「俺は自分への戒めのため、一生童貞でいる」
「…ア…アスラン?」
「すまない、だから君を抱けない」
交際してから半年、心だけでなく身体も結ばれたい。
カガリは自分の処女を愛する人に捧げるべく寝込みを襲ったが返ってきたのは拒絶の言葉。
「…まさかお前インポなのか?」
「いや、ちゃんとイージスはジャスティスに変化するぞ」
「……じゃあ…ホモなのか?」
「…いや、キラは好きだが性欲は感じない」
「………別にキラとは言ってないだろ」
身体の隅々までキレイにしての決意が報われず、カガリは失意のどん底に落ちた。
「私に一生処女でいろって言うのか?」
「俺のことは捨てて君は他に好きな人を見付ければいい」
「…ッ…!!」
─ーボコッ!!
「童貞アスランのバカバカバカァ!!もう知らない!!」
「ぐはぁ…カ…ガリ…ガクッ」
怒りケージMAXの必殺パンチが腹に炸裂し、アスランは昇天し意識を失った。