかできなかった。
そんな森を見て田代が言い聞かせるようにゆっくりと話す。
「いーかー?これからオマエを責めて責めて責め嬲ってくれる道具の名前を教えてってやるから
忘れねー様に復唱しろよ?」
「なっなんでそんなことっ…ひっ!?」
森の目に鞭?と思われる道具が眼に入る。
「言コト聞かね−ってんならコイツで体中メッタ打ちにしてもイイんだぜ?」
「あ…あぁ…やめ…やめて…」
「じゃー言うこと聞くんだな わぁーったか?あ?」
「あ…あぁぁ…うっ…うぇっ………ぃ…」
「聞こえねぇぞ?」
「…………はぃ……」
石津が森のアレをおもむろに握り何かを巻きつけようとする。
「な・何?何!?」
「特注の…ペニス…ニッパー…よ」
「ニッパー!?」
(ニッパー)という単語で工具を思い浮かべる森。引き千切られる!?そんな!まさか!!
「安心して…」
「……………」
「もっと凄い…物だから」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁうううううぅぅぅううっっ!!!痛い痛い痛いい痛いぃぃ!!!!!」
部屋中に森の絶叫が響く。革で出来たペニス用拘束具は、内側に金属の鋲が尿道に沿って
並んでいる。それを田代が力任せにソレのベルトを締め上げて装着したのだ。
「〜〜〜っっ!!〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!!!」
歯を食いしばりのけぞる森に容赦無く田代が質問する。
「オラ コレ この道具なんて名前だ?ん?」
「ぐっ…ぐっっぎぃいぃいぃぃ…ん゛っっ…」
「き い て る だ ろ が あぁ?」
亀頭部分を指先ではじく。
「ぎゃああああああ!!! やっめ……てぇ…」
「んじゃ早くこーたーえーろーよー」
ローションを塗った指で亀頭を撫でまわす。
「いっっっいぎぃぃぃっっっ…」
「思った…より…楽しめそうね」
冷たく石津が微笑む。その顔が森には死神の微笑みに見えた。
「う…うぅうぅぅ…ペニ…ペニスニッ…ー…」
「聞こえネェっての! ハッキリ言えよハッキリ!!」
「うぐあぁあぁ!!!」
田代の指が森を責める。かつて石津に向けた言葉で責めたてられ、森の頭の中は後悔と絶望で溢れていた。
なんでこんな恐ろしいことが出来る娘をイジメの対象に選んでしまったのか…
「…なにで…どこをどうされて…るの? …答えな…さい…」
「ぁう…あぁっぁあア…言います…言いますっ! だから…触らないで…お願い…」
「あなた…の指図を何故…受けなきゃいけないの?」
「あぐあぁああああああ!!」
怒声にも似た声で顔をこわばらせ、石津はローションを塗りたくった手で森のアレを力いっぱい握り締め
強引にしごき始めた。
「あぐっ!あぐぁあああ!!い・い・いぎぃいいいいいい!!!」
「オマエはよ オレらの言う通りにしてればいいんだ 解ったか?」
「はいっはいっっ言うこと聞きますっっ!!聞きますゥッッ!!」
「もう一度聞くわ…なにで…どこをどうされて…るの?」
「うっ…うぅううっっ…ペ・ペニスニッパーで…ち…チンチンを締め上げられっ…うぅ…しごかれて…ますぅっ!!」
「違うでしょ?(しごいていただいてます)でしょ?」
石津の目がかっと開き、手に持っていた鞭で森の尻をメチャクチャに引っぱたき始める。
「ぎゃあああっ!痛いっ!やめてぇっ!痛いィィ!!」
「いい加減っ立場をっ理解しなさい…! このメス豚ぁ!!」
すでに石津の目は陶酔の極みに達していた。森の悲鳴など耳に入っていない。田代も思わず息を飲む。
舌なめずりをしながら次の器具を取り出す石津。もうそこには(いじめられている石津)の姿は無かった。
ぶぢゅっ ぶびゅぅっ
森は信じられなかった。いや、信じたくなかった。こんなに責められて射精=イってしまったのを。
「う…うそぉ…うそぉぉぉぉぉ…」
「な・なんだよ 森さんわいぢめられてイっちゃう変態さんだったんだー?」
石津に気おされてた田代が我を取り戻した様に森を嬲り始める。
「本性を現したわねメス豚さん…コレからが本番よ?」
「次どうするんだ?石津」
「そうね…田代さんコレつけて」
「ん・ディルドーじゃん…犯すのか?マンコ?ケツ?」
「ソレの上にコレをかぶせてその汚いケツハメたおしてやって」
「お尻…?やっやめてお願いやめて…」
「うーるせーなーもー これでもくわえてろ!」
ボールギャグをかまされまともに発音できなくなる。そして田代が渡されたのは黒いコンドーム。
しかしソレを見て田代もにやりと笑う。手早くソレを装着しローションで森の尻をほぐし始める。
森はこれから起こる陵辱が、どうあがいても逃れられない事実に身震いした。
その身震いが、隠された己の本性であることも知らずに…
何時間?いや何分たったのだろう…口を動かす自由さえ奪われ何回も強制的に射精させられる…
「うっ…!うっっ…!」
「んー? なぁそろそろヤバいんじゃねぇかな?」
「そうね…このまま発狂させるのも面白いけど…トドメは派手にいきたいものね」
おもむろに全ての拘束が解かれる。ぐったりと倒れこむ森。ぜいぜいと肩で息をしていると
石津がニィッと笑いこう言った。
「趣向を変えるわ…アナタはコこのメスブタを…私が言う通りに…嬲りなさい…」
「は…はひ…はぃぃ……」
逆らう気力も失せ言われるがままに返事をする。田代に無理やり立たされ手に何かを握らされる。
…SM用の鞭だ。
「それで…このブタの尻を叩きなさい…思い切りね…」
「ぅ…はい…解りました…」
道具を使って人を叩くなど森には初めての経験だった。仮にあったとしてもノートで叩いたり程度だろう。
しかし今はそれどころではない。言うことを聞かないと次は何をされるか解らない…その恐怖だけが森を
縛り付けていた。
パァァーンと乾いた音が響く。ソレに合わせて「ブタ」と呼ばれる全身拘束具の女が悶え狂う。
「んぶっんんんんぐぅぅぅぅ!!」
「…そう…そんなにイイんだ…変態ね…」
パァァーーン!
「んぶぅぅぅぅぅ!!んぶぅ!!んんぶぅぅぅぅ!!」
パァーーン!!
「んぶぃぃぃぃ!!んぶぃぃぃぃ!!」
「まるで…本当のブタね…森さんも…このブタをなじってやって…」
「え…?で・でも…」
「昔私に言ったような勢いで言ってやればいいの…それでこのブタは大喜びするわ…」
「…」
「…言葉が思いつかない?…フフ…田代さん…教えてあげて…」
「おーっし! いーかこう言ってやれ…………とか…………てな」
「え・あ・えぇ!?そんな…コト」
「いーんだよ ソレで喜ぶ変態女なんだよこいつはサ」
「んーふ…んーふぅぅ…んーーー…」
選択の余地は無い。逆らえば恐らくこの女と同じ状態にされるだろう。森はもう後先など
考える余裕も無く半ば叫びながら鞭を振った。
「この意地汚い変態がぁ!!」(パァーン)
「ん゛ぎぃぃぃぃぃぃぃ!!」
「そんなに鞭が欲しいかマゾブタぁ!!」(パァーン!)
「んぶっうんぶぅぅんぶぶぅぅーーー!!」
命令されてやってるだけなのに何故か昂ぶる物が森には有った。さっきの身震いの時とは別物だ。
「はぁっはぁっ…まだ鞭が欲しいの!?ブタ女!!」
「んぶぅぅぅぅ!!!んぶぅぅぅぅぅぅ!!」
「…まったく酷い人ね…自分の保身の為に…他人を傷つけるなんて…最低……」
「なっ!?コ・コレはアナタ達が… …………!!!?」
石津がブタと呼んでいた女の革マスクと口枷をはずす。そこにはとてもよく見なれた顔が、うつろな目で
体液という体液を噴出しながら絶頂を迎えていた。
何かが切れそうになる。ダメだコレが切れたらきっと私は私で無くなる…発狂してしまう…必死に
理性を保とうとする森。しかし、今自分が責めていた女が「原 素子」であった事実が、今までの
仕打ちの中で感じた奇妙な感覚が、森の精神を一気に絡めとる。そして駄目押しに…
「せいかぁ〜…せいかの責め すぅっごいぎもぢいいよぉ〜」
「せんぱ…」
ずりずりと這いずりながら原が近づいてくる。
「先輩 すいません!先輩だって気づかなくて…」
「せいかぁ〜 わたしのご主人様になって…ね? いっしょにきもちいくなろ?」
コワレた原が森のモノにむしゃぶりついた。
プツン………
切れた。ギリギリまで頑張っていたのについに切れた。人として大事な何かが…次の瞬間
「あ゛おぉぉおおぉぉおっ!お゛ほぉあああああぁああ!!!いぐっいぐぅぅぅうう!!!」
森は白目を剥き狂ったように叫びながら腰を振るわせ射精し続けた。満足げにそれを見る石津と田代。
不意に石津の携帯に着信が入る。
「…えぇ…今終わったわ…取りに来るなら早くして…ね」
程なくして一人の男が姿を現した。
「よー オメーの注文通りだぜ?」
「早くつれていって…あと…代金も…ね」
「解ってるって ホラ報酬だ」
そこに現れた男…茜…は、四つんばいで首輪をつけ、焦点の合わない虚ろな瞳の森を見て
満足そうに微笑んだ。
「あー らいしゅけだぁ〜」
「さぁ行こう姉さん」
「んー?らいしゅけときもぢいーコトするのぉ?」
「そうだよ…ずっとね」
「ずぅっとぉ〜?やったぁ〜 せいかねぇーおかんちょーされたまんまでおしゃぶりしたいー」
「何でもしてやるよ やっと…やっと手に入ったんだ…」
森の頭をまるで愛犬をなでるように撫で回し、茜はこれからの欲望の日々を頭に描き始めていた。
==深遠 了==